WORK SHOP

昨日の定休日は初めての試みとなるカメラを使ったWORK SHOPをrasiku店内で行いました。
ご参加下さった店舗の皆様、そしてしっかりと準備をして講師を務めてくれたカメラマン治郎君、
本当に有難うございました
今や、カメラは僕達が仕事をするうえで欠かす事の出来ない道具の1つ。
HP内で僕達が選ぶ洋服を一つ一つご紹介させて頂く為に載せる写真であったり、
時には展示会で商品を撮影したり、イベントの様子を記録したりと様々な用途で使用しています。
勿論プロにお願いする事で、より拘った素晴らしい写真は撮って貰えますが、
普段の仕事のあれこれを毎回の様にプロに撮ってもらうという事は正直、僕にとって現実的ではありません。
少しでもBLOGを見て下さっている方にも、伝わると良いなという想いで日々撮影しているのですが
もう少し基礎的な事からカメラについて勉強し、自分達が撮りたいように撮る。
という事をしていきたいなと考えていました。
そんな時に知り合いだったフリーカメラマンの治郎君に相談した所、きっと僕達のようにカメラについて
学びたい、知りたい、始めたい・・・そう思っている方もいるのではないかと思い
まずはきっかけとして、第一回目となるWORK SHOPをやることになりました。
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今回は僕達を含め異業種の方々4店舗にお越し頂きそれぞれのお店での写真について課題や
どういう写真を撮りたいと思っているのかを聞かせて頂きそれに対しての技術的なアドバイスと
基礎知識を学ぶ機会になりました。

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先ずはカメラの基礎知識になる部分をプロジェクターを使ってみっちり1時間かけて学びました。
僕自身も幾つかの本を買って読んだ事はありましたが、実際に説明を受けると疑問に思っていた部分が
少しずつではありますが理解でき、勉強嫌いな私でも納得させられる分かり易い説明でした。
頭では何となく分かっていても、それがカメラにどう活かされ撮影に結び付くのかという所まで
詳しく聞けたので、目から鱗の情報が沢山ありました。
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その基礎知識を活かして各個人の使用しているカメラでの実戦練習に入ります。
各々がそれぞれに”マニュアルモード”でモノ撮りに挑戦します。
始めはなかなか上手くいきませんでしたが、段々と自分達がイメージしている様に撮るには
どの様に操作したら良いのかが理解出来てきます。聞いて分かる事もありますが、実戦が一番の練習で
デジタルカメラなので、まず何枚か撮って見るという事が大事。
参加者の方々も、各々が納得の1枚が出来るまで撮り続けました。
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最後は各お店の方達が仕事に於いて必要としている撮り方やイメージを伝え、それに近づけるように
講師である治郎君とマンツーマンで撮り方の練習をしていきます。
治郎君の説明は、単純にカメラの知識の豊富さだけの事に限らずカメラが誕生するその背景、
どんな被写体を写すかによって何が基本で大事かということを、かみ砕き分かり易く言葉にしてくれたので
どのお店の方も直ぐに持ち帰って実践されるとのことでした。
どんどんイメージしていた写真が自分でも撮れるという事が分かると、ぐっとカメラと自分との距離が
近づいた様な・・・そんな気にもなります。
これだけインターネットというモノが当たり前の時代にあって、どこのお店もHPやBLOGを持つ時代。
お客様からも、ネットで調べて来られたという方も少なくはありません。
ここだけの情報が全てとは思いませんが、ただなんとなく撮った商品や店内の写真と、
自分達の意志や想いを込めて撮った写真では見え方は一目瞭然です。
異業種の方々ともそういった部分についても、色々お話が出来ましたし
何より知識を広げる愉しさを実感出来て、良い時間を過ごすことが出来ました。
餅屋は餅屋ではないですが、その道のプロに教わる事は物事が上達する上で何よりも近道だと思いますし
実際に頭で考え手を動かす事で身体に染みついてくるものだと思います。
こういった機会を今後も増やしていければと思っております。
rasiku  sasaki

高知へ

5月20日から23日まで春休みを頂いておりました。
この連休に選んだ旅先は高知。
今年の3月、縁があってたまたま盛岡を訪れていた、高知で喫茶店を営む素敵なご夫婦に出逢いました。
その日の夜は丁度盛岡のお店の方々との食事会があって、その御夫婦もいっそのことご一緒に!
と言う流れになり、逢ったばかりだというのにも関わらず柔らかな雰囲気で一緒に溶け込んでくれたお二人。
この出逢いは、僕自身にとっても高知に行きたいという想いが、高知に行く!という決心に変わるほど
物凄く強く引き寄せられるものがありました。そして、この決心がやはり間違っていなかった
と思えるほど、この高知で過ごした数日はこれからの自分にとってもかけがえのない繋がりと
縁を得ることが出来、充実感と期待感いっぱいで戻って来ました。高知での出逢いに、大感謝!
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海と山に囲まれている高知の地形は岩手にも通ずるものがあります。
澄んだ海の美しい色と夏の様な照りつける太陽の日差し。海の風が肌に当たると心地良く、
空気をいっぱいに吸い込みたくなります。自然の恵み溢れた美しい街です。

