2月8日

SUSURI    ヘムレンシャツ

color     predawn blue

price     25000+TAX

SIZE     1   /   4 SOLD

晴れているのに今日の気温は一日ずっと氷点下・・・。室内もなかなか暖まりません。
なぜ?と聞きたくなってしまいますが、それが岩手・盛岡なのです。。。
それでも店内には光が入り明るいので、シャツをご紹介したいなと思いました。
昨秋にも展開させて頂き大変ご好評いた、SUSURIが変わらずに作り続けているヘムレンシャツ。
自分達も一着を共有して着ていたのですが、個人的にはサイズが大きくゆったりなこともあって
こんなに身体が楽に動けて心地好いシャツは久しぶりというか、はじめての感覚で驚きました。
片やもう一人は、いつもとは少し纏う雰囲気が変わるのかお客様からの反応が良かったり。
サイズ1とサイズ4の全く異なる2つのサイズ感ですが、あえて大きいサイズを選んで着てもオーバーな
雰囲気になり難い点で、このシャツの秘めているポテンシャルの高さを感じて頂きたいです。

ヘムレンシャツを語る上でポイントになるのは、表面にステッチが殆ど出ていない点。
両脇部分やカフスなどほんの僅かにステッチが走る以外は、織り伏せ縫いを多用し高級なドレスシャツに
匹敵する縫製技術を駆使しながらも、生地の選び方と染色で程良く肩の力を抜いた雰囲気に落とし込んでいます。
今シーズン選んだ”predawn blue”は、ネイビーとパープルを混ぜ合わせたかのようなオリジナルカラー。
少しずつ日の出時間も早まってきてはいますが、6時でもまだ外は暗く。そんな夜明け前の静寂な青さを
イメージした色は、太陽の陽射しが気持ち良く感じられる季節には自然光でより深みが映えるように思います。

もう一つ大きな特徴として、背中にかけて膨らみのある立体的なシルエットを構築している点。
背中の曲がったおじいさんをイメージして意図的に作られていて、実際に着用をするとより膨らみを感じて頂けるはずです。
生地の分量を多く使ったシャツですが、足し引きがとても上手で決してオーバーサイズで作られている訳ではありません。
ワークウェアなどに見られるような作る工程を単純化する為にざっくりと生地を使った洋服と、ミリ単位で緻密に計算され
着地をイメージしながら生まれる洋服、どちらも其々に良さがありますがヘムレンシャツは生地を贅沢に使用しながらも
何処か洗練されていて、且つ着る人の気持ちを軽やかにしてくれる作用をプラスするシャツだと思っています。

ヨークには細かく寄せられたギャザーとブランドのアイコンにもなっているループ。
日常使いの中でも、気持ちを上げていきたい時や特別な時間を過ごしたい時などにドレスアップしなくても
気分を高めてくれる存在になるのは間違いありません。私たちがSUSURIの洋服をお勧めするのには
そういった理由もあって、心のメリハリをご自身で付けられるのも良さだと感じています。

着用サイズは4になります。背が高かったり体格の大きい方でも着用して頂けます。
イメージはメンズのM/Lサイズぐらいでしょうか。サイズ1を着ると着丈がすっきり見えてジャストよりも
ややコンパクトな着心地に感じるのでレディスのM/Lになります。前回もBLOGに記載しましたが
サイズ1を小柄な方が着ると、着用画像のようなお尻に掛かるぐらいの着丈・袖の余り感になります。
どんなシーンで着るかにもよりますが、肩や袖がぴったりと合うシャツとはまた別に、その時の自分の気分に
しっくりと来るようなシルエットやサイズ感のシャツの良さというのもあるので、春に向けてシャツの新調を
考えている方にぜひお試しいただけたら嬉しいです。

2月7日

maillot    DUNGAREE OVERALL

color     CHARCOAL

price     24800+TAX

SIZE     0 SOLD

ここ数日は道路のコンディションがあまりに悪く長靴を出動させて、てくてく、ツルツル、水溜まりもお構いなしに
中津川の遊歩道を突き進んでお店に来ています。昨年の冬は殆どというか恐らく一日も履かなかった長靴。
今年は冬とこれから夏の畑にと、突然引っ張りだこで長靴も焦っているのではないかとおもったり。
とにかく一日でも早くツルツル路面の雪と氷が融けますように。

maillotから届いた背中全体が包まれるデザインのオーバーオール。
オーバーオールと一言で言っても用途や機能によってデザインが様々だったりします。
個人的に好きでセレクトするのは、紐ではなく背中にまで生地がしっかりと充てられているもの。
すっぽりと覆われているような感覚が好きで、あとは単純に暖かいのが嬉しい。
春先にざっくりとした丈の短い羽織物を合わせて、オーバーオールにしか出せないスタイルを楽しんで頂きたいです。

