6月30日


HATSKI     WIDE TAPERED DENIM LINEN

color        ネイビー

price        20000+tax 

SIZE        2    /    3

早すぎた6月も最終日。そして2018年も半年が過ぎたとは・・・
真夏の様な空に気温がぐんと上昇したり、突然雨が降ったりと、ころころと変わる空模様に若干身体が
振り回されてしまっているように思います。
そんな季節にお勧めのデニムを紹介します。
夏にコットンの厚みのあるデニムを穿くのに少しだけ気合が入るのは私だけではないはず。
蒸れたり暑くなりにくく、何よりも風が抜けるリネン素材を使ったワイドデニム。
あまり見かける事が少ないリネン100%を使用したデニムは、コットンのデニムと比べると手に持った時の軽さと
生地の風合い、そして穿き心地は全くの別物。夏の湿度と気温に対応出来る1本に仕上がっています。
シルエットは僕自身がいつも愛用をしている、ワタリ幅がゆったりとして裾にかけて少しだけテーパードが掛かった
″WIDE TAPERED″タイプを選びました。身体とデニムとの間に空間が多くなるので風の抜けが良くなると思いますし
トップスでボリュームが出しにくい季節になるので、ボトムスでバランスをキープするのがお勧めです。
HATSKIはデニムに特化したブランドだけに、様々な素材を打ち出せる強みがあります。


フロントはボタンフライの仕様で、ブランドのロゴが入ったオリジナル釦を使用。
ポケット裏に隠しリベットを打つなど、ヴィンテージデニムに用いられている本格的な仕様を各所に取り入れています。
シルエットはお尻周りと腿はゆったりと設定し、裾にかけて緩やかにテーパードさせています。
癖の少ないシルエットで、普段ワイドなパンツを穿かないという方にこそ試して頂きたいです。
HATSKIが作りだすシルエットは太くする部分と整える部分のバランスが絶妙で、WIDE TAPEREDは太さはあるのですが
不思議と太さを感じさせないパターンの巧さと、純粋に普段着として当り前にデニムを穿いて欲しいという事が伝わります。


パンツを選ぶ際に、大半の方はウエストの大きさで選ぶ事の方が多いと思います。
勿論ウエストで選ぶことで自分のジャストサイズを知ることも1つの要素ではあるのですが、
他にもお尻から腿にかけてどれくらいの太さを出したいのかというのも、僕自身重要視する部分だったりします。
太さを出したくて、一つから二つサイズを上げて履く事もあります。その際のウエストに関してはベルトで絞って
穿くのですが、よほどタックが寄り過ぎてシルエットが崩れない限りは許容範囲ではないかと思います。
自分自身の適正サイズを理解した上で、イメージしているシルエットでサイズに捉われず選んでみるというのも、
パンツの面白さに繋がりますし、着こなしの広がりをより一層感じて頂けると思います。
トップス以上にボトムスを上手に穿けるかどうかは、全体のバランスを考える際にもとても重要だと思いますので
気軽にサイズを穿き比べて楽しんで頂ければ嬉しいです。


色目が柔らかいので穿き始めからでも、しっくりと馴染む感覚があるように思います。
リネン100%なので、コットンのデニムと比較すると表面にシワが出易く表情が豊かに感じます。
セルヴィッチは付かないですが、ロールアップで軽さを演出するのも良いですし丈をすっきりと見せるのも◎
夏に穿くデニムなので、重たく見せないのがポイントです。


今日の様な汗だくだくのうだるような暑さの日には、洋服に袖を通すことすらも億劫になってしまいます。
着こなしに悩むことなく、気楽に気持ち良く穿けるパンツは即戦力として重宝するはずですし、素材が変わる事で
デニムの面白さや一味違った側面を感じて頂けるのではないでしょうか。
サイズが限られていますが、とてもお勧めのパンツですので是非お試し頂ければと思います。

6月29日


SEA SALT    SLIPOVERDRESS

color        WHITE

price        36000+tax 

SIZE        2 SOLD

color        BLUE

SIZE        2 SOLD

color        F.BLUE

SIZE        2 SOLD


昨夜も結構しっかり雨が降った様で、今日は朝から家の中もジメジメして歩くとスリッパがペタペタ鳴るなど
如何にも梅雨らしい気候だったので、この身体に纏わりつく不快感を和らげるには、これ!と手に取った服。
今季から店頭に並んでいる ″SEA SALT″より、前回初めてご紹介した″SLIPOVER DRESS″というモデルの素材違い。
より薄手で肌あたりも優しくて軽やか、そして何より目にも楽しい美しい色合いが特徴のSLIPOVER DRESSは、
COTTON 70% SILK 30%を使用した生地で、まさにこれから突入するじっとり汗ばむ陽気でも、清々しく快適に
それでいてふっと心穏やかに過ごしていただける一枚になるのではと思います。


