12月7日

STYLE CRAFT WARDROBE   WADDED V-VEST

color     G.GRAY

price     50600-(TAX IN)

SIZE     Ⅰ    /    Ⅱ    /    

日々の運動不足を解消するために、ふと急に思い立って1日の中で朝・昼・夜と逆立ちをやりはじめたら
幾分体の調子が良い気がしているのは気のせいなのか。たまには走ろうかという思いも過るものの
ランニングは一番簡単そうでやっかいな事は、宮古サーモンハーフマラソンに出場する際に学んだ教訓。
先ずランニングする為のウェアに着替えるのが億劫になる(笑)くらいの飽き性なので、思い立った瞬間に
その場で直ぐ出来るというのが逆立ちの良さでもある。
いつか補助なしで歩けたら、それだけで別人にでもなった気になりそうだなと思いながら地面を見つめる。
毎日BLOGを書く事と逆立ちは、今の僕が続けていきたい(いける)習慣なのかもしれません。

STYLE CRAFT WARDROBEから久しぶりに中綿入りのベストをセレクトしました。
首元のデザインは変更されて、よりすっきりとして使い勝手の良さが増した印象。
今回はスウェットを合わせてみましたが、シャツとのコーディネート(春先にかけて)はVネックの存在が
より心地良い納まりに具合に感じて頂けるのではないかなと、冬を通り越し春を見据えていたりもしている。
マットな質感の落ち着いたバランスと、洗練されたデザインはブランドの一貫しているモノ作りの姿勢。
同ブランドの洋服で合わせてみましたが、個人的にはアメカジ色の強そうな古着のスウェットを組み合わせてみたり
統一感を無くすような着こなしが好み。シャープに着こなすのもそれはそれで格好良いですし、全然違う方向性の
アイテムを組み合わせる事で、意図しなかったところで深みが増したりするのも洋服の面白さだと思っています。

フロントのデザインが最も特徴的な部分。
スナップ釦で剝き出しにならない事で、見た目の印象がミニマムで無機質な空気を放ちます。
デザインを強調させずに、それがかえって強調して見えるのがこのベストの面白味に繋がります。

薄く中綿が入るので、モコモコとした雰囲気はなくインナーとしての要素の比率が高まるベスト。
ベストは暖かみが落ちるのではないかと心配する方も多くいらっしゃいますが、それはそうなのだと思います。
結局のところ、暖かみは空気の層をどれだけ作るかが鍵。ベストだけ見てしまうと寒そうに見えてしまいます。
上から風を通さないコートを羽織ったりする事により、本来持っている機能性を発揮するので
その微妙な駆け引きはあるはずです。あとは室内中心で働かれている方は、体幹が暖められると暖かさを
感じるというのは身に染みて理解されているのではないかと。
個々其々のライフスタイルによって分かれるでしょうし、ベストが万能という訳でも無いので日々の生活リズムと
服装の好みによって必要か不必要かで判断されるのが良いかもしれません。
僕は室内で仕事している事しかないので、自信を持ってベスト推奨派です(笑)

アウトドア系と言われるような機能性を重視したデザインは、それはそれで僕自身も良く着ますし単純に好きです。
それとは違って洋服としての機能美を意識したものは、案外心に刺さるモノが少なかったりします。
どちらに絞る必要もないですし気分によって使い分けをしながら、自分の気持ちと服装への落し所を探していくのが
醍醐味ではないかと。色んなベストを見たり探したりしても、この素材感でこのバランスは出てこないのではないかと
感心して見てしまいます。

STYLE CRAFT WARDROBE   PANTS♯5

color     STEEL

price     29700-(TAX IN)

SIZE     Ⅰ    /        /    Ⅲ SOLD

STYLE CRAFT WARDROBEのパンツと言えば膝下をぎゅっとテーパードさせた独特なシルエットの”PANTS♯5″
好みがはっきりと分かれるからこそ、好きな方にはとことん突き刺さる印象を持っています。
元々はデザイナーが好きで穿いていたリーバイスのパンツをイメージソースにして、野暮ったさとスッキリとした
2つの相反するバランスを見事に融合させて、やや歪さを残しながら成立させている点が特徴かもしれません。

