出張喫茶のお知らせ

1月13日(土) 通常営業 10:30-17:00
  14日(日) 通常営業 10:30-17:00 cartaさんの出張喫茶

14日(日)cartaさんの出張喫茶があります。
いつも通り10:30~17:00まで、Rierブレンドをご用意してお待ちしております。
お持ち帰り用のドリップパック・豆はお陰様で完売となりました。
沢山の方に手に取って頂き、嬉しい気持ちでいっぱいです。

定休日のお知らせ


明日10日(水曜日)は、定休日です。
また、11日(木曜日)よりお待ちいたしております。

新しい場所へ 3

不動産屋さんの車で昨日見たばかりの物件に再訪問。
到着すると、丁度その物件の横で立ち話をされている方がいらっしゃって
お会いしてはいないけれど、きっとあの方が大家さんだ!と瞬時に思いました。
直感は合っていて、車を降りてすぐに大家さんともご対面。
お話を伺うと、元々はこのお家で生まれて長らく住まれていたとの事。
何年か前に隣に新しくお家を建てられ、賃貸物件となった方には何組かの方が入居されましたが
ここ一年ほど空き家になっていたそうです。

大切に管理されていることが建物からも伝わってきましたし、またここから人が住み、風が通り
出来る限り手を入れることで、またこの建物の年月が刻まれていってより良くなるイメージと
穏やかに心地よく人が行き交う空間になる絵が、自然に頭の中に思い浮かんでいました。
勝手に受け継ぐ様な気持ちで、大事に使わせて頂きますと何度も胸の中で想いを馳せつつ。
とてもとても大きい物件なので、元々は二宮に来るまではお店は一旦閉店するつもりでいたのですが
運命的な物件と出逢ってしまったこと、盛岡での12年間の経験をより良い方向へ活かしていこうと決め
2024年からは神奈川県の二宮町という場所で小さく再スタートすることを決意しました。

お店として動きはじめるまでは、準備のための時間が必要となるので
引越してすぐにオープン!とはなりませんが、今のところ店名とHPは継続して
店舗としての詳細や、自分たちの近況等は少しずつお伝え出来ればと思っています。
3部編成までにして、あれこれ綴ってしまいましたが、文章も練れば練るほど
きっと自分の気持ちとは離れていってしまうような気がして・・・
最後まで載せるかどうか迷いましたが、BLOGを見てメールをくださったりご来店いただいたり
お伝えできていなかった方々への御礼の気持ちのご挨拶とさせていただければ幸いです。
でも、長いので忘れてください。(笑)

以下を持って、大切なみなさまへのご挨拶とさせていただきます。

/

rasikuは、2024年の1月14日もって現店舗は閉店いたします。

2012年1月から今まで、およそ12年間、たくさん応援していただき守っていただき
自分がやりたい事を楽しく続けられた事、rasikuに関わって下さったみなさまに
心からの感謝をお伝えしたいです。ありがとうございました。

出来るだけ、今の自分達の考えと気持ちがまっすぐ届くように、BLOGではなく直接店頭でお伝えすることを
選んできたので、こちらでも大袈裟にならずに気持ちを整理しつつ、新しい場所のことを書かせて頂きました。
次に移り住む土地で自分自身の身体と心の持ち様がどのように変わるのか、とてもわくわくしますし、
まだ出逢った事のない感覚や感性に触れながら、面白いことを表現出来るように日々の生活を楽しみたいと思います。
次選んだ場所でも、沢山の方にお逢いできることを楽しみにしています。

rasiku  佐々木 高広  恵

定休日のお知らせ


今までになく、あたたかさも感じられた盛岡での年末年始。
たくさんお運びいただき、ありがとうございます。
お買い物もcartaさんのコーヒーも楽しんでいただきとても嬉しいです。
引き続き、店頭で販売しています~

こうしていつも通りにお店を開けられる事にも、感謝の気持ちです。
今、不安な気持ちで居る方が、一日も早く安心できる場所で過ごせますように。


明日3日(水)は定休日となります。
また木曜日よりお待ちいたしております。

新しい場所へ 2

あまり形を決め過ぎず、大きな期待を持ち過ぎず。
出逢えたものに仕事も含め暮らしを合わせよう!と、11月下旬に物件を探しに出掛けました。
(気になる物件を前もって数件選び、不動産屋さんにアポイントを入れて)
盛岡から新幹線で東京へ。東京駅からは東海道線に乗り換えて1本。時間にすると1時間10分。
僕が20歳まで過ごした大船を越えて、藤沢・辻堂・茅ヶ崎・平塚・大磯、そして二宮。
久し振りに乗車した東海道線に揺られながら懐かしさと、物件は見つかるのだろうかという
不安なような分からなくて高鳴る気持ちを抑えつつ、車窓からの街の風景を眺めていると
平塚を過ぎたあたりから、景色というか空気が変わったことに気付きました。
良い意味でのんびりとした空気。自分のイメージしていた海と山に挟まれた街並みそのもので
その空気を感じた時に気持ちが少しだけホッとした所で、二宮に到着。
因みに大磯・二宮は快速電車は停車しませんので、乗る際にはご注意を!!

盛岡を出た時の気温が0℃くらいだったので、駅を降りた瞬間あまりの暖かさに
逆に身体が驚いて、コート・巻物、何を脱いだら適温か慌てるほど。
小さな駅を降りると、店先で元気いっぱいに呼び込みをする果物屋さんが目の前にあって
道行く地元の方が買っていく。直感的に良い町だなとおもいました。

アポイントを入れている不動産屋さんを目指して歩く。
徒歩10分ぐらいでしたが、少しだけ路地に迷って着いた頃には既に少し汗ばむくらいの気温。
事前に希望をお伝えしていたのですが、条件的にも厳しいと言われていたので
期待はせずに、だけど、何処かには隠し物件があるのではないかという淡い期待。
ただ現実はそう簡単ではなく、小さな町故に物件数そのものが少ない。。。
気になる建物があれば、周辺の方に直接聞き込みをしていったほうがいいという話を
立ち寄ったカフェの店主さんに教えて頂き、場所は変われど同じなんだなぁと納得でした。


ただ予想だにしないカタチで、僕たちが理想としていた物件に出逢えることが出来たのです。
それはずっと二宮町の空家バンクに掲載されていた家。
築80年の8LDKという、あまりにもBIGな物件。
間取りと画像だけでは、そこまで惹かれる感じではなかったのですが
中へ入ると、何だか少し運命の糸を感じるというのか。面白くなりそうな空気が充満。
日本家屋のそのままの平家と、後側に増築された二階建てで構築された少し不思議な建物は
2階に上がると太陽の陽射しが降り注ぎ、二宮の海がちらりと覗ける。猫も気持ちよく寝られそうです。
ちょっとした建具が可愛くて、古い家ならではの余白があって、条件としては申し分ない建物。
お店を続けるかは、先ずは物件と、そして家賃次第と思っていたので、気持ちが一気に傾きます。
その日は一旦冷静になろうと、実家に帰って眠りにつこうとしても、脳の興奮が抑えきれずに眠れないまま朝に。
翌日もアポイントを入れていた不動産屋さんに行き、色々お話をしていくと、担当の方が他の物件よりも
昨日見たその物件が一番希望に近いのでは?それなら…と、大家さんに直接会わせて頂ける事になりました。
それもなんだかとてもスムーズに。
これはもう、ここしかないのではないかという、ある意味では運命を感じた瞬間でした。

                                     つづく

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