10月25日


SOWBOW  HANTEN

color     WHITE

price     35000+TAX

SIZE     FREE SOLD


いよいよ岩手山の頂上が白くなっていたと・・・冬の便りをお客様から頂きました。
家の洋服は衣替えが終わっておらず、毎日引っ張り出しながら気温と気候にマッチする洋服を模索する日々。
今はまだ素材もある程度自由に選べますし、あれこれと組み合わせるのも楽しく、防寒着一辺倒にならない日が
少しでも長く続いて欲しいと願うばかりです。

一癖あるアイテムでお客様を刺激し続けているSOWBOWから初のアウターがリリースされました。
たまたま吉村さんと一緒に訪れた九州の旅の最中に、この半纏の企画がスタートしていた時期で工場へとお邪魔して
色々な話や商品を見たのを今でも鮮明に思い出します。
福岡県筑後市に工場を構える「宮田織物」さんは創業が1913年と100年を超える老舗企業。
現在も半纏を中心に洋服全般を作っている工場で、半纏は今でも職人さんの手詰めによってムラが出ないように
丁寧に1点1点作製されていて、ある程度の工程は機械化が進んでいるのですが綿詰めだけは手作業じゃないと
出来ない作業と仰られていました。
今回はSOWBOWがオリジナルのパターンを持ち込んで、新しいプロダクトとして、そして九州の産業に拘り
挑戦的且つ日本古来の機能服の可能性を広げるような取り組みでもあり仕上がりになっていると感じました。


一番の特徴としてリバーシブルで着用出来る仕様という点。
表面に凹凸のあるYUZURIHAを表面に、裏面にさらりとしたコットンの素材を組み合わせていて
両A面ではないのですが、どちらで着てもクオリティが下がる事なく着れるのが大事なポイント。
個人的には裏面をメインに着てみたいなと思っていて、ポケットの仕様に関しても表面はスラッシュタイプで
裏面はパッチタイプとデザインにも一工夫入れているのも良かったりします。
色は汚れを気にし過ぎずに着て頂きたい白と、落ち着いた印象のある黒の2色展開。
特に白は洋服好きな方には、これだけの面積を覆う力強さをどう攻略していくのかが楽しみな部分でもあります。
表面(YUZURIHA)は真っ白で裏地のコットンはややベージュがかった白といった所です。


サイズはワンサイズのみの展開。
肩線も大胆に落とした位置ですし、アームの太さもびっくりする位にゆったりと設定。
体型を選ばずに幅広くカバー出来るパターンにしているあたりは流石の一言。
中綿にはコットン80%・ポリエステル20%を膨らみ過ぎない量を詰めています。
重たさも感じませんし、僕らが提案したいと思うダウンジャケットと言うイメージでセレクトをしています。


着丈の長さは膝が見えるか見えないか位のミドル丈。
正直シルエット自体はやや野暮ったさがありますが、着丈をすっきりと調整する事でバランスが整えられている印象で
見るよりも着る方が着こなしのイメージが少しずつ沸いてくる感覚があります。
僕自身も最初に宮田織物さんを訪れた際には、ファッションに落とし込むのは難しいかも・・・という印象でしたが
時間が経つにつれて、例えばですが古着のデニムなどに合わせたら格好良さそうだな・・・とか
アウトドアっぽい雰囲気でシェル代わりに使うのはどうかなとか、着こなしのアクセントになるのは間違いありません。


フロントの紐は前で結ぶだけの仕様で、内側などに結ぶ紐はありません。
本来あるべき半纏の姿を残しつつも、SOWBOWらしいエッジを効かせたデザインとカラーリング。
やや挑戦的なアイテムではありますが、最初にブルーのSOWBOWシャツを羽織った時と同じように
似合っているのかどうか分からない不安もありましたが、きっと時間が解決してくれるだろうと思います。

color     BLACK

price     35000+TAX

SIZE     FREE SOLD


色違いのブラックは、ハードルの高さで言えば白より手に取り易い色目に感じて頂けるのではないでしょうか。
九州に行った際に吉村さんから展開するカラーについての話を伺った時に、咄嗟に”黒”もあった方が良いかも・・・
いや絶対あった方が良い!!と言ったからかどうかは定かではありませんが、無事に黒もリリースされました(笑)
黒はよりモダンな印象で、見た目に恐れずに挑戦して頂きたいです。
サイズはワンサイズのみの展開ですが、女性が羽織っても案外良かったりしますのでご夫婦で兼用で着たりして
ある程度着用をしてくたびれた段階で部屋着にして、こたつに入りながらミカンを食べ、猫を抱き寄せて頂けると
優しさに包まれるのではないでしょうか。


コートの選択肢として、ある程度保温性や風をシャットアウト出来るものをお持ちの方にも斬新且つ着こなしを
楽しめる1枚に感じて頂けると思いますし、SOWBOWの物作りの面白さにも触れて頂けるのではないでしょうか。
いよいよ冬本番です。暖かな服装で街歩きをしながら景色の移り変わりを感じてみては如何でしょうか。
きっと外歩きがより楽しめる存在になるはずです。

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