3月14日

STYLE CRAFT WARDROBE   V-SHIRCKET

color     BLACK

price     31900-(TAX IN)

SIZE         /    Ⅱ    /     SOLD

今日は一日中くもり空の予報、時より雨粒が落ちてきて湿度を感じます。
春に向けて疾走しかけていた気持ちにブレーキがかかるようですが、一度小休憩ということでしょうかね。
少し前まで雪がちらついて震えながら過ごしていた事を考えると、雨でも前向きになるのは私だけでしょうか。
冬服を寒さに意識が向き過ぎて思い切り楽しむ事が出来なかったので、今になってニットやらウールパンツなどを
気持ち良く着合わせながら、日々を過ごしています。

STYLE CRAFT WARDROBEからrasikuでは初めて展開する”V-SHIRCKET”が届きました。
元々は”SHIRCKET”というシャツとジャケットを足して割ったような雰囲気のアイテムがあるのですが
首元をVネックに置き換える事により、カーディガンの様な使い方も出来る万能な仕上がりに。
インナーとしての要素も大きくなり着合わせに関しては、より守備範囲がより広がったイメージを持っています。
Vゾーンの設定が浅くインナーにシャツを組み合わせた際の品のある見え方がとても好みで、襟の高いシャツよりも
低くて小振りな襟型もしくは、バンドカラーなどを持ってくると全体に纏まりが出るのでお勧めです。
色は正真正銘の黒といった感じで、カジュアルな装いの中に主張し過ぎずに、けれどきちんとした服装というのが
自然と伝わるような雰囲気を持ち合わせています。

フロントは3つ釦+左胸にパッチポケットが1つ付きます。
それ以外に装飾は付かずに、STYLE CRAFT WARDROBEらしい無駄を無くしたシンプルな作り。
生地はコットン100%のとろみのある素材感で、例えるとすればサマーウールの様なドレープ感が出ると言えば
分かり易いでしょうか。繊細な一面を兼ね備えている素材で、デイリーウェアとしての顔は勿論持ち合わせていますが
カジュアルな服装で大切な人と会う場面で恥ずかしくない洋服・・・という、とても難しい難題もカバー出来る
1枚になるのではないでしょうか。
インナーをカットソーに変えてラフに羽織るのもサマになりますし、着る人によって捉え方が変わるという部分で
面白さがあると思っています。まだまだ先の季節ですが、室内で冷房避けに鞄に丸めて持ち歩くのも良いかもしれません。

肩はセットインスリーブ、アームはゆったりとした作りで袖通りは全くストレスなく脱ぎ着が可能。
前身頃のみ裏地が組み合わされており、身体と生地の間に空間が生まれる事でまた違った見え方に。
写真を見ると一目瞭然ですが、前丈に対して後ろのテールが綺麗にラウンドしながらお尻が隠れる位の長さに
設定する事でシャツのテールが綺麗に納まり、コーディネートした際にアンバランスにならずに済みます。
ハンガーに掛かっている状態では分からないのですが実際に袖を通してみると上半身を包み込んでくれるような
感覚があり、毎シーズンミリ単位で調整しながらアップデートして作られている洋服の心地好さや凄味を感じて
頂けるはずです。

羽織に関して言えば、生地の違いや薄さなど種類は何枚持っていても着るタイミングがあるのではないでしょうか。
カーディガンでも無くジャケットとも違った、説明と捉えどころの難しい羽織物ですがイメージを膨らませただけでも
頼りになるのは間違いありません。岩手の気候では、桜の蕾が芽吹く4月中旬頃から出番が増えそうな生地感。
どうしても今直ぐに着たい!!(笑)という方はコートの下にミドルレイヤーとして試運転しても良いかもしれません。
恐らくは着たことの無いデザインで、戸惑いがあるかもしれませんが試着して数分で見慣れてきてぐっとくると思いますよ。
サイズⅠはありがたい事に完売し、ご提案出来るサイズはⅡとⅢがございますので是非。

3月13日

FUJITO    C/N KNIT SWEATER

color     BLACK

price     25300-(TAX IN)

SIZE     2    /    3  

FUJITOらしいアイテムとは何か・・・と考えた時に、日常着の中でも奥行きがあり、そして一貫してどの服にも
エレガントさというか、美意識が注ぎ込まれた服というのが頭に思い浮かびます。
特にそんなブランドの芯が投影されているようにも思うのが、継続して展開されるニット。
秋冬シーズンであれば保温性という機能的な部分で手にする方は多いと思いますが、春夏シーズンとなると圧倒的に
少なるなるのではないでしょうか。コットンニットは、どちらかと言えば着心地の部分での贅沢さと見た目の美しさに
比重が置かれているので、同じ位の保温性を持つカットソーと比べると取扱いにも気を使うので手が出難いのも事実。
FUJITOに限らずに他のブランドでもコットンニットをセレクトしてきましたが、正直そう簡単に売れるかと言うと
難しいアイテムではあるのですが、シャツでもスウェットでも無く・・・という時の隙間を埋める服ですし
お仕事で会議や人と会って打合わせなどの機会があるなど、服装でメリハリを付けたりその場に合わせて
あえてニットを選びたいと、そんな風に思って下さる方に手にして頂ければ嬉しいです。

