9月9日

holk      ENGINEER JACKET

color      ECRU

price      36300-(TAX IN)

SIZE      1    /    2    /    3  SOLD

果物が美味しい季節になりましたね。
りんごか梨を食べていますが、岩手県がこんなにもフルーツ天国の土地だというのを昨年あたりに
ようやく気づきました。フレッシュなものが近場で買えるのは本当に有難い事で、地元の方からすれば
当たり前の習慣かもしれませんが、目の前にある当たり前は案外当たり前ではなかったりするなと思ったり。
土徳ともいうべき恩恵を見逃さずに堪能しながら、日常を暮らしていくことが心と身体の安定に繋がるのではと
果物の皮をむきむきする日々。こうなると必然的にフルーツ専用の包丁が欲しくなってきました(笑)

holkから春夏でも展開をしました4つポケットが付いた一見するとアンバランスにも見えるジャケット。
フロントに叩きつけられた特徴的なデザインのポケットは、ワークジャケットの最もたる象徴とも言えるディテール。
前下がりの衿元と袖のゆったりとしたラインに、今まで思い描いてきたカバーオール類の固定概念の様なものを
払ってくれるような1枚。
古着の概念を熟知した方だからこそ生まれる、オリジナルとは一味違う柔らかな井出達。
僕と同様に古着が世の中に溢れかえっていた時代を過ごしてきた世代の方には、このバランスは今の着こなしの気分や
休日にちょこっと羽織る軽快な羽織物として着る機会がありそうだなと想像がし易いのではないかと。
昔着ていたこういうアイテム好きだけれども・・・今更古着でコンディションやサイズ感の合うものを探すのは
なかなかハードルが高い気がしますし、年齢も重ねてある程度の服装を心掛けたいなという気持ちも出てくる
2つの気持ちを快くクリアしてくれるジャケットになってくれるはずです。

先ずは素材ですが、よ~く見ると綾織りの組織になっていることに気付かされます。
遠目から見ると全く気付かないのですが、holkオリジナルのファブリックで通常のツイルよりも縦糸の本数を増やす事で
綾の畝が綺麗に立つというメリットがあるそうです。ぱっと見では全く気にならないというか分からない部分ですが
生地を自分達で0から作るメーカーならではの拘りと奥行を感じさせる作り。
肉感は中肉よりもやや薄手といった所。袖を通した際に全くストレスにならない生地感だと思いますし
薄手ながらもしっかりと張りはあるので、柔と強さの良い部分を2つを組み合わせたムラ糸ツイルと言えます。
色目も生成なので軽さがより表現出来るカラーではないでしょうか。
個人的にはデニムに合わせるのがベタですが、とてもシンプルで格好良いなと思っています。

インナーはスウェット位の厚さであれば窮屈さなどを気にせずに着用が可能。
このジャケット自体には保温性が大きくは期待出来ないので、最近とても気になっているカシミアのセーター類を
インナーに着用をするのも良いかなと、秋冬の着こなしに関してあれこれとイメージが膨らみます。
洋服を選ぶ基準に軽くて袖抜けが良いというのは、ここ数シーズンの僕自身の物選ぶ際の必須条件になっていて
holkのモノ作りは、ある程度の洋服を着てきた方にもその当時の匂いや懐かしさは残しつつも、今のライフスタイルや
価値観の多様化、生活環境などの変化にも柔軟に寄り添ってくれるような無理のない日常着になると思っています。
僕自身の今現在の生活環境を冷静に振り返っても、人目を気にしてファッショナブルになる必要性が殆ど無いというか・・・
それはそれで洋服屋としてはどうかなと年に1回位は反省したりしなかったりするのですが(笑)
毎日気に入った洋服を自由に着ているだけなので、そんなスタイルに心地良くハマりますし素材感や着心地は素晴らしく
着ていて押しつけがましくない所が良いなと思っています。

肩のラインは少しだけ下がった位置に、袖の太さと振り方がとても面白いなと。
温度変化の大きい何を着たら正解なのか分からない季節に便利な1枚で、インナーの組み合わせで
色々と振り幅を効かせられる点が着る機会を増やすポイントになると思っています。
サイズは1・2・3の3サイズ展開。普通にいけばメンズのS・M・Lといったイメージでしょうか。
ユニセックスのアイテムですので、袖抜けが良いなと感じるサイズをお選び頂ければ嬉しいです。

季節が完全に移行するまでの期間というのは案外長かったりするので、素材感やデザインなどを含めて
ある程度、羽織物の選択肢というのは欲しいところ。
僕自身が生活をしている盛岡という場所は、朝と日中との気温差が大きいと感じるので出来る限り羽織物は
お店に並べてながら、その中でご自身のライフスタイルに直結するようなものを選んで頂きたいと思っています。
気を使わずにじゃぶじゃぶお洗濯が可能で、多少の汚れなども気にせずに着られるジャケットは
現代のワークスタイルに順応するワークジャケットとしての機能をしっかりと果たしてくれるのではないでしょうか。
今シーズンはいつも以上にholkの製品をセレクトしていますので、順を追ってご紹介していきたいと思います。

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