9月7日


STYLE CRAFT WARDROBE  SHIRTS♯6

color     OFF WHITE

price     25000+TAX

SIZE           /        /      SOLD

外の空気はまだ湿気を多く含んでいて身体にじわりと纏わりつき、まだ心地の良い気候とまではいきませんが
それでも店内は少しずつ、秋冬らしい温かみのある素材の洋服が並び始めています。
rasikuでは毎シーズン提案をしている”STYLE CRAFT WARDROBE”のシャツ。
シーズン毎に展開するデザインを変えてきましたが、今シーズンは新たにリリースされたプルオーバータイプの
スタンドカラーをセレクト。プルオーバーなので前開きタイプよりもゆったりとしたシルエットですが、
それでもきりっとした表情で一切のストレスを感じない着心地の良さが光る1枚。
生地に選んだのは、スーピマコットンを微起毛させたコットンネルのナチュラルカラー。
どうしても色のトーンが落ち着く季節だからこそ、明るい色目は本格的な秋冬の洋服へ移行する時期に
ワードローブの隙間を埋めてくれる存在になるのではないでしょうか。


衿元は小さなスタンドカラーで、フロントの釦は全部で4つ付きます。
前開きよりも着易さであったり使い勝手の部分は多少落ちてしまいますが、たっぷりと身頃をとっているので
脱ぎ着のストレスが殆ど無く、被りのシャツにしか出せないテールの雰囲気が気に入っています。
もし重ね着をする際にはゆったりとしたシルエットのコートや、カーディガンなどを組み合わせると
プルオーバーの特徴を活かした着こなしが出来ると思います。


起毛させた素材はチェックのネルシャツを代表するようにカジュアルな印象が強くなりがちです。
デザイナーが厳選して選んだ生地は表面の毛足がとても短く、コットンの中では高級綿と位置付けされている
アメリカ原産のスーピマコットンを使う事で、超長綿ならではの光沢感があって品の良さを実感して頂けるはずです。
首元のスタンドカラーも、トップ釦を締める事できりっとした表情に見える点も好みなディティールです。


裾のラウンドした形状も特徴で、動いたり歩いたりすると振れが大きく出るのも”STYLE CRAFT WARDROBE”の
シャツに共通するディティールで、機能的なデザインがプラスされている事もついつい手に取って着てしまう理由。
日常着としての機能性と見た目のバランスの2つの落とし所が見事にマッチしていて、お洗濯もそこまで気を使わずに
洗ってを繰り返せる点も、僕自身のライフスタイルに溶け込む重要な要素だったりします。


年齢を重ねるにつれて、昔に着ていたような素材やデザインを着ようと思った時に無理に着ている感じであったり
今の着たいと思える雰囲気に合わなかったりする事が段々と増えるようになってきました。
年相応ではないですが、自分自身の生活のリズムやバランスに合うものを何気なく身に着けているとそれだけで
心地が良く感じますし、背伸びをし過ぎずに好きなものを自由に身に着ける事の楽しさや感覚を
“STYLE CRAFT WARDROBE”の洋服に袖を通す度に思います。
盛岡のような古い町並みと綺麗な川が流れる場所に、力みのない自然体でいられる装いはとてもマッチすると
思いますし、シャツに袖を通してただ川沿いなどを散歩するだけでも、なんと気持ちの良よいことか。
旬な食べ物と同様に”素材”でも”色”でも、少しずつ秋らしく感じるモノを取り入れながら過ごすのもお勧めです。
新しいシャツも素晴らしい仕上がりですので、是非店頭で袖を通して頂きたいです。

9月6日


homspun   100/2 ストライプ 5PKT ワイドスリーブOP

color     ブルーストライプ

price     36000+TAX

SIZE       F SOLD


先日4日まで開催いたしました”SOWBOW”のイベント。
最終日にも駆け込みで足をお運びいただいたりと、客層も様々で色んな方にSOWBOWの服をお選びいただき
よい出逢いの瞬間がたくさんあったので、なんだかまだ幸せの余韻に浸ってます。
ご来店くださったみなさま、本当にありがとうございました。

