INFO

明日からは4月がスタートですね。
お店の閉店時間に関してですが、現在”WINTER TIME”として17時までになっています。
4月と言っても東北の春はゆっくりで、まだほんのりと肌寒い日が続きます。
この17時閉店が自分達にとってすごく良い影響を与えていまして、健康維持にもなっています。
さすがにWINTER TIMEとは言えないのですが、毎日元気にお店を開け続けるためにも
もう少し気温が暖かくなるまでは、17時閉店のままでいこうと思います。
気候が良くなり時間変更する際には、またこちらでアナウンスさせて頂きます。
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

3月31日

SUSURI   レヴーズブラウス

color    custard

price     41800-(TAX IN)

SIZE     1 SOLD

はっきり目覚める前のぼんやりとした意識の向こう側で耳にする雨音と、お風呂に浸かりながら聞く雨音は格別。
大概そんな雨の朝は気持ちよくて二度寝してしまうのですが、今日は珍しくシャキッと起きれました。(驚)
思ったより気温が高かったからでしょうか。
でも起きて一番にすることはいつものようにストーブをつけて、やかんを乗せること。
日々の気温さが激しいので焦らずゆっくり体を慣らしていきましょう。

去年展開したレヴーズドレス
小花プリントのざっくりリネン生地も好みでしたが、このかたちが好きで好きで・・・。
その時はドレスのみのオーダーだったので、春夏ではこのフワッとギャザーのドレス・ブラウスで
陽気な春を過ごしていただきたく、それぞれ二型二色をご用意してみました。
生地のタッチやお色との相性で、着た際の雰囲気・シルエットにも変化が見られるのもまた良いですね。
ドレスに関しましては、現在店頭に並んでいるお色が”custard”のみとなっておりますので
ぜひご覧になりたい方には、実際にお試しいただければと思います。

小さいながらもきりっとな印象を作る立襟。
ボリュームを持たせた袖とはちょっと対照的に、スッキリと縦のラインを意識したフロントの仕様。
シンプルなようで華やか。華やかなようでシンプル。
リラックス感のある古いナイトウェアを思い浮かべて作られたかたちは、見た目以上に軽やかで
生地のコシとしなやかさも際立ち、動き難さや窮屈さなども感じられません。
たっぷりの部分はあえて誇張させながらも、それが心地良くてや純粋に可愛いなと思えるのは
その分の匙加減がしっかりと細部に行き届いているから。

アームホールからではなく、落とした位置で切り替えた袖に細やかなギャザー。
袖口もきゅっと窄まっているので、たっぷりとした袖が存分に楽しめますし
カフスの釦を外してくるっと捲ったり、きゅっと肘下あたりまで袖を引き上げたり動きを出すと、
さらに違った一面が見えてくるのではないかなと思います。
また昨年も今年もお客様とコーディネートで盛り上がったのは、ベストとの組み合わせでした。
SUSURIがつくるベストとの相性はもちろん完璧で、そのままでも十分ポイントになる袖の膨らみが
一際輝いて見えるのでした。

前丈と比べて、長めに設定している後ろ丈。
かっちりと着るのも素敵ですが、前開きの仕様を活かして釦を留めずにパサッと羽織るなど
あえてラフに纏ってしまうのも良いのかもしれません。
エレガントな印象を残しつつ、クリアで清潔感のあるリネンの生地を気持ち良く日常の中に
落とし込んでいただけたらと思います。

動いている時や止まっている時、それぞれの見る角度によっても印象の違いを生んだりもします。
そういった小さな違和感や違いをネガティブにではなくて、驚きや面白味と捉えれば物の見方は
とても楽しいものになると思いますし、相互作用でお互いを引き立て合っているブラウスを着ると
自然と楽しくなってしまうのでは?と、そんなことをほわほわっと想わせてくれるような一着。

color    slate

price     41800-(TAX IN)

