12月6日

MITTAN   JK-38 中綿刺し子織ジャケット

color     

price     42900-(TAX IN)

SIZE     2   /   3  SOLD

今シーズンのMITTANはこれまで定番で作り続けられてきたものと、新しい風を吹き込むような新作と
さらに引き出しが増えたラインナップで、少し前にご紹介したブルゾンJK-39DCもその一つでした。
もう一型、とても目を惹いたのがこの織りで表現された刺し子の表情が豊かなジャケットとコート。
MITTANオリジナルの生地で仕立てたそれぞれの羽織物は、見た目的には何となく秋と春頃に着るような
素材感かなとイメージしますが、袖を通すとじんわりとあたたかくて、冬場でも思いがけず手に取って
さっと着てしまいそうな、と言うよりも、ぜひ着ていただきたいと思う優れもの。
キルトの様な雰囲気も持つ素材ですが、経糸にコットンを使用して、緯糸を表面はウールの梳毛糸で、
裏面の方にはシルクの糸でそれぞれ織り上げています。
さらに見えない真ん中の層には、硬くて太めのウール単糸をそのまま緯糸で渡すようにすることで、
糸の膨らみが中綿のような役目を果たしていて、全部で三重構造という仕組みになっています。
言葉だけで一瞬で理解するのは自分達でもなかなか難しいものですが、手で触ってみるとそれぞれ素材の
感触の違いや、生地の膨らみや凹凸などなど、とても情報量が多いことに気付きます。
天然繊維だけを用いて、化繊の中わた生地に引けを取らないくらいの防寒性と快適性を目指して企画したという
だけあって、素材の可能性をダイレクトに感じていただけるアイテムでもあると思います。

先ずはジャケットタイプから。
襟元は緩やかな立ち襟で、内側でも外側でも好みでストールやマフラーを組み合わせていただけるように
ゆとりを持たせていて、TOP釦を留めても全く苦しくありません。
フロントはスナップ釦で開け閉めをする仕様ですが、全体としてそこまカジュアルな印象にならないのは
釦がむき出しになっていない事や、前身頃のしっかりとした重なりなど、機能性を意識して考えられた
デザインの美しさが凛と際立っているからでしょうか。
表地は特に細くてキレイなウールの糸を高密度に織り上げた生地なので、良く見てみると光沢感があって
みっちりしています。さらにその上に織り重なる刺し子に関しても、シルクの糸を使うことにより
もう一段階強くなるというか、素材だけではなく表情まで引き上げているような感じがします。

着用サイズは3でサイズ感は、レディスのLからメンズのMサイズぐらいをイメージしていただけたら。
ゆったりとワンピースに羽織ったり、中に多少厚手のものを挟むことを考えると個人的には3が理想的。
インナーを着込まずに見た目もスッキリと、ジャケットとして着るのであれば2でも。といった具合です。
3にすると袖丈がやや長めの設定になっていますので、その辺りは捲ったり、気になる気にならないなど
個人差がありそうですので、あくまでも目安にしていただいて、ご自身のイメージする着合わせ方や
住む場所の気候や季節、どんな景色に合わせたいかなどを大事にお選び頂くのが良いと思います。

裏側はシルクならではの柔らかでしっとりとした肌当たり。
素材の特性上しっかり吸湿してくれるので、室内に入ったときなども冬のアウター特有の熱がこもるのを
防いでくれる快適な心地良さは、着る程に肌で感じていただけると思います。
素材の特性を理解して魅力を引き出し、それでいてしっかりと機能性が感じられるMITTANの新しい羽織。
人それぞれ選ぶ際のポイントも違いそうですし、着こなしによって雰囲気が変わるのも面白いところです。
自分達としてはこういった季節の狭間を埋めてくれる羽織は、実は着る機会も頻度も沢山あると思っていて
特に北国の春先には確実に必要な瞬間があると思います。
まだ冬の先を意識するには早いかもしれませんが、ある程度冬物をお持ちの方にはぜひお勧めしたいです。

MITTAN   CT-18 中綿刺し子織コート

color     

price     48400-(TAX IN)

SIZE     2   /   3  SOLD

同素材のロングタイプもご用意しました。
ロングと言ってもお尻が奇麗に隠れる位の長さなので、車移動が中心の方にもきっと気にならないはずです。
天然素材のキルティングジャケットやコートを羽織るような感覚なので、見た目の格好良い雰囲気とは裏腹に
普段の何気ないシンプルな装いにも馴染む素材感には、何処か親しみを感じて頂けるのではないかと思います。

肩はやや落したラインで見た目以上に袖を通した際の程よいゆとりと、可動域の広さを感じます。
このコート自体にそれなりの保温効果がある分、インナーにはそこまで厚地のアイテムを組み合わせなくても
良いなと感じるので、あたたかで気持の良いハイゲージニットなどの組み合わせなどが最高ではないでしょうか。
中に着込んでモコモコさせるのではなく、すっきりとした見た目で保温効果を感じられて、尚且つ軽やか。
大人になるとはこういう事かと、つい思ってしまう人も少なく無いと思います。(笑)

いつもBLOG用の着用写真を撮影をするのが、朝の自然光で撮りたいので窓辺に立つのですが、
この時期はとにかく修行の様な寒さで、撮る方も撮られる方も必死。(夏は夏で・・・)
ですが良い素材を用いたニットやコート類を着ると、寒さからしっかりと身を守ってくれる感覚があるので
人体実験にもなっていますし、瞬間的なストレスは大幅に軽減します。
今回も着ているうちにじわじわと暖かさが増してきて、想像以上に服の素晴らしさを噛み締めました。
温度調整がし易く、何よりも軽くてあたたかみのある素材の魅力が堪能できるジャケットとコート。
ミドルアウターをお探しの方に是非袖を通して頂ければ嬉しいです。

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