6月12日

River    SET UP PANTS

color    BLACK

price    25300-(TAX IN)

SIZE     1    /    2  SOLD

東北地方も梅雨入りしましたというニュースを見て、どんよりとした雲を眺めていました。
気温は丁度良いのですが、店内の湿度計がここ数日は60%を超えて僕の天然パーマの髪の毛も
あっちへいったりこっちへといったりと収拾がつかずの日々です。
この時期は少しでも気持ちの良い素材の洋服を身につけていたい、一年の中でもより強くそんなことを
思い浮かべながら、毎シーズンああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返しています。

RiverのSET UP PANTSは、僕が愛してやまないSOWBOWのイージーパンツワイドのウエスト部分に
ベルトループを付け足したアイテム。商品名にセットアップと名乗るくらいですので
同素材で半袖シャツも作製済。夏に着るセットアップ提案というイメージで作製しました。
そうは言っても単品で着用する確率が圧倒的に高いですし、トップスの比重が軽くなる季節こそ
ワイドシルエットのボリュームと涼しさがよりしっくりとくる気がしています。

夏に着る素材を考える際に、涼しさは必須条件として生地の薄さと強度と
3つの観点からイメージを膨らませます。
例えばリネンと一言で言っても、厚みや肌当たり、イメージする色目など・・・
言い出せばキリが無いくらい生地の選択肢が多く、頭の中に其々の特性を書いたペンタゴングラフを思い浮かべて
自分が理想とする素材を探しだします。
今回、夏のセットアップとして選んだ生地はリネン76%・和紙24%をミックスした、通気性と強度に優れた素材。
和紙はここ数年でスタンダードになりつつあり、適度に強さを高められる性質を持ち合わせています。
リネンは着用を繰り返すとトロミある生地に段々と変化しますが、和紙が入ることで生地が偏り過ぎずに
一定のラインでしゃきっとした質感で保たれることを期待しつつ選びました。
可動域が広くて、耐久性を求められるパンツにとってリネン×和紙は良いコンビだと感じています。

シルエットはお馴染みのワタリから裾口までしっかりとした太さをキープ。
自分でもこんなに同じパンツを生地違いで購入するか・・・と若干疑問を持つほど手にしています。
穿き易さは勿論ですが理想としている太さ、革靴でもスニーカーでも包み込んでくれる懐の深さ。
その条件を満たしてくれる数少ないパンツです。

ウエストは総ゴム+アジャスターで幅広い体型の方をカバー。
サイズ1とサイズ2の2サイズの展開。SOWBOWではワンサイズのみですが、細身の女性や小柄な男性には
少し大き目なので、Riverだけのワンサイズダウンに設定をしたサイズ1もご用意しました。
梅雨が始まる今時期から穿き始めて、暑さが残る9月下旬頃まではフルに活躍してくれる夏のパンツです。
淡いトーンのトップスに黒パンツの合わせは、最近のお気に入りで、柔らかさと重厚感と其々のトーンの
グラデーションがとても心地良く感じています。
同素材で半袖シャツもご用意がありますので、それはまた後日にご紹介をさせて頂きます。

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