1月29日

みなさま、お元気ですか?
雪のない盛岡。冬の風物詩、白鳥たちは少し前から大所帯で富士見橋のそばを寝床に
のんびりと過ごしていますが、なんだか旅立ちも早そうな気配です。
いつもの景色やリズムとは異なる、春のような1月に、ちょっと拍子抜けだったり
物足りないような感覚でお過ごしの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
出来れば、穏やかな冬を楽しんでいてくださったらいいなと思っています。

僕達は1月14日にお店をCLOSEしてから、約2週間。何かを振り返る暇もなく
勢いのまま、お店と自宅の片付けを並行しながらの日々を送っておりました。
12年間蓄えてきた様々なものたちに唖然としつつ、この短い期間にリサイクルセンターと
自宅を何度も往復しながら、時々腰のダメージを癒すために温泉に通ったりしていました。
お店の方の様子は、昨日仲間の力も借りて、無事に全ての什器を搬出し終わりました。
真っ新な空間に感謝の気持ちで、ピカピカにしてお返しできたこと
昨日がとても良い天気だったこと、最後まで清々しい心持ちでいられてよかったです。
あらためて、気持ちを寄せてくださった多くみなさま、ありがとうございました。

そして、1月29日は12年前にrasikuがお店をオープンした日でもありました。
12年間もこの地で洋服を販売出来たことを、温泉に浸かりながら振り返ったりもしてみたのですが
月日があまりにあっという間に過ぎてしまったような気がして、あまり思い出せません。。。(笑)
ただ笑い、喜び、時に落ち込んだり、怒ったり、悲しんだり、人間としてのありとあらゆる感情を
この場所で体感し、かけがえのない経験と出逢いと時間が今の自分を作り上げているのだな
ということは、実感せずにはいられません。

盛岡から場所は変わりますが、何か物事や考え方が大きく変わるということはないのかなと思います。
未来が僕に期待していることをただひたすらに受け入れ、その要請に対して誠実に応えること。
人それぞれに異なる小さな1つ1つの選択をしたり、感じたり、考えたり、心を震わせたり
その積み重ねが唯一、他にはない、自分だけの道へと繋がっていくのだろうなと思いますし
それが交差したり、滲んだり、響きあったりもして、自分の世界が彩られていくこと。
そんなささやかな日々を今日もこれからも変わらずに、わくわくしながら生きていきたいです。

二宮町での暮らしが、まだはじまってはいませんが、面白くなることは間違いありません。
次のお店は6月オープンを目標に、これから少しずつ内装のことなどを考えたりしながら
その土地が持つエネルギーや風土を感じられるような場所を作りたいと思っています。
こちらのBLOGで不定期的に、店舗の進捗状況や二宮町の魅力をお伝えしつつ
またお逢いきる日を心より楽しみにしています。
引っ越しの日に大雪にならないことを祈りつつ。。。

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