9月18日

ASEEDONCLÖUD  Hiraeth work coat

color      Light green

price      52800-

SIZE      F

***************

workpermit 26 -Kiokushi-

ある地域には記憶の地図を作る職人がいる

この地域の人々は
お金や土地など自分が何を持っているか物質的な豊かさより
心や知性などの実体の見えないものへの価値が高まり
所有欲から解放され皆が移動をしながらの生活を送っている

彼らには定住居が無く
地図という概念も時間という概念も無い
彼らは豊かな生活を送っているが
特別な日を思い出したい時 特別な場所を思い出したい時がある
そんな時は記憶の保管庫に向かう

保管庫には人々が捨てられずにいた思い出の品々が並んでおり
いつどこにあったものか記された地図と共に保管されている
人々はそこで思い出の品を探し
地図を手掛かりに思い出の地を訪れる

思い出の地を訪れ 一度記憶の原点に戻ると
彼らはまた移動生活を送る

どの土地にも遠い太古からの記憶が幾層にも折り重なっている
いまもなおそこにはっきりとあるもの
人々によって受け継がれているもの
既に何者かによって奪われ失われているもの
今回は、各地に落とされた記憶を丁寧に紡ぎ記憶の地図を描く職人のお話

***************

薄らと霧がかかった森の中、美しい真っ白な馬とひとりの女性の姿
馬を降りて立ち止まり、ゴロっと草っぱらに寝転んで休んだり
手に持っていた一冊のノートを開いてはメモをしたり、何かを探している様子

今季のコレクションテーマ”Kiokushi”の物語に沿って作製されたルックブックと共に届いた
ASEEDONCLOUDの秋冬を彩る服。少しずつご紹介していきたいと思います。

見た目はワンピースで、ベストのようでもあり、しっかりとした厚みや着心地はコートそのもの。
まだコートが暑く感じる、これから訪れる秋と冬の間の季節には、合わせるインナーの厚みや素材で
体温調節が出来ますし、冬のはじまりにも冬物のコートだと重たくなってしまう時など、中にニットを着たり
内側を温かくすることで、ミドルアウターとしてお召しいただける変幻自在な一着。
勿論ワンピースのように着ていただくのも問題ありませんし、生地の色味や光沢感、凛とした空気を放つ襟の形
細やかに配されたタックから、フォーマルな場に着てもとても素敵だと思います。

素材にはウール×ビスコースを用いて、手で触れた感覚も微かな毛羽立ちは感じるものの、
それ以上にしなやかで密度のある独特な質感と、玉虫色の艶と陰影がとても際立って見えます。
生地だけに焦点を当てれば、それこそ上質なスーツやコートの生地感をイメージしていただくと
よりニュアンスが伝わるかと思います。

フロントのディティールは、とてもASEEDONCLOUDらしいなと感じる凝ったデザインで
他にもまだ気付いていない仕掛けや、隠された何かがあるのでは?と隅々まで探してしまうほど。笑
画像の通り構造は見た目よりもシンプルで、前見頃を重ね合わせるようにして着ていただく仕様です。
着方はそこまで複雑では無いのですが、やはり纏った際にはとても守られているような重厚感に包まれて
この感覚はコートを着ている時に近いものがあります。
特にウエストのベルトの締め具合で、体への密着感も違いますし、シルエットの変化も付けれるので
ぜひ実際にご試着して、ご自身でどのような着合わせのイメージが湧くかを体感していただきたいです。

フロントの合わせ部分に関しては、スナップボタンでほぼ裾付近まで閉じた状態ですので
ワンピースとして着る場合にもボトムを穿かずに、タイツやインナー用のスカートやキュロットでも
安心して着用いただけます。内側にはスカート部分にコットン×キュプラの裏地が付くので、より心強くて
そして高揚感のある着心地を感じていただけると思います。

今回のコレクションでは、他にも、わぁぁ・・・と見入ってしまうような生地で手掛けたお洋服が
届きますので、どうぞお楽しみに。

7月22日

ASEEDONCLÖUD  Prayer smock dress

color     Witch violet cloth

price     49500-(TAX IN)

SIZE     F

今朝久しぶりの朝活!森の中にひっそりとあるグラウンドには、まだ昨日の雨の余韻が残っていたけれど
身体を動かしたくてウズウズしていた人たちは早朝の5時に集い、構わず芝生の上を右に左に駆け回るのでした。
雨で一段と濃く香る森の匂いも、ミストのような霧雨も、芝生ににょきっと生えているキノコもありのままで
すべてがあたりまえのようだけど、今、この瞬間の出来事。なんだということをとても感じた朝でした。
今日も良い1日になると思います。