市内で行われている木曜市にも足を運びました。
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高知市内では「市」が盛んで、曜日毎に様々な場所でこういった商店が軒を並べています。
旬な食べ物、名物、新鮮な食材、活気に溢れていて見ているだけで楽しくなる場所です。
観光客も地元の人も混ざり合い、会話と食を楽しんでいます。
いも天は揚げたてほくほくが最高です。二人で一瞬でたいらげました。
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今回の旅の目的の一つ「terzo tempo」さんへ
盛岡で繋がった「縁」 気になる場所を目的に旅をするというのも悪くないですが
僕自身は最近「人」に逢いに行く、という理由の方が「旅」の目的にあっている気がしました。
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店主の佐野さんは私と同世代で、東京出身で今はこうして高知という場所で日々を過ごしている。
たまたま場所が高知で、僕は岩手。そこまでの経緯と境遇が色々と似ていてとても不思議な感覚。
お店自体は少し市内から離れていますが、わざわざ足を運びたくなる理由がある・・・
地元の方に愛されているお店であり場所だと思いました。
きっと佐野さんにも、お店にも沢山の魅力があるから人は集まるのだと。
その佐野さんが築いた素敵な空間で逢って話が出来た事がなんだかとても嬉しかったなぁ。
そしてここで、運命的な出逢いも。

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今回の旅でどうしても行きたかったお店がもう一つ洋服と古道具を扱う「rusk」さん
以前からとても気になっていたお店、洋服や物、人に対する想いや姿勢が画面を通してもひしと伝わってくる。
念願叶って店主の星山さんにもお逢いする事が出来ました。
(前述の運命的な出逢いは、星山さんの事。読みの鋭さが的中しruskさんを訪ねる前にお逢いできました!)
高知にこんなに素敵な品揃えと雰囲気の良いお店があるのはなんだか羨ましくも思えました。
僕も盛岡でそういった存在にならなければと、自分自身の目標と存在意義を再確認。
夜も一緒にご飯に誘って頂き、美味しいご飯に美味しいお酒に話も尽きず。
街の事、人の事、お互いの事あれこれ・・・
特に高知で行われたイベントvillageの話は興味深く、まだ終わって間もないにも関わらず
来年の開催に新たな夢と期待が高まりました。
もっと話したい事がありすぎて、この時ばかりは高知に居座りたい思いに。笑
まだ疲れ残る中、時間を作って下さったチーム高知の皆様に深く御礼を申し上げます。
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久しぶりに訪れた「高知」には、ゆっくりと流れる時間の中で小さなお店が其々の「色」を出している。
なんだか「盛岡」にも共通する部分があって、一人一人に向き合える余白部分をとても大事にしている。
この余白と言うものは、時間や空気感・雰囲気の様なモノで言葉で表現するのは難しいのですが、
この部分は都会ではなかなか味わう事が出来ない・・・そういった魅力が地方都市には溢れていると思う。
間違いなく盛岡も、魅力的な人・場所・時間・ものが沢山ある。
今一度、この良さを確認するにも今回の旅は僕自身にとって貴重な時間になりました。
また今日からこの場所で、訪ねて下さる方に洋服と空間を心地よく愉しんで頂けるよう
私達らしい姿勢で取り組んでいきたいと思います。
明日は、日曜日。旅の余韻と共に、ご来店お待ちしております。

