新しい場所へ

2024.1.1

一日一日と続いていく日々が、健やかでありますように。
それぞれの幸せが美しく拡がるような一年であることを祈っています。
新年のご挨拶とお知らせも兼ねて、久し振りのBLOGを。

ご来店頂いた方には、直接顔を合わせてお伝えをさせていただいていましたが
僕自身の独立第一章、初めての試みとしてスタートをした盛岡での今のお店は
2024年1月14日をもちまして、閉じることを決めました。

1月29日ははじまりの日でもあったので、何となくその辺りが節目かなと思っていたのですが
何も決まっていなかった次の展開が、ちょっとずつ動きはじめ。
そうすると次・また次と事が決まって、今の店舗の受け渡しや引っ越しの兼ね合いもあり
すこしだけその時期を早めました。
とは言え、今までとこれからも全て地続きなので、営業最終日は14日と決めはしましたが
そこまで大事とは思わずに、受けとめていただければ幸いに思います。


次は何処で何をしようかと様々な想いを巡らせ、気の向くままに過ごしていた末
地元である神奈川県に移住することを決めました。
神奈川県と言っても、何処に住むのか。で、景色も人の雰囲気も当たり前に違いがあります。
今の自分なりの価値観とどういう場所や環境に身を置くと心地が良いかを想像して
1つのキーワードを設けました。海が自宅から見える、もしくは近くに感じられる場所。
社会人になってから神奈川から離れ、転勤などを重ねて少しずつ北上していって最北は北海道、
そして岩手に12年という、ある意味で、北の暮らしに長らく身を置いたいからこそ、
次は温暖な地域で暮らしてみたら自分はどうなるのか?いという気持ちがいつしか湧いてきて
神奈川県の中でも特に温暖な気候で、且つ海が感じられる場所として僕の意識の先に浮上した
中郡二宮町。というところ。正直、あまり聞き馴染みのない場所かもしれません。
神奈川県で海と言えば、やっぱり人気が高いのは湘南(逗子・鎌倉~茅ヶ崎あたりまでかな)と言われるエリア。
そこから、更に西に進んで行くと平塚を過ぎて小田原、更に進むと静岡へと続きます。
その途中にある中群は大磯・二宮という2つの小さな街で構成。大磯はどちらかと言うと避暑地的な空気。
二宮は大磯に比べるとより庶民的な街だと思いました。
幼少期に両親に吾妻山のアスレチックに連れて行かれたことをふと思い出し、楽しかった記憶と
たしか温暖な空気だったような感覚が微かに蘇ってきて、急にその場所と僕が結びついたのでした。

                           つづく

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