11月26日

ASEEDONCLÖUD   Hiraeth waistcoat

color     Beige(Constellation cloth)

price      38500-(TAX IN)

SIZE      S    /    M 

一昨日のBLOGに由利本荘での思い出日記をアップして、ようやく気持ち的にも一区切りというか、
楽しく美味しく温かかった思ひでを胸に、今日からまたコツコツと冬のおすすめ服や小物類を
ご紹介していこうと思います。
オンラインショップの方もお問い合わせ含め、たくさんの方にご覧いただいたり、お選びいただき嬉しいです。
そちらも少しずつ商品を更新していますので、お時間ありましたら、ご覧になってお気に入りを探してみてくださいね。

店頭でも、由利本荘でも見た人を惹きつけていたASEEDONCLOUDのベスト。
ベストが好きで、動物モチーフも好き。となればオーダーしない理由がないですよね?
モチーフになっている動物も、このベストは真ん中に木の横に佇む一頭の馬の姿がありますが
その周囲に居るのは馬だけじゃ無く様々な動物や生き物たち。
生地の使う部分によって見え方は変わってきますが、実はモチーフとなっている動物や生き物は
とあるモノの位置を表現しているのですが、それはいったい何でしょうか?
ヒントは色名というのか生地名を見てみるとすぐに答えが。(急なクイズ形式)

ベスト自体のデザインイメージになっているのは、馬に乗って移動をする時の防寒のための服。
内側は中綿のキルティングになっていて、適度な厚みが着ていても安心感をもたらしてくれます。
寒さを防ぐだけではなく、大事な物をしまいこんだバッグを保管庫まで無事に運び届けられるように
そのバッグをベストの中に入れられるかたち・・・また作業をする時にはエプロン代わりにもなります。
というストーリーが込められていますが、実際にベストの汎用性というか実用性は着てみると想像以上で
一度着慣れると、色んな素材や形で欲しくなってしまうんです。
中綿のふっくら感でアウターっぽさもあるにはありますが、着方としては室内に居る時に
ワンピースやニット一枚では若干心許ない時、または服装に面白み・インパクトが欲しい時や
ここぞという時の自分の気分を上げるための一着として、お勧めしたいベストです。

今まではプルオーバータイプのベストが形としてはベーシックで、少しデザインが入ると肩釦や
両脇にZIPが付いて脇下半分くらいまで開いたりというのもあったりしました。
今回のベストは両サイドにスナップ釦が4つずつ付いていて(画像では見えないですが内側にあります)
ボタンを外せば脇は全開になりますし、スナップを留める位置で幅もアジャストが可能です。
中に着る服の厚みがあればゆったり目に、シャツやハイゲージのニットの場合はすっきり目に
ボトムのバランスとも合わせて着方を変えたり出来るのも便利です。
また左肩にもスナップ釦が付いていて、それは片側だけですがすっかりオープンになるので
被るのではなく、スライドさせる感覚で着るタイプは、恐らく初めて出会ったと思います。
ベスト自体は昔ながらというか、ややクラシックなイメージを持たれる方が多いのも頷ける中で
このデザインは不思議と脱ぎ着する際に、物凄く画期的だと感じる自分がいます。
柔らかい柄ですが、装備するような雰囲気も持ち合わせているところが不思議で面白いです。

後ろ側も当然、総柄です。背中の中心には、木と麒麟。
馬の姿が多く見えるので、お客様からも「あの馬のベスト」と聞かれることが多いですが
よくよく見ると、実は馬以外の他の動物たちも描かれているのです。

肩の釦のかたちも、さり気なくアクセントになっています。
両サイドのスラッシュポケットの内側は起毛した生地が張られていて、見えない部分にも
寒さを凌ぐための工夫がなされています。手が冷えた時はポケットに手を入れて温めてください。
表地はコットン50%ポリエステル%を使用した、ゴブラン織の生地。
動物たちの表情や毛の質感などを、くっきり強くなり過ぎず、柔らかにしっかりと表現するのは
とても難しいと思うのですが、ひとつひとつの柄の繊細さを丁寧に映し出した生地は素晴らしいです。

それぞれのモチーフにクローズアップをしてみました。惹かれる動物はいましたか?
描かれているのは、冬の時期の空に見える星座とその並びも星座の位置になっているとのこと。
物語に登場する記憶の地図を作る職人たちが、星座を見ながら位置を確認して地図を作る際に
その星座と位置が分かる様に、こうして動物のモチーフの織物として残し記録していた。
その説明を聞いた時に、目の前にはこの生地そのものがタペストリーの様に飾られていて
ただただ驚き、大きな一枚の生地が突然冬の夜空と重なり合うのを想像すると言葉が出ませんでした。
そのイマジネーションと、それを服として実際に形にすること。それも人の生活との距離感やバランスも
ある程度考慮された服としてちゃんと落とし込むことが出来るのが、ASEEDONCLOUDが作り出す服の魅力。
このゴブラン織の”Constellation cloth”を纏う際は、この服が目印もしくはアイコンになること前提で
ぜひベストを主役にしたコーディネートをお楽しみいただけたら。
真っ黒なワンピースもしくはシャツ・パンツと合わせたりなんて素敵では無いでしょうか。

color     Beige(Hiraeth wool heringbone)

price      35200-(TAX IN)

SIZE      S    /    M 

極力シンプルで着回しやすく、それでいて温かみと安心感のあるベストをお求めの方には
同じデザインのウールヘリンボーンの生地をお勧めします。
ASEEDONCLOUDがニットにも用いることの多い、イギリスのMOON社のツイードは糸の表情が
柔らかくそして色合いにも深みがあります。
グレーの単色ではなく杢調の糸と、所々に散りばめられた色糸がアクセントのヘリンボーンは
じいっと見入ってしまいたくなる様な、どこか懐かしい気持ちにもなる生地です。

着用サイズはどちらもSサイズで、脇のボタンも奥の方で留めているので中に着ている服が
厚みのあるものだと体にぴたりとフィットして、これはこれで保温性がアップする感じがします。
きっとMサイズをゆったりと着るのが合っている感じもするので、サイズのイメージとしては
MサイズはレディスのM/L〜メンズS・細身のMぐらいの方。
SサイズはレディスのS・M、中にそこまで着こまずスッキリ着るのが好みでしたらLの方も。
という感じです。身幅も脇下も広いので、決してタイトなシルエットでは無いですし
初めは生地に張りがある分、見え方にもまだどこかよそよそしさが感じられるのですが
もうちょっと馴染んでシワや柔らかさが加わると、より味わいも出てくるのではと思います。

ワイドなパンツや変形パンツ、ギャザースカートにベストはもはや鉄板の組み合わせ。
体幹が温められて、腕周りが窮屈ではなく動かしやすいというのは、室内で何かしら作業をしたり
仕事をする人にとっては、ものすごく理にかなった服だと思うのです。
先にも書きましたが、本当にエプロンや作業服としてユニフォームのように着られるようになると
中を変えるだけで良くて、あまり服装について深く考えずにサクッとまとまるのでそんな良さも
知っていただけたら良いなと思います。
2カラー2サイズの展開、色んな方にお試しになっていただけたらと思います。

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