素材は薄手ながらもしっかりと張りのあるダンガリー。
色は悩んだ末に、シックな着こなしが出来そうな”CHARCOAL”を選びました。
オーバーオールを着る際に子供っぽく見えてしまう・・・という声を良く耳にしますが、足元の選び方次第で
見え方は大きく変わるはずです。足元をスニーカーで合わせるとどうしても、それっぽい雰囲気が増してしまうので
もしそういった事が気になる方は、革靴でぴりっとした部分を着こなしが綺麗に纏まると思いますので是非お試しを。

フロントはパッチポケットが3つ、バックポケット2つにハンマーループが付く珍しい仕様。
ワークウェアの要素が強いアイテムをmaillotらしいエッセンスで、気張らずに袖を通せる日常着に落とし込まれていて
メインで着るような洋服ではないですが、休日に気分を変えた服装で出掛けたい日やリアルに畑仕事をする時(笑)
など、数は必要ないと思いますが1枚気に入ったものを持っていると、着る機会があるのではないかと。
昨年展開しましたholkのオーバーオールも購入して下さった方の着用率が高く、良く着ている姿を目にしました。
身体を締め付けるような部分がなくリラックスウェアとして、またインナーを変えるだけで変化を出せたり
というのも着易さに繋がっているのではないかと勝手に分析しています。
春先の盛岡は寒さが厳しいので、着るだけでお腹周りが暖められるオーバーオールはとてもお勧めです。

自分達の中でも、なんだか良いなと思えば定期的に選んでいるオーバーオール。
流行り廃りがある訳でも無いですし、なんだかブランドのちょっとした遊び心が垣間見えたり
真面目に作っていたりなど、そういった表現の違いも興味深かったりして、ついつい気になってしまいます。
脱ぎ着やトイレの際の手間はどうしてもありますが、それでも憎めない可愛さがあるところも魅力ですね。
maillotが提案するオーバーオールは、軽やかさがあって、主張が強くならないフラットな空気感が良く
初めてだったり着慣れない方でも、挑戦し易いようにも思います。
家の周りもほんの一角ですが雪が溶けて土が見えたりして、さらに雨が降ることで空気の変化を感じたり
まだまだ感じ難いのですが、新しい服から春を想い浮かべつつ冬を健やかに乗り越えたいものです。

2月6日

FilMelange  DRAGAN2

color     BLACK

price     16000+TAX

SIZE     4    /     5     /     6 

今日の朝はとても目覚めが良く、それもそのはず氷点下になっていませんでした。嬉涙
ストーブを付けて温度を確認すると室温4度。久しぶりに0度以外の数字を拝めてテンション上がりました!
外の気温も勿論寒いという他に、住居そのものが必要以上に寒いせいもあって毎日が修行の日々ですが
『五感を研ぎ澄ます』意味では、必要な事ではないかと言い聞かせ過ごしております。

まだ着るのには早いのですが、気温がプラスに転じて気分もあがっておりますのでFilMelangeから届いた
カーディガンをご紹介。毎シーズン半袖・七分・長袖で提案しているオーガニックラフィーを用いた羽織で
個人的にはシャツの上から着るよりもカットソーにラフに合わせる方がしっくりきます。
理由として身頃はある程度ゆったりと設定しているものの袖周りなどはそこまで広くないので
脱ぎ着する際にシャツなどは摩擦で若干のストレスを感じてしまう為。
今時期からの着用を考えるとサーマルなどの保温性の高いカットソーと組み合わせてインナーの意味合いとして
着用するのがベター。素材の特性を活かすのであれば実際には3月末から4月頃からでしょうか。
気温の低い盛岡ですと4月末頃から、半袖や七分袖のTシャツの上からざっくりと羽織って頂くと気持ち良く納まるはず。
あとは梅雨時期や室内や車内での冷房対策に、バッグに丸めて持っていくだけで寒さを気にせずに安心して
気持ち良く過ごせる名脇役になってくれるのは間違いありません。

今季選んだカラーはFilMelangeが最も得意とする杢調ではなく、あえて黒を。
理由はどうしても黒のカーディガンが気になってしまった為(笑)
サイズ展開も4・5・6と大き目に振っています。メンズM・L・XLと言った所でしょうか。
ディテールとしてフロントに小さなポケットが1つと、サイドにもスラッシュタイプのポケットも付きます。
釦を掛けても良いと思いますが、Vゾーンがかなり深いのでDRAGAN2に関しては前開きで着るのが好みです。

