古道具「日々」出張店の記録

先日4日間限定で開催した古道具のお店「日々」の出張店を終えてみて、はじめての取り組みや体験は
思考がぐらぐらと揺さぶられることが多いので、感じたことを書き残しておこうと思います。

rasikuの店内で使用している什器は、古い日本の家具やヨーロッパのアンティークの家具を中心に、
こんな什器がほしいなとイメージしていたものを、新たに作っていただき其々を混ぜ合わせながら並べています。
自分自身の感覚の中では古い物には古い物なりの良さがあり、新しい物には新しい物の良さがあって
どちらが良いというのはありません。古い物は年月が経って醸し出される雰囲気がある分、逆にそれが重たさにも
繋がってしまう事もあり、空間に対するバランスが重要だと思っています。
お店を始めた当初は什器の数も洋服も今程多くなく、出張に行った際や車で出掛けた時に少しずつ買い足しながら
5年くらいかけてようやくお店に必要な分が並べられる様になりました。

古い什器類をもっと気軽に相談をしながら、いつか盛岡でも選べる場所が出来たら良いなと思っていた所
道具屋さんの長沼さんご夫婦がコツコツと集めてきたものを別の場所で、古道具のお店としてオープンする。
という話を耳にして、とても嬉しく思ったものの中々店舗には伺うことが出来ず。
やっと今年になって見させてもらった日々で、ベルトを掛けるのに良いなと思った梯子を購入させてもらい
その場でトントンと話しが進んで、短い期間でしたがrasikuで古道具を販売をさせて頂くことになりました。
古道具に限らず洋服に関しても共通の事が言えるのですが、新品の洋服とヴィンテージやレギュラーと
言われる古着も全て同じ目線と価値観で物を見れるようになりたいと思っています。
他人の価値観や世の中の流れの中の価値観ではなく、自分自身の直感を信じて取り入れたり使ったりする事が
重要だと感じています。その中でも古い物に関しては新しい物と比べて同じものに出逢える確率が低くなりますし
日常の生活の中で着こなしたり使いこなしていくまでには、ある程度の失敗と経験値が必要ではないかと。
こうして古い物を空間に取り入れる事で、同じ商品を並べていてもいつも見ている景色とはまた違う空気が
流れている様に感じましたし、新しい感覚が芽生えたのは言うまでもありません。

自分だけの感性で刺激を得る事は、居場所を変えたりよっぽどの変化の中にいなければ限界がありますが
その人なりの目線で違う価値観を持っている方と一緒に空間を作り上げる事で、昨日まで見ていた景色が
がらりと変わることもあるんだなと改めて気づかされました。
話をしていると興味がある事、面白いと感じる事で交わる感覚があることが分かったり、長沼さんご夫妻は
県内外のイベント出店も多く経験していて、人の繋がりも広く、最近では海外へも足を運んでいたりするので
タイの話で盛り上がったり、とにかく仕事も含めて人生を楽しんでいる方だと思いました。
自分達も気になる場所へは実際に自分たちの足で歩いてその土地の空気や匂い、食べ物や人や景色に触れて
色々な価値観を直接肌で感じ、そこで得た経験を自分達でしか出来ない方法で表現が出来たら良いなと
ここ数年でより強く思えるようになりました。

今回の限定SHOPに関しても、古道具は機能性も勿論大切だと思いますが、それ以上に感覚的に惹かれる
部分も大きいでしょうし、その物が置かれる空間や置き方によって顔つきが変わる物もあると思います。
逆に洗練された空間に古い物を取り入れる事で空気を変えたりも出来るので、取り入れ方は無限の広がり
があるようにも感じます。
少しでも自分なりのイメージや想像力が湧いてくる、そんな機会になっていたらと思います。
実際に古道具が好きという方が、嬉しそうに物と向き合っている姿を見れたことや、日々さんを知ってて
中々タイミング合わず行けなかったという方が、この機会に古道具に触れて下さったり。
そういう場面が幾つかあったのが何よりも嬉しかったです。
僕らも4日間向き合った結果・・・下の写真の一番大きな什器を置いていっていただくことに。
元からあったようにお店の空間にぴったりはまっていて、洋服を置いた時により良い表情をしてくれたので
古い物はこれだからやめられないです(笑)
こうして近くで古道具や古家具が見れる事が何よりも嬉しいですし、メンテナンスの相談も気軽に乗って頂けるのも
安心して選べる理由になると思っています。