言葉は先ず置いておいて、頭と袖を通して見てください。と言わんばかりの
とてつもなくシンンプルな井出達のクルーネックタイプのセーター。
素材はコットン75%・シルク25%を贅沢に配合したハイゲージとミドルゲージの丁度中間位の厚み。
シルエットは身体のラインを拾い過ぎない設定で、今から慌てて身体を鍛えなおす必要はありません(笑)
インナーはシャツを挟むというよりも、クルーネックのTシャツで潔く着るというのがベターではないでしょうか。

一切の誤魔化しが効かなそうなブラックという色目、もし味付けをするとすれば自分自身が醸し出す雰囲気や色気・・・
とでも言ったら更にハードルが高くなりそうですが、実際にはそんな気もしたりしています。
着合わせとしては古着のミリタリーやハンティングなどの野暮ったさの残るジャケットをさらりと羽織ったりすると
ニットの綺麗な部分と程よく中和されて、まとまりが出てくるのではないでしょうか。
カジュアルな中にも”色気”というスパイスを自然と纏える服装。
単純な見た目だけで判断されない服装は40代になって挑戦したいと思っていた所でしたので、板につくまでは
まだまだ経験が必要で時間が掛かりそうですが、こんなニットを自然と感じ良く見えるように着こなせたらいいですね。

身体の何処にもストレスを感じず、シルクが25%配合される事で艶と着心地の良さをアップさせている事は確か。
日常と非日常とを行き来するようなFUJITOらしいどちらにも振り過ぎないバランスで作製されていて、
いつもの定食屋さんで決まったメニューを食べる時にも、イタリアンで美味しいワインを飲みながら・・・という
どちらのシチュエーションにも違和感なく溶け込んでくれる1枚になると思います。
着こなしに確実に深みと渋みを増してくれるのは間違いありませんので、ご自身のライフスタイルを思い浮かべながら
気持の良いコットンニットをワードローブにプラスしてみては如何でしょうか。
僕もこの春はこのニットを着て、軽やかな足取りで街歩きを楽しもうと思っています。

3月11日

JUJUDHAU   ROUD NECK COAT

color      NAVY CHAMBRAY     /     BLACK CHAMBRAY

price      38500-(TAX IN)

SIZE      F

ふんわりとした太陽の光の暖かさと、まだ肌が引き締まる様な風の冷たさの混ざり具合が
ちょうど半分ずつぐらいの気候っていいですよね。外で温かい飲み物が飲みたくなるような。。
毎年今日という日のイメージはどうしても薄曇りで寒くて、一日中小雪舞う景色が頭に浮かぶので、
今日は光があって空気も澄んで虫も飛んでいて、何となく胸を撫でおろすような気持ちでいます。
10年が経っても、続く日々が決して当たり前ではないという事を、そして感謝を心に灯して。


入荷のペースもあがってきて春の服のご紹介が続いていますが、まだまだ実際はニットが大活躍の日々。
例年この辺りでは、ニットにも飽きてしまっていて何を着ても気分が重たくなっていたのですが
なんだか今年は一味ちがって、すぐに春物を手にするのではなく、秋冬からずーっと気になっていた
ベストだったり羽織物、そしてボトムを新調したことにより、ここにきてニット気分が再燃しています。
防寒のためという意識が弱まって、快適に着られる今こそニットに心が躍るというのは新発見でした。
そんな訳で?本日はJUJUDHAUのかなり薄手の初夏ぐらいに着たくなる羽織物をご紹介するのですが
春物と冬物をうまく組み合わせたりしながら、急がず無理せずに気候と気持ちに合った装いを
楽しんでいただきたいと思っております。

“ROUDNECK COAT”はJUJUDHAUが展開するコート類の中で、ここ数シーズンで定着してきた安定感のあるデザイン。
飾りっ気のないシンプルで井出達ながらも、絶妙なバランス感覚で生地が綺麗に落ちて全体の納まり具合がとても良い。
選んだ素材は、より春らしさを意識したコットン50%・リネン50%の綿麻のシャンブレー。
風の冷たさが緩やかになる頃に、カットソーの上からさらりと羽織りたくなる位の生地感。
この位のコートを羽織れる位の季節は、日中はそれなりに気温があがるのですが寒暖差が大きくて服装の調節が
とても難しく、多少汗などをかいたとしても気を使わずにじゃぶじゃぶとお洗濯出来る素材のコートはありがたく
もしプラスするとすれば、首元をストールなどで調整するのがベストです。