選んだ素材は以前にご紹介しました“COAT♯18”と同じく、カツラギの硫化染めを使用。
印象としてはタフな素材感。着込んだ後に良い存在感を放つのは間違いなさそうで通年活躍する生地の厚みもまた
汎用性に繋がる部分ではないでしょうか。

バックポケットは大きなパッチポケットが左右に叩きつけられていています。
細身のパンツを作ろうという事ではなく、デザインがあってウエストに対してのバランスを考えた結果
この細さに落とし込まれた。という感じも好みな点で、ぽんっと置いてあったり引っ掛けてあるだけでも、
何となく気になってしまう存在感のあるパンツではないでしょうか。
固定概念に縛られずに、柔軟な発想と洋服を面白がって着て下さる方のアンテナには届く気がします。

出逢ってすぐに瞬発的に好きになるものとは違う、時間の経過と共に良い雰囲気に着こなせるようになる
そんなイメージのベストとパンツ。距離を詰め過ぎずに適度な間合いを楽しむこと、そんな風に付き合っていければ
物事は焦らずに長続きして、気付くと手放す事の出来ないような存在になっているのかもしれませんね。
サイズはどちらもフルサイズでご用意をしていますので、タイミングの合う時に見て頂ければ嬉しいです。

12月6日

MITTAN   JK-38 中綿刺し子織ジャケット

color     

price     42900-(TAX IN)

SIZE     2   /   3  SOLD

今シーズンのMITTANはこれまで定番で作り続けられてきたものと、新しい風を吹き込むような新作と
さらに引き出しが増えたラインナップで、少し前にご紹介したブルゾンJK-39DCもその一つでした。
もう一型、とても目を惹いたのがこの織りで表現された刺し子の表情が豊かなジャケットとコート。
MITTANオリジナルの生地で仕立てたそれぞれの羽織物は、見た目的には何となく秋と春頃に着るような
素材感かなとイメージしますが、袖を通すとじんわりとあたたかくて、冬場でも思いがけず手に取って
さっと着てしまいそうな、と言うよりも、ぜひ着ていただきたいと思う優れもの。
キルトの様な雰囲気も持つ素材ですが、経糸にコットンを使用して、緯糸を表面はウールの梳毛糸で、
裏面の方にはシルクの糸でそれぞれ織り上げています。
さらに見えない真ん中の層には、硬くて太めのウール単糸をそのまま緯糸で渡すようにすることで、
糸の膨らみが中綿のような役目を果たしていて、全部で三重構造という仕組みになっています。
言葉だけで一瞬で理解するのは自分達でもなかなか難しいものですが、手で触ってみるとそれぞれ素材の
感触の違いや、生地の膨らみや凹凸などなど、とても情報量が多いことに気付きます。
天然繊維だけを用いて、化繊の中わた生地に引けを取らないくらいの防寒性と快適性を目指して企画したという
だけあって、素材の可能性をダイレクトに感じていただけるアイテムでもあると思います。

先ずはジャケットタイプから。
襟元は緩やかな立ち襟で、内側でも外側でも好みでストールやマフラーを組み合わせていただけるように
ゆとりを持たせていて、TOP釦を留めても全く苦しくありません。
フロントはスナップ釦で開け閉めをする仕様ですが、全体としてそこまカジュアルな印象にならないのは
釦がむき出しになっていない事や、前身頃のしっかりとした重なりなど、機能性を意識して考えられた
デザインの美しさが凛と際立っているからでしょうか。
表地は特に細くてキレイなウールの糸を高密度に織り上げた生地なので、良く見てみると光沢感があって
みっちりしています。さらにその上に織り重なる刺し子に関しても、シルクの糸を使うことにより
もう一段階強くなるというか、素材だけではなく表情まで引き上げているような感じがします。

