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先にBLOGでちらっとアナウンスしていました、今週の17日(水)18日(木)に行うSTOCK SALEのお知らせ。
大銀杏のてっぺんの葉が薄らと金色に輝きを帯びていたり。川には鮭の姿もしっかり確認できたり。
少しずつ秋の気配が深まってくる今日この頃です。
そんな中、二日間限りとはなりますが今時期から冬に着られるアイテムを中心に、
公会堂の一室をお借りしてrasiku STOCK SALEを行いたいとおもいます。
気になっていたお洋服がちょっとお求めやすくなっているかもしれませんので、
お時間のある方はぜひ足をお運びくださいませ。


〇STOCK SALE    場所:公会堂2F特別室

10月17日(水曜日)  12:00 - 20:00 
10月18日(木曜日)  11:00 ‐ 19:00

※お支払いは現金にてお願いします。
※18日はrasikuも営業しております。

10月14日


FUJITO      FLEECE BLOUSON2

color        CHARCOAL

price        29000+tax 

SIZE        1    /    2    /    3

毎日洋服に袖を通していると、いつでも身に付けていたいと思える様なベーシックで飽きのこないデザインのものと
その時の気分で着たいなと思えるものとを組み合わせながら、天候や気温に合わせて服装をマッチさせて過ごせる事が
洋服の醍醐味であり楽しみかなと僕自身は思っています。
色々と展示会で各ブランドの商品を見ていた中で、僕自身の気分として着たいと思ったアイテムの1つが
ブルゾンタイプの羽織物です。何処か懐かしさと新鮮さがあって、今の気分で着たらどう合わせるかなと
ワクワクさせてくれる魅力があり、少し野暮ったいくらいが今の自分にとって心地良く感じてしまいます。
FUJITOがリリースしている″FLEECE BLOUSON″は昨シーズンも展示会で並んでいた商品。
今シーズンリリースされたモデルは更にグレードアップして、内側に滑りの良い生地を張り2枚仕立てにする事で
着易さと保温性を高める仕様に変更をされています。インナー使いも出来ますが、冬のコートまでの繋ぎとしての
アウターフリースとして重宝するのではないでしょうか。


毛足の長いフリースはモコモコとした見た目が何とも言えない愛らしい一面があります。
何となく袖を通すだけでは、アウトドアっぽい印象が強く雰囲気が出しにくいアイテムでもありますが
ファッションとしてどう落とし込めるか・・・というある意味では腕の見せ所にも感じます。
フリース自体は軽くて保温性に優れている機能的な素材で、アクティブに動いたりする日や旅行などに行く際に
重たい荷物を背負ったり、汚れなどを気にせずに服装を選びたい時に出番が増えてくると思います。
アウトドアブランドでもフリースを使ったアイテムは良く見かけますが、ブランドを象徴するようなロゴが付いていたり
ギアとしての要素が強く出てしまい、ファッションと言う目線でのデザインとシルエットは″FUJITO″ならではの
秀逸さを感じて頂けるはずです。
トップスがカジュアルな雰囲気になるので、足元を革靴で引き締めるたりするのもお勧めですし
僕自身は年齢を重ねてフリースをどう組み合わせたら今の気分に合うか・・・という余白を埋める楽しみがあります。


首元は切替しでアクセントを入れて、袖口は綺麗にパイピングで処理されています。
アームの太さが絶妙で、太すぎず細すぎずのギリギリのラインで調整をされている様に思います。
細くし過ぎるとインナーとしての要素が強く出過ぎますし、太くすると野暮ったさが前面に出てきてしまうので
ライナーとしてもアウターとしても成立するブルゾンに仕上げています。
一番上までジップを締めた状態にすると保温性がぐっと増しますしコートからちらりと覗く首元も格好良いので
真冬には風を通しにくいアウターをざっくりと羽織って過ごして頂きたいです。


FUJITOが作るモッズコート・マウンテンパーカーに首と袖にループが付いているので、そこに通してライナーとして
セットで着る事も可能。滑りの良い裏地も付いていますので、インナーとの相性をいちいち気にする必要はありませんし
ジップを閉めて着る事が多くなるはずですので、汎用性という部分においてもスタイルを選ばずに着て頂けると思います。
ベーシックなパンツに足元で遊びを入れるくらいで丁度良い塩梅になるはずです。


