九州の旅 Ⅲ

鹿屋ではaraheamの店主・たくちゃんが予約をしてくれた「KOTOBUKI HOTEL」に宿泊。
クラシックな外観と、中はフルリノベーションされていて快適な空間に。
しかも、スタッフさん達のユニフォームは吉村さんが担当されたということで
色々と忖度があって、ここのホテルを予約してくれたのかは分かりませんが(笑)
本当に心地良く、朝までぐっすりと眠れました。

旅をする時に必ず考える、どういう塩梅の宿泊施設を予約するか。。。
最近は古い建物の内装を変えて、クリーンなホテルが少しずつ増えているので
安眠を求める若干ナイーブなタイプにとっても、とても嬉しいことです。
朝食は付ける事もできますし、隣の建物にパン屋さんが併設しているので
朝から焼きたての美味しいパンを購入して、ホテルで食べることも可能。
他にもBARやお花屋さん、コワーキングスペースもあり、ホテルのコンセプトが
「この街と⾷と⼤地とつながるホテル」ということもり、ただ泊まるだけじゃなく
楽しみ方であったり、気の利かせ方が丁度良く、また鹿屋に来た時にはここに泊まりたいな
と思わせてくれる、そんな場所があるというのは、旅をする人にとってもその街にとっても
良いことだなと感じました。

AULICOの平原さんから鹿屋の”よかお土産情報”が入ってきたので、寄り道を。
かるかん饅頭の中でも、餡なしがお勧めとのことで、お伺いした「青柳」さん。
“かるかん”というお菓子は、原材料に自然薯を使うそうで、聞くとその自然薯が
天候に左右されて入荷せず作れないとのこと。あらら、まさかの。残念ですが仕方なし。
帰り道に寄ったサービスエリアで、かるかん饅頭が売っていたので試しに購入してみると
原材料の欄には”ヤマイモ”と書いてあり、なるほど~っと。
今度は自然薯入りのかるかんを食べに来ようと、また九州へ行くための口実が出来ました。

恒例となった朝の打ち合わせを終えた後、吉村さん・たくちゃんとお昼をする事に。
吉村さんがどうしてもとお勧めして下さっていたとんかつ屋さんがまさかの臨時休業。
急な方向転換にも瞬時に対応出来たのは、地元の方がいるからこそ!
僕の、定食系というリクエストにも120点の回答が返ってきました。
お伺いしたのは「この路」さん。

お世辞にも行きやすい場所ではないのですが、お客さんが次々と入ってきます。
何を頼んでも間違いなさそうですが、チキン南蛮があると、その引力に逆らうことは出来ず。
3人ともチキン南蛮をオーダー。そして、ご飯もおかわり。
旅中は車移動が多く身体を動かすことが殆ど無いため、食事はとり過ぎないように心掛けるのですが
あまりの美味しさに、禁じ手のご飯おかわりまでして無我夢中で食べてしましました。
地元の方が紹介して下さるので、美味しいだろうなとは思っていたのですが
そんな想像をも軽く飛び越えてくるので、本当にありがとうと幸せな気分でいっぱい。
お腹も心も満たされて、鹿屋を後にしました。

araheamのスタッフ、初めましてのFKDMさんも素晴らしい人柄。
良いお店というとおこがましいですが、建物の佇まいや置いている商品と
さらには提供する食べ物の美味しさは勿論のこと、何よりも働いている方がいきいきと
しているのは、良いお店の絶対条件かもしれません。
朝早くからお店に来て、植物に水をかけている姿はとても楽しそうで
こちらまで爽やかで幸せな気持ちになりました。
またどこかの機会に、お食事をご一緒出来れば嬉しいな。

最終日は鹿屋から熊本へと戻り、吉村さんファミリーと夜ご飯を一緒した後にホテルへ。
翌朝は熊本空港まで送り届けて頂き(行きも帰りもありがとうございます!)
3泊4日の九州旅は、一先ず無事に終えることが出来ました。
季節も暖かな空気に包まれるタイミングで、九州の地にただ降り立つだけでも心地が良かった。
より温暖な場所へ行ったので、戻ったら二宮がとても寒く感じたのも面白い。
旅を続けながら、人に出逢い、その土地の美味しいものを一緒に食べて、景色や地形を見て
文化に触れる。まだまだ自分の知らない世界をこれからも探し感じ続けていきたいと思います。