次回は日程はまだ決まっていませんが、テーマを決めてやるのも面白いねという話になっていますので
少し時間を空けて、古道具を展開する機会を作りたいと思います。
またワクワクするような楽しい事をお届けできるよう、自分達も日々を面白がっていきたいと思います。

みつばち出張SHOPの記録


少し時間が経ってしまいましたが、先週末のことを忘れないうちにざっと記しておこうと思います。
恒例行事になりつつある、秋田県由利本荘市にお店を構える「暮らしの道具と紅茶 みつばち」さんとの
お互いの店舗を行き来し合うイベントは、6月初旬に来て頂いていたので今回は僕らが由利本荘へと
お邪魔をさせて頂きました。由利本荘は盛岡から高速を使って約2時間30分くらいの場所にあり
今時期は雪が所々に残る鳥海山と日本海、そして街中を流れる川と全てが揃う自然豊かな土地で、
時間はゆっくりと流れていて、街と自然との距離が絶妙なバランスで保たれている印象を受ける街です。
みつばちさんの店舗はそこまで広くはないのですがそれを感じさせない空間が好きで、いらっしゃるお客様も
ここに流れる時間や会話を楽しみに来ているんだなーと、いつも感じながら洋服を販売させて頂いています。


今回は由利本荘で家具を作っている「fuuukei」さんの什器をお借りすることが出来たので、たっぷりと洋服を積んで
意気揚々と向かいました。こうして違う場所で自分達がセレクトしている商品を見て頂く機会は多くはないので
いつもとは違う感覚で接客が出来たり、普段は気付かないような事に気付けたりと自分達にとっても客観的に
自分の店のことを見れたり、刺激になる良い機会でもあります。
年に2回とこれだけしつこく通っているので・・・(笑)由利本荘のお客様にも顔見知りになる方が
少しずつ増えてきていて、そんな事も出張や旅をする醍醐味だと思っています。
毎回、出張SHOPを楽しみにして来て下さる方がいて、僕らにとって何よりも励みになりますし
これからも無理なく続けていけたら良いなと感じながら秋田での時間を過ごしています。


15日(土曜日)のみ秋田県大仙市で食堂を営んでいる「樫食堂」さんと、由利本荘でディッキアを販売している
「RelieR」さんと一緒にイベントを過ごす事が出来ました。盛岡でお店を営んでいる方から樫食堂さんの事は
聞いていたのですが、こうしたご縁で出逢えたのは嬉しかったですし、出逢える人とはいつか必然的に会うものだと
再確認しました。
お昼休憩に「麻婆豆腐ごはん」と「サーターアンダーギー」をいただき、心もお腹も幸せな気分になりました。
今振り返ると、食事・植物・似顔絵・雑貨・紅茶・洋服 と)、ここに来れば感性が豊かになる面白いお店だったと
後から物凄く感じました・・・ただどれも若干マニアックではありますが・・・(笑)
自分達でも未知の植物「ディッキア」も1つ購入し、持ち帰って現在育成中です。今度逢う時は成長した姿を
見せあう事になっているので、毎日ドキドキ水をあげながら過ごしています。
こうして人との″ご縁″で知らない物を手にしたり、食べる事が出来るという事が、価値観や人生観を
広げてくれるのは間違いありません。ただその場所に行って物を販売するだけではなく、遠くの土地へ足を
運ぶ事によって思わぬ出逢いや経験が積み重なり、人生がより面白く豊かさに変換されるのだろうと思います。
出展されている方は、皆さん前向きな考えとユーモアがいっぱいで、言葉のチョイスが素敵で一緒に時間を
共有するだけで心も体も元気になれた素晴らしいイベントになりました。
生憎の雨と風で外ではなく、ガレージでの開催となりましたがこれはこれで面白い空間になっていたと思います。


夜は前からずっと行きたいと思っていた中華料理のお店へ。
前回来た時にも行こうと思っていたのですが、入り組んだ住宅街の中にあるお店で日も暮れて場所が分からずに断念。
ついに念願が叶いました。どれも本当に素晴らしい味で、大満足の夕食会となりました。
出張の楽しみは、言わずもがな地元のお店がやっている家庭的で美味しいご飯。
由利本荘は美味しい食事をリーズナブルなお値段で提供して下さるお店が沢山ありますので、もし何かのタイミングで
行かれる方がいましたら、場所などお伝え出来ればと思います。


