8月8日

STYLE CRAFT WARDROBE  SHIRTS♯5

color     L×C WHITE

price     30800-(TAX IN)

size         /    Ⅲ  SOLD

今日からまた盛岡も気温が高くなる予報です。
束の間のクーラーをつけない生活の快適さと、夜風の心地良さを覚えてしまったが為に
服装も含めて悩ましい日々が戻ってきそうですが、しっかり食べて寝て体力つけて過ごしましょう。
お盆を過ぎれば秋風が吹く。という言葉よりも先に秋風が吹いてしまった盛岡の夏、そして迎えるお盆。
暑さが戻ったり涼しくなったりを繰り返しながら季節は少しずつ変わっていきそうです。

STYLE CRAFT WARDROBEから久しぶりにオーダーをした”SHIRTS♯5″と展開し続けている”SHIRTS♯4″の2型を
同じ素材で並べてみました。選んだ生地はやや肉厚なリネン54%×コットン46%の綿麻素材。
秋冬の入り口にシャツ1枚で着た際に丁度良い生地感だと思ってオーダーをしました。
だいぶ前に一度セレクトをしたことのある素材だったのですが、久し振りに見てもやっぱり良いと思えますし
またこうして年数を重ねると違ったバランスに感じるのも洋服の面白さなのかもしれません。

SHIRTS♯5は襟型はレギュラカラー・前立てがある仕様で左胸にポケットが付きます。
シルエットは身頃が大きくとられたボックス型、襟はややワイドに主張が強すぎない大きさに設定。
同ブランドのSHIRTS♯1もレギュラーカラーですが、それとは全く雰囲気の異なるシャツだと思います。
僕の中の解釈では、STYLE CRAFT WARDROBEの中ではややワークシャツ寄りに作成されている印象があるのですが
想像するワークシャツとは違って背筋が伸びてきちんと見える所が、このブランドの一貫している共通部分です。

着用サイズⅢで、身頃から生地が離れて着れる印象です。
透け感は全く無いと言っていい素材で、表面はツルンとし糸の質の良さを伺える肌当たり。
しっかりと度詰めされていて、気温が低くなったタイミングでニットカーディガンを合わせたいシャツです。
そして一回りしてなのか分かりませんが、襟の大きさが大振りではない普通のレギュラーカラーが気になっています。

STYLE CRAFT WARDROBE  SHIRTS♯4

color     L×C WHITE

price     29700-(TAX IN)

size     Ⅰ    /    Ⅱ    /     SOLD

こちらは展開をし続けているデザインの”SHIRTS♯4″
首元はややスタンドで前立てはステッチを入れただけのミニマムながらも存在のあるバンドカラーシャツ。
サイズⅢが完売してしまったので、妻に着て貰いましたが性別に関係なく選んで頂けている印象があります。
シャツらしいシャツとは良い意味で違う空気を纏っていると僕は解釈しているのですが、女性が着てみたいと
思い浮かべる、細部のディテールに寄り過ぎない適度な距離感がこのシャツにはあるのではないかと。
実際に、程好く緊張感がありつつも日々の日常生活を送る上で気持ち良く袖を通せて
また、ちゃんとした姿に映る部分も微かにあって欲しいというところでお求めになってる方もいます。
ワードローブにあると心強い味方になってくれるシャツだと思います。

袖口のカフスは細く設定されていて、捲り易さに繋がったり、何処となく馴染み易い印象があるのは気のせいでしょうか。
特に何かを重ねた際にカフスが大き過ぎると妙に気になってしまうので、今の気分としては着心地が良いディテールの
1つになっています。釦を留めずにいてもリラックスしたムードで、それも様になるのも良いなと感じています。
STYLE CRAFT WARDROBEのシャツは毎シーズン素材と選ぶデザインを変えながら、自分のイメージする着こなしや
気分に合わせながら提案し続けていきたいと思いますので、偶然出逢ったり、リピートして同じものを集めたり
其々のライフスタイルにマッチするものがご提案出来れば嬉しいです。

8月1日

STYLE CRAFT WARDROBE   SHIRTS♯4

color     satin gray

price     27500-(TAX IN)

SIZE     Ⅰ    /        /     SOLD

今日から8月がスタート。
早起きもしたし、月初めのお参りに行こうと張り切って朝早く来たのですが、何だかんだしているうちに
タイムオーバー。明日もう一度出直して桜山神社に行き、帰り道に六月の鹿でコーヒーを飲むという
いつものコースで朝をスタートしようと思います。。
そして何年かぶりのさんさ時期での営業という事で、普段と変わらないと思いますが、お店張り切って開けています!!
今日1日(月)と2日(火)の二日間は、お近くにお越しの際はお立ち寄りください。
こちらのお知らせもご確認おねがいいたします。

