9月21日


holk     TOOL SHIRT

color     NAVY

price     26000+TAX

SIZE      1    /    2    /    3

朝起きるとひんやりとした空気に包まれて、部屋の中では靴下を穿いていないと床の冷たさに足先が冷える位の
気候に移り変わってきました。日中は太陽の日差しがとても心地良く、吹く風も湿気がすっかり無くなり
身体にとっては負担の掛からない1年で最も良い季節ではないかなと思いながら、毎日川沿いをウロウロしています。
暖かな素材の洋服をいよいよ着れそうなタイミングで、holkの秋冬でオーダーした商品が幾つか届きました。
個人的にもとても楽しみにしていたフランネルのポケット付きのシャツと、グルカタイプのパンツ。
グルカパンツは生地を織る織機の不具合で残念ながら減産になってしまい、展開出来るサイズがワンサイズのみ
となってしましたが、迫力のある生地と後染めで出しているグレーの色合いが本当に素晴らしいです。
通好みの作りとデザインが多いholkですが、着用して数年が経過した頃からが本当の良さが滲み出てくるような
物作りをされているので、じっくりと時間を掛けて付き合える洋服をお探しの方に一度袖を通して頂きたいです。


今シーズン、個人的に気になっていた生地はコットン100%のフランネル。
ウール程気を使わずにお洗濯が出来て、保温性も高く、肌当たりが良く、着用を繰り返す程に馴染んでくる感覚がある素材。
holkが独自で開発している生地は、中肉で生地の目がしっかりと詰まっているので保温効果が抜群。
表面が微起毛していて、左右に付いたツールポケットのデザインも相まってラフに着れる日常着として活躍するのは
間違いありません。首元はスタンドカラーで、インナーにモックネックなどのカットソーを組み合わせて着るのも
イメージし易いのではないでしょうか。
ウールの肌触りがあまり得意でない方には、暖かさをプラス出来るフランネルの素材は比較的ワードローブに取り入れ易く
暖かさを活かして冬場にはインナーとしても重宝するので、ざっくりとしたシルエットのベージュ系のステンカラーコート
などを組み合わせると好相性だと思いますので、先の季節をイメージしながら着て頂きたいです。


大き目のポケットを配したシャツは、デザイン的な面白さと実際に使用するのにも便利なディティール。
スマートフォンやお財布などを入れるのに十分な大きさですし、ハンドウォーマーポケットとしても使い勝手が良く
普段バッグを持ち歩かない方には機能的なシャツに映るのではないでしょうか。
僕は出張に行く度に”ipad mini”を片手に持ちながら目的地まで歩くことが多いので、このくらい大きなポケットが
シャツに付いていると、画面の大きい機械をいちいち出し入れするストレスが大きく軽減されるなと想像しています。
最初からスマートフォンにすれば何の問題もないとは思うのですが・・・(笑)
ちょっとした面倒臭さを洋服で補う事によって、それが綺麗にハマった時の瞬間は何事にも変えられない喜びがあると
完全な自己満足で思っています。


シルエットはボックス型で身頃がゆったりと設定し、着丈はすっきりとしています。
ワークシャツの様に捉えて頂ければ着こなしのイメージは湧きやすいと思いますし、パンツなどもこれといって選ばずに
着合わせの難易度はそれほど高くないシャツだと思っています。
デイリーに履くようなジーンズ・チノ・軍パンなどは間違いなく合わせ易いですし、綺麗目なトラウザーと組み合わせても
シャツのカジュアルさが軽減されてしっくるくる感覚があると思います。

holk     GURKHA PANTS

color     GRAY

price     38000+TAX

SIZE      2 SOLD


レギュラー、ヴィンテージ問わず古着に精通するデザイナーだけに、グルカパンツの完成度も必然的に高くなります。
グルカパンツは各ブランドがリプロダクトしてリリースする人気のアイテムの1つ。
ヴィンテージ市場でも人気が衰えないアイテムの1つで、当時のイギリス軍がネパール人の兵士(山岳民族の部隊)に
提供していたパンツ。オリジナルの数が少ない上にコンディションとサイズも揃わない事も人気の理由です。
デザインとしての特徴が、ウエストのサイズを調整する為にウエストベルトが一体型になったアジャスター。
左右に釦が付いていて、ベルトを使わずに好みに合わせたサイズ感で穿くことが可能です。