自然に触れたので、今日は小花モチーフのものを選びました。
あえて強めに透ける生地でジャガード織にすることで、モチーフである小花の陰影が動くような面白い見え方に。
そこに目を留めてくださる方も多い、ASEEDONCLÖUDらしい物語を秘めたsmock dressのご紹介です。

素材、デザイン、小花モチーフは何のお花で、どんなテーマからなどなど、何からお伝えしたらいいかなと
書き出しまでとても時間がかかりましたが、このsmock dressに関しては先ずは素材感からかなと思います。
綿54%、絹38%、そしてポリエステル8%の配合で、薄く軽やかに仕立てた生地。
透けることを前提としているので、セットでペチコートの用意があります。こちらの素材はキュプラ×綿。
どのくらい透けるのかなと思い、試しにペチコートを使用せず、インナーにトップスは白のキャミソールと
丈が短めのチャコールのボトムを合わせています。光の当たり方や、インナーの色にもよるかと思いますが
ものすごく透けるとかではなく、生地自体も淡いグレージュのような色味があり薄ら透けるという感じでしょうか。

デザインには修道士がお祈りをするときに服の上に着るスモックを元にしています。
そのスモックをあまり肌の露出を好まない性格の登場人物(COLLECTIONには物語があります)に
合わせて、着丈を長く設定したdress仕様にしています。
厳かな空間にも合うきりっとした立ち襟。その襟元から細やかに密に入ったギャザーの波が
胸下へと綺麗に広がります。
フロントは前開きで、釦はギボシ型。ぽちぽちとした留め心地が珍しくもあり面白くもあり
釦を留めずにノースリーブなどに軽く羽織って着るのも良いなと思います。
同布のリボンは後ろに結んでも良いですし、シルエットをさらりと流したい時は外しても。
両サイドにベルトループがあるのですが、上下に二か所付いていてベルトを通す位置で
ウエストマークの印象を変える事も可能です。ささやかな変化をお楽しみいただけたら。

モチーフのお花は”ツルニチソウ”
よくよく見てみると全て同じかたちの柄ではなく、葉と花のかたちや位置が異なる10パターンの
ツルニチソウが散りばめられています。こちらも物語の登場人物の性格を表現したモノ。
ヨーロッパでは魔女のスミレとも呼ばれ、繁栄と幸福をもたらすとも言い伝えられているツルニチソウ。
COLLECTIONの中だけに留まらず、どこか今の時代へのメッセージも込められたような
ASEEDONCLÖUDのsmock dress。
とても涼しくふわりと軽やかで、纏えば足取りも軽くどこかへ羽ばたきたくなるような一着です。
夏のお出掛けに、いかがでしょうかか。

6月5日

ASEEDONCLÖUD   Crafter jumpsuit

color     Navy

price      45100-(TAX IN)

size      M

展示会でこれはrasikuさんにご紹介したくて。と、いつもお世話になっているスタッフの方がくださる
一言はやっぱり嬉しいですし、その気になっちゃいますよね。
ここ最近は好みのオールインワンに出逢えて、自分達用にも購入し着る機会も多くなっていましたが
今回の様なジャンプスーツはこれまでほぼ展開したことは無かったと思います。
ASEEDONCLÖUDの中でCOLLECTIONラインならではの複雑な縫製やディテールを組み合わせた1枚で
実際に着てみると、当たり前ですがトップスとパンツの組み合わせを考えずに着られることの気楽さ。
プラスして、好きな色目とリネンの生地感という事もあってセレクトに至りました。
展示会でも説明を受けたのですが、ウエストを絞れる機能的なベルトはシルエットの調整にとても便利で
上と下のバランスを整える役割を果たすとともに、つなぎの難しさを和らげる効果もあると思います。

首元は台襟の無い開襟シャツのデザイン、左右に胸ポケット、ワークウエアらしい佇まいはキープしつつも
リネンという素材感とシルエット調整出来るベルトのお陰で、日常着として違和感のない落とし込みが
されているように思います。インナーにタンクトップを組み合わせましたが、長袖で調整するのも◎
肌寒い日は気持ち良い素材のカーディガンなどあると、また見え方が変わって面白いかもしれません。

パンツと言えば良いのか分からないのですが、シルエットはややワイドで裾に向けてややテーパード。
ベイカーポケットが叩き付けれていて、バックポケットはありません。
着慣れていないので、袖を通す時に最初は着難さもあるのですが少しずつ慣れてくると思います。

袖は5分袖位でしょうか。半袖よりもやや長めに設定。
コアなアイテムというのは間違いないでしょうし、感性を刺激してくれるという視点も含ませながら着てみると
段々と組み合わせ方や着るタイミングなどサマになっていくでしょう。きっと。

