2月20日

CALICO   0カウントカディ スタンドカラーコート

color     生成

price     41800(TAX IN)

SIZE     L SOLD

今日からまたいつも通りに、自分達のペースに戻ってBLOGを更新していこうと思います。
CALICOから届いた新しい試みで作製された見るからに雰囲気抜群のスタンドカラータイプのコート。
今まではどちらかと言えば、1枚仕立てのさらりとした洋服をメインに展開していたブランドでしたので
セレクトするのが春夏中心で、寒さから身を守るようなアイテムは殆どありませんでした。
構想から4年の月日をかけて出来上がったコートは、表地に0カウントカディ・裏地に総柄プリントの生地を
贅沢に用いた袖を通すだけで気持ちが上がってしまいそうな位に、しっかりと作り込みがされた1枚。
仕立てが2枚という事で、厳しい寒さが残る春にも相応しく、着る機会が自然と増えるのが想像出来ます。
何事にも共通する部分だと思うのですが、異国の地でトライ&エラーを繰り返しながら着実に1歩ずつ
イメージを実現する為に、コミュニケーションを取りながらお互いの持つ良さを最大限に引き出した
CALICO渾身の素晴らしい作りのコートだと感じました。

フロントは比翼タイプで釦が全て隠れる仕様。
ウエスト部分に切り返しを入れて、ブラウジング出来るように同素材で作製されたベルトが付きます。
肩のラインは身頃に対して直線的な位置に肩線が付きますので、自然とドロップするようなデザイン。
生地を無駄に使わずに作れるパターンでインドやネパールの洋服などに良く見られ、肩回りが窮屈にならずに
しっかりと可動域も確保していますので、インナーに多少厚みのあるものを合わせても全く問題ありません。
私達がコートを選ぶ際に大切にしている部分で、ざっくりとストレスなく脱ぎ着が出来るというのは
長く着続けられるとても重要な要素だと思っています。

表地に用いられている0カウントカディは、ザクザクとワイルドな表情ながらしっとりと柔らかな
肌触りがとても心地良い生地。CALICOでは定番で使用されている生地でもあります。
実は以前お店の改装をする際に、フィッティングルーム用に良い雰囲気の生地を探していて、
その時に選ばせて頂いたのもCALICOの0カウントカディでもあり思い入れのある素材。
太くて均一ではない糸をじっくりと時間を掛けて平織にするのですが所々にムラがあったりして
凹凸のある感じが逆に好みだったりします。
日本の生地やヨーロッパで続いてる老舗の素晴らしいファブリックメーカーは、それはそれで繊細で
着心地も抜群ですが、同様にインドで作製されるカディコットンも負けず劣らず素晴らしいと思っています。
この土地だからこその生命力を含む空気感があるようで、それは文化であったり宗教であったり、
そこに暮らす人が生産性や利便性のみを追求したりし過ぎずに、その土地と人々にとって無くてはならない仕事を
淡々と営みとして続けているからこそではないでしょうか。
いつか自分の目で肌で、カディコットンの生地が生まれる所を見てみたいですね。

ポケットはしっかりと完備。
前を閉めての写真だけになってしまいましたが、カーディガンを羽織る位のイメージで前開きで
インナーの美しいブロックプリントをちらりと覗かせる着方も◎
その際にベルトでサイドのみを留めてきるとメリハリの着こなしになると思います。

バックスタイルもセンターベントが入るので、コートらしさがぐっと増します。
この時期になると何を着て良いのか分からない・・・という方が多くいらっしゃると思うのですが
個人的には絶対条件として仕立ては2枚。素材感はコットンもしくはコットンに化繊を掛け合わせたもの
もしくは化繊でしっかりと風を防げるもの(高機能素材でなくても良い)が間違いないですし、季節感も的外れではなく
日々移り変わる景色や風景にもマッチしていると思います。毎年必ずこの時期は嫌でもやってきますので
冬物ではない春と秋の両季節に兼用出来るコートに、もしビビっとくる出逢いがあれば先を見越して思い切って
選んでみるのも良いのではないでしょうか。きっと季節の狭間をより楽しく過ごせるようになるはずです。

CALICO    ラリーキルトスクエアバッグ

color      A 

price      7590(TAX IN)

SIZE      30×23×4.5 SOLD

color      B SOLD

color      C SOLD

color      D SOLD

個人的にとても楽しみにしていたラリーキルトを用いた大き目のポーチ!?バッグ!?
着古したサリーなどを繋ぎ合わせて作製されるラリーキルトですが、一針一針力強いハンドステッチが魅力的で
日本にも刺し子の文化があって、それともまた違う面白さがあります。
ポーチを店頭に置いておくと何を入れますか??と聞かれる事が多いのですが、想像をし過ぎると手が出難くなるので
持っていると何かしら使う機会があるのでは・・・とお伝えするようにしています。答えになっていませんが。。
自分自身が結構そんな感じで、目的を持たずに購入した袋やポーチが思ってもいなかった場所や活躍をした時に
妙に感動してしまって、そんな感動を味わって頂きたくポーチは好きなカタチや生地があると展開するようにしています。
バッグを持ち歩きたくないという方にもお財布と携帯とリップとハンカチ位を入れて、さっと持ち歩くのにも良さそうで
容量が大きいというのもポイントで小さなものにパンパンに詰め込むよりも、余裕がある方が見た目も美しいです。

ZIPの開閉はL字に開き、全種類同一の裏地が付きます。
手仕事のアイテムはオーラと雰囲気が抜群なので、全体の足し引きとバランスがとても重要。
くどくなり過ぎないように、軽めの服装やバッグインバッグなどにして持つとより良いかもしれません。

毎シーズン、どんな生地や新しい試みがあるのだろうとワクワクするような気持ちにさせてくれるCALICOのプロダクト。
今回のコートは全くイメージしていなかった別次元での製品に感じましたし、インドらしい細かなステッチワークや
染色技術などとは良い意味で一線を画す、シンプルな縫製で純粋に格好良さを感じられるさらりとしたコートに
仕上がっているのではないかと思います。来週位からは春物のコートがようやく本格的に活躍する気温に
なりそうですので、気持ち良く袖を通せる長く着続けられるコートをお探しの方にお勧めです。

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