3月27日
今シーズンよりrasikuに並ぶ、SEA SALTの服。
海やリゾートが思い浮かぶようなリラックスしたエッセンスを取り入れながら、素材にはインポートファブリックと
ボタニカルダイなどを用いた鮮やかなカラーリングの布帛アイテムを中心に展開しています。
型数は然程多くありませんが、定番で作られているアイテムを素材を変えながらスタンスを変えずに作り続けている事も
魅力に感じていますし、世の中に合わせずに自分達が良いと思った物を作り続けているブランドは希少にも思います。
素材の持っている雰囲気を最大限に活かす為、シンプルに無理無駄を削ぎ落としたデザインが特徴的で
rasikuではメンズライクなボトムスに合わせて、格好良い女性をイメージしたスタイルをでお勧めしていきたいです。
SEA SALT SLIPOVERDRESS
color O.WHITE
price 26000+tax
SIZE 2 SOLD
フロントのヘンリーネックの様なデザインが目を惹く″SLIPOVERDRESS″
素材は様々選択肢がある中で、生成のシーチングの生地でオーダーをした1枚。
打ち込みが強くて張りがしっかりとある生地感は、1枚で着用した時の存在感と柔らかな色目が春らしく
デニムなども勿論良いですが、あえて同系色のパンツで合わせるのもお勧めです。
膝が隠れるかどうかの丈感で、チュニックとワンピースの丁度間くらいのイメージだと思います。
肩線は身頃に対して直線的な位置に設定をしているので、自然なドロップショルダーになります。
今までrasikuで展開してきたブランドはもう少しゆったりとしたサイズ感とバランスのアイテムが多かったですが、
どちらかと言えばコンパクトなパターンで、すっきりと恰好良く見えるのが″SEA SALT″らしさだと感じています。
何かを象徴するようなディティールなどは一切無く、ミニマムに作られている印象を受けます。
袖口を生地の耳などで使用するなど、細かな部分を見ると拘りを感じるのですが、出来る限りプレーンな仕上がりにする事で
その洋服が持っている表裏のない素朴な良さが引き出されていると思っています。
ルックブックなどがあり世界観が見えたり、圧倒するくらいの作り込みがあるというブランドではなく、良くも悪くも言えば
普通さがポイントで、純粋にどう着るのかを問いかけられているような洋服に感じています。
シンプルという言葉が当てはまりそうですが、自分なりの解釈やサイズ感着方があってこそ格好良く着熟せると思いますし
小物や靴などの合わせ方やバリエーションも重要になってくるかもしれません。
ある意味ごまかしが効かない洋服になってしまうかもしれませんが、素材感であったりシルエットやパターンをダイレクトに
純粋に感じて頂けると思っています。何となくぼんやりとした合わせ方やふんわりした部分はないので、あれこれ足さずに
「素材」そのものを楽しむ服。と言えば分かり易い表現になるのではないでしょうか。
良い意味でまた違った、ストレートで潔い伝わり方のする洋服だと感じています。
他にもインポートファブリックを用いたシャツが届いていますので、是非ご覧頂ければと思っています。
2018/03/27 | 7:59 PM | SEA SALT