ベルトを絞る事でブラウジングの効果もあって、トップス・ボトムスの様な関係性が生まれるのもポイント。
僕自身の中ではセットアップを着るのに近い感覚があるのかなと。
未知なるオールインワンの魅力。どんな化学反応があって、日常着としての面白味とワクワクがプラスされれば
洋服の持つ纏う以上の価値がプラスされるのではないでしょうか。

5月14日

ASEEDONCLÖUD  HW WIDE TROUSER

color      LIGHT GREY

price       26400-(TAX IN)

SIZE      XS    /    S    /    M    /    L

昨日からずっしりと重たい空気の圧力とも言うのでしょうか・・・低気圧による片頭痛との攻防。
珈琲を少しだけ多めに飲んでみたりして、日々の体調を出来る限りフラットに整えるのは本当に難しいと実感します。
沖縄はもうすぐ梅雨入りとラジオで流れていたのを聞いて、良い風が吹き気持ち良く過ごせる季節の終わりが
近づいてきている事と同時に、如何にして洗濯物を生乾きから守れるか・・・試行錯誤が続きそうです。

ASEEDONCLÖUDの顔とも言える存在にまで成長をした、裾口までしっかりとした太さを残したトラウザーパンツ。
セレクトした当初は横に広がりを見せるワイドなシルエットにやや拒絶反応・・・(笑)
する方も多かった印象ですが、ここ数年の時代の流れに、少しずつピントがマッチしていったような感覚。
素材は定番の備前壱号(白・濃紺)コットン100%はメーカーで継続しつつ、シーズンセレクトの素材として
春夏は軽めの混紡素材で登場。
今シーズン選んだ素材は、以前にご紹介したスモッグと同様にリネン46%・コットン27%・ナイロン27%の
シャリ感と清涼感のある生地が用いられています。
カラーは”LIGHT GREY”と”BLACK”の2色展開。サイズはXS・S・M・Lのフルサイズでご用意しています。

穿き方としてウエストの高い位置でベルトもしくはシンチバックでぎゅっと固定して頂くのが理想的。
ワイドシルエットが、何処か洗練された印象と奇麗にバランス良く穿けるようなパターンに設定。
横へのボリュームは見た目の通りですが、その分、お尻周りを平坦にして縦方向への広がりは殆ど無くす事で
自分が想像するよりも太さは抑えられているように思います。
穿き始めは生地が一番硬い状態なので、広がりという部分ではややオーバーに感じるかもしれませんが
経年変化することも頭の片隅に入れておくと、段々と心地良い空気感が生まれてくるはずです。

“HW WIDE TROUSER”のデザイン的な特徴として、後ろポケットの形状がベイカーポケットの様なデザインに。
このポケットの形状がとても使い勝手が良く、モノの出し入れがスムーズで大きさも十分。
毎日手拭をバックポケットに忍ばせているので、ストレスなく出し入れが出来るのは自分にとってはとても重要。
トップスとの相性もあまり気にせずというと語弊があるかもしれませんが、許容してくれる振り幅が広いというのも
このパンツの魅力だと思っています。そうは言いつつも、それなりに太さはあるパンツですので、
徐々にワイドシルエット慣れていったタイミングや、騙されてみようかなと心の余裕がある時にお試し頂ければ嬉しいです。

“LIGHT GREY”は白のパンツが照れて穿けないという方にも手が伸びやすい色目。
穿くだけで明るい印象をプラス出来るので、ボリュームあるシルエットも相まってパンツをメインにした
組み合わせは特にお勧め。トップスの比重が自然と軽くなる季節だからこそ、手が出し易いのではないでしょうか。

color      BLACK

price       26400-(TAX IN)

SIZE      XS     /    S     /    M    /    L SOLD

もう1色の”BLACK”はチャコールグレーとブラックの境界線位に位置する深みある色目。
トップスにブロードなどの白やブルーのシャツを組み合わせれば、何処となく洗練された空気にも映ります。
素材にナイロンが入る事によって、生地に何処となく緊張感が保たれるのも、そんな理由からではないかと。

フロントにワンタックを入れる事で縦方向への膨らみが出て、横方向へのシルエットを行き過ぎない調整役に。
裾の長さは短すぎず・長過ぎずで、裾口のボリュームが苦手という方はお直しで丈感をすっきりさせると
穿き易さに繋がると思います。

自分達にとっての生活リズムに欠かすことの出来ない存在になりつつある”HW WIDE TROUSER”
毎シーズンどんな素材が登場するのか楽しみになっていて、今季の生地感は夏場でも穿いて頂けるような涼しさと
張りのあるタッチが理想的でした。特にパンツの場合には柔らかすぎると、どうしても耐久性に不安を感じてしまうので
強さというのはそれなりに必要な要素だと思います。
どちらの色も使い勝手的には大きな差はないと思いますので、夏を少しでも気持ち良く過ごせて気持ちが上がるものを
身に付けて頂ければ嬉しいです。

