1月24日
SOWBOW 蒼氓シャツ MANDARIN COLLAR
color DK INDIGO
price 33000+tax
SIZE 1 / 2 / 3 SOLD
大寒を過ぎて朝日の角度が少しずつ変化をしてきているのを日々実感しながら過ごしています。
中津川の白鳥も昨日は14羽いたのが、今日は2羽増えて16羽の集団になっていて、楽しそうにお喋りしている姿は
自然豊かな盛岡の景色の中でも格別だと思える景色の1つ。痺れるくらいの寒さと綺麗な川と自然が残っているからこそ
毎年この地を目指してやってくるのだろうと思いました。
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気候も少しずつ移り変わっていくなかで、素材感・厚み・色とぴったりのシャツがSOWBOWから届いています。
少しマニアックな作りと、着こなすまでに時間の掛かりそうな一筋縄ではいかないオーラを放つSOWBOWの洋服。
時代の空気をしっかりと感じつつも、自分達が作りたい・着たいと思えるアイテムのみを作製するという芯のある
モノづくりでrasikuでも着実にファンを増やしているブランド。ジャンルを問わずに洋服をフラットな目線で
見続けてきたデザイナーだかこその奇をてらい過ぎない絶妙なバランス感に心を打たれます。
中国の人民服からイメージを湧かせて作られた新型のシャツは、マオカラーと呼ばれる立ち襟が特徴的な1枚。
3パッチポケットでカバーオールの様な井出達ですが、着心地を含めてシャツの延長線上にあるので、もっと気軽に
雰囲気良く着ていただけると思っています。着方としてシャツとしてインナー使いするのもありですし、
シャツの上からジャケットライクに合わせるのもお勧め。ゆったりとしたシルエットなので、窮屈にならないですし
冬から春と秋から冬への季節の狭間にあったら確実に着るなと思える羽織になるのではないでしょうか。
素材は中肉のコットンフランネルを使用。程好く温かみのある素材で、冬のウール素材から春の装いに切り替える
タイミングで季節感を問わずにコーディネートに馴染んでくれる汎用性と機能を併せ持った縁の下の力持ちになる素材。
特に春の風が冷たい北東北地方では、薄い素材感を着るのはかなり勇気がいるので、服装も身体も徐々に慣らして
いくという意味においても、気持ち良く袖を通して頂けるはずです。
昨年は同素材でプルオーバータイプで提案をしましたが、今シーズン前開きのデザインに落とし込む事によって
着回しという部分がよりクリアになるので、あれこれと着こなしを考え過ぎずに手が伸ばし易くなると思います。
通常では製品染めに適さないコットンフランネルをインディゴ染料で丁寧に染め上げる事で、深くて鮮やかなブルーを表現。
釦も1つ1つ有田焼のものに色を塗る事でボディの色との一体感を出しています。
プロダクトらしい量産されるモノの冷たさにプラスしてクラフトの要素も感じさせる仕上がりで、ハンガーに吊るして
おくだけでも自然と吸い寄せられるようなオーラを放っていて、実際に肌で触れて確かめてみたくなる感覚があります。
身頃や袖周りなどはゆったりと設定しているので、着た時の多少の野暮ったさがあるのは間違いないのですが
サイドスリットを深めに入れる事により、前身頃と後ろ身頃に生地が逃がされて重さを軽減。
歩くと綺麗に生地が揺れるので、春の温かな日差しを感じながら散歩をすればブルーの色も相まって爽快感がプラス。
シャツ生地なので鞄に丸めて入れておくのにも便利で、気温差の大きい日に活躍するのは間違いありません。
寒くもなく暑くもなくという中途半端な気温に対応出来る羽織物は、素材違いや厚み違いで何枚所持をしていても
着る機会はやってくるので、四季の移り変わりに応じた服装で自分自身が心地良く気持ちが満足して頂けたら嬉しいですね。
毎シーズンその速度はゆっくりながらも自分達ならではの切り口で、新しいモノを生み出している「SOWBOW」
決して一過性ではなく大切に残り続けていくようなモノ作りの姿勢を感じさせてくれますし、独自の発想力は他では
真似する事が出来ないオリジナリティとアイデンティティを感じて頂けると思っています。
サイズ展開は1・2・3の3サイズ。今まで展開していたSOWBOWのシャツと比べてゆったりと作られていますので
インナーとのバランスで適正なサイズ感を選んで頂きたいです。袖を通すと自然と笑顔に気持ちが上がるシャツ。
是非店頭で触れて確かめて頂きたいです。
2020/01/24 | 4:55 PM | SOWBOW