SIZE     1 SOLD

custardとslateの二つのお色。どちらの色も柔らかで、淡くてはっきりとした発色が美しい。
slateは鈍い光沢感がより大人っぽい印象に見えます。
明るい色目を欲する季節ですが、なんとなくこのブラウスにはブラックのボトムを合わせたくなり
パンツでも良いなと思いながら、ふと目に留まったボリュームのあるスカートを。
たっぷり同士でもそれぞれ縦にスッと落ち感がある作りだと、納まりも良く綺麗にまとまります。
着丈がすっきりしているので、どんな身長の方でも合わせるボトムはそこまで選ばずに
スカート・パンツどちらの組み合わせも楽しめると思います。

まだ少し肌寒かったのでインナーには薄手の長袖カットソーを着ています。
首のラインなどがくっきり透けてしまうようだったら脱ごうっ、と思って撮影しましたが
slateは分からないぐらいでした。(custardは薄っすらと、でもそこまで気にならない)
生地は触った感じですとそこまで厚みがある感覚ではないのですが、それは生地の艶っぽさや
しなやかな肌触りがそう感じさせるのかもしれませんし、発色の良さも合わさり変に透けないのかなと。
なのでインナーがノースリーブになっても安心して着ていただけますし、一枚で着られる時期になったら
素肌にあたる生地の潤いや、風抜けの心地好さを堪能していただきたいです。

卒業シーズンが一段落して、今はこれからはじまる新生活や新学期に向けての準備だったり
忙しくされている方もきっと多い時期ですね。
新しい環境に進む方も、同じ場所で新年度がはじまる方も、無意識のうちに身体が強張ったり
緊張が解れて自分のリズムを掴むまでには、それぞれにある程度の時間が必要だと思います。
そんな時こそ自分なりに緊張をほぐせるような、食べ物でも着るものでも人でも何でも良いので
パワーチャージできるものを持っていると力強い味方になってくれるのは間違いないと思います。
因みに私たちのパワーの源は、これまではじっくりストーブで煮込んだ大根の煮物やスパイスカレー
だったんですが、最近は産直に葉物が出てきたのでウサギの様にムシャムシャ葉っぱを食べています。
あと生命力を感じるような、ちょっといい卵でTKGを。
そんな風に洋服でも力の源になるような一枚をお選びいただけたら嬉しいです。

定休日のお知らせ

明日30日(水曜日)は定休日となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

3月29日

holk    2B JACKET

color    INK

price    46200-(TAX IN)

SIZE    1    /    3  SOLD

今朝の冷え込みを伝えるラジオに耳を傾ける朝。盛岡は-1℃で思っていたよりも寒かった。
因みにいつでも断トツに寒い薮川さんは-10℃。。。流石です。。
冷え込んだ分の反動で日中の暖かさが身に染みて、ビタミンDを補給しに中津川沿いをウロウロと。
川の水も雪代が混じって綺麗なブルーに変化をしてきました。
1日1日と何かしらの変化があるこの季節は、その景色を見ているだけで心が満たされる感覚があります。

前回ご紹介しました“deck pants”と同じ素材を使用したholkのテーラードジャケット。
この手のジャケットは昔ほどは展開しなくなりましたが、気兼ねなく羽織れるテーラードジャケットは
いざ時というタイミングで何かしら役に立つことがあるかなと思いセレクトするようにしています。
僕が選ぶテーラードジャケットは、身頃に絞りが殆どなくて、肩回りの動きが制限されにくいもの。
ですので、作りも見た目もあまりきりっとし過ぎずに何処かラフなムードがあって表現するのであれば
OFF寄りのONスタイルと言えば良いでしょうか。
何処となく掴み処が無くて、着方に関してもジャケットだからと縛り過ぎずに自由にあれこれを
組み合わせられるのが好みです。

