5月3日


CALICO   アジュラック染カディソニドレス

color     アジュラックインディゴヘナ

price     25000+TAX

SIZE     L SOLD


少し湿度を纏ったような暖かな空気と風に舞う桜の花びら。
気候に合わせてお客様の装いもどこか軽やかになり、半袖をお探しの方もいらしたり春と初夏が
ワーワーっと一緒になってやって来た気分です。
重たいアウター類もようやく仕舞えそうですし、明日の最高気温26℃の予報は一先ずとして
短いけれど麗らかな春と、この季節に合うお洋服を手にすることで、どんなにささやかでも
目の前に感じられる自然の息吹と共に、ご自身の時間を楽しんでいただけたらなという気持ちでいます。

店内にディスプレイした瞬間から、その辺り一面に異国感が漂いはじめるような一枚。
それくらいこのワンピースが纏う雰囲気は強く、大胆に全身に配された柄にもしっかりと匂いがあり
今まで展開してきたことの無いタイプの服ではあると自覚しつつも、展示会で見た時からどうしても
気になって気になって頭から離れなかったのが、このCALICOのアジュラック染のソニドレスだったのです。
自分の中でも挑戦だと思っていた総柄で、しかも異国情緒の溢れる図案や色彩は、見れば見る程に
なんだか馴染みがあるような気持ちにもなるから感覚と言うのは、なんとも曖昧で不思議ですね。
CALICOの物作りにおいても、ここまでの柄物は珍しいと思うのですが出逢った時のインパクトと
実際に袖を通してみての印象の違いを、ぜひ体験していただきという気持ちも込めて選びました。
気になった方はぜひ実物を近くでじっくりとご覧ください。


アジュラックとは、インダス文明に起源をもつとも言われる、捺染・抜染(他に手彫りの版木)による
伝統染めの技法で、その技法を用いた布をブロックプリントと呼びます。
伝統的なデザインは星を図像化したもので、染めに用いる色はインディゴの青と茜の赤が基調となるそうです。
CALICOのソニドレスに関しても並ぶ柄は古典柄ではあるものの、代表の小林さんと染職人の方とで話し合い、
より現代にしっくりと馴染む柄の組み合わせ、また伝統的なものには無い色を少し含ませたりと、
古き良き時代の匂いに新たな息を吹き込む様な、それでいて長きに渡り受け継がれてきた職人の技に
想いを馳せるような、どちらの気持ちも大切に汲み取って仕上げた至高のドレスだと感じます。


襟は小振りのスタンドカラーで、釦をきちっと留めるとどことなく異国ムードが増しますね。
そんな雰囲気を楽しむのも一つですし、もう少し気楽さと言うか抜けた感じで着たいなという場合には
首元の釦は留めずに後ろにずらして着ていただくと、また印象の違う着こなしに映ります。
フロントは包みボタンが並び、前開き仕様なので軽やかに羽織るという着方も布の魅力が際立ちます。
肩はセットインスリーブなので、見た目もだらっとせずきちんとした印象に映りますが、
カディコットン滑らかな肌触りと、見た目以上にゆったりとしたサイズ感から着心地は非常に楽で
動きも制限されず、普段着としてさっと手に取って気兼ねなく着て頂けるのではないかなと思います。
胸の下、高い位置に切り替えがあるのも、縦のラインが綺麗に見えるのでとても好きなデザインです。


切り替えの位置の両サイドにベルトループがあり、同布のベルトでウエストマークが可能。
ベルトは取り外しも出来るので、必要が無ければ外しておいても良いですし、前・後ろと
お好みの場所で結んだり、垂らしたりなどアクセントとしてお使い頂けたらと思います。
アジュラックの伝統的な柄を、「夜の空に浮かぶ星々の気配の様な、抽象的な様子」と
代表の小林さんが表現されているように、特にこのドレスに関しては裏側を服地の表側に扱った
タイプも製作しており(当店入荷分は、表をそのままに使用)そこまではっきりとはせずに
どことなくぼんやりとした抽象画のようでもありながら、ひとつひとつに焦点を当てれば浮き出てくる、
とても緻密な図案と色の重なり。
相反することだけれどその両方が確実に存在するのが、このアジュラック染なのではないかと思います。

CALICO   アジュラック染カディソニドレス

color     アジュラックナチュラル

price     25000+TAX

SIZE     L


だいぶ印象が異なる様に見えると思いますが、こちらもブロックプリントの生地を使用した
同型のソニドレスになります。
同型のとお伝えしますが、着丈は恐らくですが生地の都合により先にご紹介したドレスよりは
短く仕上がっています。どちらもLサイズのオーダーになり、Lサイズの着丈の設定が約125cm程と、
個人的には嬉しい着丈ですが、通常からするととても長く、着る人も限られてしまうかも・・・と
すこし思っていたところだったので、思いがけず短い丈でご用意できたのは良かったです。
生地のお色はナチュラルで、ほんのり黄身を足したような柔らかなクリーム色にブルーの小花が
小さく細かくプリントされています。
色と柄ともに優しい雰囲気に包まれる、着ていて穏やかな気持ちになれそうなワンピースです。
淡い色のカディは、ほんの少し透けるので中にインナーパンツやリラックスしたイージーパンツを
組み合わせて、足元も軽やかなサンダルや素足で履ける靴などを合わせると素敵です。


胸高の切り替え位置で柄にも変化を加え、それぞれ生地に載せてリズミカルな幾何学模様を描きます。
細やかで美しい柄と、ブロックプリントならではの滲みや柄の重なりの偶然性や自由さだったりは、
見ているだけでもとても楽しいですし、自然と想像力が膨らむようなデザインに心が高鳴ります。
また着丈と同様に?このカラーのドレスにはポケットが在りますが、上のドレスはポケット無し。
もはや同型とは言いきれない、それぞれのドレスの違いも良さも、自分達は勝手に納得してしまって
いるのですが、気になる方もいらっしゃると思うのでこちらにも記させていただきました。
ご理解いただいたうえで、気に入ってくださる方に着て頂けたら嬉しいです。


宙をぼんやりと漂うかのような星々が連なる大胆な柄も、細やかに自由に散りばめられた
小花の輝きも、どちらもインドの手仕事布の世界へと繋がる扉を開ける様な、自分達にとっても
またひとつ新しい感覚を与えてくれる服との出会いとなりました。
また単体だけで見るのと、様々な服との組み合わせで見るのとでは、印象もまったく違ってくるので
どう着るかを想像しながら、CALICOが手掛ける心地よい服との時間や距離をお楽しみください。

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