STYLE CRAFT WARDROBEから春夏にオーダーをしていた製品の最終便が届いています。
SHIRTS♯4はすっきりとしたバランスの中に、主張する部分と景色に馴染むような感覚のある
スタンドカラータイプのシャツで、私服でも人と接するお仕事をされている方だったりが
素材違いで交互に取り替えながら着てくださっている印象を持っています。
素材もどちらかとえいば繊細な糸でやや緊張感がプラスされて、ラフになり過ぎないというのがポイント。
日常着の中にも自分の中でのオンとオフを分けて着るとイメージした際に、グラデーションに奥行があって
どちらにでも振ることの出来る万能さを持ち合わせていると思います。

素材はコットン100%のサテンと呼ばれる表面に光沢と滑らかさを兼ね備えた生地。
やや繊細な一面を持ち合わせていますが、真夏の余程暑い日でなければ風が抜けて気持ち良いと思います。
あくまで目安ですが30度に届かない位の日に着たいなと思う1枚。

色目も落ち着いたチャコールグレーで、黒に近いニュアンスだと思います。
秋の入り口で黒のぱりっとした質感のパンツに組み合わせたりしたら格好良さそうですし、ベージュ系のチノなどで
リラックスしたムードに振るのもお勧めです。素材感からしても、あまり何かを重ねて着るというよりも
シャツ単体で着る方が、生地の柔らかさから生まれる振れなどの繊細さを実感して頂けるのではないでしょうか。

残り1型はこちらも定番のCARDIGAN♯4のBLACK NAVYも店頭に届いています。
お盆が過ぎて吹く風が少し涼しくなりましたらご紹介しようと思っていますが、何を着ようか迷う日に手に
取りたくなる素材感と色目です。
新作は多くリリースされないのですが、素材違い・色違いを何枚も持っていたくなるのがSTYLE CRAFT WARDROBEの
一番の魅力だと思います。それだけ1つ1つのアイテムの完成度、素材選びが毎シーズンどれも魅力的で
日々の生活のリズムに心地良いメリハリと彩りを加えてくれる存在になると思います。

7月10日

STYLE CRAFT WARDROBE  T-SWETER1/2♯2

color      TOP GRAY

price      18700-(TAX IN)

SIZE           /     SOLD

今日は気温が久し振りに30度に届かない予報が出ている盛岡。
いつもの様に洗濯物を干して部屋を掃除し、お弁当の準備をすると、昨日まででしたら一度シャワーを浴びないと
汗でびっしょりでどうにもならなかったのですが、浴びずにそのまま着替えてお店に来ることが出来ました。
このくらいの気温だと、身体にも負担が掛かり過ぎずに集中力も持続出来そうな気がしています。

STYLE CRAFT WARDROBEから定番アイテムとして展開をし続けている”T-SWETER ♯2″が届きました。
デザインが2種類あるのですが、♯2は肩の仕様がラグランスリーブになっているタイプ。
個人的にはラグランスリーブの袖の落ち感が好みで、袖の長さは大よそ肘が隠れる6分~7分丈位でしょうか。
袖、裾には同素材で切り替えされていて、Tシャツとスウェットの丁度中間くらいのバランスに組み立てられています。
アクティブな服装というよりも何処か落ち着いた雰囲気があって、カットソーですが上品なイメージがプラス。
今季選んだ素材は”high gauge 天竺”と呼ばれる中肉よりもやや薄手の目の詰まったコットン100%の気持ち良い素材。
色は3色展開で”TOP GREY” ”TOP CHARCOAL” ”BLACK”とどれを選んでも間違いない色目だと思います。

シルエットは全体的にはリラックスしたムードですが、素材に使われている質の良いコットンと
崩し過ぎず適度な緊張感を併せ持ったカットソー。
カットソーでラフに見え過ぎないというのがT-SWETERの持つ強みでもあり、何シーズンもセレクトし続ける理由。
日々の服装に関してある程度メリハリを持たせたコーディネートを好んでされている方がシーズン毎に素材・色違いで
リピートされている印象を強く持っています。僕もあるのですが今日は何となくシャツは着たくないなと言う日に
ラフなTシャツだと気分が乗らないタイミングで、気持ちを保ててしっかりと穴を埋めてくれる存在になると思います。
何をもって丁度良いというのか、言葉としてはざっくりとした表現ですが、色々な側面から見て丁度良いカットソー。
困った時の頼りになる、そして何よりも大事に着続けたくなる一枚だと思います。