旅ブログおわり。

九州の旅 Ⅱ

2日目は雨の音とともにスタート。
これも何だか恒例になった、早起きからのホテルで秋冬商品の打ち合わせ。
この朝の打ち合わせが、直接に会ってやり取りしているからということもあるのですが
毎回、想像以上のアイテムが出来そうだ!と手ごたえを感じられて良かったりします。

打ち合わせを終えると身支度を整えて出発。
午前中はAULICOの染め場にお邪魔をして、製品を洗うこと、染めること、仕上げることについて
実際に手を動かす様子と、製品が製品として仕上がるまでの過程を細やかに教わりました。
平原さんの動きと言葉を一言一句、聞き・見逃さずまいと、必死でついていく。。。。
も、どんどん脳のエネルギーが消費されていくのも分かる。生あくびが出るほどに。。。
いや、それくらいに中身が濃密で、とても楽しいし貴重な時間でした。
その人にとっての当たり前があまりにも想像を越えて凄すぎて、自分が今、目にしていることと
理解していることとの大きな隔たりがあって、そのギャップに一瞬心が折れかけましたが
何とか気持ちを立て直し、特別な時間を過ごしたなと思ったら一瞬で午前中が過ぎていました。
6月の再オープンに向けて、オーダーをしていた商品の準備も進んでいるのが確認出来て
思わずニヤリと。海のある街にきっと似合うだろうな~と、今からワクワクしております。

お昼ご飯は以前から気になっていた「やぶしげ」さん
ランチ時間は過ぎていたのですが、次から次へと暖簾をくぐるお客さん。ここも人気店。
佇まい、接客、入った瞬間に美味しい!と分かる空気感。
うどんは、芯までしっかりと火を通した、くったりやわやわタイプ。
九州に来てはじめて食べた時は戸惑いもありましたが、今となっては完全に虜。
肉・ごぼう天とよくばりスタイルに、さらにお稲荷さんをプラス。
わやわやうどんがお腹の中で膨れてもうお腹いっぱい。
そして緊張感が解れたのか睡魔に襲われながら、次の目的地へ。
鹿児島県の大隅半島に位置する鹿屋を目指します。

その前に、またか・・・と思った方もいるかもしれませんが
僕のリクエストで立ち寄ってもらった場所が「アビルランド坂本」
ここの温泉も素晴らしかった。茶褐色のお湯は見るからに身体の芯に効きそうです。
色を見る限りはクセが強いのかなと思っていたのですが、匂いもほとんど感じず温度も優し目。
ですが、しっかりと身体に染みわたる感じがしました。
場所は行き易いとはいえない所ですが、次から次へと地元の方が入れ替わり立ち代わり。
後から知ったのですが創業100年を超える温泉で、鹿屋でも秘湯と呼ばれているそうです。
都城温泉といいアビルランド坂本といい、九州も本当に良い温泉が湧いていますね。
地元の常連さん達の、お湯に浸かっている時の表情が忘れられない。
ここは目指して行く場所になりそうですが、また機会があれば訪れたいなぁ。

今回の旅でもう一つ、行きたいと思っていた場所「araheam」さんへ
訪問するのは二回目。2年前に別の場所へ移転リニューアルされたのを知っていたので
どこかのタイミングでまた行きたいなと思っていました。
araheamの店主・たくちゃんと逢うのは三回目となります。
entwineの時と、翌年にaraheamを訪れた2018年以来なので約4年ぶり、ん5年ぶり!?
変わらずに、あの屈託のない笑顔で僕らを迎えてくれて本当に嬉しかった。
お店は想像していたよりもダイナミックなスケール感となっていて、驚きと気になるあれこれ。
前のお店もとても素敵でしたが、新店舗は更にブラッシュアップされていてスタッフの方も
お客様もよりのんびりと開放的に過ごしている、居心地の良さが伝わってきました。

店内は植物を中心に、セレクトされた雑貨・洋服・食べ物・コーヒー・ワインなどが購入可能。
イートインスペースもゆったりとした間隔で確保されていて、何時間でも居られそうな雰囲気。
植物も温暖な地域ならではの見た事のないモノばかりで、活き活きとした表情をしていて空気が良い。
前回訪れた時も感じた、行くことでしか分からない空間の良さを肌で感じられる良いお店。
機会が在れば、ぜひ一度は足を運んでいただきたいなと思う場所・お店です。