着用しているのは個人的に購入して既に着用し、何度か洗濯もしたもの。
洗いざらしで着ると多少シワ感はありますが、カジュアルに着る分にはそこまで気にならない程度のシワ。
綺麗に着たい気分の日は、一瞬でもさっとアイロンを掛けてあげると良いと思います。
フロントは比翼のヘンリーネックの様なデザインで、正面から見た際もとてもすっきりとシンプルなので
首元にアクセントとしてアクセサリーなどがあっても映えると思いますし、釦をひとつ、ふたつ外して
少し肌を見せて涼しげな印象を与える着方もお勧めです。


“SEA SALT”の洋服は天然染料を使った染めを施しています。
今回選んだ3色のうち、BLUEはラピスラズリと言われるバラから抽出した染料を使用。
L.BLUEはヤグルマギクと言われるキク科の植物から染料を抽出しています。
どちらの色も柔らかな色目で、肌が薄く透ける様な繊細な糸の風合いを楽しむ事が出来ます。
シルクが70%入っているのでガシガシ洗うお洋服ではないのですが、ネットに入れて頂き優しく洗って頂ければ
普通に日常着として着て頂けるので、決して取扱いが難しい素材ではありません。
インナーはキャミソールやタンクトップで、シルク×コットンの風の抜ける素材感を実感して頂きたいです。
直射日光から肌を守り、夏特有のベタつきが苦手な方にもお勧めします。


膝より少し上の腿が半分隠れるぐらいの着丈は、ワンピースとチュニックの間ぐらいの感覚。
細身のボトムとサンダルを合わせて、肩の力を抜きつつも上品な装いにも振る事の出来る素材感です。
涼しく過ごしたいという方にはワイドパンツやキュロット・スカートで、エレガントさと恰好良さを
表現すると自然に納まりが良く見えると思います。
SEA SALTの洋服は決め込んだお洒落をするというイメージというよりも、自然な表現が難しい色目に
上質な素材感とそれを活かしたプレーンなシルエットを楽しんで貰えたら嬉しいです。
関東は梅雨明けしたとのこと。これから盛岡もぐっと気温が上がると思います。
夏を気持ち良く、且つ楽しく過ごす為の一枚をお勧めします!

6月26日


STYLE CRAFT WARDROBE   SHIRTS♯2

color       L.BLUE  

price       22000+tax 

SIZE           /        /     SOLD   

color       BLACK  

price       24000+tax 

SIZE           /        /     SOLD 

STYLE CRAFT WARDROBEより今シーズンオーダーしましたシャツが全て店頭に揃いました。
先ずご紹介するのは、首元はバンドカラーで裾のテールの形状に特徴がある″SHIRTS♯2″
張りと厚みのある鮮やかな色目の″L.BLUE″と、透ける様な薄さの″BLACK”の2色をセレクトしています。
ブルーに関しては夏場の暑い日には風が抜けにくいのでお勧め出来ませんが、通年を通して活躍する1枚です。
もう一色のブラックはアメリカ原産の最高級綿と位置付けられている美しい艶のあるスーピマコットンを使用。
とても薄手ですが、張りと強さがしっかりとあり風が服地を通り抜け、身体をさらりと撫でるので涼しくて
湿気が気になるこれからの季節には適した素材です。
今まで夏に黒を着るという事が殆ど無かったのですが、最近は何だか黒の淡々と落ち着いた雰囲気も渋くて、
格好良いなと思っております。
人の感覚や感性は時間の経過や様々な人や物との出逢いによって影響され少しずつ変わっていくものと思います。
その時、その時で自分が感じた事をそのまま素直に表現する事で新たな感覚に巡り逢えるのかもしれませんね。


シャツと身体との間に生まれる空間をどう着るかが、STYLE CRAFT WARDROBEの面白さだと思っています。
単純に大きく作っているという訳ではなく、足し引きのバランスであったり削ぐところは削いで、
けれどゆったり見せたりなど、絶妙な部分を調整しているので袖を通すと不思議に納まりが良く
1枚で着た際の存在感が抜群です。作り込みがしっかりとしたシャツらしいシャツも好んで着ますが
それとは違うシルエットと着心地の良さがあります。
僕自身も様々なシャツに袖を通してきましたが、色々と着る中で日々自分がその日起きて身体の調子や天気、
その日の予定や誰に逢うかに合わせて、心地よいと感じるものを選びながら着れる事がより洋服を楽しめると思いますし、
一辺倒にならずに柔軟にいる事が大切ではないでしょうか。