宿泊先は今回で3度目となる「安楽温泉」で温泉と食事を堪能。
朝早起きして海を見に行こうと思ったのですが、生憎の空模様で断念。
前回教えて頂き、感動した「木のおもちゃ美術館」に朝9時前に到着し、オープンと同時に入って各ブースを回って
1時間があっという間に過ぎてしまいました。旧鮎川小学校の建物も素晴らしいのですが、テーマに掲げている
「多世代交流」という小さなお子様から大人も含め誰もが楽しめる工夫がされていて、世代間を越えた交流の場に
なっている点も、今の時代に必要な要素だなと感じながら過ごしていました。
次回は出張SHOPは秋頃の予定。暖かいセーターやブーツなどを持って行けたら良いなと思っています。
いつも暖かく迎えてくれる「みつばち」の猪股さんと、足を運んで下さるお客様に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
洋服を通じて、日々の生活に少しでも彩が加えられるようなお店で在りたいと思っていますので
今後ともお付き合い頂ければ幸いです。

ASEEDONCLOUD -workpermit 20 mogamibana- 展示受注会のお知らせ

ASEEDONCLÖUD (アシードンクラウド)

ASEEDONCLÖUDは今季、次の秋冬コレクションでブランド設立から10周年を迎えます。
rasikuで取り扱いをスタートしたのは2015年の春夏コレクションからなので、今年を入れると
5年間ASEEDONCLÖUDの洋服が並んでいることになります。
ベーシックなアイテムが多い店内に、ハッと目を引くようなデザインや色やプリントが彩を与えてくれて
何よりも僕達自身が、展示会に行く度に感性を大きく揺さぶられて刺激を受け続けているように思います。

大切な節目とも言えるシーズンを迎えるにあたり、デザイナーの玉井さんとスタッフの方々より
直接お客様にお逢いできるような場をつくれたら。という嬉しいお声掛けをいただきました。
僕たちも以前から盛岡の街にいらしてくださいね。というお話をし続けていましたので、この節目の時に
しかも丁度盛岡では桜が咲きそうな気候的にも絶好のタイミングでお呼びできるのは、素敵な巡りあわせだなと
勝手にご縁を感じてしまっています。
そして本題はこちら。
2019年秋冬シーズンのコレクション(サンプル)の展示・受注会をさせていただきます。
会期は4日間で、週末の2日間(13日土曜日・14日日曜日)はデザイナーの玉井さんも店頭いらっしゃるので
お客様と色々お話をしたり、ずらりと並んだコレクションについても直接詳しく聞ける機会でもありますので
足をお運びいただけると嬉しいです。

ASEEDONCLÖUD -workpermit 20 mogamibana-

2019年秋冬のテーマは ”雲上花” (モガミバナ)

アシードンクラウドというブランド名は、デザイナーの玉井 健太郎さんが子供のときに初めて創作した絵本
「くもにのったたね」から由来しています。
「くもにのったたね」のお話には続きがあり、そのお話を元に今までのブランドの歩みを振り返るとともに
出会ってくださったお客様や、関わってきたすべてのこと、物や人に感謝の気持ちを届けるコレクションです。
僕ら自身も8シーズン分のコレクションを見続けてきましたが、玉井さんがASEEDONCLÖUDで積み重ねてきた事の
ひとつひとつが地続きで繋がってまた新たな形となった様でもあり、それがまた次に挑戦していきたい事へと
踏み出すためのものである様な、そんな表現がされているよなコレクションに感じました。

展示会場には、いつも「くもにのったたね」の絵本は傍らにそっとお守りのように置いてあります。
玉井さんが生み出す服の、というよりも玉井さん自身の心のずっと奥の方にあるピュアで美しい
エネルギーの根源のようなものが描かれているようにも思うのです・・・。
今回のコレクションでは、もう一冊物語の続きとなる絵本が展示されていました。

コレクションを見る前に毎回テーマについて伺うところからはじまるのですが、
いつしか玉井さんの語り部を聞いているような気持ちで、見たこともない想像の世界なはずなのに
実際に存在するのかもしれないという想いにもさせられてしまう独自の世界観が包み込み込みます。
いつもコレクションを見終わって会場を出ると、目の前で見ていた非現実とも言える世界と現実とのギャップに
頭がくらくらしてしまうのですが、それくらい感性や感覚を揺さぶられる洋服だと思っています。

●受注会日程は以下の通りです。
 4月11日(木曜日) 10:30~19:00
   12日(金曜日) 10:30~19:00
   13日(土曜日) 10:30~19:00 デザイナー在中(正午ぐらいから閉店まで)
   14日(日曜日) 10:30~19:00 デザイナー在中(午前中から夕方くらいまで)

