7月14日


AURORA SHOES    NEW MEXICAN

color       ブラウン  

price       25000+tax 

SIZE        6  /  6.5  /  7  /  7.5  /  8


ニューヨークの郊外にあるオーロラという小さな町で、数名の職人達の手によって作られる一足の革靴。
「オーロラシューズ」と言う名前の靴を、恐らく何かしら、何処かしらで見聞きしたことがある方や、
今までに履いた事のある方、ずっと履き続けている一足、二足があるという方がたくさんいると思います。
つい先日も10年以上前に買われたオーロラシューズをソール交換しながら履いている方に出逢いました。
大切に履かれているお客様の姿とその靴の纏う雰囲気が、共にしてきた時間の経過を物語っていました。
私達もお店をオープンして直ぐくらいのタイミングで、葉山の現在の店舗に移転する前の″SUNSHINE+CLOUD”を
訪ねた際に夫婦で1足ずつ購入し、今でも夏の暑い日なるとサッと素足で履きたくなる靴として重宝してます。
今こうして店頭でご紹介できる事になるとは、自分達にとっては巡り巡って人に繋いでいただいたご縁だと、
そう思わざるを得ない様なタイミングだったので、嬉しくもあり、とても感慨深い気持ちでもあります。
現在″AURORA SHOES″は全部で5型のラインナップがあり、rasikuでもシーズン毎に一型か二型を少しずつ
カラー展開などを変えながら、じっくり提案をしていけたらと思っています。
初めての方には、ぜひこのスローで親しみやすい風貌の革靴を体感していただきたいですし、既にご存知の方には
新しく買い直しの機会としてや、お色違い・モデル違いなどお選びいただける場となれば嬉しく思います。
先ずは、せっかく夏のシーズンのスタートということで、アンクルをしっかりとホールドするサンダルタイプの
″NEW MEXICAN″からご紹介をしたいと思います。


アッパーは肉厚なレザーにオイルをたっぷりと浸み込ませた1枚革で、履き始めからでも比較的馴染み易く
あまり神経質にならずに革靴を楽しむ事が出来ます。
靴の作りはステッチダウン製法を採用しソールにはクッション性の高い″VIBRAM SOLE″を合わせています。
勿論ソール交換は可能で、軽めのソールを組み合わせているのでスニーカーの様な軽さにはなるのですが
ソールの減りがその分早いので、靴全体の型崩れが起きる前にソール交換をお勧めします。
ラストはモデルによって異なりますが、NEW MEXICANはつま先にかけて細く設定。
レザーの醸し出す無骨な雰囲気と女性らしい曲線とが丁度良い塩梅でMIXされた一足になっています。


自分達も革靴を扱うようになり、お客様の靴の履く頻度やメンテナンスに関する事などのことで
お話を伺う機会が増えましたが、早い方ですと約一年ほどでソール交換をされる方もいたりしますし、
交換可能なギリギリまで履いてしまう方もいらっしゃいます。当然ですが人それぞれです。
オーロラシューズに関しても、いざ思いきって購入して、ソールの交換可能と分かっていたとしても
タイミングであったり、どこでお願いすれば・・・と分からずに履き潰してしまう方もいるのではないでしょうか?
先日初めてお受けしたオーロラシューズのソール交換も、対応がとても早く直ぐに綺麗になって戻ってきました。
それとなく頃合いを見て定期的にメンテナンスを入れる事で、靴を長く履いて頂くのはもちろんのこと、
踵の減りやレザーの艶が蘇る事で、足元の見え方もぐっと良くなると思います。
そこまで気負う必要はないですが、リラックスして履ける靴だからこそ、適度なメンテナンスで気持ち良く長く
履いていただけたらいいなと思います。


春は薄手の靴下を合わせて、夏は素足で涼やかに。
太めのチノやカーキのパンツ、デニムを少しロールアップして足首のストラップと靴下を少しだけのぞかせる。
真夏の暑い日には、薄手のワンピースやスカートに素足で開放的に。
個人的には夏にこそ出番が増える靴だと感じているのですが、決して季節も限定することなく、モデルによっては
通年履かれる方もいると思います。
サンダルタイプのNEW MEXICANは足首と踵はしっかりホールドされるので、足が浮く事も無くしっかり歩けます。
つま先に掛けてやや細い設定ではあるので、幅が少し狭く感じるかもしれませんが、レザーの部分は柔軟性があり
一日履いただけでも履き始めともだいぶ感覚が変わります。もちろんフィッテイングをして頂くのが一番なので、
ぜひサイズが揃っているタイミングでお試しいただけたらと思います。


気分としては、ちゃんとした革靴だと足元が若干重たく感じたり、そこまで気合をいれて行く場所でも無い場合に、
でもスニーカーじゃちょっとな・・・という時に、革靴とスニーカーのちょうど間を補ってくれるような靴。
のんびりゆったりしたい時のお出掛け時にも良いですし、脱ぎ履きもし易いのもポイントです。


履き込むほどに艶を帯びて、次第に自分の足の形の顔になっていくその独特の経年変化と、
時代を経ても変わらずに小さな町の工房で、人の手によって作り続けられる大らかな空気を纏った革靴。
時に思いがけないうねりがやってきたりしたとしても、ペースを崩さずに地道に取り組んできたからこそ、
今も尚、大事に履き続けられていて、職人たちの真摯な姿勢の元で作り続けられているのだろうと思います。
毎回オーダー分のみの展開となりまして、お取り寄せなどのご要望はお受けできませんのでご了承ください。

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