7月20日


SOWBOW   蒼氓シャツS/S(ONE PIECE COLLAR)

color      WHITE

price      19000+TAX

SIZE      1   /   2   /   3

今日は朝からすでに汗がにじむ程の快晴で、真夏日を予感させる日差しの強さにくらっとなりつつも
やはりスカっと晴れた空と太陽の光を全身に浴びると心も体も元気になります。
夏の高校野球も中盤から後半戦に差し掛かるところで、各県の試合の経過をチェックしたりと
こちらも熱戦が続いていて、忙しい日々です。

今日の様な夏らしい気候であれば″SOWBOW″から届いた新型の半袖シャツが重宝しそうです。
昨シーズンまでは長袖シャツのみの展開だったのですが、気温の高さに半袖のシャツが在れば良いな・・・
と想像して展示会に向かった所、ONE PIECE COLLARの半袖バージョンがハンガーに吊るされているのを見て
直ぐに展開を決めました。
ブランドのアイコンとも言えるイタリアンカラーのシャツは、開襟シャツにも似た大き目の襟元が特徴。
コットン88%・シルク12%の柔らかで肌当たりの良い生地は、表面に光沢があり品の良さを感じさせてくれます。
カジュアルなシャツですが、何処に着て行っても恥ずかしくないバランスの取れた作りで、写真の様にショーツに
サンダルを合わせてリラックスした着合わせも良いですし、トラウザーなどを合わせてきりっとした服装にも対応出来ます。
デザイナーの洋服に対する知識量と着こなしの振り幅の大きさが、そのままシャツに表現されているように感じます。


1つ1つのディティールには面白さがあります。
ドレスシャツなどに用いられる″フレンチフロント″と呼ばれる、前立てにステッチが入らない仕様を採用。
すっきりとしてミニマムな表情を作り出すのですが、大きく設定された襟元と陶器で作られた釦を組み合わせる事で
シャツ自体に存在感があって、シンプルになりがちな装いにも程よくアクセントを与えてくれます。


個人差はあると思いますが、着方としてはジャストサイズでの着用よりも、ゆったりとしたシルエットを選ぶ方が
ドレープするコットンシルクの生地感や、半袖よりも少し長めにとった袖の長さを活かした着こなしが出来ると思います。
シャツの生地と身体が密着してしまうと、風が抜けにくく折角の半袖シャツの涼しさが大きく半減してしまうので
身頃に余裕を持たせた着方が断然お勧めです。一辺倒な着方に拘り過ぎずに、季節によってサイズ感を変えてみるのも
見慣れない部分も正直あるとは思いますが、洋服の着こなしをする上では重要な要素だと思っています。


僕自身がこのシャツを着ていて一番気に入っている所が、両サイドに深く入ったスリット。
シャツのテールをラウンドさせずにボックス型に仕上げているので、スリットを深めに設定する事によって
見た目全体の重さを軽減しています。着方の1つとしてジャケットの様なイメージで羽織った着方がサマになるのも
両サイドのスリットが″ベント″と同様の役割を果たしているからだと思います。


SOWBOW独自のオリジナリティがあって、それが決して奇をてらうようなデザインではない所に良さを感じます。
まだブランドを立ち上げて数年なので、型数こそ多くはありませんが1つ1つの製品の完成度がどれも高くて
真摯に物作りに向き合っている姿勢がひしひしと伝わってきます。
年月が経過してもすたれない雰囲気を持っていて、特に一番最初に作られた″ONE PIECE COLLAR″はブランドを
代表するシャツだと思いますし、これからも変わらない温度で作り続けて欲しいと思える素晴らしい1枚です。
暑い夏を少しでも快適に過ごせる洋服を手にしてみては如何でしょうか。

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