11月6日

MITTAN   BA-09 レイヤードバッグ

color     深緑

price     20900-(TAX IN)

SIZE     42×35×13 SOLD

MITTANの商品ラインナップの中では隠れ名品の様な存在で作り続けられているトートバッグ。
今まで展開していたものは一人の職人さんの手によって作製されていたのですが、様々な要因が重なり
今季からは工場生産のラインにのせて、より気軽に手に取り易い価格設定と安定的に供給が出来るタイプが登場。
僕自身の正直な感覚としては、説明されなければどっちが工場生産で・・・というのは分からない位に
甲乙がつけ難い同等のクオリティに仕上がっているように思います。

タイプライタークロスを幾重にも重ね合わせ生地に厚みを持たせる事によってバッグとして耐久性をカバー。
裁断に関して、今までは手で裂いていたのを機械を使っての裁断に変更。
雰囲気で言うと機械がどうかは正直見分けがつきませんし、背景を気にし過ぎると本来の目的とは違う目線で
モノを見る感覚が変わってしまう可能性があるので、1つのプロダクトとして客観的に見て貰うと面白い気がします。
自分達でも実際にサンプルを見た際には、その違いに気付きませんでしたし、三谷さんから説明をされてようやく
価格の部分や生地の違いに気付いたので、フラットな目線で使い心地や大きさ用途で選んで頂ければ嬉しいです。

color     濃紺 SOLD

先染めの糸を用いて生地にし、製品に仕上げてからしっかりと洗いをかけることで、既に何カ月か使っているかのような
くったりとした良い風合いに。工場生産のタイプには後染めしたカラー展開はなく先染めのみの展開。
この辺もとても潔くて、選ぶ楽しさをプラスする要素になっているのではないかと。
セレクトした深緑・濃紺どちらも甲乙つけ難いナイスカラーで、MITTANらしくどちらも渋い色目。
このバッグの一番の特徴とも言える持ち手部分のステッチと、手に触れた際の力強さには驚かされます。
そして厚みがあって一筋縄ではいかない布を縫ってくれる工場があるというのにも、案外というか良く良く考えると
凄いことだと感心してしまいます。ミシンが悲鳴を上げると仰られていたのを何となく思い出してしまいますね(笑)

昨日のご紹介しましたカシミアのカーディガンではないですが、素材=バッグ自体の軽さもポイント。
小さく折り畳めるのでバッグの中に忍ばせておくことも出来ますし、見た目と重さの部分での2つの軽さが
両立されているのも、バッグ選びの重要な要素。
アウター類を着て肩掛けは正直難しいのですが、服装に合わせてバッグを変えるのも僕らが提案し続けたい
スタイルなので、季節や気候によって使い分けて頂けると嬉しいです。

リバーシブルの仕様で、内側にはポケットが2つ付いた面と逆側にはポケットが1つ付いた面で合計3つのポケット。
機能的にも申し分ないと思いますし、スマートフォンやお財布を所定の位置におけるのはとても心強い。
私のようにあちらこちらにモノを置いてしまって大騒ぎする方には、心強いディテールになるのではないでしょうか。

MITTANの既存製品に対する新しいチャレンジ。
価格の面でも手に取り易くブランドを知るきっかけとしても良さそうですし、何よりもラフに使えて他にはない
空気を纏っているバッグだと思います。

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