9月17日

SUSURI    セーズシャツドレス

color     latte

price     61600-(TAX IN)

SIZE     1

遊歩道の途中では、秋桜の群生がちょうどいま見ごろを迎えています。
白・ピンク・赤紫など鮮やかな色の花が、風に揺らぐ姿がとてもきれいで朝から良い気をもらっています。
自然のカラフルに誘われてか、今日は気付けば靴下がピンクでした~。
どこかしんみり感が漂う秋ですが、身の回りに目を向けて見れば色鮮やかで美しく、楽しいこともたくさん。
自分の切り取り方次第で、世界の見え方や彩りは変わるのものということに気付かされますね。

SUSURIの今シーズンも穏やかにはじまっています。
前のシーズンの時から気になっていたブロードを、今回ついにオーダーしてしまいました。
秋の気配にきっと似合うであろう、澱みの無い深くて濃いお色味にも惹かれましたし
こういった畏まった雰囲気の服を着る機会も、なかなか気持ちも動き難かった日々を過ごして来て
改めて、エレガントでシャンとなるような生地や色の服への欲求も高鳴りつつあります。
そんな浮き沈みもありながら、踊りたくなるような気分には、きっとこのブロードのしなやかさや
ギュッと詰まってでもふっくらとした肌触り、思わずしっくりとくるのではないかと思うのです。

小さな丸襟と、いい距離感で並ぶボタン、そして肩から胸下まできれいに並んだピンタック。
キリリと引き締まった印象を持たせつつ、リラックスした着心地を実現させるために襟ぐりや
袖など、ゆったりと広がりのある形となっています。
クラシカルなシャツブラウスの品の良さを感じながら、シルエットには今の気分を取り込んでいるので
着た際には、心地良い高揚感と思いがけないのびやかさの両方を感じて頂けるはずです。

フロントのピンタックから途中でギャザーに切り替わって、優しくふんわりとしたシルエットになる
ロマンティックな仕様に心を掴まれたのですが、バックシルエットも同様に少し低めの腰の位置に
ギャザーが寄せられていて、横から見えた前後のささやかな違いや立体感がとてもきれいに表現されています。

SUSURI    セーズシャツドレス

color     rouge

price     61600-(TAX IN)

SIZE     1

クリーミーなlatteと奥行きのあるrouge。
赤は赤でも鮮やかで明るさがあって、それでいて上質な光沢感によって陰影まで美しく魅せる赤色。
季節が夏から秋へと移行する中で、元気な色彩からトーンの落ち着いた色目への誘惑を掻き立てられる
そんな印象を抱きました。
素材に使われているブロードはスイスに本拠地を置くALUMO社のしなやかなさと光沢のあるファブリック。
SUSURIの巧みなパターンと融合する事により、平面的になりがちなブロード生地を立体的に見せていて
ドレスシャツならではの優雅さを大いに引き立てているように感じます。
きちんと上質なブロードだからこそ、着用写真の様にデニムなどの日常着と組み合わせても違和感はないですし
地続きにある日常の中でも特別なシーンのときにも、候補にあがる1枚になると思います。

生地のボリュームを贅沢に使用しているので、動いたりする際にもブロードのしなやかさがポイントに。
見ている側も着ている側もどちらも魅了されるような雰囲気と、あまりに畏まり過ぎないというのも
私達がセレクトする際の1つの基準にもなっています。

最もシンプルな素材を使いながら、仕立てられたクラシックなシャツワンピース。
ブロードはシンプルが故に伝わり難くて、自分達の中でも憧れと手強さのある素材という印象だったのですが、
こういった素晴らしい生地を、美しい形に仕上げてくださっているつくり手の真っ直ぐな姿勢を受けて
提案してみたいと思って、オーダーしました。
素材の変化というよりは、変わらずに凛とし続ける佇まいを感じ取っていただけたら嬉しいです。

定休日のお知らせ

明日15日(水曜日)は定休日となっております。
どうぞよろしくお願い致します。

9月14日

FUJITO    SHIRTS COAT

color     NAVY

price     33000-(TAX IN)

SIZE      2    /    3

夜寝る前に飲むミント入りの紅茶が日に日に美味しさを増しているような気がします。
窓を全開にして畳でゴロゴロしていると、足元から少しずつ寒さが忍び寄ってきてストーブのスイッチと
睨めっこしますが、流石にまだ早いなぁと寸前の所で思いとどまりながら秋の夜長を楽しんでいます。
それでもここ数日は1日を通して何処を切り取っても過ごし易く、草刈りを終えた中津川の澄んだ風が
お店にも心地良く届いている状況で、この短くて最高の気候を思う存分身体に感じたいと思います。