オリジナルはチノクロスを使ったベージュの生地ですが、holkは限界まで打ち込みした平織の生地を使用。
仕上がった製品を、後染めでグレーに染色。サンプルの段階では生地の打ち込みが強すぎて染料が生地に染み込まずに
あちらこちらにムラがあったのですが、本生産では綺麗なグレーに染め上がっています。
シルエットは軍物らしくゆったりとしたバランスで、膝から裾にかけて綺麗にテーパードしたラインを描きます。
ウエストの調整は本水牛の迫力のあるボタンが2つ。所々でオリジナルとは違うディティールを織り交ぜながら
ブランドらしさを表現し、ただ単純にリプロダクトとしたモノとは違った良さを感じさせてくれると思います。


rasikuで展開するパンツの中では価格帯も正直高価な部類になりますが、生地の風合いやディテールを1つ1つ
見て頂ければ価値を見出して頂けると思っています。
サイズ2で大よそ31インチ位から33インチくらいまで方には対応出来ると思いますので、シャツなどをタックインして
着るスタイルなどにも挑戦して頂ければ嬉しいです。


holkの一番の強みでもある愛知県尾州地区の地場産業と連携して作られる物作りは、生地の開発からパターン
デザインへの落とし込みまで、地元にある工場と密にコミュニケーションを取りながら作製されています。
イメージをダイレクトに具現化出来る環境がすぐそばにある事が、1つ1つの完成度の高さや出来上がった製品が
放つ雰囲気の良さやオーラみたいな目には見えないものに繋がっていると思います。
どちらの製品もユニセックスで着れるアイテムですので、生地やデザインに引っ掛かった方に是非袖を通して頂きたいです。

3月4日


holk     TACK DRESS

color     NAVY

price     48000+tax

SIZE      F

color     BLACK


昨年の秋冬シーズンからブランドがスタートしました″holk″
秋冬ではメンズ中心の品揃えをしていましたが、今シーズンはレディスが多め。
その構成比に関しては、その時ぐっときたもののバランスによって今後も変わっていきそうです。
古着を熟知したデザイナーが作る洋服は、一見するととてもベーシックな雰囲気に映りますが、
生地に触れた瞬間の指先に伝わってくる重厚感、そんな生地に対して細やかで美しく強度のある縫製技術と、
きっと年月が経てば経つほどに愛着が湧き、ワードローブに残り続ける服になるだろうなと想像出来ます。
国内で有数のウールの織物産地として有名な、愛知県尾州地区で古いシャトル機を使ってオリジナル生地を独自で開発。
生地作りから縫製まで地元で一貫して行う事で、その分野に特化し熟練した職人さんと密にコミュニケーションを
取りながら製品まで仕上げられるメリットがあります。難しいであろう縫製や注文に対しても密接にやりとりを
重ねることで生れる信頼関係で、成り立つ事があるんだろうと僕自身は感じています。


春夏シーズンの展示会に行った際に数あるアイテムの中で、真っ先にオーダーを決めたのが今日ご紹介する2型です。
これから入学式や卒園式など迎える方にもお勧め出来るフォーマルにも対応可能なワンピースは、気合を入れ過ぎずに
畏まった場所に行く際やレストランやホテルなどの食事会にも活躍しそうですし、いざ時用の1枚としてワードローブに
在ると心強い味方になってくれると思います。
素材はコットン100%の生地ですが、触った感触ではポリエステルかなと思う程の硬さと乾いたような質感。
複数の糸をこれ以上出来ない位に撚りを入れたものを、極限にまで度詰して織り上げた生地を使用。
製品に仕立てた後に「硫化染め」を施して、着用した後の風合いがより良く感じられる製品に仕上げています。
見た目よりもずっしりと重みがありますが、ウエストのギャザーや首元の丸衿など女性らしいディティールを
織り混ぜる事によって、重厚な風合いを上手く和らげています。


