SUNSHINE+CLOUD BIG CHINO
color オリーブ
price 20000+TAX
SIZE 0 / 1 / 2 / 3
color ベージュ
SIZE 0 / 1 / 2 / 3
SUNSHINE+CLOUDにはシャツやカットソーを中心に定番アイテムと言われる存在が幾つかありますが
パンツで言えば、この”BIG CHINO”が長年作り続けられていてブランドを代表する存在になっています。
何てことなさそうな井出達でもあり雰囲気ですが、逆に何てことなく作るのが一番難しいのがチノパンツだと
僕自身は思っていて、格好良すぎずに毎日でも穿きたくなる余白を持たせるのが理想的。
自分でも半年くらい前に手にして穿き込んでみて、ようやくというか遅い位ですが”BIG CHINO”の
本当の意味での良さに気付かされた一人でもあります。
シルエットは立体感を出さずにフラットなライン、その中でもお尻回りの膨らみが殆どありません。
見た目は大きくゆったりに見えるのですが、意外とストイックなパターン。
実際に穿くと想像をしていたイメージとのずれであったりギャップがあるはずです。
正直一度穿いただけでは手応えを感じたり良さに気付くのは相当に難しいと思ってるのですが、そんな所が
SUNSHINE+CLOUDの物作りやブランド自体の奥行にもなっていて、お取引をスタートする前にその土地にブランドが
根付くまでには最低でも3年は我慢が必要です・・・と言われた意味を提案してみて理解した気がしています。
これまで色々とチノパンを穿いてきましたし、これからも提案したいものを探し納得出来るものを選んで
いくつもりですが、その中の1つに”BIG CHINO”は確実に入ってくる存在だと確信しています。
股上はそこまで深く設定されていないのですが、ワタリから裾にかけて殆どテーパードせずにズドンとした
迫力とボリュームのあるシルエットを構築。股上部分と股下にかけてのギャップを持たせてメリハリを効かせた
バランスが穿くほどに癖になります。最初はピントが合っていない様な気にもなるのですが、段々と着こなしや
合わせ方のイメージが沸いてきて、裾の長さをしっかりと調整する事はこのパンツにおいては必須条件。(かなり長いです)
着用写真はカットしないのをぐるりと捲り上げているので、重たさが強調されてしまっていますが綺麗に合わせると
同じパンツ!?とも疑ってしまう位に全く違う見え方に変わります。
ズドンとしたラインに足元はCONVERSEのキャンバススニーカーBIRKENSTOCKのサンダル、AURORA SHOESを
是非組み合わせて頂きたいです。チノパン自体は通年で穿いて頂けますが、個人的には春先からのイメージが強く
雪解けしたアスファルトを軽快な足元で、一重のコートをさらりと羽織るのが一番格好良いと思っています。
まだ気温が低く春物のイメージは沸きにくいと思いますので、パンツを新調しておくとトップスの構想が
練り易くなるでしょうし、体型がどちらかと言えば細身でワイドなパンツが苦手という方には特にお勧めです。
肉感は中肉でしっかりと洗いこまれた生地は、穿き始めからこなれた印象を受けます。
古着とまでは言いませんが、味のあるプリントスウェットとか色の鮮やかなシャツなどが好相性な印象で
女性があえて綺麗な生地のブロードのシャツを組み合わせたら素敵だろうなと勝手に妄想しています。
ワードローブの中心になるのは間違いないと思いますし、色違いで集めてしまいたくなる位に
一度試して頂けると攻略のし甲斐があるパンツになるではないでしょうか。
しっくりくるチノパンをお探しの方、春に主力で穿けるパンツをお探しの方、何となくパンツをお探しの方(笑)
是非SUNSHINE+CLOUDの名品とも呼べるパンツをお試しください。
2021/02/05 | 4:37 PM | SUNSHINE+CLOUD
AURORA SHOES NORTH PACIFIC
color BLACK
price 34000+TAX
SIZE 5H / 6 / 6H / 7 / 7H / 8
7 / 7H / 8 / 8H / 9
