10月20日
ohh!nisica クルーザージャケット
color ネイビー
price 30000+TAX
SIZE S / M / L
個人的にも楽しみにしていたジャケット2種が店頭に届いています。
nisicaには現在アプローチの異なる3つのラインが存在します。その中の1つ″ohh!nisica”
デザインソースは過去の名作などを軸に、今着たいと思える素材やシルエットに置き換えた日常着を提案しています。
男らしくマッチョなイメージが強いクルザージャケットをライトなウール素材で仕立てた1枚は、何処か抜け感のある表情と
袖を通すと身体にすっと馴染む良さがあります。お洒落をして、気合を入れて着る洋服とはまた違った良さがあり
僕自身は休日にリラックスした気持ちで、何気なくさっと袖を通して貰いたいと思っています。
人と服とが程良い距離感を保てていて、だらしなく見えずに着ると雰囲気良く見える洋服というのは探してみると
選択肢として少ない気がしているので、これからじっくりゆっくり時間をかけて提案していきたいです。
素材は柔らかくしっかりと洗いがかかったウール100%を使用。
厚すぎず薄すぎずの生地は、インナーとしてもアウターとしてもどちらでも着用が出来る汎用性の高さもポイントで
カーディガンの様な感覚で羽織って頂けると思います。
フロントはクルーザージャケットの顔とも言えるディティールでパッチポケットが4つ付きます。見た目はワークウェアらしい井出達ですが
ふんわりとした素材感とすっきりとした腕周りや着丈のバランスで良い意味で野暮ったさを軽減させています。
オリジナルにはオリジナルの良さが多分にあって、単純にそっくりそのままをリプロダクトするのよりも何処かそのブランド
らしさであったり、空気感を纏っているものに僕自身は惹かれてしまいます。
それをどう着るのかを考えるのが洋服の本質であり最も愉しい部分だと思いますので、今までの価値観や経験値が
年齢を重ねると共に少しずつ「色」や「味」となって反映されるものだと感じています。
衿元は一番上の釦を閉めても窮屈にはならない設定にしています。
着方としてインナーにフードを合わせるのも良さそうですし、上からダウンベストもありだと思います。
インナーを薄手のカットソーにして、シャツジャケットの様に着て上からオーバーコートを羽織るのもお勧めです。
秋と冬の間に着る中間着は季節が進んでしまうと要らないようにも思いがちですが、手にしてみると案外着る
機会が多いので、様々ある羽織り物の選択肢の1つとしていかがでしょうか。
少しシワの入った表情がnisicaらしくて、自宅で簡単に洗えるというのも日常着としての条件だと思っています。
小さなお子様がいらっしゃる男性にもお勧めしたいですし、エッジの効いたファッションやこれを着ておけばお洒落になれる
という様な捉え方ではなく、きちんとした日常着や普段着をお探しの方に一度袖を通して頂きたい洋服です。
洋服には機能的な側面もありますが、作用的な面も多くあると思っていますので少しでも日常の風景が楽しいと思える
1枚に出逢って頂ければ嬉しいですね。
nisica ダブルボタンジャケット
color ネイビー
price 24000+TAX
SIZE M / L / XL SOLD
nisicaの真骨頂とも言えるフェイク釦と衿元のデザインが特徴の″ダブルボタンジャケット″
この2つのディティールのバランス感はブランドのアイコンと言っても良いくらいの表情としてインパクトがありますし
だからと言ってわざとらしくないのが好みな点です。
フロントがダブルになっているシャツやジャケットはデザインとシルエットが難しいものが多く、手がなかなか伸びにくいのですが
これは別物であまりダブルという事を意識せず気負わずに着れるので、店頭で是非試して頂きたいです。
当然ですがセンターからややずれた場所に釦をかける穴があります。
一見するとアンバランスな見た目ですが、着ていくうちにこのちょっとしたクセが良いアクセントになると思います。
シャツの上からジャケット代わりに着るのも良いですし、これからの時期はタートルネックと組み合わせるのも◎
薄手のウール100%の生地なので、これからの時期はインナーとして重宝すると思いますし、クルーザージャケット同様に
カーディガン感覚で汎用性の高い羽織ものになるのは間違いありません。
襟は小振りでややワイドに開いていた形状で、パッチポケットが左右に付くデザインで大きさと位置が絶妙なバランスで
保たれていて、機能性をしっかりと持ったシャツジャケットだと思います。
見た目の印象で柔らかな雰囲気もありますが、軍パンやデニムなどパンツとの合わせでぐっと全体が引き締まりますし
よりダブルボタンジャケットの良さを惹きたててくれるはずです。見ると着るとでは大きく印象が変わると思います。
日々洋服を着る中で、自分がより自然体でいられるという事を最近は強く思う様になりました。
ファッションという側面を取り払うという訳ではなく、必要以上に着飾ったり格好良く見せたりすることは現在の生活の
中においては、そこまで比重として大きく必要としていない気がしています。背伸びし過ぎずに毎日気持ち良く袖を
通したいと思える洋服を1つでも多く提案出来ればという気持ちがあって、そういったイメージに当てはまるものが
nisicaが作る洋服には多くあると思っています。変わり続ける事と変わらない事の良さ。
このブランドにぴったりの言葉だと思いました。是非店頭で袖を通して頂きたいです。
rasiku sasaki
2016/10/20 | 5:38 PM | diary