真夏の炎天下で過ごすには袖の長さなどを考慮すると、それはそれでまた違う服装があるのかなと思うのですが
30℃前後で長時間、外で過ごさなければ十分に対応出来ると考えています。
特にクーラーの効いている室内などははりきった半袖よりも、袖がある服装の方が安心感があって気持ち良く過ごせると
思っているのですが、これだけ暑さが厳しくなると夏の服装は真冬と同様に本当に難しいなと日々試行錯誤しています。
お盆を過ぎたあたりから秋物へと完全に移行する間の期間も想像するよりも長かったりするので、そういったタイミングにも
出番が多くなると思っています。

color      TOP CHARCOAL

price      18700-(TAX IN)

SIZE          /     SOLD

身体のラインを拾わずに、生地全体が奇麗に落ちるようなカットソーなので袖を通して頂ければすっと馴染んでいく
感覚を持って頂けるはずです。選んだサイズは今回はⅡとⅢの2サイズ。
サイズⅡで普段Mサイズ位を好んで着られる方、サイズⅢはLサイズ~XLサイズ位まで対応出来ると思います。
ここ数年でサイズに対する考え方は柔軟になってきていると感じていますが、固定観念を持ち過ぎずに
気持ち良く袖を通せるバランスのモノを選んで頂きたいです。

color      BLACK

price      18700-(TAX IN)

SIZE          /     SOLD

色々なカットソーに袖を通してきましたし、これからも変わらずに試し続けると思うのですが
年齢を重ねるにつれて選ぶものの基準が少しずつ変化をしてきているのも自分の中では面白いなと感じています。
今は完全にOFFの休日に着るようなリラックス出来る、良い意味で気の抜けたもの。
それとは別に仕事と出張などに行く際にも着られる、何処か背筋が伸びるような感覚のあるカットソー。
自分の中にしかない気持ちのメリハリのスイッチみたいなものを持ちながら、服装を選ぶようにしています。
無数にある選択肢の中からお気に入りのTシャツを見つけ出すのは、相当に骨が折れる作業だと思いますが
STYLE CRAFT WARDROBEのT-SWETERは、人と洋服との距離感がとても優れた1枚だと思っています。

5月27日

STYLE CRAFT WARDROBE SHIRTS♯6

color      L.BLUE TWILL

price       27500-(TAX IN)

SIZE          /    Ⅱ    /     SOLD

あれだけ晴れた日が長く続けば、その反動で雨が降るのは当然というか必然。
太陽が出ないと朝起きれなくなるのも必然・・・いつもの起床時間もよりも30分遅起きでスタート。
猫も羽毛の掛け布団のうえに丸まって気持ち良さそうに寝ていて、生き物は皆同じなんだと遅起きの言い訳を。
雨の中のしっとりとした朝は、それはまたいつもとは気分が変わって良かったりするものです。

STYLE CRAFT WARDROBEから季節毎に素材を変えながら提案しているプルオーバータイプのSHIRTS♯6と
一度袖を通すとカーディガンの魅力にどっぷりと浸ってしまう”CARDIGAN♯4”の2種が届きました。
先ずはブルーの色目が目を惹くシャツからご紹介。
首元が小さなスタンドタイプの衿元に、深い位置まで釦が取り付けられた被りタイプのデザイン。
僕が今まで手にしてきたプルオーバーシャツとは、また違う感覚を持たせてくれる1枚。
その感覚というのは被りシャツの一番のネックは、デザイン云々は置いておいて脱ぎ着のし難いさにあると
思っているのですが、このデザインに関しては、そのストレスが殆どないと言って良いほどに脱ぎ着がスムーズ。
朝何を着ていこうかなと思った時に、躊躇せずにさっと被って着れるのが不思議な位にプルオーバーの理想的な
着地点に納まっている事を実感します。

フロントの釦は4つ。
素材に選んだのは発色が奇麗なブルーのツイル生地。柔らかくて爽やかなブルーの色目に特に惹かれました。
綺麗目に振り過ぎない絶妙な塩梅で、ラフな服装の日はそれはそれと決めてやや意識を高く保ちたいと思う日の
バランスを考えた際に、ドレスまでいかない緊張感の素材は今のライフスタイルに丁度良くマッチします。

