由利本荘への出張SHOP

時は刻々と流れていくので記憶が薄れないうちに書き留めておこうと思います。
年に2回、恒例行事のように行われるようになりました、秋田県由利本荘市への出張SHOP。
今回は11月の2週目、峠の状況もどうかなと思いながらでしたが何とかギリギリセーフでした。
ですが早朝の仙岩峠は、暗さもあって相当に怖かったです。。。
ピークのあたりは風が強くて、落ち葉が敷かれたり舞ったり完全に冬モードの顔。
北東北の冬の訪れをひしひしと感じながら、何とか無事に由利本荘へ到着。
車の荷台はパンパンの状態なので、ゆっくり行って約3時間の車の旅となりました。
到着して直ぐに設営に取りかかり、オープンの45分前頃には完成!
僕は一人で勝手にご褒美と決めていた鶴舞温泉へ、身体を清めに行ってきました。
前回この温泉に入った際は時間がタイト過ぎて殆ど記憶に残らずだったので、
ゆっくりと堪能できるのはとても嬉しいですね。(お仕事前に)
温泉の泡ジャグジーが付いていて、お湯の温度が高めで最高◎
サウナの水風呂もきちんと冷たくて、この時点で完璧に仕上がりました(笑)
時間が許す限り堪能し、つるりとなった状態でお店へ戻ります。

BLOGでは何度も書いていますが、初めて知る方もいらっしゃるかもしれませんので、もう一度。
nieuwは、fuuukeiの屋号で家具や木工作品を製作している貴充さんのショールーム兼ショップです。
週末日曜日のみオープンをしていて、団地の中に広がる異空間がとても心地良い場所。
家具を中心に、プラスで独自の目線でセレクトされた古道具や作用にベクトルを振ったアイテムが並べられています。
僕の中では北東北で一番尖っているお店(笑)と思っているのですが、まぁそれは置いておいて。
団地の一室ということもあって何気なく入って来れる場所ではない、ということは理解して頂けると思います。

今回、新しく作製されていた2段式の洋服ラックは相当に格好良かったなぁ。
当たり前ですが空間、更に言えば什器が変わると洋服の見え方も全然違ってくるので、
設営していてもはっとなる瞬間もあったりして、出張SHOPならではの楽しみがあります。
温泉から戻ったのは、オープンを少し過ぎた10時40分頃だったと思います。
お客様がもう既に来店されていて、一番乗りで日本酒の差し入れが。。。流石秋田県!!
僕の両親は高知県出身なのでじゃこ天をつまみに。。。あっ。それはこの辺でやめておきますね(汗)
いつも来て下さる顔ぶれがありがたく、どんどん気が和らいでしまうのでした。

お昼ご飯は亮子さんのお手製のハンバーグ定食。絶品のスープ付き。
一瞬で胃の中に入れてしまって、午後からは急な睡魔が襲い掛かってきます。
いつも美味しい食事をありがとうございます!!
これを楽しみにしていると言っても過言ではありません。
午後も途切れることなくお客様が来て下さって、1日目はあっという間に閉店時間に。。。

由利本荘行きが決まると、真っ先に頭に浮かぶのはやっぱり”安楽温泉”
何度も行っているのですが、何度行っても良いのです。
宿に近づくと温泉から漂う、あの何とも言えない独特のオイルの香り。。
先ずは温泉に浸かって、旅の疲れを癒してから夜の食事へと向かいます。
余談ですが、僕は朝3時に起きて、先ず自宅でお風呂に浸かって由利本荘に着いて鶴舞温泉。
そして安楽温泉と、今日すでに3回目のお風呂に浸かっています。
ドラえもんでお馴染みのお風呂大好きしずかちゃんよりも、お風呂に入っていると言えますし
お客様にも「温泉行ってきましたね」と言われるくらい、お風呂のイメージが浸透している
可能性も高くなってきました(笑)

