9月25日

SUSURI   ピッコロブラウス

color    beige

price    35200-

size    1 SOLD

朝から陽の光がたっぷりと部屋に降り注ぎ、この日光チャンスは逃すまいと
家の全窓を開放して埃を掃き出し、空気の入れ替えが出来たので、それだけで今日は花マル。
ねこも早々に良い場所を探して、ぽかぽかを貯めていました。
一気に洗濯物を干したり、衣替えをするにも良さそうですし、散歩、ドライブにも絶好のお天気ですね。
お休みの方も、お仕事の方も良い日曜日をお過ごしください〜

肌寒さと雨と湿気な日が続いていたこともあって、店内ではカーディガンやベストなどの
さっと足せる一枚をお求めになる方も多いです。ウールのご試着も少しずつ。
今日は思わず半袖を着たとしても、着るもの以外にも、食べたり聴いたりなどの感覚が
しっかりと秋をキャッチしはじめているように、自分自身も感じます。
SUSURIの今季のコレクションも、いつも楽しみにしてくださっている方がいらっしゃって
早々に定番のかたちや、新しいかたち、どちらもお楽しみいただけるのがとても嬉しいです。
本日は、これは良い生地だ・・・と唸って、同じ生地で展開された三型がどれもよくて選んだので
他のアイテムも混ぜながら、数日に分けてご紹介していきたいと思います。

見るからに服の表面にとろみを感じるような、コットンサテンを用いたクラシカルなブラウス。
袖を通すと、肌が溶けるのでは?と、一瞬自分の感覚に戸惑うほどのしっとりとした滑らかさで
良い生地という表現ではチープに聞こえてしまいそうですが、素晴らしくもあり気持ちの良い生地でもあります。
アイキャッチにもなる、フロントの四角い釦がとても可愛らしい。
着られる際はちょっと時間がいりますが、釦に集中する手や、掛け違えてしまってあっ・・・となる瞬間も
想像するだけで、それさえも愛おしく感じてしまう。
小ぶりな立ち襟の凛とした印象を崩さずに、少しだけ空気を和らげる様な大事なパーツ。

襟元の詰まりや、内側に入る肩線や短めの着丈など、すっきりしていて小さめサイズにも見えますが
袖幅や身頃は、膨らみと緩やかな曲線で包み込んで、気付けば体が綺麗におさまっているのです。
魔法の様でもありますが、これは美しく尚且つ丁寧に考えられた繊細なパターンであるからこそ。
特に袖の大胆な膨らみは、生地分量があるものの着ていてもそこまで大袈裟に見えません。
たふっとした袖先には細かなギャザーが寄せられ、袖口は釦ではなくゴムで軽く絞っています。
少しだけ袖をたくし上げると、ボリュームの塩梅やかたちも変わるので、その時々で着方に小さな
変化を付けつつ、楽しんでいただけたらと思います。

バックスタイルはスッと背中の真ん中で接ぎ合わせ、静かな印象に見せつつも、その剥ぎの縫製や
裾の縫製には、こっそりと配色のステッチで遊びを効かせていますので、じっくりご覧ください。
お色はbeigeとivoryの二色をご用意していましたが、こちらのブラウスは現在beigeのみ。
他二型ゆったりサイズのシャツとペチパンツでは、まだ両方のお色をご覧いただけます。
何かと何かを組み合わせる服。何かの中に別の要素の何かを内包する服。
様々な”対比”をキーワードに取り組んだ、SUSURIの今季のコレクション。
真面目にそしてお茶目に、一着の中に含まれたその”対比”を、それぞれに思うままにこっそりと
感じていただけたら嬉しいです。

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