袖口・裾には小さく切り替えしが入っていて、ぎゅっと身体を締め付ける様な部分は一切ありません。
ボディに使われているオーガニックラフィーは、僕がFilMelageのカットソーに初めて触れた時から
恐らく作り続けらている生地で、何度かアップデートを繰り返しながら現在に至っていると思います。
そう考えるともうかれこれ10年以上は作られているブランドを代表する生地の1つ。
実際に着ていて感じる事としてお洗濯に強く型崩れがし難い点。
特に半袖の上から着るような季節は、着用する度に洗う事が前提になってくるはずですので耐久性という部分は
求める条件になるのではないかと。勿論カットソーなので消耗してしまうのは間違いありませんが、クタクタに
なるまで着続けた頃にはきっと価格以上の満足を感じて頂けるカーディガンになると思います。
肌に直接生地が触れる季節は、純粋に気持ちと身体が喜ぶものを身に着けて頂きたいです。

カーディガンと一言で言っても、僕自身はシャツ・カットソー(薄手)セーター(厚手)の上に着ると言った具合に
3つからイメージを膨らませてセレクトするように心掛けています。今回ご紹介しましたDRAGAN2は薄手のカットソーの
上から着用する事を想定したカーディガン。Vゾーンの開き具合などからラフな感じが春夏のイメージに合うのでは
ないかと思っています。勿論シャツの上にも着て頂いても良いですし、決めつけている訳ではありませんので
物を選ぶ上で、意図をはっきりさせておく方が提案する側も手に取って頂く側もイメージがし易いのではないでしょうか。
プラスの気温になったという事で、気持ちの高ぶりを抑えきれず薄手のカーディガンのご紹介でした。
焦り過ぎずに気分だけでも少しずつ盛り上げていきたいものですね。

2月5日

SUNSHINE+CLOUD  BIG CHINO

color     オリーブ

price     20000+TAX

SIZE     0    /    1    /    2    /    3

color     ベージュ

SIZE     0    /    1    /    2    /    3

SUNSHINE+CLOUDにはシャツやカットソーを中心に定番アイテムと言われる存在が幾つかありますが
パンツで言えば、この”BIG CHINO”が長年作り続けられていてブランドを代表する存在になっています。
何てことなさそうな井出達でもあり雰囲気ですが、逆に何てことなく作るのが一番難しいのがチノパンツだと
僕自身は思っていて、格好良すぎずに毎日でも穿きたくなる余白を持たせるのが理想的。
自分でも半年くらい前に手にして穿き込んでみて、ようやくというか遅い位ですが”BIG CHINO”の
本当の意味での良さに気付かされた一人でもあります。

シルエットは立体感を出さずにフラットなライン、その中でもお尻回りの膨らみが殆どありません。
見た目は大きくゆったりに見えるのですが、意外とストイックなパターン。
実際に穿くと想像をしていたイメージとのずれであったりギャップがあるはずです。
正直一度穿いただけでは手応えを感じたり良さに気付くのは相当に難しいと思ってるのですが、そんな所が
SUNSHINE+CLOUDの物作りやブランド自体の奥行にもなっていて、お取引をスタートする前にその土地にブランドが
根付くまでには最低でも3年は我慢が必要です・・・と言われた意味を提案してみて理解した気がしています。
これまで色々とチノパンを穿いてきましたし、これからも提案したいものを探し納得出来るものを選んで
いくつもりですが、その中の1つに”BIG CHINO”は確実に入ってくる存在だと確信しています。

股上はそこまで深く設定されていないのですが、ワタリから裾にかけて殆どテーパードせずにズドンとした
迫力とボリュームのあるシルエットを構築。股上部分と股下にかけてのギャップを持たせてメリハリを効かせた
バランスが穿くほどに癖になります。最初はピントが合っていない様な気にもなるのですが、段々と着こなしや
合わせ方のイメージが沸いてきて、裾の長さをしっかりと調整する事はこのパンツにおいては必須条件。(かなり長いです)
着用写真はカットしないのをぐるりと捲り上げているので、重たさが強調されてしまっていますが綺麗に合わせると
同じパンツ!?とも疑ってしまう位に全く違う見え方に変わります。
ズドンとしたラインに足元はCONVERSEのキャンバススニーカーBIRKENSTOCKのサンダル、AURORA SHOESを
是非組み合わせて頂きたいです。チノパン自体は通年で穿いて頂けますが、個人的には春先からのイメージが強く
雪解けしたアスファルトを軽快な足元で、一重のコートをさらりと羽織るのが一番格好良いと思っています。
まだ気温が低く春物のイメージは沸きにくいと思いますので、パンツを新調しておくとトップスの構想が
練り易くなるでしょうし、体型がどちらかと言えば細身でワイドなパンツが苦手という方には特にお勧めです。