●オーダーに関して
 秋冬コレクションの受注形式になりますので、内金として商品代金の10%を現金で頂戴致します。
 残りの金額を、商品が届いてお渡しの際にお支払い頂きます。
 お渡しは商品によって異なりますが、おおよそ8月から10月でのお渡しになります。

●その他、今まで作製されたアーカイブの商品も一部展開する予定です。
 アーカイブ商品に関しましては、その場で購入・お持ち帰りが可能となります。

タイ出張 忘備録

長期間のお休みをいただき、出張から戻ってまいりました。
お陰さまで激しく体調を崩すこともなく、ゆっくりと通常モードへ身体と頭を慣らしているところ。
気が付けばあっという間に月をまたいで3月に突入。
暦の上だけじゃなく、目の前に春の足音が近づいているなという気配がそこかしこに感じられます。

お店を続けていると、時に自分達の予想を超えるような、でもそうなるような予感がしていたような
そんな不思議なご縁に導かれることがあって、するすると事は動きはじめたので、その流れにのって
今回は国内ではなく、東南アジアに位置する経済成長の著しいタイへと旅に出る事にしました。
目的は現地での直接仕入と、自分自身を試すことで視野と感性を広げる。この2つ。

今回タイへはノックスクートというLCCを利用しました。
微笑む黄色い鳥が飛び立つ準備中です。
バンコクのドンムアン空港まで直行便で、約6時間50分のフライト。
チェックインカウンターの行列がすごいとの前情報通り、列に並ぶ事1時間弱。
無事航空券を受け取り、手荷物検査→出国審査までスムーズに終えたもののすでに疲労感。苦笑
時刻通りの出発、機内はほぼ満席。
早速LCCの洗礼を受けて膝が壊れそうになりましたが、自前の映画2本見て気を紛らわしたりしながら
ほぼ一睡もせず、何とか無事にドンムアン空港へ到着。
飛行機を降りた瞬間から、むあっと暑い空気に包まれ、着てきた上着類の役目はここで終わりです。

着いた時間は夜の19時過ぎ。日本との時差は2時間。
先ずは腹ごしらえと、空港内の飲食店で初めての注文を試みます。
それぞれのお弁当に、飲み物と思って、さっぱり目なキウイTEAを頼んだつもりが、出てきたのは
がっつり甘いイチゴミルクTEA・・・ご飯に全く合わない&ぬるい。
氷は気を付けて!という助言もすっかり忘れて氷入り。初っ端からやってしまいました。笑

なんとかお腹も満たされ、空港からホテルへ。
タイの移動手段はバス・電車・タクシーがメインで、時間も遅かったのでタクシーでホテルへ直行することに。
タクシーの初乗りは35バーツ(日本円で約120円くらい)で、日本よりもだいぶ安い。
行き先を伝えると、タクシーは(古いカローラ、色はどピンク)高速道路を130キロくらいで爆走し、
料金所では無言で手を差し出されたので慌てて高速代を払い、30分後に無事にホテル到着。
物凄いスピード感でしたが、料金はきちんとした値段だったので、良い運転手さんで本当に良かった・・・
その日は移動のみで疲れ果てて、すぐに就寝。


宿泊したホテル。プール付き。
朝9時過ぎで既に気温が35℃くらいまで上がるので、プールにも入りたくなる気候。
ホテルはいろいろと悩みましたが、目的のマーケットに近くて程よく綺麗そうなところを選択。
結果・・・とても良かった!
中心部からもちょっと外れた場所だったので、静かで落ち着いた街でした。
何よりホテルのスタッフの方の対応が素晴らしく、部屋も清潔で安心して休めました。

大通りに面した路地のあちこちにいるバイクタクシーの方々。
バンコクは渋滞が酷い街で、車の間をすり抜けていけるバイクタクシーは市民の足として欠かせないもの。
通勤で使う人も当り前。母親とこどもの二人を後ろに乗せたバイクタクシーもよく見ました。

バスは乗る意思を示さないと、停まってくれないそう。
今回は一度も利用しませんでしたが、チャレンジしたかった。
冷房が有る無しで運賃が違います。冷房無しは、乗降口のドアが開いたまま走っています。
バスの外装がレトロ感があって好きな感じでした。

荷台に人を乗せて移動するのは違反ではないらしい・・・結構街中で見かけました。
ノーヘルのバイクも、はじめは気になりましたが、すぐ見慣れてしまいました。
あと横断歩道を渡る際も、車やバイクが関係なく次から次へと来るので、待っていたらきっと一生
渡れ無さそう。はじめは気を付けながらちょっとずつ進んでましたが、3日目ぐらいにはタイミングを
合わせてすっーと渡れるように。

