定休日のお知らせ

明日16日(水曜日)は定休日となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

2月15日

AULICO    POTTERY BUTTON SHIRT

color     WHITE×PURPLE

price      30800-(TAX IN)

SIZE      F

一面を覆う曇り空からの、予報通りのチラチラと雪。(午後14時半現在 激しく雪。。。)
寝起きの身体がいつもよりも重く感じると、低気圧が少しずつ近づいている合図。
この重たい身体や頭痛を緩和させる方法や、そんな日の過ごし方を年齢を重ねる毎に理解出来たり、
色々な仕組みが分かると、どよんとした曇り空も嫌いでは無くなってきます。
不調な日も調子のいい日も、どんな状態の日でも出来る限りフラットな心持ちで過ごしたいものです。

AULICOの製品をお店でお取り扱いするようになってから、どの製品にも共通項があるものだと思っていたら
全く違うアプローチのアイテムがあったりして、その都度自分達の心は大きく揺さぶられてしまいます。
AULICO平原さんの様々な経験に基づく研ぎ澄まされた感覚と、研究心と発想力。
最も得意とする製品に洗いを施すという行為が、素材の持つ本質的な揺らぎの部分を浮き彫りにする事によって
肌に触れる布地の心地良さと、生地本来の姿をありのままに感じて頂けると思っています。

これでもかというくらいに目が詰まったコットンの生地を用いたプルオーバータイプのシャツ。
とにかく一度触れていただきたい!と思うのですが、とにかくぎゅっと詰まった生地感に対して
どこかしっとりとした柔軟性も感じられるというのがポイント。
着はじめこそ、生地のしっかり感や型崩れしそうにないタフさや頑丈さの方が前面に感じられたり
身体のラインに馴染まず、しっくりくるまで少し我慢が必要かもしれませんが、ただ強いだけではない
着用を繰り返したその先に何かあるのではないかと想像をさせてくれる1枚。

凛とした表情の襟と、繊細なギャザーが後ろまでぐるりと綺麗に寄せられた襟元。
肩線はやや落ちた位置に、袖口をぎゅっと細く設定する事で生まれるラインもまた秀逸。
イメージはグランパシャツなどが思い浮かびますが、それとは良い意味で全く違う存在になりそうです。

フロント・袖口に付く釦は陶器で作製されたもの。色は薄いグレーのような淡いパープル。
見た目以上に袖を通した瞬間に圧倒的存在感に包まれるような素材に対して、
小ぶりながらも艶やかで生地に劣らぬ雰囲気を放つ釦が、また魅力的です。
しっかりしている。強い。とついつい生地の張りの強調ばかりしてしまうものの、実際にはそれだけじゃなく
何処か表情に静かな光沢と柔らかみがあって、その相反する質感が同時に脳や肌に情報として飛び込んでくる為
「???えっ???」ともなりますが、それで良いんだと思います。
とにかくざぱっと被れる質の良いシャツに飛び込んでみたいという方に、ぜひ試していただきたいです。

color     NAVY×BROWN

price      30800-(TAX IN)

SIZE      F SOLD

製品染めを施したNAVYは、あまりに綺麗に生地が染まっているために先染めと勘違いしてしまうくらいに
吸い込まれそうなブルーです。まさにAULICOカラーとも言えるような美しい色です。
まだ風は冷たいけれど太陽の陽射しがぽかぽかとあたたかな春の日に、ちょっとフライング気味かなと
思いながらもシャツ一枚で、ストールだけバッグにいれて出掛けたいです。
きっとこのシャツと自然光と抜群の相性を感じて頂けると思います。

プロダクトらしい量産されるモノの冷たさと、そうではない人の手を介することで生まれる穏やかさ。
2つのバランスが上手く融合して、この掴み処のないオリエンタルな空気が放たれているのではないかと。
なのでカジュアルとも言いきるのが難しいですが、釦も上まで全部きちっと留めずに一つ二つ開けて
ボトムもベーシックなチノやデニム、柔らかな素材のイージーパンツなどリラックス感のあるものと合わせて
気楽に着ていただく方が、無理なく日常着として落とし込めるのではないでしょうか。
スタイルとしてもう少し綺麗目に組み合わせたい方でも、細身のパンツやヒールなども相性良いと思います。
生地の厚みが他のシャツと比較しても倍以上あるので、着られる時期が暑くなる手前までと考えると
今からでも遅くないですし、冬から春へと季節の移り変わるタイミングがベストシーズンな気がします。

染色に対する考え方や意味を改めて考えるきっかけにもなりましたAULICOとの出逢い。
染めているから付加価値が付いてくるという当たり前に感じる常識や概念を、洗うという作業と同じ目線と考え方で
取り組んでいる姿勢は、理解出来るようになってくるととてもシンプルに思えるから不思議なものです。
春への衣替えの気分が段々と盛り上がってくる中で、その繋ぎ役として毎シーズン自然と手が伸びる1枚に
なるのではないでしょうか。
とても遠いように感じますが、行こうと思えば花巻空港発で約6時間の宮崎県都城市。
そんな場所で作製される洋服の空気を岩手で纏って頂ければ嬉しいです。

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