店内は商品の入れ替えをして、また更に秋そして冬の気配も感じられて心躍る服のラインナップになりました。
そんな中、昨日ひとりは東京出張で来年の春夏の服を見て回ってまして、暑さは思ったより酷くなかった様ですが
今日になっていきなり30℃越えの盛岡、汗だくです。実際の気候と見ている商品との季節感の差に頭の中が混乱・・・笑
とは言え、朝晩は本当に涼しくて過ごし易くなったので、じわじわと秋の装いが気になります。
靴下や巻物などの小物類は動きが早めな気もするので、ぜひ見にいらしてくださいね。
今日からまたしっかり届きたての素敵な物を、ご紹介していきたいと思います。


homspunでストライプ地のアイテムに出会った時は、いつも唸ってしまいます。
今回は、色・柄そして太さの異なる線で配されたちょっと珍しい縞模様が特徴の生地で、爽やかなんですが
あまり夏っぽくもならずに、今時期から冬の入り口頃まで。そしてまた春にと長く着られそうな柄に惹かれました。
一見メンズライクにも思える生地も、homspunのデザインが合わさればたちまちキュートな表情になるのだから
不思議というか、やっぱり素敵だなぁと何度でも思ってしまうのです。
薄手ながらもパリっと張りのあるCOTTON100%の生地は、洗いざらしでそのまま気兼ねなく着られますし
気分によっては軽くアイロンを当てるだけでも、清々しい気持ちにさせてくれる素材です。
今回はそんな一目惚れなストライプ生地を使用したデザインがちょっと面白なワンピースと定番丸襟シャツの
二型をセレクトしましたので、ワンピースタイプの方からご覧ください。


フロントは前開きで、首元にはループで留める小さな釦が一つ。
そしてすぐ下にはスナップ釦でパチっと開け閉めが出来て、さらにその下から裾まで程よく存在感のある
サイズ感の釦がつらつらと並ぶので、ワンピースというよりも羽織物というような印象も与えます。
一番のポイントは左右の両胸と腰ぐらいの位置に配したパッチポケット。
左側の胸ポケットの下には、もう一つおまけの小さめなフラップポケットが付いてるユニークな仕様。
機能的でもありますが、こんなにポケットがあるのに、見た目ががちゃがちゃっと煩くならないですし
子供っぽく見えないのも、全てはhomspunのなせる業なのだなぁと惚れ惚れしてしまいます。


釦はぴっちりと留めると、きゅっと詰まった衿元。
ちょっと真面目な印象になるも、フロントに並んだ賑やかなポケットを見ていると思わず和んでしまう服。
身頃、肩や腕回りもゆったりなので、ある程度中に着込むことが出来るサイズ感。
今時期はノースリーブやTシャツなどの上に軽く羽織って、シャツのようにさらっと一枚で着るのも◎ですし
薄手のタートルやシャツと組み合わせて、上からゆったり目のコートなどを羽織れば、もう少し先の季節の
装いとしても活躍するのではないかなと思います。


ワンピースとなってますが、身長がある方ですともう少し着丈が欲しいなというぐらいの長さなので、
お勧めはデニムにチノ、カーキのパンツなどベーシックなボトムに合わせて、カジュアルな日常着として
着ていただくのが良いなと思います。
小柄の方ですと、タイツを合わせてワンピースとして着るのもとっても可愛いなと想像します。
足元はスニーカーや、レースアップブーツもしくはサイドゴアブーツなどが似合いそう。
こうして秋の服のことを考えると、むくむくと秋服着たい欲が高まってきますね。
やっぱりこの季節の服は楽しい!そんな風に感じられる時間は単純に幸せだなと思うので、
ぜひ秋の初めの服に羽織にもなるhomspunのストライプワンピースを取り入れてみては如何でしょうか?
続いてもう一型。

homspun   100/2 ストライプ 裁ち切りフラットカラーBL

color     ブルーストライプ

price     19000+TAX

SIZE       S    /    M


定番のフラットカラーブラウスも同素材でセレクトしました。
同じ型の色違いは、少し前にご紹介したこちらと同じコットンリネン素材の無地ホワイト。
生地感で見ると、コットンリネンの方がサラリと涼しさも感じられるので今着るには丁度良いと思いますが、
ストライプ生地は恐らく第一印象というか、インスピレーションで選ばれる方が多いのではないかなと思います。
この秋冬はこういう着こなしがしたい!など、コーディネートのイメージが湧いた方にお勧めします。
ストレートデニムに、シャツの上にちょっと質の良いカーディガンやパーカなど、流行り廃りのないシンプルな
装いには、ずっと変わらずに側にあるいつものシャツが似合います。


このシャツの良いところは袖にカフスが無く、スリットが入っていて袖捲りに煩わしさが無いという所。
本当に些細なことかもしれないですが、この仕様が案外在りそうで無い仕様で、お仕事着としても普段から
着てくださっているお客様の中には、ここがポイントで選んで下さっている方がいると言っても過言ではありません。
このブラウスに限らず、homspunの他のアイテムの中には幾つか、ここの形が好き!と言ってリピートして
色違いを選んでいただくモデルがあって、そのデティールに関しても決して激しく目立つという訳でもなく
本当にさり気ない所だったり、ちょっと変わっていてほんのり可愛いというような感じの細やかなことでも
着る人にとっては、そのほんのちょっとの部分が日々の活力になったり、心を満たしてくれるのだと思うと、
デザインの力を感じずにはいられません。
裾のカッティングに関しても、ラウンドとスクエアと前後で違っているので横から見た際のラインがユニークで
ボトムがパンツでもスカートでも、どちらも合わせ易くて個人的にこのブラウスのお気に入りのポイントです。