まだタイムリーではないのですが、それでもそろそろ、この手の羽織も視野に入ってくる頃ではないでしょうか。
ここ数シーズン殆どセレクトをしてこなかったショップコート類の羽織物。
今シーズンFUJITOからリリースされた”SHIRTS COAT”は、コート程重苦しくなく、パターンとしてはシャツに
近いニュアンスがあちらこちらに見えるのですが、選んだ素材感が季節を包み込んでくれそうな雰囲気に。
インナーに温かくて優しい素材感のセーター類を着てしまえば、冬コートへの繋ぎとして十分な活躍をしてくれる
潜在能力の高さと、あまり深く考えずに着用出来るユーティリティーな側面もこの手のコートの大きな特徴に
なるのかもしれません。サイズは2と3の2サイズで、M~L、L~XL位のイメージになると思います。

先ずはネイビーから。
綾目の組織がくっきりと表面に出たコットン100%のヴィンテージツイルを用いて作製。
生地にヴィンテージという名が付くだけに、着古したような風合いのある生地感。
柔らかくて肌馴染みが良く、躊躇なく手に取りばさっと羽織りたくなる空気を醸し出しています。
身頃や肩回り、袖にかけてもゆったりとした設定で、肉感のあるものをインナーに合わせたとしても
可動域を妨げずにストレスのない着心地を実現。1枚仕立ての羽織物を選ぶ際には、先ずは袖抜けが
良いかどうかを重要視していて、それがそのまま着用頻度と長時間着た際のストレスに直結してくるので
このコートに関しては、僕自身が気になる機能性をしっかりとクリアした作りになっています。

フロントのデザインは3パッチポケット、両サイドに小さなスリットを入れて、背中に細かくギャザーを配する事で
背中から腕にかけての可動域を広げる役割を果たしています。このコートはFUJITOが絶対の信頼を置いている
佐賀県唐津市にある縫製工場で作製。ドレスシャツを縫える技術を持ち合わせた工場だけに所謂のショップコートの様な
ワークスタイルのイメージよりも、どちらかと言えばエレガントな仕立ての匂いがするのも洗い込んだ生地との
ギャップがあって洋服の2面性を垣間見れる面白さがあると思います。着てしまえばそんな事は全く気にしなくなるのは
当たり前なのですが、背景を知ると着こなしにおける工夫や深みがプラスされるのではと考えてしまいます。
インナーにスウェットを着ると雰囲気はきっとアメカジライクで、それをあえてコットンニットにすると・・・
と言う様な自分にしか理解出来ない、捉え方に自由度が出てくると洋服と人との間に小さな化学変化を生むと思います。

後ろからみるとテールの長いシャツの様な雰囲気にも感じて頂けるのではないでしょうか。
前から見た際のインパクトのある表情と、後ろ側のさらりと流れるようなシンプルなバランスが
このコートの最も魅力を感じる部分ではないかと思っています。

FUJITO    SHIRTS COAT

color     GRAY CHECK

price     33000-(TAX IN)

SIZE      2    /    3

色違いで選んだチェック地は、がらりと印象が異なる渋みと着こなしのユーモアが試される1枚。
この配色は苦手な方はきっと手をださない色目で、渋みという言葉がメリットにもデメリットにも感じさせると共に
2つの側面を自分自身でコントールできるかどうかがポイントになると思います。

素材はネイビーと同様にコットン100%。
ですが、厚みはチェック地の方が薄くて軽い着心地。
ヘリンボーン柄にチェックを組み合わせていて、クラシカルな印象が7割位の確率で前面に出てくると思います。
如何にも秋冬らしいトーンになるのがメリットの部分で、ウール地やウール混ではないことがこの生地ならでは。
全体に落ち着きが出過ぎるというのも隣り合わせに潜んでいる事も、この柄とこのトーンを着る時には
意識しなければならない点になるのかもしれません。

どちらも甲乙つけがたい位に好きな生地感でした。
何を着るのか、微妙なタイミングに選択肢に入る1枚になるのは間違いありません。
きっと実際に心地良く感じるのは10月に入ってからだとは思うのですが、喉の調子が気になりタートルネックが
登場する11月頃の気候にも、すんなりと溶け込めそうな事も嬉しくなるはずです。
シャツとコートの良い部分を掛け合わせた羽織物。本格的なコートまでの小さくて大きな隙間を埋めてくれる存在が
心を落ち着かせてくれるのは間違いありません。

9月13日

JUJUDHAU  FLY FRONT SHIRTS

color      LINEN COTTON STRIPE

price      20900-(TAX IN)

