2月18日

JUJUDHAU  POCKET JACKET

color     YELLOW

price      35200-(TAX IN)

SIZE      F SOLD

自分達が提案したいなと思う洋服は、ベーシックで毎日でも着たくなる言い換えれば”普遍的な色や形”が
メインではありますが、同じくらいの気持ちでパッと心が華やいだり解放されたり、元気を貰えるような
明るい色や柄を取り入れていきたいと、ここ数年は色について考えるのが面白いです。
洋服でも何でもそうかもしれませんが、ある一定の揺らぎの中であっちに行ってみたり戻ったりの繰り返しで、
色も少しずつ好奇心とチャレンジ精神に促されるままに、その時の気持ちにマッチするものを身に纏う事で、
自分の中の固定観念が薄らいでいくのもとても面白い。
JUJUDHAUが今シーズン選んだ素材の中で特に目を惹いたのがカラフルなピンク・イエロー・オレンジでした。
世の中の流れなども多少はあるのかなと思ったのですが、きりっとした色目は見ているだけでパワーが漲りますし
3色どれも捨てがたいな~と思いつつ、春の雪代が川に流れはじめて緑が芽吹く頃の景色を頭の中でイメージして
イエローを中心にセレクトをしました。

先ずはお馴染みの2型から。
POCKET JACKETはフロントに留め具のないカーディガン感覚で羽織れる優秀なライトアウター。
季節毎に素材を変えながらリリースされていて、春夏は中肉で柔らかさのあるチノ素材を。
適度な厚みがあることでアウターとしての心強さもありますし、生地のぬめり感が着始めからでも
心地好くて、気軽に袖を通して頂けると思います。

フロントに叩きつけれたパッチポケットとすっきりと見える丸首がポイント。
シルエットは身頃はゆったりと羽織れるように幅を広くしていますが、袖周りはあまり太過ぎずの設定。
インナーに合わせるのは、あまり肉感のあるスウェット類ですと少し窮屈な印象です。
例えばSAINT JAMESのOUESSANT位の中肉素材のカットソーが気持ち良く袖を通せると思います。
季節がもう少し進んでくると着こなしのイメージがより明確に湧いてくるのではないでしょうか。

JUJUDHAUの中でも色・素材違いでリピートして購入して下さるお客様が断トツに多いのが
この”POCKET JACKET”ではないかと思います。
ラフな井出達の中にもジャケットとしての羽織る事できりっとなる一面も持ち合わせていて、
それでいて力まずに着られる、親しみ易さと身体への納まりの良さがポイント。
異国の空気を確かに含みながらも、決してエスニックな雰囲気にもなり過ぎないですし
こんなにも日本の風土にも馴染むバランスは、ネパールという国の持つ穏やかさや無骨さなど
どこか似た空気感があるからなのかもしれません。

JUJUDHAU  EAZY COAT

color     YELLOW

price      37400-(TAX IN)

SIZE      F SOLD

こちらもブランドのアイコン的な立ち位置でロングセラーになっている”EAZY COAT”
直線的に流れるようなシルエットと”POCKET JACKET”と同様にフロントに留め具が付かない
ミニマムなデザインは、ざっくりと羽織れる良さ。というのはある程度想像が出来ると思うのですが、
中がどんなに素っ気無かったとしても、このコートを羽織るだけで思っている以上に雰囲気が良くなり
それとなくキマるというのが素晴らしい1枚仕立てのコート。

首元には小さな襟が付き、両サイドのポケット以外はすっきりとしたフォルムで何もかも包み込んでしまうような
気楽さが強みのコートなので、本格的で重厚な作りのコートの横にあるとあれこれ便利だなと感じさせる1枚。
着丈もしっかりとした長さ(約115cm)あるのも、自分が想像するよりも使い勝手が良く人気の理由です。
120cmぐらいあると小柄な方にとっては少し長いと感じられることが多いのですが、115cmですとそこまで
長さを意識せずに着用出来るので、どんな背格好の方にも納まり良く感じて頂けるのではないかと。
私たちは店頭でお客様の気になる部分があればお直しをしたり(例えば袖を詰めたり)着る方にとって
気持ちが良いと思う形に可能な範囲内で出来ることはして、お気に入りの1枚を少しでも増やして
いただきたいなと思っています。

最後は色についてです。
明るい色目、その中でも特に淡い色や植物の色ではなく彩度の高いものを展開すると驚かれたり
突っ込まれる事が多いのですが・・・(笑)
色に対する感覚も勿論個人個人で異なる部分が大きいなと思いつつ、土地に根付く文化なのかもしれないなと。
実際に数年前までは自分達自身も明るい色の服を取り入れることはそう多くは無かったですし、
それを着ないからといって特別困った事もありませんでした。
たまたまご縁があって、色鮮やかな洋服を主体に展開するブランドと出逢ったことがきっかけで少しずつ
色に対する抵抗が無くなり、今ではベーシックな色も明るく発色の良い色も同じ位好きになりました。
結局のところ、そういう機会に巡り合えていないだけだったというのが色に対しての持論です。
明るい色を身に纏うと自分の心が照らされるような気持ちになりますし、それだけではなく綺麗な色を
見た相手のリアクションもいつもより大きくて明るい気がするのです。
人の心理とか感覚と言うのは面白いものだなと感じますし、今回選んだYELLOWもそんな風にプラスの効果で
ハッピーのお裾分けのように思っていただけたら良いなと密かに思っています。
まだまだ今シーズンはYELLOW COLLECTIONをセレクトしていますので、またご紹介致します。

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