生地の厚みに関しては中肉よりもやや薄手といった所。
動きに合わせて揺れる軽い生地感で、気温も25℃くらいまでがベストではないかと。
それ以上暑くなれば、より涼しい素材を手に取りたくなるので今頃から梅雨が終わるタイミングまででしょうか。
洋服を選ぶ際にその日の気温や気分でどうしても選びがちで、僕自身もその傾向が多くてそれも良いのですが
ただ振り返ってみると結局一番着るなぁという服は、服選びの難しい朝夕の気温差が大きく20℃前半に合う服。
そのあとは何も考えずに半袖Tシャツとか分かり易い服装でほぼ間違いないのですが、四季がはっきりしている
日本の季節ならではで服装もそれに伴ってグラデーションが合って面白いものです。
特に盛岡は朝・夕、日中に対しての1日での温度差が大きく、街の真ん中を綺麗な川が流れているという特性から
風の心地好さ・ひんやり感がある印象があります。その風が予想以上に身体を冷やして下手に薄着でいると
体調を崩す原因にもなるので、季節を一気にふり過ぎない地域に合った洋服の重要性を模索する日々です。

そんな風に条件を思い返すと、軽いウェイトで柔らかい生地は自然と着たくなるタイミングが増えそうですし
気温が上がるにつれて気合を入れ過ぎずにカジュアルな服装というのは簡単そうで案外難しいなと考えてしまうのです。
ちょうど良いバランスというとざっくりとした表現ですが、そんな言葉がしっくりくるシャツだと思います。
更に上に重ねるのであればVネックのカーディガンがお勧めで、そうなると続いて紹介する”CARDIGAN♯4”との
合わせが格好良いかなと・・・(笑)カーディガンに続きます。

STYLE CRAFT WARDROBE CARDIGAN♯4

color      BLACK

price       33000-(TAX IN)

SIZE      Ⅰ    /        /     SOLD

カーディガンは苦手・イメージが湧かない・・・という幾多の方を虜にしてきた実績十分のアイテム。
STYLE CRAFT WARDROBEが提案し続けている、前身頃を二枚仕立てにして立体感を持たせているVネックカーディガン。
デザインにも癖が無く温度調整が困ったときの頼りがいのある羽織物。
春夏はいつも素材選びをかなり悩むのですが、今季は生地ラインナップの中で丁度真ん中位に位置する
ハイゲージの天竺素材をセレクト。色も同じく相当に悩んだのですが、個人的に黒×紺の組み合わせが最近の
お気に入りなので、それにつられて”BLACK”を選びました。
もう1素材、別にネイビーもオーダーしていますので入荷次第、BLOGでご紹介させて頂きます。

肩から袖口まで綺麗に落ち感があるシルエット。
身頃などもゆったりと設定をして、カーディガンのネックになる着脱のし難さを見事に解消させた1枚。
袖口、裾のテンションを殆ど感じさせない事も、長時間着ていて心地良さが保たれる理由。
素材選びも何処かしらにちゃんとした空気が出るように、表面がつるりとした型崩れが少ない度詰めの天竺。
こんなカーディガンを1枚あれば、シャツの上から、Tシャツでは物足りなさを感じるお出掛けに
バッグの中にくるっとさせて持ち歩いたとしても、出し入れした際のシワも気にせずにさっと羽織れます。
ジャケット程大袈裟にならずに、何となく上品な素材を纏えるという優れた一面をきっと感じて頂けるはずです。

今朝、写真撮影するために6分袖のTシャツに羽織って適温だなぁと感じましたので
気持ち良く袖を通せるのは、僕の肌感覚ではありますが20℃前後といった所ではないでしょうか。
これから夏に傾いていく季節の中で、気温と服装とががマッチし難くなる部分もあると思うのですが、
そういった部分を差し引いても、丁度良い生地感のカーディガンが手元にあることの心強さと安心感。
困った時の服装にもきっと役立てて頂けるのではないでしょうか。

ここ数年の暑さで夏に着る洋服に関しても意識が変わりつつあるのは事実。
それでも季節の変わり目や微妙な温度調整をするのに何を羽織ろうかという課題に対して、僕自身の1つの解決案として
STYLE CRAFT WARDROBEの提案し続けているカーディガンは絶妙に隙間を埋めてくれると思います。
購入された方の着用頻度を見ていてもそう思ってしまいますし、自分自身も出張や旅行など何処かに行くとなれば
必ずバッグに忍ばせて冷房対策や現地での温度調整に役立てています。
夏服と同じ位の目線でご自身のワードローブを冷静に見返してみて
今日ご紹介した2つのアイテムが、便利で着回しの効く1枚になるかもと思って頂ければ嬉しいです。

3月12日

STYLE CRAFT WARDROBE   D.E JACKET

color    MID NIGHT

price     46200-(TAX IN)