パッチポケットが2つにラペル幅を大きくとったデザイン。
袖口は筒袖、バックスタイルはノーベントの飾り気の無さが個人的にはツボだったりします。
素材もコットン100%でシワなどを気にし過ぎずに羽織れるのも、テーラードジャケットのハードルを下げて
気合を入れ過ぎずに袖を通せるのではないかと。スウェットばかり着ている僕でも、この位にまで優しく落とし込んで
くれていると、日常着でジャケットも良いかなと思えてくる位の良い塩梅の作りです。

インナーにゆったり目のholkのシャツを着てもストレスのない着心地。
背抜きの仕様で首裏あたりにキュプラの生地が張られています。
普段の服装がカジュアルで、たまに打合せなどでジャケットを羽織るという方に丁度良いのではないでしょうか。
このニュアンスで探してみると案外難しいのがテーラードジャケットだと個人的には思っています。
お店の中で言えばholkとSTYLE CRAFT WARDROBEあたりが、その微妙なニュアンスを埋めてくれる存在。
数を多く出すことはないと断言出来ますが、毎シーズン1つずつ位はラフ過ぎない緊張感ある服装を
提案していければと。一応洋服屋なので・・・(笑)

サイズは1と3の2サイズ展開。
女性の方にもテーラードジャケットを探すのは難しいかなと思っているので、サイズ1を用意してみました。
同素材のイージーパンツも展開しているので、セットアップのスタイルにもする事が可能。
サイズ3は僕が着て丁度良いサイズなので、メンズのLサイズ位の方に丁度良いと思います。
こちらも同様にパンツもご用意がありますので、いつ訪れるかもわからないけれど案外急にやってくる
いざという時用にセットアップで揃えておくのも良いかなという方に、holkの上下はお勧めです。

holk    regular shirts

color    white

price    25300-(TAX IN)

SIZE    2    /    3 

レギュラカラーのシャツはholkの定番アイテムで作製しているアイテムの1つ。
白シャツですと真っ白を思い浮かべがちですが、ややくすんだ白を表現したいというデザイナーの思いから
先染めで糸を染めてから生地に仕立てています。分かるか分からないか位のニュアンスですが、頭の中にある色を
再現するために一手間いれているというのがとても面白い。

全体的なシルエットはゆったりとした設定。
首元はトップ釦を閉めても苦しくならないような大きさに、生地感も含めドレスシャツとカジュアルシャツの
丁度中間に位置するような存在になると思います。
前立て・ポケットなどの装飾は一切なくミニマムで、身体と生地との間に出来る空間に小さな揺らぎを感じるはずです。
僕は完全に身体を締め付けるような洋服をめっきり着なくなってしまったので、これ位に余裕があると
色々な意味でリラックスしていつも通りの自分でいられるような気がしています。

白いシャツはある程度の年数を着るとどうしたって襟元と袖口の汚れが出てきてしまうもの。
それでも白シャツには白シャツにしかだせない魅力があるんですよね。当たり前ですが・・・
季節が変わるタイミングで白に身を包むと、何だかフレッシュな気分になりますし、この清々しさは
他にはない感覚かもしれません。
holkのジャケットとシャツ。人と逢う事がメインとなるお仕事の方や、少しの緊張感が服装で欲しいという方に
この辺りのニュアンスはとてもお勧めです。

3月28日

STYLE CRAFT  GT-01

color      GOAT NUBACK BLACK

price      59400-(TAX IN)

SIZE      36×34×10 SOLD

STYLE CRAFTのGTシリーズ。
形が気に入って普段使いに、容量が丁度良いのでお仕事用にと、お選びくださる方の使い道も様々で
色や形、サイズに関しても分け隔てなく手に取っていただけるのも良くて継続して展開しているバッグ。
小さいサイズのGT-01が前回早々に完売となっていたので、今季も追加いたしました。
今ですとGT-03のBLACK、COCOAとも並べて見比べてお選びいただけますので、この環境が変わる時期に
新しいバッグが欲しいな、新調したいなとお考えの方に手に取っていただけたら嬉しいです。