僕自身はどちらかと言えば天然素材を使った洋服に惹かれる傾向にありますが、全てがそういう風に偏るという訳ではなく
気分によって使い分ける事が洋服の楽しさだと思っています。
何を選ぶかも大切ですが、一番は「どう着る」のかだと思いますし、その人らしさに繋がる着方を見つけて頂きたいです。
年齢や性別に関係なく、野暮ったい洋服などをバランス良く上手く取り入れられる人を見つけると自然と目で追ってしまいますし
真似したくても出来ないなと感心してしまいます。きっと遊び心も必要ですし、心の余裕みたいなものがあると
もしかすると格好良く着られるのかもしれません。
モノは試しと思うくらいの気持ちで、フリースを取り入れて頂けたら嬉しいです。
朝と夜はこれくらいの羽織物がもう必要かもしれません!!

10月13日


LOCALLY    LAMESELVAGE STOLE

color        GREY

price        27000+tax 

SIZE        130×180 SOLD

「布を着る」というテーマに、愛知県の尾州地区で1960年代まで盛んに使用されていた旧式のションヘル織機を用いて
糸に負担を掛けない様にゆっくりと織られるLOCALLYの布地は、空気をたっぷりと含んでいるので軽くて尚且つ
保温性の高いストールに仕上がります。見た目においても古い織機ならではの雰囲気を纏っているように思います。
岩手にはホームスパンという手紡ぎ手織りの素晴らしい手仕事が今でも受け継がれて残されていますが、
肌触りなどはそれにも負けず劣らずふっくらとしていて、使えば使い込むほどに良さを実感して頂けると思います。
今時期はコート代わりにするのも良いですし、これから更に気温が低くなるとコットン素材のコートの上からストールを
羽織るように着ると保温性がぐっと増しますので気温の低い地方ではより活躍するはずです。
一枚質の良いストールをお探しの方にも勿論お勧めですし、実際に自分達も使っていて下手に薄手の羽織や
コートを着るよりも温もりを感じるので、ゆっくり織り上げられた布の持つ力は凄いなと思わされます。


大きさは130×180でぐるりと身体を包み込める大きさに設定し、両端はフリンジで処理をしています。
大判ショールなので、ストールなどの巻物ともまた違って使い道が少ないのではと思うかもしれませんが
ジャケットやコートの上から羽織るだけでも重ね着をしているような見え方にもなり、正に布を着る感覚で
身に付ける事が出来ますし、出張や旅行の際に手元にあると移動の車内などではブランケットとして使えます。
ちょっと寒いな・・・と感じる場面ではストールよりもしっかり暖かくて重宝します。
服の様に纏う側面と、手軽な防寒具としての側面、大きな布だからこその汎用性は使えば使う程感じられて、
秋になり空気が冷やりとしてきたら、いそいそと車や仕事場に置いておいて、いつでもさっと肩に掛けて
出歩けるようにしてあるくらい、手放す事の出来ない必需品のひとつです。


繊細なタッチではなく、私達が好きな型崩れがし難く多少雑に扱っても大丈夫な安心感のある素材です。
WOOL85%・NYRON15%の混紡素材で、肌あたりはとても滑らか。
薄いグレーの色目は、洋服の邪魔をする事無くすんなりと馴染んでくれると思います。


生地の端には一筋の線でラメ糸が織り込まれています。
じっくり見ないと分からない部分ですが、自分だけが満足出来るちょっとしたお気に入りポイントがあると
より一層、手に取り使うことが嬉しくなりますね。

LOCALLY    HERRINGBONE TWEED STOLE

color        YELLOW

price        30000+tax 

SIZE        120×180 SOLD

凹凸のある表情が特徴のヘリンボーンツィードを使ったストールは、より強さと重厚さが増した1枚。
様々な色が幾重にも織重なって出来た深いグリーンは、秋冬の透き通った空気感やグレーの空や白い世界など、
思い描く景色にもマッチしていて、どんな洋服と組み合わせようかと想像するのも楽しそうです。


今シーズンはブラウンやグリーンなどの深い色目が気になり、各ブランドからそういった色をセレクトしていますが
トップスとパンツ、小物などもあえて同系色でワントーンにまとめるのもお勧めです。
一見渋くなりそうですが、シルエットや些細なところのデザインで巧くにカバーしたアイテムが多いので
ベーシックな色目を多くお持ちの方にも、色の変化を新鮮に感じていただけるのではと思っています。
ネイビーやグレー、ブラックなど、トーンの落ち着いた服が多い方にはこの辺の色目をプラスすると
安定した着こなしの中に、そんな一面もあるのかと振り幅がぐっと広がると思います。

