3月13日

FUJITO    C/N KNIT SWEATER

color     BLACK

price     25300-(TAX IN)

SIZE     2    /    3  

FUJITOらしいアイテムとは何か・・・と考えた時に、日常着の中でも奥行きがあり、そして一貫してどの服にも
エレガントさというか、美意識が注ぎ込まれた服というのが頭に思い浮かびます。
特にそんなブランドの芯が投影されているようにも思うのが、継続して展開されるニット。
秋冬シーズンであれば保温性という機能的な部分で手にする方は多いと思いますが、春夏シーズンとなると圧倒的に
少なるなるのではないでしょうか。コットンニットは、どちらかと言えば着心地の部分での贅沢さと見た目の美しさに
比重が置かれているので、同じ位の保温性を持つカットソーと比べると取扱いにも気を使うので手が出難いのも事実。
FUJITOに限らずに他のブランドでもコットンニットをセレクトしてきましたが、正直そう簡単に売れるかと言うと
難しいアイテムではあるのですが、シャツでもスウェットでも無く・・・という時の隙間を埋める服ですし
お仕事で会議や人と会って打合わせなどの機会があるなど、服装でメリハリを付けたりその場に合わせて
あえてニットを選びたいと、そんな風に思って下さる方に手にして頂ければ嬉しいです。

言葉は先ず置いておいて、頭と袖を通して見てください。と言わんばかりの
とてつもなくシンンプルな井出達のクルーネックタイプのセーター。
素材はコットン75%・シルク25%を贅沢に配合したハイゲージとミドルゲージの丁度中間位の厚み。
シルエットは身体のラインを拾い過ぎない設定で、今から慌てて身体を鍛えなおす必要はありません(笑)
インナーはシャツを挟むというよりも、クルーネックのTシャツで潔く着るというのがベターではないでしょうか。

一切の誤魔化しが効かなそうなブラックという色目、もし味付けをするとすれば自分自身が醸し出す雰囲気や色気・・・
とでも言ったら更にハードルが高くなりそうですが、実際にはそんな気もしたりしています。
着合わせとしては古着のミリタリーやハンティングなどの野暮ったさの残るジャケットをさらりと羽織ったりすると
ニットの綺麗な部分と程よく中和されて、まとまりが出てくるのではないでしょうか。
カジュアルな中にも”色気”というスパイスを自然と纏える服装。
単純な見た目だけで判断されない服装は40代になって挑戦したいと思っていた所でしたので、板につくまでは
まだまだ経験が必要で時間が掛かりそうですが、こんなニットを自然と感じ良く見えるように着こなせたらいいですね。

身体の何処にもストレスを感じず、シルクが25%配合される事で艶と着心地の良さをアップさせている事は確か。
日常と非日常とを行き来するようなFUJITOらしいどちらにも振り過ぎないバランスで作製されていて、
いつもの定食屋さんで決まったメニューを食べる時にも、イタリアンで美味しいワインを飲みながら・・・という
どちらのシチュエーションにも違和感なく溶け込んでくれる1枚になると思います。
着こなしに確実に深みと渋みを増してくれるのは間違いありませんので、ご自身のライフスタイルを思い浮かべながら
気持の良いコットンニットをワードローブにプラスしてみては如何でしょうか。
僕もこの春はこのニットを着て、軽やかな足取りで街歩きを楽しもうと思っています。

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