10月2日

SUSURI    レヴーズドレス

color     beige

price     64900-(TAX IN)

SIZE     1 SOLD

-WHITE NIGHT-
ロマンティックな妄想を重ねた日々。
をテーマに今季のSUSURIの2021 A/W COLLECTIONが作製されました。
その中でも特段に気分が高揚し、素晴らしくうっとりとした気分をもたらしてくれる服がありました。
しばらくの間、空想だけでどこか心の奥底の方に仕舞ってあった感情がやっと湧き上がってきたような
そんな夢見心地な感覚や彩を与えてくれる、とてもすてきなドレスをご紹介したいと思います。

レヴーズドレスは古いナイトウェアをイメージした形。
袖のボリューム感の加減と、袖先に向かって柔らかくもエレガントに弧を描くようなシルエットは
もう完璧!と言いたくなるほど、一目で心を鷲掴みにされました。
また、今シーズンの春夏に展開された、古い壁紙のような蔦の図案をその時と同様に顔料プリントで
今回はざっくりと太くしなやかなリネンの生地にのせています。
同じプリントでも生地が変わるだけでも、やはり受ける印象は大きく変わってきますし、
やはり今回はテーマにもあるように、ロマンティックな空想と希望、非日常を体験し続け起伏する感情を
SUSURIらしく大胆に、そして繊細に表現されていて、なんだか心にぐっとくる一着に感じています。

きりっとさせた衿元や胸元。
そして肩線から直ぐではなく切り替えしからギャザーを入れて、たぁふっと膨らませた袖。
ここが本当にポイントというか、ただ袖がたっぷりだと上半身全体が大きく見えてしまうのですが
肩回りはとてもスッキリしていて、袖だけにボリュームを持たせていることでバランスも良いですし
クラシックで上品な印象へと変化していきます。
そして両方の脇下にもギャザーを入れることで、ふっくらと横にシルエットを作っているのですが
甘さとリラックスした雰囲気と生地の落ち感がうまくミックスされていて、非日常に寄り過ぎずに
いつもよりちょっと気分よく出掛けたい日の服として、普段使いにお選びいただけるのではないかと思います。

横から見るとギャザーによる縦にすーっと流れる落ちる様なラインと袖の曲線が綺麗に映りますし、
正面から見たときとはまた違う、どちらかと言えばシャープな印象を抱きます。
思いがけず。な位置ですが、ちゃんとポケットも配されていて、大袈裟に出す部分と削ぎ落す部分や
必要最低限の機能性だったりを絶妙な配分で落とし込まれていることが、自然と着易さや心地よさに
繋がっていて、ついつい着てしまう服というのはそんなちょっとした事が真摯に見え隠れしているなと
つくづく素晴らしい作りに感心してしまいます。

リネンですが、イメージする涼し気なというよりはコシが合ってしなやかなリネンなので
寒々しくありませんし、たっぷりの袖に合わせてベストや袖幅ゆったりの羽織物を重ねても
見た目にも楽しい着合わせが出来ますよ。
リネンの優しいベージュに植物の柄の擦れや滲みの具合も大人っぽく。
ハレの日の装いから、リラックスした日常まで、人によって異なる様々な大切な場面に
手に取りたくなるドレスだと思います。

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