フロントの釦は全部で6つ。
ウエストの切り替えからAラインの綺麗なシルエットを描きます。
気温が低い日はタイツを合わせて、足元はボリュームの出無い革靴を合わせるのがお勧め。
温かな日差しを感じられる様になれば透けるような質感のソックスにソールがペッタンコのダンスシューズなどで
軽やかな雰囲気で着るのが〇です。ワンピース自体に力強さと存在感があるので、足元の選び方で遊びを入れると
バランスが取り易くなると思います。


袖の設定は7分丈。肩線はドロップショルダーを採用。
アームは細めなのでインナーに袖物を挟んでしまうと窮屈な印象に映ると思いますので
ノースリーブやタンクトップなどが合わせとして収まりが良いはずです。


背中にはヨークなど入らないミニマムな作り。ウエストに入るギャザーの繊細さがより際立ちます。
袖を通すだけで気持ちの高ぶりがありそうなくらい、素晴らしい生地とデザインとが合わさったワンピース。
特別な日の装いにも、普段の何でもない日にも、どちらも自然と背筋が伸びて少しの緊張感を感じて
過ごすのも良いのではないでしょうか。

holk     SHIRTS DRESS

color     NAVY

price     41000+tax

SIZE      F SOLD


同素材を用いたシャツワンピース。
着方として薄手のコートの様な感覚で羽織るのにも良さそうです。
衿元のVゾーンと小振りなラペルは、カジュアルに振り過ぎない絶妙なバランスを保つ役割を果たしてくれます。
生地を贅沢にたっぷりと使って落ち感のある表情が何とも言えません。


肩線はワンピースと同様にドロップショルダー、袖周りはゆったりとした設定になります。
ぎりぎりシャツが着込めるくらいの余裕があるので、生地の厚みを活かして春先の暖かい日のコート以外の選択肢として
幅を広げるのに良さそうですし、カットソーにさらりと羽織るだけでサマになるのでお勧めです。


ポケットもしっかり完備。


こちらはNAVYのみをセレクトしました。
NAVYと言っても「紺」という色目ではなく、ブルーに近い色目で春の装いに映えるカラーだと思います。
色落ちしたデニムやチノ、足元はコンバースや緊張感のある革靴、何かをプラスする着こなしよりも
ミニマムな格好良い女性のスタイリングが似合うワンピース。
どちらも″holk″というブランドの物作りに対する芯を感じて頂けると思いますので、是非袖を通して頂きたいです。

10月4日


今シーズンから立ち上げれたブランド″holk”
「身近な人々のための服の在り方」をコンセプトに、愛知県の尾州地区で小さな工場で熟練した職人の手によって
機織りから縫製まで一貫して行い、後世に残る物作りを目指します。
物作りからご購入されるまで関わる、全ての人の心が豊かになるプロダクトで在りたいと思っています。