肉感は中肉でしっかりと洗いこまれた生地は、穿き始めからこなれた印象を受けます。
古着とまでは言いませんが、味のあるプリントスウェットとか色の鮮やかなシャツなどが好相性な印象で
女性があえて綺麗な生地のブロードのシャツを組み合わせたら素敵だろうなと勝手に妄想しています。
ワードローブの中心になるのは間違いないと思いますし、色違いで集めてしまいたくなる位に
一度試して頂けると攻略のし甲斐があるパンツになるではないでしょうか。
しっくりくるチノパンをお探しの方、春に主力で穿けるパンツをお探しの方、何となくパンツをお探しの方(笑)
是非SUNSHINE+CLOUDの名品とも呼べるパンツをお試しください。

2月4日

homspun   コットンニット×バルキーシーチング CD

color     ベージュ

price     26000+TAX

SIZE     F SOLD

color     カーキ

SIZE     F HOLD

立春を迎えてからのほうが格段に寒い・・・という2月の現実を噛み締めています。
今、窓から見える外の景色は真横に斜めにと吹き乱れる雪で一面覆われており、なんて天気だよう・・・
と途方もない気持ちでいますが、こんな日だからこそ出来る事もあると気持ちを切り替えて。
今日は積読されている本の続きを読んだり、ただ歩くのに緊張して固まった身体を解したり(笑)
事務処理をしたりなどなど静かに過ごしたいなとおもいます。

こんな天気だからこそ?一足先に春物をちらり。
homspunより届春夏アイテムの第一便から、変化球ながら心をずばっと射抜くカーディガンが届きました。
コットンニットの身頃に、袖はパリッとしたシーチング。異素材を組み合わせた前開きのカーディガンは
春の入り口のまだ寒いけれどウールアイテムに手が伸びにくくなってきた頃に、見た目も気分もほろっと
柔らかく春仕様に変えてくれそうな、そんな1枚。
撮影時はさすがに寒すぎて震えましたが、ぜひ来る春を想像していただけたらなと思います。

袖や身頃の幅は広く、着丈はすっきりとさせたボックス型のシルエット。
釦などの留め具は無いので、前は開けたままでさらりと軽快に着こなしていただきたいです。
ですので、イメージは俄然春。秋も良いと思いますが、先ずは明るい色目のカットソーやスウェットの上に。
もしくはチェックやストライプのシャツやワンピースにも似合いそうと妄想は膨らむばかり。
ゆとりあるシルエットだからこそ、ボトムの選択肢も広がります。
シンプルなギャザースカート、正統派なストレートデニム、さらりとした生地のワイドパンツと
homspunの服は何気ない日常の中にすっと馴染むので、組み合わせは考え出すとキリがないかもしれません。

サイドから見るとやはりニットとは違うタッチの、布帛のパリっとした張り感が良い塩梅です。
コットンニットも春夏でセレクトした時期もあるのですが、実際には着るタイミングを図ってしまって
その時の気候にも左右され、中々出番が増えなかったりします。
そんな心の靄を掃うかのように、ニットと布帛という異素材が組み合わさる事でユニークさと着易さが
ミックスされ、より季節を限定せずに装いの中のアクセントとなるような愉しい服に仕上がっています。
こういうちょっとした羽織はあればあるほど良い。と自分達は思っていて、とにかく気温差が激しい盛岡の春には
二重のコートからはじまり、単衣の風を通しにくいコート、朝晩だけ出番のあるコンパクトな羽織などなど
様々な素材や形の羽織物が必要だと、かれこれ5年以上は言い続けています。(笑)
単純にコートが好きというだけかもしれませんが、その日の服装にプラス1枚は常に何か欲しい。
何気ないカットソーに羽織るだけで、気分も雰囲気も変わりますし。
そういった中でも、こんなhomspunらしいニヤリとしてしまう要素が詰まったカーディガン。
ファッション性と日常着の絶妙な落し所に一目見て心が奪われたアイテムで、アームがゆったりとしている分
気合わせの幅も広がる1枚になって頂けると思います。

後ろから見るとニットベストを着ている様にも見えますね。
明るすぎず絶妙なニュアンスカラーのカーキとベージュの二色をセレクト。
どちらも濃い色・薄い色のどちらにも合わせられる色なので、インナーには黒でも白でも良いですし
今回定番カットソーのシーズンカラーとしてリリースされた、ラズベリーのようなピンクや赤系の色も
ぜひ試していただけたら嬉しいです。
雪は一端やみましたが、想像以上に積もっている。。。
今日の夜は暖かい鍋焼きうどんでも食べて、明日への鋭気を養いましょう。

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