着用サイズは3でサイズ感は、レディスのLからメンズのMサイズぐらいをイメージしていただけたら。
ゆったりとワンピースに羽織ったり、中に多少厚手のものを挟むことを考えると個人的には3が理想的。
インナーを着込まずに見た目もスッキリと、ジャケットとして着るのであれば2でも。といった具合です。
3にすると袖丈がやや長めの設定になっていますので、その辺りは捲ったり、気になる気にならないなど
個人差がありそうですので、あくまでも目安にしていただいて、ご自身のイメージする着合わせ方や
住む場所の気候や季節、どんな景色に合わせたいかなどを大事にお選び頂くのが良いと思います。

裏側はシルクならではの柔らかでしっとりとした肌当たり。
素材の特性上しっかり吸湿してくれるので、室内に入ったときなども冬のアウター特有の熱がこもるのを
防いでくれる快適な心地良さは、着る程に肌で感じていただけると思います。
素材の特性を理解して魅力を引き出し、それでいてしっかりと機能性が感じられるMITTANの新しい羽織。
人それぞれ選ぶ際のポイントも違いそうですし、着こなしによって雰囲気が変わるのも面白いところです。
自分達としてはこういった季節の狭間を埋めてくれる羽織は、実は着る機会も頻度も沢山あると思っていて
特に北国の春先には確実に必要な瞬間があると思います。
まだ冬の先を意識するには早いかもしれませんが、ある程度冬物をお持ちの方にはぜひお勧めしたいです。

MITTAN   CT-18 中綿刺し子織コート

color     

price     48400-(TAX IN)

SIZE     2   /   3  SOLD

同素材のロングタイプもご用意しました。
ロングと言ってもお尻が奇麗に隠れる位の長さなので、車移動が中心の方にもきっと気にならないはずです。
天然素材のキルティングジャケットやコートを羽織るような感覚なので、見た目の格好良い雰囲気とは裏腹に
普段の何気ないシンプルな装いにも馴染む素材感には、何処か親しみを感じて頂けるのではないかと思います。

肩はやや落したラインで見た目以上に袖を通した際の程よいゆとりと、可動域の広さを感じます。
このコート自体にそれなりの保温効果がある分、インナーにはそこまで厚地のアイテムを組み合わせなくても
良いなと感じるので、あたたかで気持の良いハイゲージニットなどの組み合わせなどが最高ではないでしょうか。
中に着込んでモコモコさせるのではなく、すっきりとした見た目で保温効果を感じられて、尚且つ軽やか。
大人になるとはこういう事かと、つい思ってしまう人も少なく無いと思います。(笑)

いつもBLOG用の着用写真を撮影をするのが、朝の自然光で撮りたいので窓辺に立つのですが、
この時期はとにかく修行の様な寒さで、撮る方も撮られる方も必死。(夏は夏で・・・)
ですが良い素材を用いたニットやコート類を着ると、寒さからしっかりと身を守ってくれる感覚があるので
人体実験にもなっていますし、瞬間的なストレスは大幅に軽減します。
今回も着ているうちにじわじわと暖かさが増してきて、想像以上に服の素晴らしさを噛み締めました。
温度調整がし易く、何よりも軽くてあたたかみのある素材の魅力が堪能できるジャケットとコート。
ミドルアウターをお探しの方に是非袖を通して頂ければ嬉しいです。

12月5日

holk     SIDE POCKET PANTS

color     SMOKE GRAY

price     31900-(TAX IN)

SIZE     1     /    2    /    3 

昨日の帰り道は久しぶりに遭難するかと思う位に、横殴りの雪が降ってしまいましたね。。。
家に帰ってアウターやらバッグやらに雪が積もっていて、あぁこの感覚だったと厳しさを思い返していました。
今日は朝から太陽がしっかりと顔を出していたのでホッとしつつ、猫が窓辺のふかふかの毛布に横たわって
気持ち良さそうにしている姿を見て、動物も人も同じ生き物なんだなと幸せな気持ちにさせられました。

