5月14日


trippen    SPOON

color     BLACK

price     43000+TAX

SIZE     36     /    37    /    38    /    39


昨日の定休日は早朝(4時起き)からスタートし夕方(18時頃)まで、やろうと思っていた事を全て遂行し
21時には布団の中へ。郊外の方へも用があって久々に行ってきましたが、大きい館の営業再開もあって
車の流れも多い様に感じました。立ち寄った産直で開催していた『夏の苗祭』では既に活気がありましたよ。
こうして一人一人にとっての健やかな生活が、安心して送れるような方向へと進みますように。
そんな中、10年前に購入した一眼レフカメラの調子がいよいよ悪くなり、不安げなシャッター音と
ピントが合わない事が増えて、今日は何とかぎりぎり無事に撮影が出来たのですがいつどうなるか・・
という事で、買い替えました。新調したカメラが届くのが17日頃になりそうなので、もしBLOGの更新が
続けて無くなった場合にはカメラ事情という事をご理解いただければ幸いです。
初代一眼レフカメラは本当に良く頑張ってくれたなと心から思います。

気温の上昇と共に洋服もそうですが、足元も軽くて履きやすい靴が欲しくなる季節。
「SPOON」は数シーズン前に一度展開をした事のあるモデルで、たまたま街中で履いている方を見た際に
改めて良い靴だと感じ再提案をしたいと思っていました。
踵がないスリッポンタイプはサンダルの様な捉え方をして靴下で合わせても良いですし、素足で合わせるのもお勧め。
1枚革なので足馴染みも良いですし、上品な井出達とフォルムから夏場でも崩し過ぎないスタイルをするのに重宝します。
春夏のシーズンは重ね着などをするのが段々と難しくなってくるので、どうしてもラフになりがちですが
足元にきりっとした黒のレザーシューズを合わせるだけで、全体の印象が引き締まって見えるのでマンネリしがちな
服装と気持ちのメリハリを付けるのにも良いかもしれません。
肌が透ける様な生地の白シャツやワンピースに麦藁帽子を合わせて。もしくはラフにTシャツに色の落ちたデニムという
カジュアルな服装。服装の幅を広げても、どちらにも違和感なく合わせられるのが「spoon」の懐の深さだと感じます。


trippenのアイコンとも言えるディテールとして、コバを2本の太いステッチでソールを繋ぎ合わせたものを想像しがち
ですが、CUP-SOLEと呼ばれているコバがすっきりとしたフォルムの靴も春夏シーズンは人気があります。
通常ではありえない2つに分離をさせたソールを、硬い鉄板を中央部分に入れる事で構造上の不可能な部分をクリア。
スニーカーの様な感覚で軽くて、足馴染みの良いフィッティングを実現させています。
アッパーに使用されているワックスレザーは、牛革を植物タンニンで鞣されていて表面に程良いシボが入るのが特徴で
良く揉んでいる革なので、履き始めからでも足馴染みが良く数日歩いて頂ければ自分の足型にフィットしてきます。
革靴があまり得意でない方にも、気持ち良く足入れをして頂ける1足だと思っています。


商品名の通りのスプーンをモチーフにしたデザインは、女性らしい曲線的な一面を持ちつつもトゥのシャープな印象など
ナチュラルな雰囲気に寄り過ぎない、程好く緊張感を保っているバランスが好みです。
甲全体を包み込むようなフィッティングですので、全力疾走とまではいかなくても小走りくらいは対応可能。
玄関先に置いてあると、ついつい足を入れてしまいたくなる靴になるのではないでしょうか。


靴を選ぶ際に、デザインとしての一面と履き心地、服装との合わせ易さ、そして価格と考えると4つの条件が
揃っている靴というのは中々選択肢が少なかったりします。ではtrippenはと考えた際に価格の部分については
手軽にという感覚ではないかもしれませんが、革靴というジャンルの中で見ると決して手が届かない靴ではないはず・・・
ちょっと癖があるのに洋服に合わせるとそこが映えて、且つ全体が引き締まります。日常使いにも適していて、
思わずガシガシ履いても許されるドイツらしい質実剛健な作りも良さだと感じています。
自分達のセレクトの基準になる盛岡の街、更に言えば中津川沿いを散歩した時に風景に合うものをという所にも
しっかりと当てはまると靴になると思います。


シンプルな構造ですが、センターシームや甲から踵へと流れる様なラインも美しく、
脱ぎ履きの気軽さは一緒ですが、スニーカーのスリッポンとはまた違った気持ちの盛り上がりを
感じるのは間違いありません。小さいお子様がいて手が離せず、時間短縮ですぽっと履きたい方にも!
素足でも気持ち良いのですが、個人的なお勧めは夏だからこそなシースルーやラメ、眩し目な蛍光色や
お茶目な柄ものソックスで、さらに足元が楽しくなるような装いもこの機会に試していただけたら嬉しいです。
服を買えば靴が気になり、靴を買えば服が欲しくなる無限ループですが、今季trippenはもう一型サンダルを
オーダーしていますので、この夏サンダル気分な方にご覧いただけたらと思います。

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