この日の夜は、たくちゃんがアテンドをしてくださりイタリアンのお店「saitogura」さんへ。
奄美大島出身の店主さんが作り出す料理は、見た目・味・全体の調和、何処を切り取っても素晴らしかった。
夜はコース料理のみの案内なのですが、前菜からスタートしてもう食べられない。。。というくらいに
大満足する内容でした。前回、来た時にも鹿児島いいな、すごく好きだなーと思いましたが
今回の旅でもっと知りたくなりましたし、土地の持つエネルギーの強さと豊かさをより実感。
美味しい料理を食べるていると、自然と会話も盛り上がって、次は神奈川県で逢いましょうと。
約束をして、二日目は終わりホテルに戻ります。旅は続く。

九州の旅 Ⅰ

九州(熊本・宮崎・鹿児島)への旅も何度目だろうか。
丁度気候が良くなるタイミングで、次の服作りの打ち合わせと、行きたい場所を目指して
二宮から羽田⇔熊本のフライトで出発しました。
前回行った際には、熊本地震の影響で仮設の建物だった熊本空港も綺麗にリニューアル。
空港を降り立った瞬間に感じるのは、二宮ともまた違った暖かな空気と
そこでいつものように出迎えてくれるSOWBOW吉村さんに逢うと九州へ来たことを実感します。
今日から3泊4日の短い旅がはじまります。

吉村さんの幼少期の思い出の品「うと餅」
先ずは「うと餅」を買いに行きましょう!!という事で、車を走らせてJR宇土駅へ。
駅前にある山崎デイリーストアさんの中で販売をしている「うと餅」は
ころんとした小さなかわいいお団子で、賞味期限は当日というお餅あるある。
何年か前のSOWBOWの展示会で初めて食べさせてもらったのですが、餅文化の濃い岩手にいたので
餅にはまぁまぁうるさいですよ。と言って一口。う・・・うまい!
団子に大福その他ジャンル様々なお餅を食べましたが、そのどれにも当てはまらないバランス。
そして一口でパクっと食べられるサイズが丁度良い。
前回も連れて行ってもらった場所ですが、デイリーヤマザキで売っているというところも乙です。
熊本に行く機会があれば、ぜひJR宇土駅で途中下車?をしてください。試す価値ありです。
駅を降りてすぐにお店があるので、お餅好きな方にはお勧めしたい逸品。

手土産をゲットして、九州自動車道をひたすら南下して宮崎県都城市を目指します。
高速道路で約2時間30分。ここに来たら欠かすことのできない温泉「都城温泉」へ。
都城へ来ることの楽しみの1つでもありますが、秘境とかではなく都城市内にあって
温泉の質と湯量がとにかく豊富です。地元の方と外気浴をしながら他愛のない話をする。
言葉のイントネーションの違いも何だか心地良く、そんな些細なことも含めて
旅の、特に地方都市へ行くことの楽しみ、面白さだったりします。

都城温泉で身を清めた後に、向かったのはJR西都城駅の中にお店を構える「concourse aulico」
rasikuでもお取り扱いをさせて頂いている「AULICO」の直営店。と言う表現をすれば
分かりやすいのかもしれませんが、頭の中で想像する直営店とも良い意味で違う空間が広がります。
洋服のセレクトもそうですが、ふとしたところに並ぶ文房具の品揃えもセンスが抜群。
いつも欲しいものが在り過る、、、、店主の平原さんと話をしながらも頭の中はお買い物センサーが
ぐるぐる回転していましたが、何とか欲しいものを決めていきます。

お喋りとお買い物の間に、外はすっかり日が暮れていました。
ちょっと見え難いですが、人が行き交う哀愁を感じさせるバス乗り場の看板と
お店の目の前にあるシンボルツリーが良いなと思って、この場所へ訪れる度に
自然と見入ってしまう光景です。

この日は西都城で一泊。楽しい宴へと向かいます。
いつもご飯をご一緒すると食べた事のない感性を刺激する場所へ連れていって頂くのですが
今回は焼肉。一人前ずつが各自の目の前に用意されて、それぞれに焼き加減を調整しながら食べられる。
というのは初めての経験でした。相手に気を使い過ぎずに焼肉が楽しめる贅沢さを堪能しましたし
一番衝撃だったのはお肉のフレッシュさが際立ち、匂いが洋服につかないという事実。
旅に出ると日常から非日常空間へ足を踏み入れるだけあって学びが多く、インプットの連続で
脳もフル回転しているので、寝付くのもなかなか大変だったりします。
明日の朝は早くから打合せがあるので頭の中を整理して、布団に潜るも脳に刺激が在り過ぎるのと
いつもとは違うお布団にフィットせず。深夜2時にようやく就寝。
旅は続きます。