LOCALLY    COTTON TOPDYED STOLE

color      M.GREY

price      22000+tax 

SIZE       140×140

最後は正方形に作られたコットン100%のストール。
ウールと見間違えるくらい表面に光沢と艶のある上質な糸を贅沢に使用した1枚で、この大きさは男性にもお勧めです。
実際にもう1色セレクトした濃いグレーは男性に選んで頂いたのですが、ある程度年齢を重ねてくると革小物や
靴下・傘・マフラーなど、そこまで人目に付かない部分でも適度な気遣いがある方は素敵だなと思います。
大判ショールよりは埋もれる感も少なく使い勝手の良いサイズ感ですし、何よりも首が覆われているというのは
在ると無いとでは暖かさが格段に違います。それでいて肌触りの良いものに包まれていたら・・・と思うと
ただ巻物をしているだけではなく、それ以上の幸せな気持ちを体感して頂けると思います。


今日も起きた時の部屋の空気がいつもより張りつめていて、見れば気温は一桁。
本当の意味での″寒さ″を感じる気候になってきました。
日中はバッグに忍ばせておいて、帰りにぐるぐると首に巻いたりコートの様に羽織ったりと
その時々で姿を変える、変幻自在なストールですので今までの巻物とはまた違った新しい感覚を
手にしてみてはいかがでしょうか。

10月12日


1960年代後半、ロッキーマウンテンはアメリカ、ワイオミング州のジャクソンホールで産声を上げました。
ネイティブアメリカンの英知が生み出したレザーケープを参考に、継ぎ目のない1枚革を使ったウエスタンヨークを
アイコンとしたカウボーイ向けのウェアが完成。
羽毛布団の様な防寒性・保温性を保証するダウンベストがアイコンになりましたが、1980年代後半に
ブランドは消滅してしまいました。その当時のオリジナルプロダクトを越えるリプロダクトが完成したのは2005年。
現在に至るまで進化を遂げながら、世界中の人々を魅了し続けています。

Rocky Moutain Featherbed    SIX MONTH VEST CLASSIC

color       BLACK

price       29000+tax 

SIZE       9/10 SOLD

color       L.BEIGE SOLD

″SIX MONTH BEST″と名付けられた6か月間着る事を想定して作られている所謂″インナーダウン″のシリーズ。
軽さと暖かさ、ポケッタブルでコンパクトになる持ち運び易さなど、機能性を追求したダウンベストになります。
ダイヤモンドキルトと呼ばれる菱形の形状で、中のダウンはポーランド産のホワイトグースダウンを使用。
ダウンパックは使用せずに直接ダウンを入れる事で保温性と軽さに富んだ1枚に仕上げています。
昨年の冬の寒さを経験して、軽くて暖かい洋服を提案していきたいと思った時に浮かんだものが
アウターとしてのダウンジャケットというイメージではなく、インナーとしてある程度着回す事の出来る
使い勝手の方を優先したアイテムでした。
実際に昨年自分自身で1枚購入し着てみましたが、普段使いは勿論ですが出張に出掛ける際に大いに活躍しました。
メリットとしてコンパクトに持ち運びが出来る点と、一重コートの活躍する幅が大きく広がるようになりました。
1枚挟むだけで保温性はぐっと上がりますし、ナイロン素材を取り入れると見た目の軽やかさが出るのも
また新鮮に感じて頂けるのではないでしょうか。


前開きのクルーネックタイプで、ポケットは左右に付きます。
着丈はすっきりとしたバランスで、インナーの合わせはシャツも悪くないですが、デザインとの相性を考えるとカットソー
セーターなどが好相性に感じます。女性らしいワンピースにさらりと羽織るのも意外と感じる方もいらっしゃるかも
しれませんがお勧めです。


ダウンを専門に扱うブランドだけに、ダイヤモンドキルトと呼ばれる形状にもダウンが偏らずに入れる事が可能。
ロゴなどに頼り易いダウンというカテゴリーにおいて、見た目にも拘った作りの良さが表れていると思います。
外側のナイロンも光沢感の少ない、薄くて張りのある素材を採用しています。