夜の宴は、最近はここばかりをリクエストしてしまう中華料理のお店”華園”
何も言う事はありません。人生初のピータンにも挑戦し、はぁ~幸せ。
今回はみつばちさん繋がりでご縁の出来た方々とご一緒したのですが、スタートしてすぐは
みんな黙々と食べていたようで、1時間経たないうちにお腹はいっぱいに。(笑)
その後にペースダウンしたり少し小話と休憩を挟みつつ、最後は麺類・スープで〆。
もはやこのBLOGは、華園さんと安楽温泉さんをお勧めする為のモノになってきているような気もしますが。。。
それぐらい良いんですよね。
僕が理想とするお店はこういう時間の流れ方で、場所なんだよなぁと思いを馳せながら
楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
宿に戻ってすぐ、今日最後となる4回目のお風呂に入って心身ともに癒され明日に備えます。

翌朝は先ずお風呂からスタートして、安楽温泉自慢の朝食を食べます。
“おかわりはしない”と心に誓いながら朝食会場へ行ったものの、我慢出来ずにおかわりを一杯だけ。
やっぱりそうでもしないと、おかずとごはん(新米)のバランスが合わない!という言い分け。
そして、いつも朝に立ち寄るのは羽後本荘駅前にお店を構える珈琲のお店 “薫”へ
店内に入ると薪ストーブの柔らかく暖かい空気が漂い、カウンター越しに穏やかに迎えてくれる
薫を営むお二人の凛とした姿に、静かに喜びを噛み締めます。
実は由利本荘に住む特派員から前情報として、今なら季節のお菓子タルトタタンが
食べられるかもしれません◎との噂を聞いていたので、トーストではなく焼き菓子を
どうしても食べてみたいと思って訪れました。
焼き菓子などは、お店のメニューには載っておらず、ある時だけカウンター奥の看板に
小さく記されているとのこと。
そして、そして、カウンターの奥にりんごの焼き菓子という文字を見つけました!!!
其々にコーヒー1つずつと、りんごの焼き菓子といちぢくのパイを注文。
紅玉のリンゴをキャラメリゼしたタルトタタン、添えられたクリーム。絶品。
パイ生地はさっくさくで、叫びたい位に美味しかった。
ちょうど果物がりんごからいちじくへ切り替わる時期で、両方を堪能できて幸せでした。
コーヒーもがっちりとした深煎りですが、すっと飲めるのが本当に不思議。
時間にして30分も居ないのですが、由利本荘へ来た際には必ず訪れる場所の1つになりました。

地元スーパー”nice”に立ち寄って、秋田のお土産を物色しつつ、二日目の営業に備えます。
大好物の”あつみのかりん糖”を買えなかったのが、唯一の心残りですが、また出逢った時に。

2日目。いつも山形から来て下さるお客様から、ラ フランスの差し入れをいただいて
その場に居合わせたみんなで美味しく食べたり、愛知の蒲郡ミカンを届けに大曲から
ご家族で駆けつけて来てくれたり、東北の方の優しさに甘えっぱなしの時間となりました。
盛岡からの刺客は来る前に安楽温泉と薫さんを堪能していて笑いましたが、
さらに焼き菓子を勧めて・・・また次のお土産話になると良いな。
人とモノを通じての交流は、自分たちにとって毎回刺激と元気を貰う時間になっています。
いつも快く受け入れてくださる、みつばちの亮子さんとfuukeiの貴充さんお二人の優しさがあってこそです。
少し時間が空いてしまうかもしれませんが、また荷物を積んで色々な場所へ飛びまわりたいと思っています。
帰り道は冬道に少しびびって、仙岩峠を越えずに秋田道から北上を経由して帰ってきました。
こちらも変わらずの3時間。
近くて遠い秋田県ですが、また遊びに行きたいと思いますので、その時はぜひとも
また来た!と思って下さい。長い冬がやってきますが、みなさまどうぞお元気で!

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