rasiku sasaki

マラソンの事

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5月11日(日曜日)はお店を休ませて頂き、仙台国際ハーフマラソン大会に出場してきました。
私自身は3回目のハーフマラソン出場となり、仙台で走るのは初めて。
仙台のマラソンを走ろうと思った理由については、当然走る家具屋さんの影響もあるのですが
それだけでも無く、以前仙台に4年間住んだ事もあってあの綺麗な街並みの中を
この時期に走るのは気持ちよさそうだなぁと思ったのと、サーモンまでに一切走らないのも
どうなのかな・・・と思いエントリーを決めました。
仙台市内の街中を走るのは思っていた以上に本当に気持ちが良く、一番は定禅寺通りの新緑が作るトンネルを
颯爽と走り抜けるのは、あの街並みならではの体験で最高の一言でした。
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先頭集団の中には川内選手もいます!
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先に結果から言いいますと・・・今回の記録『2時間30秒』・・・微妙!
目標は1時間50分だったのですが。なんとも平凡なタイムでのゴールとなりました。
1キロを5分30秒ペースで走った計算になります。
練習でのペースがずっと1キロ5分30秒だったので、これは高校時代の部活で耳にタコが出来るくらい
監督から言われた続けた言葉、「練習は嘘をつかない・・・」という事を
18歳から15年後の33歳になった今、改めてその言葉の重みと真意を確かめた気がしました。
今回は、僕の平凡なタイムとそれに対する解説をしたところで何も面白くないので(笑)
僕なりの切り口で「マラソン」というスポーツについて思う事を書いてみようと思います。
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マラソン・・・一番初めに頭に思い浮かぶのは「辛い」です。
正直ツライのです。走っていると段々とそれもじわじわと身体の何処かしらが痛くなり、
痛みとそれによって生じるストレスを感じながら走るのはどう転んだとしても辛いのです。
なのに走っているのは何でだろうと、と走っている時にいつも考えています。
今回走り終えて思った事が1つあります。それは当たり前の事なのですがマラソンに参加されている方は
男性・女性・年齢が若い方から年配の方まで分け隔てなく参加している事。
勿論マラソン選手として記録を狙って出場されている方はライバルがいて競争や
駆け引きもしていると思うのですが、大半の方は基本的に己との戦いだと思います。
個々それぞれに目標タイムがあり、それが早かれ遅かれ目標に向かってひたすら走る。
僕自身も例外ではなく、21キロ先のゴールをただひたすらに目指し走るだけ。
とてもシンプルに見えますが、シンプルなモノ程奥が深い・・・
大会当日、朝5時に家を出る時に忘れ物確認をしていて、必要な物のあまりの少なさに驚いたほどシンプル。
頼りになるのは僕自身の足2本だけしかありません。たったそれだけ。
道具を使ったりはせずにとにかくゴールに向けて足を動かすだけなのに、
そこには参加した人の分だけ、これまでの練習から当日までのドラマがあるという。
そんなシンプルなスポーツでありながら、こんなにも大勢の人が参加し中毒性を覚えるのは
ある意味そこが誰にでも出来て、やっただけ結果が出る「平等」な空間だからだと思ったのです。
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もう一つ、これは僕自身常に心がけている事でもあるのですが、社会人となりある程度歳を重ねると
「辛い」と思える事を自らが望んでやらない限りやらなくて済むことが多くなってくるように思えます。
言ってしまえば、高校生くらいまでは自分が嫌だと思う事でも半強制的にやらなければならない。
それが大人になればなるほどに楽な方、楽な方へと流されてしまいがちで、よっぽどな事がない限りは
本当に心から「辛い」と思える事が体験出来ないと思ったのです。
僕自身、普段から言葉で大きな表現をしたり発信したりと言った事が得意ではありません。
地道にコツコツと積み重ねていく事で、いずれ結果に繋がったらと思っています。
マラソンも同様に日々の積み重ねが、最後結果となって跳ね返ってきます。
自分からちょっとしんどい事に足を踏み入れて最後までやり遂げる。
仕事にも通じるこのスタイルはマラソンの好きな部分だと思います。
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参加人数が多かれ少なかれ大会となると独特な緊張感・・・お腹が痛くなる感覚や妙に落ち着かない
そわそわした感じが体感出来ます。
こういった事も日常のルーティーンの中ではなかなか味わえない体験の1つではないでしょうか。
それとマラソンの醍醐味とも言える沿道からの応援。これは大きな力になります。
人に声を掛けて貰えて走る・・・これも意外と体験出来る機会は少ない気がします。

結局のところ、マラソンの何が良いのかは自分の中で、まだきちんとした答えが見つからないから
走っているのかもしれません。僕の場合は記録に関してはそこまで重要視していないので
(前より少し早くなっていたらうれしい・・・ぐらいで)、走るという行為に何かしらの
意味を見出す為に走っているのかもしれません。
僕の好きな言葉の一つでもある「意味の無い物に意味を見出す」
そういう人になりたいと思って、走っているのかもしれません。
ただ、走る家具屋さんがとにかく楽しそうで嬉しそうで
僕からしたら在りえないくらいに早くて、それでもまだまだだと言っていて、
何がそうさせるのか、同じ気持ちになるためには同じ環境に立つ事!と思って
今の所は、それが見つかるまで走る洋服やとしてマラソンを続けていきたいと思っています。
次は11月、宮古サーモンマラソン!のはず!メンバーも秋田・仙台から増える予定?
楽しみです!!

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