3月7日

3月もあっという間の一週間。
一面に爽快な青空の日が続いたかと思えば、再びグレーの重たい雲と強い風。
温暖と冬の寒さをいったりきたりと、まさに三寒四温の季節。
身体にもいつもの変わり目サインが出てるのも、自然の流れと受け止めて
逸る気持ちもありながら、無理せずバランスをとって過ごしていこうと思います。


盛岡の友人からご縁をいただいて出会えた、二宮在住だったり・出身の方々に教えてもらった場所。
気になる!となっていたところを後押しするかのように、先日展示会でお伺いしたところの皆さまからも
素晴らしい場所ですよとお聞きして、これは直ぐにでも訪れなければならないと呼ばれているような感覚で
お参りに行ってきました、相模国一ノ宮と称される寒川神社。
場所は高座郡寒川町というところにあり、地理的には相模川のそばで茅ヶ崎の少し北側に位置します。
車で進むにつれてのどかな街並みになりますが、抜けた瞬間にすでにその場の雰囲気が変わり
流れる様に境内の入り口から人が続々と行き来しているので、迷わずに辿り着くことができました。
年間に200万人もの参拝者が訪れるそうで、初詣に訪れる方の数は鎌倉の鶴岡八幡宮に次ぐ多さ。
神奈川県に住んでいた時に、何故この場所に気付かなかったのだろう。。。と
当時の自分に問いたいですが、その分、今まで知らずにいた神奈川県の魅力に触れるのは
とても嬉しいことだと改めて思いました。

寒川神社の正確な創祀年代は不明とされているそうですが、少なくとも約1600年前には
社殿が建てられたという記録があって、その歴史の深さと由緒は言い始めるときりがないくらいに
この場所がどれだけ著名な神社として、多くの人々が信仰した場所であるということは
その場に立った時の、ただならぬ気配からも感じ取ることが出来ました。
訪れた日は普通の平日だったのですが、そこだけは絶えず人が参拝に来ていたこと
人は多くいるけれど、場の空気は乱れずに粛々と流れていたことを考えると、
間違いなく寒川神社が持つパワーに関係があるのかもしれません。
更に、御祈祷をお願いする方の数が日本一というのも、人々にとって開かれた神社という認識が
定着しているのだと思いました。今回はご祈祷は断念し、その代わりではないのですが
護神札と、神棚セットをこちらで購入。
先日、無事に設置を終えて、何だか少し空気が良くなったのではないかと自己満足に浸っております。

寒川神社の何が凄いのか。。。という理由ではないですが、
八方除の守護神が、あらゆる方向からくる悪事や災難から守ってくださる
全国で唯一の神社だそうです。

※以下、寒川神社HPより
地相・家相・方位・日柄などに起因するすべての禍事・災難を取り除き家業繁栄・福徳円満をもたらす、
寒川大明神の全国唯一の御神徳です。大難は小難に、小難は無難に、そして吉事は最大に。
歩く先への恐れがなくなり、心晴れやかに毎日を過ごせます。
八方除は、あなたの未来を照らす、人生の羅針盤です。

特に自分自身が起業してからは神頼みではないですが、近所の気持ちが良いなと思う神社へ行き
その時々で、感謝や御礼を伝えたり平穏を願ったり、何気なく近況を伝えるような感覚でしたが
そのお陰で難しい場面などを乗り越えられたような気持ちもあります。
信じる信じないは其々だと思うのですが、先人の武将なども訪れていたと聞くと・・・
勝手にシンパシーを感じる訳です(笑)

寒川神社は相模六社と呼ばれる神社の1つで、この周辺に残り5つのパワーを秘めた神社があるとのこと。
残りの5つは以下になります。
□川勾神社(二宮)自宅から一番近い神社。逆に近すぎて行かないという事がないようにしよう。
□比々多神社(伊勢原)←は実はまだ行ったことが無いから、もう少し季節が良くなったら行こうと思います。
□前鳥神社(平塚)は目と鼻の先なので、タイミングでお伺いしよう。
□平塚八幡宮(平塚)先日通った場所にありました。街との空気と雰囲気が全く違っていたのが印象的でした。
□六所神社(大磯)隣町で先日知り合いになった方から、とてもお勧めと聞いています。