滞在中一番利用したのはBTSと呼ばれるスカイトレイン。はじめはキップを買うのも一苦労でした。
券売機はお札が使えず、その場合は人の居るカウンターで購入。
その為、利用客の多い駅(マーケットの最寄駅)では、必ず窓口に行列ができています。
その混雑を除けば、BTSは渋滞知らずでエアコンも効いていて、とても便利で快適でした。

公園をブラブラと歩いたり、途中で栄養補給を兼ねて搾りたて100%のザクロジュースを飲んだり。
公園の外側では早朝から屋台もやっていて、中に入れば健康器具?筋トレマシーンがたくさんあって、
沢山の人で賑わっています。
木々がたくさん植えてあり、ちゃんと水もまかれて手入れされていて、トイレもお金を払いましたが
想像していたより綺麗。
途中、屋台付近でキャーキャー騒がしいなと思い見ていると、ガサガサっと地を這う生き物が。
なんと、野生の?イグアナでした。驚愕。笑

中心部は建設工事中な場所も多く、とにかく車の排気ガスがすごいので、少し歩いているだけでも
若干息苦しさを感じます。現地の方と話した際にバンコクはこれでも随分と良くなった方で、
地方都市の大気汚染はもっとすごいとのこと。
今まさに発展途上という中で、環境汚染問題に関しては日本同様にこれからという感じがしましたが
ただ街や人からは何とも言えない勢いと言うかエネルギーに満ち溢れている様子はひしひしと感じました。

今回、唯一の観光らしい観光は3大仏教寺院のひとつ「ワット・ポー」のみ。
黄金の巨大な釈迦涅槃仏が有名で、通称・涅槃寺とも言われる寺院は観光客もわんさかいます。
ただ敷地面積がかなり広いため、見所からちょっとズレると、ゆったりとした広場が。
そこにはカラフルなタイルで装飾された美しい仏塔が立ち並んでいて、厳かな場所でありながらも
見た目はPOPで楽し気。空気ものんびり穏やかで、とても居心地が良かったです。

 


ワット・ポーの敷地内にあるタイ古式マッサージ体験の出来る場所。
タイで有数のマッサージスクールと、伝統医学センターとしても知名度の高いワット・ポー。
ここのマッサージは本当に素晴らしかった。値段もリーズナブルですし、おすすめ!!


タイの移動手段の1つ、トゥクトゥク。音の響きが良い。
値段設定は若干高め。それでもやっぱりせっかくだから乗ってみる。
吹き抜ける風が心地よく~と言いたいところですが、気温が35℃くらいあるので熱風が身体を襲います。笑
気分を味わうのには最高の乗り物です。配色も良し!


ご飯は基本屋台で。
屋台のおばちゃんが、これも入れた方が美味しいと言って辛いパウダーと旨味調味料を大量に投入(汗)
美味しかったですが、自分で味を調整して好きな落とし所を探す感じでした。
盛岡で言えばじゃじゃ麺に近いと言えば分かり易いと思います。パクチーと生もやしは食べ放題。


バンコク市内はナイトマーケットと呼ばれる、17時から深夜まで行われているご飯やお酒、洋服から雑貨まで
ありとあらゆる商品が並ぶ市が、週末を中心にあちらこちらで行われています。


その前に腹ごしらえ。
夕方過ぎても30℃近いのでビールが沁みます。
色々なお店がびっしりと在るのですが、僕らが探し求めているような商品を扱うお店はその中でも1つか2つ。
ウロウロ歩き回ってもなかなかここだ!という場所・ものに出逢わなかったのですが、
なんとか目ぼしいお店を発見!したのですが、なんと両替をし忘れていてその日の購入は断念。
明日も来ようと、後ろ髪を惹かれつつも帰宅。翌日に備えます。

翌日は僕らの最大の目的でもある「ウィークエンドマーケット」に足を運びました。
週末の土曜日と日曜日のみの開催で、出展者は何と2万店。想像が付きません。。。
灼熱の35℃の中をひたすらに歩き回ります。
迷路のように複雑になっている会場は、一度見た場所には戻れないと言われる程のマーケットで
飲食・洋服・雑貨・アート・古道具など、いろんな垣根を越えた世界最大規模と言われるフリーマーケットです。
土曜日と日曜日の2日間。このマーケットの中から自分達のアンテナに引っかかった物をピックしていきます。