フロントはスナップ釦に補強のテープがしっかりと貼られています。
釦は同系色で控えめに、オリジナルの刻印が入っているものの主張の激しさが無いところも好みです。


コンパクトにして持ち運ぶ際、専用の袋が付いてきます。
丸めてバックに入れておくだけで、遠出する際には安心しますし嵩張ったり重たいアウターを着ずに出掛ける事が可能です。
洋服には色々な側面があるので単に楽をすれば良いという訳ではないのですが、1つの選択肢としてダウンを取り入れる事で
自分のワードローブにもまた違った広がりが生まれ、厳しい気候条件に対しても前向きな装いが出来ると思っています。
先にも記しましたが、一枚中に挟むことで真冬でもウール以外のコートを着ることも出来ますし体温調節も素早く出来ます。
盛岡の厳しい冬を過ごす中で、洋服を楽しむ事よりも優先される事があるという事実は中々変えることはできませんが、
そういった環境の中でもちょっとした工夫や目線を変えることで、気分を晴れやかにしたり心地良く生活できる洋服があるので、
それを少しずつでも提案し続けることが、自分達の役割かなと勝手ながら思っています。
少しずつ季節は冬へと向かう中で各方面から届く暖かい服は、見ていてもそうですし袖を通すと心がほっとしますね。
ちょっと気が早いかもしれませんが、その景色はあっという間にやってくると思いますので冬支度にぜひ。

10月7日


ohh nisica    スモッグシャツ

color      ベージュ

price      20000+tax 

SIZE       3    /    4 SOLD

昨日まで3日間、旧石井県令邸で行われていました合同展示会”entwine”は無事に終了致しました。
少し離れた場所にも関わらず沢山の方に足を運んで頂きましてありがとうございました。
作り手の方から直接お話を聞いて商品を購入出来る機会は、滅多に体験する事の出来ない貴重な時間になったのでは
ないでしょうか。今は何でも簡単に物が手に入るからこそ、最も説得力のある買い物の仕方の1つに感じますし
会話や場所、光景などを含めて、作り手と買い手にとって双方にとっての良い思い出の場になっていたらと思います。

台風が去ったせいなのか、この時期にしては気温と湿度の高い日が続いていますがnisicaの秋冬でオーダーした商品の
第一弾が届きました。 如何にもnisicaらしい首元のデザインが気に入ってオーダーした″スモッグシャツ″
ガンジーネックと呼ばれるスタンドタイプの衿元は、一度見ると忘れられなるくらい特徴的なカタチで
シャツやタートルネックなどと組み合わせて着て頂きたい1枚です。


素材は超高密度に織られた厚みがあって張りの強いモールスキンを使用。
色目はカーキベージュの様な色合いで、着用写真では分かり易くデニムで組合わせましたが
パンツもベージュ系のチノなどの同系色でまとめるのもお勧め。ワントーンですっきりと見せるのもありだと思います。
モールスキンの特徴として表面が起毛した素材で、元々はワークウェアなどに採用されていたタフな生地。
保温性もあって風も防ぐ事が出来るので、ライトアウターを着る様な感覚で着用して頂きたいです。
プルオーバーにしか出せない雰囲気が好きで、ジャストサイズではなくゆったりと着て頂きたいので
サイズを3と4の2サイズのみに絞って展開をしています。


nisicaの洋服はさり気なく気の利いた作りが着ていて心地よく感じます。
大きめに付いたパッチポケットやドロップした肩の作りなど、日常着としてのバランスに優れていて
休日に出掛ける時などに、ついついいつも同じ物を手に取って着てしまう力の抜け具合が絶妙です。
あまりに気を緩ませ過ぎるとだらしなく見えてしまいますし、そこまで気合を入れて服を着たい気分でも無い時に
そこまで難しく考えずに、それでいて雰囲気良く着られるという良さがあると思います。


本格的なコートを着るまでの繋ぎのアイテムは、デザインや素材の違うものなど何枚持っていても気分に合わせて
着る機会があると思います。その中でもスモッグタイプは珍しいと思いますし、変化球な要素が強いですが
服装に良いアクセントを与えてくれるはずです。いつも着慣れている服は着易く感じますし
どうしてもそればかり着てしまう傾向が強くなってしまうと思いますが、気分を変える洋服も持っていると
着合わせの楽しさであったり、気持ちの切り替えが出来たりと新しい感覚が生まれてくるはずです。
安定感と今までにない斬新さのどちらのバランスも取り入れて貰えたら嬉しいです。

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