10月25日


SEA SALT     GARTER STITCHED CARDIGUN

color       MOSS

price       32000+tax

SIZE       2 SOLD 

color       ORANGE

SIZE       2   

そういえば、中津川に毎年遡上する鮭の姿はみなさまもう確認されましたか?
私は先週末にちょっとそこまでと橋を渡った際に、何気なく川をのぞいてみたのですが(同様な方がほかにも数名)
ゆら~ゆら~とゆっくりさらに上流へと泳ぎ続ける鮭を一匹この目でキャッチしましたよ。
この時期ならではの街の風物詩とも言える景色、少しずつ紅葉がすすむ銀杏の木も毎日たのしみ。
身近なところで、毎年愛おしく思う秋を感じられてとてもうれしいです。
良いタイミングでいらした客人にも、この景色をお見せできたのも良かった。
またそこかしこで出逢った秋を、おすそ分け気分でこちらに記していこうと思います。

SEA SALTから届いたカーディガンの色味。
羽織るとたちまち秋モードへと気分が高まる、見た目も着心地も暖かな一枚です。 
継続的にSEA SALTが使用しているピュアブリティッシュウールの温もりある糸で丁寧に編み立てられた
ざっくりシルエットのカーディガンは、肌寒さ感じる時にさっと手に取り羽織れるので、気温の変化が激しい
この時期こそ手元にあると重宝するキーアイテムだったりします。
今シーズンのコレクションテーマにも掲げられた、ボヘミアンやフォークロアのエッセンスを適度なバランスで
デザインに取り入れつつも、元々得意とするすっと背筋が伸びる様な美しいシャツなどとスタイリングする事で
柔らかさとエレガントさを巧く中和させた着こなしにもなる、優れものの羽織に仕上がっています。


前は留めずにただたださっと羽織るのみ。素材はウール100%。
脱ぎ着がし易いというだけで、手が伸びる頻度は格段に増えますし、アウターとして着ていても
室内が寒い場合そのまま着用していても違和感なく過ごせるというのもポイントだったりします。
秋物のコート類はこの時期一番選択肢が増えるので、何を優先するかもそうですし一点に絞るのは
非常に悩ましくてお客様と一緒にうぅぅ・・・と唸りながら、色んな事を頭に思い描いて心を決める瞬間に
立ち会っております。
その中でもこういった留め具の無いゆったりとしたデザインのカーディガンは、シャツやワンピースなどに
重ねて着たいという方で、尚且つ職場でも着る事を想定してシンプルでカジュアルになり過ぎないデザイン。
本格的な秋冬のコートで選ばれるというよりは、実用的な面とシチュエーションによって使い分けて着る方が
必要としてくださっている様に感じます。


ボディはガーター編みで、表裏ともに編地が変わらない分見た目の美しさにも繋がっています。
裾には微かにラインが入ったように見えるステッチを。それだけで全体がきゅっと引き締まった印象に。
SEA SALTが得意とするドロップした位置に肩線をつけて、袖丈は8分位の長さに設定。
手首からインナーをちらりと覗かせて、着こなしにアクセントを付けて着れるのも面白かったりします。
シルバーのブレスレットやバングルなどを合わせる事で、一辺倒になりがちな着合わせを解消出来たり
絶妙な軽やかさを表現できるのも、この袖丈ならではだと感じています。


SEA SALTの纏う空気感はrasikuに並べている洋服の中でも、リラックスしたイメージだったり色目に関しても一際目を
惹いたりして、それが店内に心地の良い雰囲気を与えてくれているような気がしています。
物作りはとても真摯で、どちらかと言えばマニアックや素材や珍しいパターンを多用している様に捉えているのですが
細かな蘊蓄などを忘れさせてくれるくらい、ただ袖を通すだけで気持ちの良い洋服だなと感心させられてしまいます。
そろそろウールの羽織物が必須な時期になりますので、暖かな素材に身体を包んで過ごしてみては如何でしょうか。

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