holk       trench coat

color       KHAKI

price       65000+tax 

SIZE       2    /    3 SOLD


何処か懐かしさを感じさせながらも、しっかりと時代のニーズに合わせた物作りをしている印象があり
古着を熟知したデザイナーだからこそ出来る、アプローチ方法や過度になり過ぎない足し引きの絶妙なバランス。
展示会で全ての商品を見た時に、どれも押しつけがましくなくシンプルながらもブランドの「色」がある
デザインだと感じました。1つ1つが凛した表情でハンガーラックに掛かっていたのを今でも鮮明に思い出します。
その中で一際目を惹いたのが、クラシックなデザインながらも何処か削ぎ落とされた印象のあるダブルのトレンチコート。
まだ僕のワードローブに無いアイテムの1つで、洋服好きな方であればさらりと力を抜いて着たいと思ってしまう・・・
魅力の詰まったコートになるのではないでしょうか。
今まで一度だけダブルのコートを展開した事がありましたが、ここまで作り込まれたものは初めて。
玉虫色と呼ばれるベージュとカーキの中間の様な色合い、1枚袖のラグランスリーブ仕様、エポーレットや
ストームフラップ、チンストラップなどは排除し、コートが本来持っている雰囲気を崩し過ぎずに「今」に合わせた
″機能″と″美″のどちらも追求した素晴らしい仕上がりになっています。
ダブルが似合わないという言葉を良く耳にしますが、そこは人としての雰囲気や余程の魅力がない限り
似合う似合わないという話にまで行き着かないはず。僕はそう思っています。
これから先に自分自身が、このコートに対してどういう着方をしたいのかを試されている様にも思います。
ガチガチに構える必要はありませんし、個人的な意見としては30代後半くらいの方くらいからが
少し背伸びするくらいのイメージで、きちんとコートを着る事に挑戦して頂きたいなと思っています。


素材はコットン32%・ポリエステル68%を掛け合わせた混合素材を使用。
そこまで厚みのある素材感という訳ではなく、歩いたり動いたりすると生地のドレープが綺麗に出る素材になります。
しっかりと目の詰まった素材ですが、バギバギの固い生地ではなく、どちらかと言えば柔らかさの方を感じて頂けるので
着始めからでも馴染む感覚があると思います。裏地は同系色のキュプラ100%の滑りの良い生地とを組み合わせていて
ジャケットや厚手のセーターも十分に着込めるので、春・秋・冬の3シーズンに対応出来ます。
カジュアルな装いは勿論ですが、ビジネスでも十分過ぎるくらいに活躍するコートなので兼用で着るのもお勧めです。


クラシックなデザインのコートで一番気になる点は、細かなディティールなどもありますが、
それ以上に肩の傾斜角度がナチュラルな下さがりのラインを描いているかどうかだと思っています。
この角度があまりにフラットに近いと怒り肩の様に見えてしまい、スーツなどのオンスタイルであれば
ありなのかもしれませんが、カジュアルな服装の場合にどうしてもアンマッチになってしまいます。
holkの作った″trench coat″は、この肩の角度が本当に絶妙で1枚袖にも関わらず野暮ったさを殆ど感じさせない
考え抜かれたシルエットだと思います。決してオーバーサイズにならない様に基本を大切にして作られていて
後姿を見るとコートの持ち味を最大限に活かしている事が良く理解出来ます。


トレンチコートのディティールに欠かす事の出来ない腰紐ですが、写真で見て分かる通り一工夫されています。
フロントで合わせて釦で留める事が可能。留める事で若干の絞りが出てラインを綺麗に魅せる事が出来ます。
不要な場合にはハンドウォーマーポケットに閉まっておいても良いですし、使用しなければ外してしまっても
良いと思います。後ろ側でぎゅっと結んでおくのもトレンチコートらしくて良いのではないでしょうか。
釦の裏側にはレザーの力釦が付きますので、重みのある水牛の釦に耐えれるようにしっかりと
細かな所まで作り込みされているのが良く分かります。


通年を通して着れるコートをお探しの方は、春よりも秋のコートで探されるのがお勧めです。
特に春が冬のように寒い岩手の気候では、秋物の2枚仕立てのコートが一番活躍する事を実際に住んでみて分かりました。
一張羅ではないですが、中途半端なコートをてにするくらいであれば思い切って投資するくらいの気持ちで納得出来るものを
選ばれる方が断然良いと思います。ある程度長い目で見て年齢を重ねた際にもイメージが湧くかどうかも重要な点です。
″holk”は立ち上げられたばかりのブランドなので、ラインナップはまだ多くはありませんが
1つ1つのアイテムにデザイナーの意図や意思がはっきりと表れているので、是非一度袖を通して頂きたいです。
メンズ・レディースに関係なく着れる洋服ですので、ご夫婦で兼用されるのも良いかと思います。
素晴らしいコートです。是非。

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