季節の祭典、中でも1500年以上続く祭りが在ったりもして、それぞれに魅力があると思うので
佳きタイミングで訪れてみようと思います。

3月2日

一カ月ぶりのBLOGの更新でしたが、気付いてくださった方がいるとは~
気にかけていただき、ありがとうございます。うれしいです。
3月からは動きもより軽やかに、更新頻度もあげていこうとおもいます。


前回の続き。
海とくれば、お次は山。
二宮町の一番のシンボルとも言える、吾妻山。
標高は136メートルと低く、約20分で頂上までいけるので、子どもも大人も誰もが楽しめるお山。
登り口が4カ所ほどあり、高台にある役場の横から登るルートのほかに
梅沢口・釜口・中里口と其々にちがう道のりで登ったり下りたりが出来ます。

引っ越してきてすぐ登りたかった吾妻山。
ですが、なかなか落ち着かなかったり天候が良くなかったりで行けずにいて
その間、とにかく土日ともなれば登り口付近を通ると、たっくさんの人が。
こんなに登りにくる人がいるんだねぇと、ちょっと驚きましたが、それには理由もあって・・・。

登られている方々の装いなどをチェックしていると、気軽なハイキングという雰囲気。
がっちりとした装備は必要なく、歩ける靴と飲み物。
あとはちょっとしたおやつでもあれば、準備は十分だと思います。
2月の終わりごろ爽やかな晴れの日に、やっと登ってきました!

自宅からは梅沢口が近いのと、その入り口が吾妻神社の入り口でもあったのでそちらから。
スタートからすぐに、あれっ想像していたよりも、勾配がけっこうきつい。。。(息が上がる)
所々に置かれているベンチに腰を掛けて水筒に入れてきたレモンジュース(二宮産レモン)を
飲んで呼吸を整えて、ゆっくり頂上を目指して歩きます。
途中、吾妻神社でお参りも出来るのでこれからお世話になりますと、ご挨拶をしてラストスパート。

たくさんの人が来ていた理由は、ちょうど菜の花が見頃の季節だったからですね。
僕たちは滑り込みセーフぐらいの咲き終わりの方でしたが、2月に見る菜の花の黄色と
空と海の青色に囲まれた世界は、もうとても不思議というか新鮮な気持ちでいっぱいです。
奥に見えるのは富士山。何処を見渡しても絶景です。
そしてこの心地良さを管理する体制がしっかりと整っていて、この日も朝から芝生を綺麗にしたり
スタッフの方が元気に挨拶をしてくださっている姿がとても印象的でした。
山頂付近に設置されたローラー滑り台も懐かしい・・・。遥か昔の記憶がぶわぁっと蘇ってきて
35年以上の時間が経って、今またこの場所に来たことも何かの縁だなと感じる時間でした。

帰り道は別のルート(中里口)から下りてきました。
こちらの道はコンクリートで補整されているので、比較的登り易い道かもしれません。
中里口から帰ると、その通りには誘惑が待ち受けています(笑)
以前から気になっていたのは、落花生専門店の”わたなべ”さん。
数種類ある落花生のお菓子のから幾つか選んで、二宮に落花生屋さんが多く点在する理由を聞いたり
その土地の文化を知るのも町歩きの醍醐味ですね。とても良い手土産に出逢えてうれしい。
そこから歩いてすぐにある、こちらも二宮のシンボル的な場所だと思いますが
パン屋さん・Boulangerie Yamashitaさんに立ち寄って、前回来た際に食べれなかったハンバーガーと
たっぷりのスープを思い切り頬張ってパワーチャージしました。
(近くに良いパン屋さんがあって、気軽に立ち寄って買えるというのは最高)
その後もふらふらと産直やら、干物屋さんなど二宮の町を探訪しつつ家路に着きました。
決して人口が多い町ではないので、何でもあるという訳ではないのですが
それでも個性がきらりと光る個人店が点在しているのと、高い建物が少ないので町と人の目線が
同じでいられるなぁと、そんな印象もあったりします。
自分なりの探検地図を少しずつ広げていって、来て下さった方にも楽しんでもらいたいですし
いずれ僕らも町の中で小さく光る、そんなお店の1つになれれば良いなと思ったりもした散歩道でした。

PageTOP