AURORA SHOESをrasikuでお取り扱いが出来るようになって3年が経過しました。
何となく名前は聞いた事があるけど、実際には見たり履いた事がないという方が多くいらっしゃったイメージでしたが
段々と浸透してきているような、少しだけですが手応えを感じるようにもなってきました。
気温が低く路面状況が良くない冬の盛岡では、どちらかと言えば秋冬よりも春夏にお勧めしたい革靴。
雪が溶けてアスファルトが見えて、冬の重たいコートが脱げるようになったタイミングで気軽に合わせられる
革靴というイメージで、気温が高くなってくるとサンダル感覚で素足で履いたりもしています。
今までは定番の2型を中心に提案していましたが、満を持してミドルカットタイプの”NORTH PACIFIC”を初オーダー。
展示会で葉山に行った際に、スタッフの方がワイドパンツにカシミアのざっくりとしたセーターを組み合わせて
履いているのを見てやっぱり良いなと心を打たれてしまいました。
今回は色をブラックのみに絞り、メンズ・レディースとサイズレンジを程度幅広く展開しています。
チャッカタイプの”NORTH PACIFIC”は2枚の革で構成されているシンプルな作り。
ラストは甲が低く設定をされている印象で、横幅は細すぎず広すぎずの普通幅と言った印象を受けます。
アイレットは2つでアッパーと同素材で作製されているシューレ―スは太くて迫力があり
AURORA SHOESの共通項として全てステッチダウン製法を採用、アウトステッチが外側にぐるりと1周します。
ソールは今まで展開していたMIDDLE INGLISHとWEST INDIANとは種類の異なる、固さとグリップ力に
富んだソールを組み合わせていて、よりシューズらしいというと表現としては語弊があるかもしれませんが
ぎゅっと紐を絞めて履くという部分では、ラインナップの中では唯一というのも他との違いになるのかもしれません。
僕たちが何故春夏にお勧めするかという理由ですが、冬場でも履いてはいけないという訳では全くないのです。
岩手という冬の寒さが厳しい土地で履くのであれば・・・という条件を考えた際に、AURORA SHOESに使用されている
革の特性に関係があります。1枚革で厚みがあってオイルをたっぷりと含んだレザーは、寒くなると革自体が
固くなってしまい、玄関などに置いておくとフランスパン位に固くなり足を入れ難くなってしまいます。
それとラストに関しても甲が高くないので、厚地のソックスを合わせるとぎゅっとしたフィッティングになりがちですので
中肉位までのソックス位までが良いのではないかと。
気温が上昇してくると革に含まれているオイルが自然と溶けて別物と思える程に柔らかくなり、すっとストレスなく足を
入れられる位に変化をしますので、フィッティングはもう少し先の時期にするのが良いかもしれません・・・(笑)
どんな物にも其々に個性や特性がある訳で、ソールも決して冬道を想定した形状ではないという判断で
僕らは春夏の気候に適したシューズと思ってお勧めをしています。
個人的にぐっとくるポイントとして、踵の部分に繋ぎ目のステッチが入らない曲線美にうっとりしてしまいます。
ミドルカットのシューズですので、パンツの裾とのバランスが肝。
細身の場合にはロールアップないしすっきりとしたご自身に合わせた丈感がベストではないかと思います。
シューズのフォルムが綺麗に見える方が断然格好良いと思います。
ワイドなパンツでしたら多少野暮ったく合わせても問題ありません。
今日もカチカチに凍った雪の路面を歩いてきましたが、北国ならではのハンディギャップがある分
雪解けのアスファルトの道を何も考えずに気持ち良く歩ける楽しみがあるのも、この土地ならではの季節の移り変わりを
感じられる景色でもあり体感する出来事の1つではないでしょうか。
今でも尚、アメリカ生産を貫き少人数のベテランスタッフで作られるベンチメイドならではのフォルムと醸し出す雰囲気は
これから先の時代に残り続けていって欲しいと、純粋に思えるシューズブランドだと思っています。
春に向けてウキウキするような1足を手にしてみては如何でしょうか。
2021/01/17 | 5:07 PM | SUNSHINE+CLOUD