4月3日

MITTAN   SH-53DC SNチャルカkalaコットンシャツ

color     濃藍

price     34100-(TAX IN)

SIZE     1    /    2    /    3    /    4    /    5 

未だに2台の灯油ストーブを点けての営業。点けないと何だか肌寒く感じてしまうのとお湯を常に飲みたいので、
これがあるととにかく便利。ただ建物の中にいるよりも外で太陽を浴びている方が暖かくて健康的な気がしています。
店内は大よそ春物への移行は完了し、オーダーした商品が届くのはTシャツや透ける生地感などの夏物中心。
まだ4月が始まったばかりだよなぁっと思いつつも、ゴールデンウィーク頃になると初夏の匂いがするので
夏の装いも少しだけ頭にいれつつ、慌てずにじっくりと自分達のペースでBLOGを更新していければと思います。

MITTANから届いた新素材を用いたシャツと羽織物。(羽織物は後日にご紹介致します。)
kalaコットンと呼ばれる品種改良がされていない原種のヘルバケウム種から採れるコットンで、
農薬を必要とせず水なども少量で育つ生命力の強い品種で、環境にも負荷の掛からない理に適った素材。
1本1本の糸の不均一さからも伝わる、ワイルドで雰囲気抜群の生地は見た目にもオーラがあります。
シングルニードルと呼ばれるガンジーが発案した家庭用のポータブル紡ぎ機で、時代と共に効率的な
紡ぎ機が主流になるなかでも、こうした太くて粗野感のある糸が変わらずに続く技法で紡がれています。
僕自身もMITTANに限らずですが、様々な素材に触れ感じることは時間をかけてゆっくりと織られる生地は
しっかりと度詰めされていながらも交差する糸と糸の間にほんの小さな空間があって、それが連続する事によって
袖を通した時にふんわりと空気と布が一体となって身体を包み込んでくれるような感覚。
着れば着る程に風合いが変化し肌馴染みが良くなり、時間の経過と共に自分だけの特別な服になっているはずです。

デザインはMITTANのシャツに共通するコンパクトでミニマムな作り。
恐らくは生地の縮率であったりお願いした濃藍の染色の関係だと思うのですが、いつもよりもやや小さく感じました。
普段はどのシャツもサイズ4で気持ち良く着ていますが、kalaコットンのシャツはサイズ5が妥当。
これくらいの肉感があると釦を開けてさらりと羽織ってきるのも良さそうなので、着方にはよりますが
楽に着たい方は、通常よりもワンサイズアップで考えても良さそうです。
これは僕なりの感覚ですがサイズ1=XS サイズ2=S サイズ3=S~M サイズ4=M サイズ5=L を目安に
袖を通して頂けるとイメージがしやすのではと思っています。 

小振りな衿元、生地の耳を前立てに使う事で切りっぱなしの様な表情ある仕上がりに。
縫製糸も全て綿糸で行う為、染色した際に色抜けが出ずに綺麗に染め上がるのも僕は好きなポイントです。
これからの季節はシャツがメインのトップスになる機会が必然的に増えてきますので、迫力ある生地感に
“濃藍染め”という時間と手間のかかる色でオーダーをしましたので、とっておきの1枚になるのではないでしょうか。

着用写真では6割位の色が残るデニムを合わせましたが、もっとフェードした3割位残るようなアイスブルーの
デニムの方がムードが良くなりそうですね・・・鏡で見た時は良いかなと思っていたのですが、シャツの存在感を
引き立てるのであれば、弱ったデニムなどがよりピタッと気候にも合い、一段階を気分を盛り上げてくれそうです。
気温が20℃を越えてくるようになれば、インナーをタンクトップに変えて釦も上から二つ開けてちょっと開放的に
着るのも良い感じかと思います。
実は素敵なタンクトップも、今シーズン新たに展開しているブランドから届いていますので合わせて頂きたい。
そちらはまた後日にご紹介しますね。

何となく元気がでないなという時や、気持ちを上げて過ごしたい時に食事が最も直接的に元気が出る手段であり
方法だと思うのですが、違う試みとして洋服からやる気ではないですがパワーを貰うというのも面白いのではないかと。
毎日洋服に袖を通す訳で、毎日でも着たくなるようなデイリーウェアにはそれはそれの良さがあって、もう1つは
“機能”と”作用”の2つの側面を感じさせてくれる様な洋服や服装。今回選んだ”SNチャルカkalaコットンシャツ”は
機能と作用のどちらも要素も併せ持っている気がして、且つ普段の服装として違和感なく馴染むのではないかと思います。
MITTANが追求し続けている布の持つ魅力や力を、お試し頂ければ嬉しいです。

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