SIZE      F SOLD

前回のjujudhauをご紹介したBLOGを書いたのは、ほんの一カ月ちょっとまえの事。
そこまで時間が経った訳ではないですが、その時とはずいぶん気分が変わっている様に思います。
それはきっと雲や空や風、虫の鳴き声も、食べたくなる物も日一日と変わってくことと同じで
いくら気温が高くなっても、着たい服も服の着方もちょっとずつ秋へと移っているのだなと実感しました。
それはお客様も同じだったのか、昨日は日中30℃近い気温の中にも関わらず、たくさんの方にお運びいただき
ありがとうございました。お選びいただいたものが、少しでもその日一日を気分良く過ごすために
お役にたてていたら嬉しく思います。

今季はjujudhauの入荷のタイミングが早く、現在もそれなりの見応えがあるボリューム感。
とても好みの生地が幾つかあって、今回もその選抜した生地でいろんな形をオーダーしました。
その中から、先ずは素材感的にも今から着られそうなリネン×コットンの生地で、ありそうでない
さり気ないストライプ柄で選んだ、お馴染みの二型をご紹介致します。

FLY FRONT SHIRTSは、ここ数年ずっと欠かさず展開し続けている前開きタイプのシャツ。
シャツと言ってもあまりピンと来ないところが一番の良さで、それこそブラウスのような感覚もあり
時には釦を留めずに羽織って着ることもあったり、着こなしの幅が想像以上に広くて重宝するなど
やはり実際に着る機会の多い服は、何度だってお勧めしたくなってしまいます。
そして何よりもjujudhauの服の不思議な包容力と言うか、何にも捉われない属さない淡々とした感じは
どんな気分の時にも無理なく着ることが出来るので、本当に有難いなと思うと同時にすごく面白いです。
この形に関しても似た様なものは沢山ありそうな気もするのですが、それでもやっぱり他には無くて
袖・身頃・着丈などそれぞれを組み合わせた全体のバランス感が普通ではなく、独特なんだと思います。

首元から肩回りはそこまでゆったりという訳でもないのですが、肩線はドロップしているので
着心地も窮屈さなどは感じず、中にもいくらか着込めるようなサイズ感。若干袖幅が細く感じるのはご愛敬。
横から見ると前後の着丈の違いが大きいのが特徴的で、広めに設定された身幅が微かにふわりと浮くような
柔らかいシルエットを作り上げています。
後ろ丈が長いので着丈があるように見えるのですが、実際には小柄な方が着ても大きいなとは感じない絶妙な
長さになっていて、さらに細身の方ですとより気兼ねなく自由に羽織ったりたふっとゆとりを持って着られて
骨格がしっかりして背が高い私が着るのとは違った、そのゆるやかな感じもとても可愛いなと思って見ています。

リネン50%×コットン50%の生地は春夏にも展開しますが、触り心地はまた全然違っています。
素材の配合は同じでも、今回の生地はどちらかと言えばコットンの風合いが強く感じますし
起毛感もありつつ、撫でるとサラサラとした感触も確かに合って不思議な生地感です。
厚さは中肉ぐらいなので、まさに今時期からインナーにタンクトップなどの上に一枚シャツのように
着ていただくと適温ではないかと。そこから少しずつ中に着るものを変えて冬のはじまりまで。
比翼釦のスッキリとした前身頃と、肩ヨークにギャザーが入った後ろ身頃の表情にはギャップがあり
そんな些細な部分に、着た時の何気なく良いなと感じる要素が隠れている様にも思います。

JUJUDHAU  FLY FRONT LONG

color      LINEN COTTON STRIPE

price      27500-(TAX IN)

SIZE      F

FLY FRONT SHIRTSとほぼセットのように展開してきましたが、実は意外とBLOGでご紹介することが
なかったFLY FRONT LONG。
膝に掛かるか掛からないか位のミドルの丈感で、この時期の中途半端な気温にうまく対応し
ざっくりと羽織ることもできて、思いがけない力を発揮するお勧めの1枚。
気を使わずに着られる日常着としてのしっかりとしたクオリティと気持ちがあがるデザインと
ネパールならではの素朴な空気感はこのブランドにしか出せない特色でもあります。

コットン×リネンのストライプ生地以外にも、この2型はセレクトをしていますので
また追って順にご紹介していきます。すでにこの形がお好きな方や、気になっていらした方は
ぜひ早めに、それぞれの生地で見比べてみてお選びいただけたらと思います。
どれもこれも自信を持ってお勧めしたい、jujudhauらしい良い柄・生地ですよ~。