色目はそこまで青味が強くないブルーに近いネイビーと、柔らかさのあるブラックシャンブレーの2色。
よくよく見比べると・・・という感じの色の差なので、解り難いかもしれませんが着用はネイビーです。
コットンリネンで打ち込みの良い生地感ですので、着始めはパリッとした爽やかな着心地があって
時間の経過と共にゆっくりと生地が身体に馴染んでいく感覚があると思います。
肩線は身頃に対して直線的な位置に付きますので、ナチュラルなドロップショルダーに。
そこまでアームは太くない為、SAINT JAMESのOUESSANTなどの中肉位のカットソーが脱ぎ着する際にも
ストレスがなく、コート自体の雰囲気とも相まって春から夏にかけて重宝する一着となるのでは。

後ろの裾にはスリットが入りますが、見え方もとても大袈裟な感じがしないのでコートでも
前を開けてカーディガンのようにして着ていても違和感なく過ごせると思います。
ある程度着込んでもきちんと張りの残る生地感は、日常着として頼りになる存在になってくれるはずです。
見た目にも、肌触り的にもとても爽快感のあるシャンブレー素材を使用したアイテム。
もうちょっと強く太陽の陽射しと暖かさを感じられるようになったら、よりピントが合ってくるのではないでしょうか。
ざっくりと羽織って、中津川沿いの気持ち良い風を感じながら散歩して頂きたいですね。
同じくこのコットンリネンのシャンブレー素材では、パンツも数型届いていますので合わせてご覧頂ければ幸いです。

定休日のお知らせ

明日10日(水曜日)は定休日となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

3月9日

SOWBOW  蒼氓シャツA(ONE PIECE COLLAR)

color     SOWBOW TARTAN

price     37400-(TAX IN)

SIZE     1    /    2    /     3    /    4        

毎シーズン新しい切り口と試みで洋服好きの心をがっちりと掴んで離さないSOWBOWのプロダクト。
昨年の秋冬はオリジナル半纏という、僕自身を含めたお客様を大いに刺激し混乱!?させたアイテムを
リリースしましたが、春夏は久留米絣の老舗生地屋である下川織物さんにお願いして作製された初となる
ブランドオリジナルチェック生地。
チェックやプリントモノは、見た目の第一印象で好きか嫌いかが分かれると思っているのですが
サンプルリレーで送っていただいた段ボールを開いた時に、直ぐに着てみたいと感じたチェックで
決して格好良すぎないオールド感漂う所がとても好みでした。
勿論、新品の状態も格好良いですが、赤がすれて色が抜けてきた頃にクタクタのジーンズなど合わせて、
足元はスニーカーもしくはサンダルなどもイメージが思い浮かびます。
デザインは原点回帰ではないですが、衿形状が独特な”ONE PIECE COLLAR”でオーダーをしました。

SOWBOWのシャツは、身体と生地との間に空間が生まれるパターンで作製されていてオーバーサイズとも違うニュアンス。
何となくサイズ表記を上げてゆったりと着用をしている感覚ではなく、緻密に計算された秀逸なバランスで作製。
だらしない服装にはならずに、身体にも心にも余裕を持たせてくれるような雰囲気に仕上がっています。
年齢を重ねるとチェックシャツは余程気に入らない限り手が出難くなってしまいそうですが、落ち着きのある
マドラスチェックの様な柄と古い織機を用いて時間を掛けて織られる久留米絣ならではの芯のある生地感が相まって、
気温が更に高くなって冷たい風が和らぐ4月の下旬頃に、こんなシャツ1枚で過ごせたら浮かれちゃいますね。

全体的に大きくゆったりとしたシャツなので、野暮ったさが強調されないように両サイドに深くスリットを
入れる事で裾がひらひらと揺れて、見た目にも軽快さがプラスされます。
こうする事で見た目のサイズ感よりも実際に着てみた時の方が、身幅や着丈がさほど気にならなくなりますし
晴れの日にはサッと手に取って出掛けたくなるようなムード。
九州に残り続けている地場産業を活かしながら、新しい視点のプロダクトとして動き続ける取り組みは
日本全国の他の地域に置き換えた時にも通ずるものがあり、温故知新という言葉の可能性を感じずにはいられません。
其々に違う持ち味(技術とクリエーション)を掛け合わせる事によって、より一層付加価値のある製品が生まれて
僕らのようなお店がお客様に提案をする事で、また違う角度で物事を見るきっかけになったり、
新しさや面白さが生まれるのではないかと思っています。

まだこのシャツを1枚で着る気候になるのは先ですが、色や柄を見るだけで元気が出るシャツではないかと。
SOWBOW好きな方には、ブラントして初挑戦となるオリジナルファブリックを是非体感して頂きたいです。
僕自身も勿論ですが、自分用にオーダー済み・・・(笑)どう着こなすかを日々模索中でもあります。
今季から展開されるサイズが1つ大きくなり4まで作製されるようになりましたので、普段XL体型の方が
ゆとりをもって羽織る事が出来るのも貴重ではないでしょうか。
毎シーズン何かしらの刺激を与え続けてくれる物作りを、是非感じ取って頂ければと思います。

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