想像以上の暑さに体力を奪われて、お昼を過ぎた頃にはぐったりするくらい物量と広さに圧倒されてしまいました。
1日目はとにかく見る、見る、見るという感じで、気になった場所をメモしておく。
これはと思う物だけは買う。
2日目には再度気になった場所へ行き、自分達が良いと思えるものをある程度選別して買う事が出来ました。
これだけ沢山のものを見るというのは久々で、自分の目で見て自分の価値観で買うという良い勉強にもなりましたし、
それ以上に、そのお店の方とのコミュニケーションであったり、基本どこに行っても人が大事ということと
自分がひとりの人として外に飛び出してみて見える事の大きさに気付けたことが、本当に良かったです。
最初からうまくいく事のほうが少ないけど、この経験を糧にまた海を渡って、もっと色々な感覚と感性を
磨いていきたいと心の底から思います。
商品はハンドキャリーで日本に持ち帰り並べておりますので、是非ご覧いただければ嬉しいです。

とあるお店の飼い猫。
バンコクはお店に猫や犬が居たりするところが多くてよかった。

7→8


1月29日は「イーフクノヒ」→「良い服(衣服)の日」と勝手に決めてrasikuをオープンしてから
7年が経ちました。
今日までお店を続けられたのも、足を運んでくださるお客様の存在があってこそ。
本当にいつもありがとうございます。
そして様々なご縁で出逢った作り手の方と、その物づくりに携わるたくさんの方々と、
距離にかかわらず各地よりエールを届けてくれる方の存在に、支えられて生かされて
やってこれたと心の底から思うので、とにかく有難いなという気持ちしかありません。

7年の間に自分自身の中でずっと変わらずにいる事と大きく変わった事、どちらも同じくらいあって
こうしてお店をやらなければ、きっと気付けなかった感情に触れていることを実感しています。
昨日まで12日間もの長いお休みをいただきまして、それはとても色んな意味で大変なことではあるのですが
なかなか大きくレイアウト変更を行いました。
今までコツコツと蓄えてきたことを、物にだけでなくより空間に落とし込みたいという気持ちが高まりつつも
なんだかイメージがぼやっとしていて踏ん切りがつかなかったのですが、8年目を迎えるタイミングでもあり
周りの方にもたくさん背中を押してもらい、良いイメージになってきたのが年末ごろで、ここが良い時期かも!
と思い改装を決意しました。

お店をはじめた当初は、明るい内装よりもどちらかと言えば暗いトーンの什器や空間が好みだったのですが、
ここ数年で様々な場所に旅をしたり、景色を見ているうちに自然光が綺麗に差し込む空間に惹かれていくようになりました。
改装の希望としても一番に伝えたのが光が入り、風通しが良く感じられるようにということでした。
新しくなったお店は以前よりも奥行きと明るさを感じられるお店に生まれ変わったと思います。

もう一つ実はオープン時に外を歩く人にディスプレイを見せたいと思い、1枚だけガラスを変えた窓枠があるのですが
ストックに隠れて全く意味をなしていませんでした。
実はこの日の為に付け替えていたのではないかというくらい、お店から外の天候も一目で分かる様になり、
新しいお店の顔にもすっと馴染んでいるのをニヤニヤしながら眺めて過ごしています。

独立をしてrasikuをオープンした時は、ここまで感覚が変わるとは思っていませんでした。
好きな物や事は、そこまで大きく変わる事はないと半分決めつけていたような気もしますが
沢山の物に触れて、作り手の方やお客様と接しているうちに、段々と視野が広がる様になり自分で言うのも変ですが
物事を受け入れられるキャパが大きくなってきた様に感じています。開いて閉じてを繰り返していくうちに
世界観であったり見せ方、言葉や視覚での伝え方の引き出しを増やしていけるんだと、ここ数年でようやく少しですが
手応えと実感が出来る様になりました。8年目は新たな場所と方法で商品の仕入れを取り入れていこうと思います。
挫折や失敗をしながらでも、今までに出逢った事のない感性や感覚を積極的に受け入れて、また違った面白さや刺激を
この場所から発信していきたいと思っています。
この土地の景色や、街の暮らしに似合う装いの提案をしていきたいですし、たくさんではなくても誰かにとって
必要とされる存在になれるように、また今日からコツコツと面白がりながら取り組んでいきたいと思いますので、
ふと思い立った時にでも足を運んでいただけたら幸いです。

8年目のrasikuもよろしくお願いいたします。

                                      rasiku  佐々木 高広

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