素材は変わらずに、表側の表面を少し削ったキメ細やかで触り心地も滑らかなGOAT NUBACKを。
微起毛した表情がどことなく柔らかくも見えますし、ヌバック特有の風合いをワイルドと感じたり
捉え方も人によって異なるところも面白さの一つだったりします。
また形状のポイントとしては、内側の両サイドにタブが付き、中央でギボシの釦を留めることで
バッグ本体の形が大きく変わるところが挙げられます。
通常何も留めていない状態ですと、上の取り出し口の横幅が広くなった所謂のトートバッグ型で
内側を留めると取り出し口が窄まり、下にボリュームがあるおにぎり型に。
この少しの変化がそこまで何か影響があるかどうかは、使ってみないと分からないと思うのですが
お選び下さる方からは”この変形を気に入って”という声が多くて、自分達にとっても納得する部分と
おおっ!と驚く部分とがあり、すっきり凛とした雰囲気を持ち合わせながらも絶妙に色があるという
STYLE CRAFTならではの造形美に魅力があるのだろうなと、再認識するバッグでもありました。

このサイズでも必要最低限の持ち物でしたら、余裕を持って入れられるぐらいの容量があります。
お仕事用にこのGT-01をお選びいただいた方もいて、A4のファイルやノートも許容範囲。
自分達の感覚としてはこのバッグは完全に休みの日や、貴重品だけ持って出掛ける時のバッグ。
ではありますが、軽やかに雰囲気の良いレザーのバッグを持ちたいというイメージの方には、
このサイズ感もバッグ自体の重さも、なんとも言えず良い塩梅だなと感じていただけるのでは
ないでしょうか。

color      GOAT NUBACK COCOA

price      59400-(TAX IN)

SIZE      36×34×10

もう一色のCOCOAは、淡くてちょっとムラのあるベージュとブラウンが混ざり合った色。
内側にはネパールのワイルドヘンプの裏地と、側面にパッチポケットとZIPポケットを配置。
天然の渋で鞣して時間をかけて仕上げた革の表情には、奇抜さやわざとらしい感じが無くて
上手く説明できませんが、淡々とした柔らかい上質なオーラを纏っているように見えます。
大量生産されるものとは違って、そのシーズンに作成可能な革で必要最低限の量を作る為
革の状態もその時々で多少異なったりもします。
あの時に見たものと同じものを・・・となるとお応えするのは難しいですが、その逆を考えると
出逢った瞬間に心に留まったら、お互いに呼ばれ合った様なものだと言えると思います。

内側の留め具を使わずにオープンの状態ですと、小さいサイズではありますが178cmの男性が持っても
そこまで小さい感じはしませんし、財布と携帯とポーチ1つに本を一冊 の様な持ち物の内容でしたら
かえって大きいサイズよりも、納まりも良くて物が見つけ易かったり取り出し易いいのかなとも思います。
まだ羽織物は必要ですし、実はこれから本領発揮するのがコットンウールやカシミヤのニット類。
そういった服装の時に、このNUBACKの素材感と良いウールのニットの相性って良すぎるのではと
コーディネートを考える時に閃いて、実際にその組み合わせを見て高揚しました。(笑)

足すのではなくて削ぎ落した中にも気遣いが行き届いたデザインと、特別感と日常使いの両面を
兼ね備えているのも魅力の一つで、自分のバッグも購入して10年以上が経ちますが本当に色褪せません。
緊張して使えないという方も時折いらっしゃいますが、ぜひ仕舞わずに大事ににしっかり使って
時々様子を見させていただいて、その時に必要なケアがあればお伝えさせていただきたいです。
年に数件、お客様からお預かりして修理の対応もさせて頂きますが、それぞれに味わいを増した
バッグや小物を見ることができるのも楽しく、嬉しい瞬間です。
そんな時間を共にするバッグを手にしてみては如何でしょうか。

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