SIZE     Ⅱ    /    Ⅲ  SOLD

2台フル稼働していたストーブの1つを付けたり消したりしながら温度をこまめに調整。
灯油生活にピリオドを打つ日もが段々と近づいてきましたし、ポストに届いた先月の電気代と灯油代を見て
愕然するのも慣れました。10年を超えた北東北の生活は、やはりそう甘くはないと実感する瞬間でもあります。

前回ご紹介しましたSTYLE CRAFT WARDROBEのナイロンコート。
もう1つどうしても気になっていたのが、更に薄手の撥水加工を施したポリアミド(ナイロン)の素材。
着る機会はあるのかなと半信半疑な部分はありつつも、ナイロンは風をしっかりと防いでくれる機能が備わっているので
インナーの調整次第という事に気付かされたのは、ここ最近の出来事。
カシミアやウールコットン、もしくは裏起毛素材など、これからの季節に対してのインナーに着る素材選びさえ
張りきり過ぎなければ軽くて薄い素材は想像するよりもずっと重宝すると思っています。

着丈をすっきりとしたバランスで大きなツールポケットが叩きつけれたジャケット。
ワークウェアの様な空気と、そうではない洗練されたムードを併せ持っていてナイロン素材を組み合わせた結果
どっちつかずのアンテナに触れて、それはそれでとても良い仕上がりになっていると思います。
これまで重い素材をこよなく愛し突き進んできましたが、年齢を重ねるにつれて色々な角度で合理性や機能的な部分を
シンプルに求めるようになり、それは進化なのか退化なのか・・・どちらにも当てはまる要素があって
40歳を超えて自分自身が今着たいと素直に思うものは軽さというキーワードは外せないものになりました。

首元はスタンドカラーでトップ釦を閉めることが可能。
フロントは釦のみので開け閉めして、テールはやや長めの設定。
シャツと組み合わせた際に、着丈の納まりが良くなるように工夫がされ動き易さにも繋がるディテール。

もっと早くにナイロンなどの機能的な一面を持つ素材の良さに気付けば良かった・・・と思う反面、
遠回りしたからこそ、本当の良さや着こなしの深みにも案外繋がるのかなと言い訳を考え始めるのです。
実際に店頭で見てくださる方も割とというか、殆どが僕よりも少し年上の方が反応が良いなという印象。
色々なアプローチをしてきたからこそ、ナイロンの持つ機能的な一面を素直に噛み締められるのかなと想像してみたり
雨の日や遠出するときなどにバッグに丸めて入れておけば何となく安心するみたいなイメージも湧いてくるのでは
ないでしょうか。普段の服装に違和感なく溶け込むという点もこのD.E JACKETの魅力に感じる部分です。

STYLE CRAFT WARDROBE   PANTS♯7

color    5OZ DENIM

price     29700-(TAX IN)

SIZE     Ⅰ    /    Ⅱ    /     SOLD

もう少し季節が進んだタイミングで出番が増えそうなライトオンスデニムはSTYLE CRAFT WARDROBEが
作製しているパンツの中で、最もワイドで迫力あるシルエット”PANTS♯7″を選びました。
ウエストをぎゅっと絞って穿くように設計がされているので、最初は戸惑う感覚があったりもするのですが
徐々に独特なバランスに馴染み、これから先のパンツ選びにも影響がある位に刺激と心地良さとを期待させる1本。

ウエストからワタリにかけては余裕を持たせ、裾にかけて微かにテーパードをさせたシルエット。
裾口にもしっかりとボリュームがあるので靴選びも、ナイーブにならずにコーディネートして頂けるはず。
あまりきりっとした革靴よりも、素材の柔らかさを活かせるような合わせが個人的にはお勧め。

夏場でも穿けることを想定して選んだ素材。
生地と肌との間に大きな空間が生まれるので、ぴたっとせずに風が身体を抜けるのも、このシルエットならでは。
まだまだ先のようで、そうでもなく・・・あっという間に日差しが強くなるので、リネンのシャツにサンダルを合わせて
リラックスしたムードにもしっくりくるデニムになると思います。

STYLE CRAFT WARDROBEの選ぶ素材にはいつも驚きと発見、様々な感情が複雑に絡み合いオーダーは最後の最後まで
悩みに悩まされます。特に今回選んだナイロン素材は寒い地域にいると見るだけで不必要と判断してしまいそうに
なりそうなリスクをはらみつつも、僕自身の実体験を基にすると着る時期は案外あると確信しています。
デニムの出番はもう少し先になりそうですが、フライングで春物を取り入れたい寒さ知らずの方や
夏用のデニムを準備しておきたいという方にとてもお勧めです。

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