4月3日

ASEEDONCLÖUD   HW thinker shirt

color    NAVY

price     24200-(TAX IN)

SIZE     XS    /    S    /    M    /    L

ASEEDONCLÖUDのCOLLECTIONとは別ラインで提案している、ドイツ語で職人を意味する”Handwerker”
定番化するアイテムが多い中で、2018年AWシーズンより取り組んでいるのが、毎回様々な職業の方を
モデルに撮影を行い、また作業がし易い服装を提案して商品化したりもしています。
リアル職人シリーズとでも言えば良いでしょうか。
今回8人目となる職人は”DDAA/DDAALAB”を主宰する元木 大輔さん
建築家である元木さんがあれば良いなと思う服を具現化して作製されたシャツがとても良かったんです。
僕自身もちょうどこの感じの素材感で、シャツとジャケットの中間位のシャツジャケットみたいなものが
あったら着るだろうなと思った矢先に見つけてしまいました。
元木さんが求めるスペックとして、オンオフの切り替えがないので着脱がし易くて雑に扱っても問題なく
という、とてもシンプルな発想。そこから玉井さんの方で素材やデザインを考え落とし込んで出来上がったのが
フロントがスナップ釦の仕様で、片側のみにツールポケットを配された”HW thinker shirt”でした。

先ずは” NAVY”の素材から。コットン59%・ナイロン41%の超高密度で着ているのを忘れてしまう位に
軽やかさを感じる生地感。恐らく弱撥水すると思うので、ぐずついた天候にも重宝しそうな1枚。
定番でリリースされているシャツよりも全体的にゆったりとしたシルエットで、袖口に釦が付かずに
ワイドな筒袖になっているのもポイント。
袖が捲り易く、腕周りもゆったりなのでストレスなくばさっと羽織るイメージがすぐに湧いてきます。
ポケットの形状はスナップ釦が付きますが、内側はセパレートしない仕様。
スマートフォン・ペン・小銭を入れて歩けそうなのも嬉しいというインタビューの言葉にあるように、
この手のツールポケットが付くシャツは無い訳ではないのですが、ワークウエアの延長線上にあるものが多く
シャツ自体の縫製や選ぶ生地など、ラフに降り過ぎない雰囲気でこういったデザインというのが
自分達としても凄く良いなと思いセレクトしました。

このシャツを作製するにあたり肩回りの可動域を広くする為に、今までのシャツよりも平行に直線的なラインに
変えることで、着用時のストレスが大幅に軽減されて、袖通りの良さにも繋がっていると思います。
肩線が少しだけドロップした位置に付くのも、上記の理由からでASEEDONCLÖUDのシャツとしては
小さな変化ですが新しいアプローチに感じる部分です。

身体と生地とがくっつき過ぎない付かず離れずの距離感。
178CM体重63キロで着用サイズLで、何も言うことない位に気持ち良く袖を通す事が出来ます。
今まで展開されているシャツのLサイズは着れなくはないのですが、割とジャストサイズだったので
個人的にとても嬉しい。XS~Lサイズまでフルサイズでの展開ですので、性別に関係なく選んで頂ければ嬉しいです。

color    BLUE

price     24200-(TAX IN)

SIZE     XS    /    S    /    M    /    L 

もう1色はコットン100%の所謂パジャマストライプと言えば良いでしょうか。
ブルーベースの生地に白とベージュのストライプが入り、NAVYとは印象ががらりと変わる柄で甲乙がつけ難い。
シャツではある事に間違いはないのですが、自分が着てきたシャツとも少し空気感が違っていて
シャツでもジャケットでもシャツジャケットでもない、何て言ったら良いのでしょうか・・・(笑)
玉井さんの言葉をお借りすれば「外に出られるパジャマ」という、なかなかユニークな発想が綴られているのが面白い。

袖口と裾がラウンドせずにボックス型にカット、両サイドにスリットで動きを入れているのも特徴的。
ワークウエアらしさも感じられる作りでもあり、そうでもない感覚といったりきたりする様な
着ているうちに段々と、このタイミングでといった事を掴めてくるようになるのではないでしょうか。

クリエイティブに活動をする方に焦点を絞って作られる””Handwerker”による現代作業着。
自分自身の中で全てが当てはまるという訳ではないのですが、今回のシャツは素材とデザインと
どちらもズバリのイメージで、生地も結局絞り切れずに2種類セレクトに至りました。
こうと決めつけるのではなく、柔軟な発想で着こなしを楽しんで頂きたい”HW thinker shirt”
気候も段々と良くなり、ストレスなく洋服に袖を通せるシーズンに入ってきましたので
ぜひぜひお気に入りの1枚を探して頂ければ嬉しいです。

PageTOP