4月2日


昨日のNISHIGUCHI KUTSUSHITAに続き、今季から店頭に並んでいる″CALICO″と″maku textiles″の服。
インドの手織りの綿布を意味する″CALICO″は、インドと日本を拠点に代表である小林 史恵さんが
インドの村々を訪れ、現地の職人さんと共に昔ながらの手法に拘りながらカディ(手紬ぎ・手織り綿布)や
ジャムダニ織り、カンタ刺繍などの布を使っての企画から生産・卸までの運営に携わっています。
産業革命による転換期を迎え、時代の大きな変化によって人々の暮らしは今もなお変わり続けます。
インドの村々での営みの中で大切に育まれてきた「布」がもたらす豊かな時間を、現代を生きる私たちから
またその先の未来まで繋げていくための様々な取り組みをCALICOは続けています。

NISHIGUCHI KUSTUSHITAもふとしたきっかけで出逢ったように、CALICOに関しても自分達が直接展示会へと
足を運ぶ前から、実はあの時・そういえばあの人が・・・とヒントになるような出来事があったのだなぁ。と
後々思い起こされる事があり、自分達が勝手に想像したり考えたりしていることが気付けばカタチになっている。
という事は、念ずれば叶うではないですが、とても嬉しい事だと思っています。
だからこそ、私達が出来ることを尽くしてお客様にお届けしたいと思います。
実は既に店頭で見て下さった方の反応が良く旅立った服もあり、そう多くはまだ商品も無いのですが、これから徐々に
CALICOが手掛ける「インドの手仕事布」による布や衣服の手触りや気持ちよさ、表情の豊かさを感じていただけたら
嬉しいなと思います。

CALICO   デニムカディ サスペンダーデニムパンツ

color    ブラックシャンブレー

price    18000+TAX

SIZE    M     /     L SOLD

color    インディゴ

SIZE    M     /     L SOLD


最初にご紹介するのは、CALICOの定番として作られているボトム。
実物を見る前から気になっていたパンツでしたが、実際に現物を前にすると益々良かったです。
見た目からも生地の雰囲気の良さが伝わる、綾織りのカディを使用したサスペンダー付きワイドパンツ。
ウエストからヒップ、ワタリまでたっぷりと余裕をもたせ、裾にかけてほんの気持ちすぼまっていますが
穿いた時の見え方としては、そこまで変形にはならずに柔らかい曲線を描く綺麗なシルエットのパンツです。


内側にはコットンの裏地がつきます。
生地自体そこまでというか、ほとんど肌当たりにストレスは感じませんが、こういったちょっとした事が
後々穿いた時に気持ちよく過ごせるかどうかなどに響いたりもするので、嬉しい心遣い。
デニムではありますが、とってもなめらかでふわっと軽く飛び跳ねたくなるような穿き心地は
春から夏にはきっと出番が増え、それでいて生地の経年変化も楽しみになパンツだと思います。


ウエストは後ろがゴムですが、締め付けはきつくなくリラックスした状態でゆるりと穿けます。
サスペンダーは長さは二段階での調節が可能で、取り外しも出来ます。
肩にかけても、垂らしても、無くても在っても好きな着方ができるので、コーディネートの幅も広がります。
ウエスト位置低めでゆるっとさせて、ブラウスなどに合わせてサスペンダーを使用して着るのも良いですし
逆にハイウエストで、トップスはカットソーをインしてサスペンダーを身につけた上から薄手の羽織などを
重ねたコーディネートも素敵だなと想像します。


爽やかなインディゴの色に合わせて、もうすこし明るい色目のコーディネートをと思いましたが
今日も横殴りの雪模様だったので気分が乗らず。苦笑
ゆったり目でありながらも丸みを帯びた可愛らしいシルエットが映えるように、着丈の短いコンパクトな
ブラウスに、ややきちんと見えるスリッポンタイプの革靴を。
一見アンバランスな様にも見えますが、柔らかい部分と引き締める部分の両方が備わると、ちょっと変わった独特な
デザインも生地の風合いも、不意に和むというか馴染むというかバランスが整います。


両サイドにはポケットが付きます。
そこまで主張しない細身なサスペンダーの長さは、釦の留める位置で調整します。
素朴でチャーミングなサスペンダーが、以前であればちょっと可愛く見えすぎるかなと思って
なんとなく躊躇する気持ちもあったのですが、それもトップスだったり、靴だったりその他の小物との
組み合わせ方次第だなぁと思ってからは、そういった思いはどこかへ吹き飛んでしまいました。
黒や白のフリルブラウスだったり、メンズライクなブーツだったり着こなしの妄想が膨らみます。


生地の色もかなり悩みましたが、今回はベーシックなインディゴと渋くて素敵なブラックシャンブレーの
二色で展開しています。サイズもM・Lとありますが、ウエストがゴムですしその人に合うサイズというよりは
好きな穿き方によって選ぶのがお勧めです。
自分たちにとっても、まだまだ知るべきことがあると痛感させられるブランドとの出逢いでした。
maku textilesの商品はまた後日紹介しますので、そちらも是非楽しみにしていて下さい。

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