5月9日

SOWBOW   蒼氓シャツ TYPE D(MANDARIN COLLAR)

color      DK.INDIGO

price      35000+TAX

SIZE      0    /    1    /    2    /    3  SOLD

朝9時前の通勤路で、カモシカとばったり出逢う盛岡の街。
改めて街と自然との距離の近さを感じましたし、人生ではじめてしかもかなりの至近距離でしたので
とにかく貴重な体験をしたなと、興奮を抑えきれずにお店に辿り着きました。
あまりにも嬉しくてお客様にも動画を見せると、大体の方が瞬時に”あ、カモシカ”と認識するぐらい
メジャーな存在なのかと思うと、益々この土地の奥深さを実感せずにはいられません。

何だか連休を休んだせいか曜日感覚が無くなっていて、今日が週末の土曜日という事を
完全に忘れてしまっていたのですが、少なくとも人の気配を感じられるのはやっぱり嬉しいですね。
そんな本日は、rasikuでは着実にその魅力がじわりじわりと浸透しつつある”SOWBOW”の一着を。
展示会に行く度に独自の色の濃さが増しつつある物作りは、地場産業をダイレクトに表現するのではなく
デザインを加えて現代の空気感にマッチさせる事で良さを最大限に引き立たせているように感じています。
デザイナーの藤田さんの洋服に対する豊富な知識と経験、それを製品へと落とし込む吉村さんの同じく
物作りの経験と地の利を活かしたフットワークと人柄。どちらが欠けても成立しない、二人だからこその
バランス感で表現される服には不思議な魅力が詰まっています。

昨年リリースされた4型目のシャツとなる「TYPE D」は、衿元のデザインに特徴がありシャツとジャケットの
両方の役割を担う羽織物として、個人的にもチェック型・コットンフランネルの二枚を着用するぐらい好きな形。
春夏の展示会に行った際に、いつものコットン×シルクの素材でTYPE Dがリリースされるであろうと思い込んで
資料に目を通したのですが、まさかの見当たらず・・・!?
あれっ自分が思ったより人気が無かったのかなとか・・・余計な心配をしたり。色々と考えていたのですが、
まぁ無いものはないしこればかりは仕方ない。ただ、どうしても春夏に提案したいと思っていたことを
吉村さんに相談をしてみました。本当に我儘を申してすみませんという気持ちですが、好きだからこそ!
という事で今回は、別注というカタチでAURICOさんが染めを手掛けているDK.INDIGO・LT.INDIGOの2色を
特別に展開をさせて頂きました。
rasikuではSOWBOWの製品を女性の方にも手に取って頂けることが多いので、本来は展開されていない
「サイズ0」もご用意。気温が20度位から30度に届かない位までの気候にコットンシルクの生地の肌触りと
着心地は抜群に良いので、是非お試し頂きたいです。


MANDARIN COLLARと呼ばれている中国の人民服からヒントを得て作製されたスタンドカラー。
自然に綺麗に立ち上がる襟の形状で、今まで展開をしてきた素材はしっかりとした生地ばかりでしたので
コットンシルクの柔らかな素材に置き換えた際にどうなるか気になっていましたが、想像以上の仕上がりに。
3つのパッチポケットが叩きつけられているので、カバーオールの様なワークウエアに在りがちな雰囲気にも
感じられますが、袖を通して頂くとそれとは全く逆のイメージや印象に変わると思います。
あくまでもシャツの延長線上にある作りで、羽織った時の軽くて窮屈さを一切感じさせないフィッティングは
癖になりますし、インディゴ染めされた生地も自然と袖を通したくなるのではないでしょうか。


SOWBOWが作るシャツの特徴として、ゆったりと贅沢に生地を使うのですがサイドに大きくスリットを入れる事により
着た時の野暮ったさを大きく軽減させる効果があります。見え方の部分もそうですが、動きの面でも効果を実感して
いただけるはずです。コットンシルクの生地は、シルクならではの上質な生地感が相まって風になびく様も
絵になるだろうと想像をしています。


今まで展開してきた生地であればシャツの上から羽織るのも良いと思っていましたが、軽快な素材に置き換えた事と
これから気温がぐんぐん上昇してくるので、長袖・七分・半袖のカットソーとの組み合わせがベスト。
その日の気温に応じて、袖の長さで調整しながら着て頂くのがコットンシルクの良さを発揮出来ると思いますし
身体とシャツとの間に空間が生まれますので、風邪が心地良く抜けていくと思います。

color      LT.INDIGO

price      35000+TAX

SIZE      0    /    1    /    2    /    3 


毎シーズン洋服を色々と試しながら提案をしたいと思えるものを探す日々を過ごしていますが
SOWBOWのTYPE Dのシャツは、個人的には羽織物という幅広いジャンルにおいて今の気分に最もしっくりきている1枚。
フィッティングの気持ち良さやは勿論ですが、軍物やワークウエアなどのデザインソースではなく
ブランドのオリジナリティをしっかりと表現し、奇をてらい過ぎない実用着としてのバランスの良い落としどころに
心地良さを感じています。今までに様々な服に袖を通してきましたが、見た事も着たことのない、捉えどころのない
感性を揺さぶられる素晴らしい1枚に出逢えたと思っています。


どちらの色目も合わせ難さもないですし、パンツなども特に形を選ばずに着て頂けるのではないかと。
僕自身の感覚では布帛素材のカーディガンを着る様な感覚で、他には代えがきかない唯一無二の存在だと思っています。
一度袖を通して頂ければ、自然と納得していただけるのではないでしょうか。
新緑が映える今の時期から、じりじりっとした本格的な夏が来る手前までの繋ぎの季節羽織として、
今、まさにお勧めの一枚です。

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