左胸には片玉縁ポケット、裾のラウンドが緩やかでなく角度をつける事で独特の表情を生み出します。
基本的にはタックアウトでの着用がお勧めで、無駄を無くした洗練されたエッセンスとエッジの効いたディティールとが
上手に組み合わさった″STYLE CRAFT WARDROBE″ならではのシャツだと思います。
僕自身は軍物などの土っぽいワイドなパンツに組み合わせるのが好みですが、着合わせに関してはモードな雰囲気であったり
綺麗目な合わせも挑戦して頂ける懐の深さを感じる1枚です。
プレーンなシャツですが、立体感のある表情に見えるのは縫製技術の高さや素材選び、計算されたパターンが
あるからこそで、rasikuに並んでいるシャツの中でも一際存在感を放っています。


夏場でも殆ど半袖を着る事がないので、長袖で気持ち良く過ごせる素材感の良いものに出逢えると嬉しくなってしまいます。
半袖のTシャツも良いのですが、タンクトップに風の抜ける薄手のシャツを羽織る方が体感温度が涼しく感じます。
アクティブに屋外で動いたりする場合にシャツは選ばないと思いますが、室内にいる事が多かったり
食事や人と逢う日の服装として、夏場でも長袖のシャツという選択肢を1つ持っておくのも良いのではないでしょうか。
夏らしい商品は少ない店内ですが、夏を気持ち良く過ごせる洋服はありますので是非お試しください。

定休日のお知らせ


明日27日(水曜日)は定休日となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

6月25日


trippen     SCOTCH

color       BLACK-BK  

price       42000+tax 

SIZE       35    /    36    /    37    /    38    /    39


夏のサンダル素足履きの気持ち良さを知ってしまったここ数年。
さて今シーズンのTRIPPENではどんなモデルを展開したいかなと考えた際に、サンダルの様に季節感が出せて
けれどサンダルほどラフにならない井出達のシューズが良いなと思いました。
以前、展示会に居合わせた方が履いているその足元を見て、良いなと記憶の片隅にずっと残っていた靴。
素足でもソックス合わせでもどちらにも相性の良いギリータイプのシューズ ″SCOTCH”
舌革がなく、甲部に設けた鳩目の一種に紐を通し、交差をさせて紐を留める見るからに特徴的なデザイン。
長い紐は編み上げて足首の裏で交差させて踝あたりで結んだり、足裏で交差させて甲の部分で結んだり。
パッと見で可愛らしい印象を抱く様な靴ではありますが、このデザイン実はとても古い歴史を持ち
ギリーシューズ、ギリーオックスフォードとも呼ばれ、英国の伝統的な靴のひとつとされています。
モデル名の″SCOTCH″(スコットランドの)も、そこから由来してのこと。
元々は、ケルト民族が狩猟用に履いていたものが、次第に舞踏靴として変化して用いられたもので、
濡れてもすぐに乾くことや、フィッテイングが容易であることなど、可愛らしさと感じる一面には、
歴史的な背景と暮らしの変化などが詰め込まれた靴でもあったのです。


アッパーにはWAXと言われる、牛革にオイルをたっぷりと浸み込ませたシボのある揉み革を使用。
足を入れた時から革馴染が良く、すぐに自分の足の形状にフィットする為、素足履きが一段と気持ち良く感じます。
ソールは″CUP SOLE″と言われる2つに分離したソールを採用。中に硬い鉄板が入る事で分離したソールを実現しています。
靴全体が軽量化されているので、気分的にはスニーカーを履く感覚で足の運びもスムーズですし、元々が活動的な場で
用いられたということもあり、紐できゅっと引き締め足首で留めることでホールド感もあり、足を覆う面は少ないながら
不思議と足の包み込む安心感があるようにも感じます。

フィッテイングが容易という点で考えると、足型も幅がある方から細い方。
甲の高い低いにも比較的万能に対応してくれる形だと思います。
どうしても足の形によって見た目の面では変化が生じるのは当然ですが、キツさや痛みなどが無いというのは
やはり足にとっては嬉しいデザインだと思います。
それでいて可愛らしいというのは、洋服と組み合わせる楽しみが一層膨らみますし、履くだけでウキウキします。
なんというか、やはり靴は大事。


バルーンの形状がユニークなパンツにも合いますし、色落ちしたデニムとラフなトップスに足元かっちりなのも良いです。
今時期の畏まった席の装いに、ヒールとは別の選択肢として薄手のタイツや靴下と合わせたりもきっと素敵だと思います。
紐の結ぶ位置も大切に。
以前見かけて気になっていたというのは、実は同じモデルでも赤い色の物で・・・だったのですが、
今回は服装も幅広く合わせていただけるように、黒を選びました。いずれはあの赤い靴も展開してみたいと
密かに心の奥で想い続けています。
私達が一目惚れした靴に、はっと心ときめいて下さる方が、いてくださったら嬉しいです。

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