9月11日

FilMelange   ACE

color      BLUE

price      30800-(TAX IN)

SIZE      34    /    36

店内は秋の洋服に入れ替えたので、それに倣って自分の服装も長袖へシフト。
この微妙な気温をどう過ごすのか。これが年々とても楽しみになっている事に気付かされます。
今年は急にロンTというアイテムに惹かれてしまい、今まで殆ど着たことが無かったことを反省しつつも
とても新鮮に感じながら着こなしをあれこれと考えて自分なりの良い落し所を探しています。
試す前から物事を決めつけすぎるのは良くないなと改めて思い、年齢による意識の変化なのか、
それとも気候変動によるものなのか、理由はどうあれ今まで手にしてこなかったアイテムを着るのは
色々な気づきが沢山あってとても奥深く面白いです。

昨年の秋冬にリリースされ個人的にも直ぐに手にして溺愛中の”ACE”
FilMelangeが久し振りに作製をしたデニムで、一昔前にフィルエムオールズというブランド名でデニムを
数シーズン展開していたのを覚えていますが、恐らくはそれ以来のデニムパンツではないかと推測しています。
穿き始めはもっとブルーがとにかく濃く、穿いているだけで手が青くなる厄介さとその分のパワーを秘めていたのですが
1年間穿いて奥行きのあるブルーに表情が変化をしてきました。
これ位になるとデニムは幾分穿き易さと親しみが湧いてきて、ワードローブの中心選手へと変貌を遂げます。
モノ作りにおける一切妥協のない姿勢と、豊富な知識と経験から生み出されるデニムだけあってヴィンテージにも
負けない位の雰囲気と現代のファッションシーンに合わせたデザインとシルエットは、それとは違う部分での良さと
単純に穿いていて心地良いと感じて頂けるはずです。

このパンツの出発点とも言える素材ですが、目標にしたのはアメリカのヴィンテージのデニム。
それを実現させるために当時の背景などを参考にしながら、素材はオーガニックコットンを使用しているのですが
繊維の長い超長綿をブレンドする事で、当時のムラ感のある表情に近づけるように工夫されています。
デザインはUS ARMYのデニムトラウザーを参考にしながら、そのままを再現するようなレプリカではなく
オリジナルのエッセンスを混ぜながら付かず離れずの適度な距離感を保った各ディテール。
当時の匂いはきちんと残した落し所に。
全体のシルエットのボリュームはしっかりとありますが、ワタリから裾にかけて綺麗にテーパードをさせているので
見た目よりも穿いた方が圧倒的に納まりの良さを実感して頂けると思います。

一時期、ヴィンテージでこの手のパンツを探していましたが価格・コンディション・サイズ感でイメージに
合致するものに出逢えずに諦めていましたが、FilMelangeのACEを手にした事でその欲望は満たされました。
昔ほど古着の方が良いというような発想が無くなった事も大きな理由かもしれませんが・・・(笑)
デッドストックのパンツを下ろしているかのような気持ちで穿けているのも、古着好きな性分を満たしてくれていて
ブランドが一貫して現代のヴィンテージアイテムを作るという趣旨にもブレない最高峰のデニムパンツに
仕上がっているのではないかと。生地はそれなりの厚みがありますので、夏場は流石に厳しいですがそれ以外の季節は
気にせずに穿いて頂けるはずです。

フロントはボタンフライで、ぶりっとした大き目の恐らく本水牛だと思うのですが手触りの良い釦が
ずらりと並びます。生地の強さに負けない位、釦もどっしりとした迫力。
触れる回数が多いだけに高揚感に浸れます。
ウエストにはサイズ感を調整するアジャスター釦も付きますので、閉めることで1インチ位の微調整する事が可能。
とてもシンプルな構造なのですが、この釦を閉めるとシルエットが若干ですが変わるのも個人的にはツボです。

カットソーを中心にトータルでの提案をするFilMelangeは、スウェットやTシャツなどのイメージが強いのは
間違いないのですが、布帛やデニムなどの別素材も巧みに操れる技術や背景を持ち合わせています。
今回のデニムは正直手にするまではどんな感じになるのか、楽しみな部分と予想出来ない感覚があったのですが
自分自身の予想を遥かに超える素晴らしいアイテムになっていると、穿けば穿くほどに思いました。
実際に昨年購入してくださったお客様も穿いている率が高いのを確認すると、何だかとても嬉しくなってしまいますし
じっくりと付き合っていけるお気に入りのデニムがあると、着こなしの軸が出来る事によって外へ出掛けるのが
楽しくなるのではないでしょうか。という事で”ACE”とてもお勧めの1本です。

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