はじめに定番のフラットカラーブラウスと書きましたが、今回のブラウスは定番とも少し違う箇所があり
襟部分の淵がよくよく見ると裁ち切りになっていて、それだけでもまた今までとは少しニュアンスが変わって
可愛いさの中に、ちょっと強気な印象というかワイルドな表情が加わったようにも感じられます。
襟の形は大胆ですが、襟以外をすっきりとシンプルなデザインに落とし込むことで、毎日でも着たくなるような
着易さと、服装を選ばずにどんなボトムにもすっと馴染むような親しみ易さのある丸襟ブラウス。
定番でありながらも、全く同じではなくその時々で生地だったり、ちょっとした仕様を変えたりするところも
homspunらしいところだと思います。ぜひ一度、袖を通して見てくださいね。

INFO


SOWBOWのイベントですが、明日3日(火曜日)17時で閉店となります。
定番の生地を使ったシャツ、久留米絣や小倉織りのスペシャルアイテムを見れる良い機会になると
思いますので、是非足をお運び頂ければ幸いです。

以下営業日程となります。
9月3日(火曜日) 短縮営業 10:30~17:00
  4日(水曜日) 定休日
  5日(木曜日) 通常営業 10:30~19:00

9月2日


SOWBOW   蒼氓シャツ ONE PIECE COLLAR

color      WHITE

price      21000+TAX

SIZE       0    /    1    /    2    /    3 SOLD

color      DK INDIGO

price      25000+TAX

SIZE       0    /    1    /    2    /    3 SOLD

8月29日よりスタートしましたSOWBOWのイベント。
週末は、遠方からわざわざ足を運んで下さったりでとても楽しく嬉しい時間を過ごす事が出来ました。
主宰の吉村さんは、元々は他のメーカーで販売員をされていた時期もあったのでトークの引き出しの多いこと!
僕自身も接客に関して見習う点が沢山あるなぁと横に居ながら関心しつつ、ふたり掛かりでお客様に熱弁してしまう
シーンなどもあり・・・いつもとは違う接客スタイルは自分にとっても新鮮で良い時間でした(笑)
SOWBOWの服をこの機会にとお選びいただいたお客様、本当にありがとうございました!
残りあと二日となりましたが、吉村さんからも色々教えていただいた生産背景のことなど自分なりの言葉で
お伝え出来ればと思っています。
ブランド設立時から作られているコットン×シルク生地の他にも、久留米絣・筑後織・小倉織と九州の伝統的な織り物を
使った製品が並んでいますので、SOWBOWの物作りの面白さに触れて頂く良い機会になるのではないでしょうか。


ブランドのアイコンになっている1枚が、迫力のある襟の大きさとイタリアンカラーで作製されたシャツ。
前立てにステッチなどが入らないプレーンな表情ですが、何気なくハンガーに吊るしておくだけでも存在感が際立ちます。
身体にストレスの掛からないゆったりとしたシルエットですが、それが決してオーバーサイズという訳ではなく
きちんとした品のある見え方になる事が、SOWBOWの作るシャツの特徴だと思っています。
染色を施していない”WHITE”はシルク混の生地ならではの表面に光沢があり、インディゴ染料で理想の色目まで
製品染めをした”DK INDIGO”は鮮やかなブルーの色目が自然と人を惹きつけるオーラを纏っています。


袖を通すと肩線・身頃などは全体的に落ち感が出て、シャツと身体の間には程よい空間が生まれます。
数種類ある生地の中でも「コットン×シルク」の生地は柔らかさがあるので、歩いたり作業をしていたりすると
ふわりとドレープする生地の感じが何とも言えず好みです。
まだ暑さの残る時期はインナーにタンクトップなどを合わせて着ていると、柔らかい生地が肌に触れているだけでも
気持ちが良く、それにプラスして汗の吸収性も良く蒸れにくいので、天然素材ならではの機能性を実感して頂きたいです。


僕自身も今までに色々なシャツに袖を通してきましたが、趣味や嗜好、年齢によって着たいと思えるものが
自然と変化をしてきました。ファッション性や格好良さも大切ですが、袖を通した1日が心地良く過ごせるかどうかが
重要になってきていて、SOWBOWのシャツは着心地の良さデザインの面白さも含めてワードローブに欠かすことの
出来ない存在になっています。今まで着たことのないようなフィッティングに始めは違和感を感じるかもしれませんが
じっくりと時間をかけて自分なりの着方に落とし込めるようなシャツになってくれると思います。
新しい感覚を手に出来る素晴らしいシャツですので、是非店頭で袖を通しにいらしてください。

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