そんな寒さに負けない位ホットなウールパンツ2型をご紹介。
ウールと言えばholkと言う位に、自分の中では最も信頼のおける尾州地区ならではのモノ作りで
暖かくて気持の良い素材を使ったアイテムを毎シーズン提案しています。
大きなサイドポケットが特徴的なウールパンツ。そして迫力のあるワイドシルエット。色はグレー。
持っていれば必然的に手にしてしまう、文句の付け所がない真冬用の強い味方。
寒さ対策としても良いのは勿論ですが、きちんとファッション性という側面もカバーしてくれるのが理想で
このパンツはどちらも間違いなくクリアしている1本になると思います。

ウエスト周りは総ゴム+アジャストするドローコートが付く仕様。
大きなサイドポケット以外は、シンプルな作りで穿いた際のイージーパンツのイメージが出過ぎないのもポイント。
ラフな印象はそれはそれで良いのですが、あくまでも全体の服装としてどう見えるかが大切にしたい部分。
恐らく軍パンをベースに作られたパンツだと思いますので、何処か野暮ったさもあってそれがとても心地良い。
最近は軍物などのオリジナルと言われるパンツを穿くのが、個人的な気分として進まなくなってきている中で
素材への落とし込み方や、それを強調し過ぎないバランスのものに惹かれてしまいます。

大きなツールポケットがある事で、縫製は内股のみで外側にはステッチをかけない作りもholkならでは。
大胆に生地を使うメリットとして見た目がすっきりとなる一方で、無駄が出やすいというデメリットもあるのですが
とにかくすっきりとして純粋に格好良いなと思って見てしまいます。

ワタリ幅に比べるとお尻周りはフラットな作り。
嫌味のない太さで、足元はコンバースなどの布のくたっとしたスニーカーがベストではないでしょうか。
それを安易に許さない底冷えする盛岡という土地ではあるのですが、スタイルをとるのか純粋に寒さに
負けてしまうのか。。。ウールパンツにキャンバススニーカーの組み合わせは素材のグラデーションが好きで
やせ我慢をしながらでも、そこは洋服屋として続けたいなと思い続けています。

holk     KANG FU PANTS

color     INK

price     30800-(TAX IN)

SIZE     1     /    2    /    3  SOLD

holkのKANG FU PANTSは、気がつくと3シーズン続けての展開。人気の理由があるからこそ。
程良くワイドなシルエットと、こちらもウエストの仕様が総ゴム+アジャスターの優しさ溢れる作り。
肉厚で柔らかなウール素材は、一度穿いてしまうと抜けられないほどに気持ちが良いです。
私達も愛用していますが、温泉に行く、普段お店に立つ時、近所のスーパーへの買い物。
どの条件にも違和感なく溶け込む、着回しと暖かさを両立した素晴らしいパンツです。

ワタリから裾にかけて綺麗にテーパードするシルエット。
全体の納まりの良さと、両脇の縫製の始末を巻き縫いにしている点もイージーパンツ感を和らげる効果があります。
僕がイージーパンツを選ぶ1つの基準として、パンツらしくしっかりとした縫製をしているというのが大前提で
穿いていて手持ちのトップスやシューズとの組み合わせがし易いなと感じています。
表面に光沢のある質の良いウールを使用する事で、見た目にも素材の持っている力が伝わるのではないでしょうか。
特に寒い地域に暮らす方にとって、冬場は洋服を選ぶ際に温かさと機能性というのは絶対条件になってきますので
それでいてアウトドア用の服装ではなく、普段のスタイルにすんなりと溶け込むというのはとても重要です。

やはり機能性を重視するとデザインが疎かになるというか、どうしても気持ちとは違う方向へ進みがちで
そうなると純粋な気持ちで着たいという意欲が半減してしまう。このジレンマをすっきりと解決してくれるような
パンツになるはずですし、実際に自分達が昨年に相当助けられていたので共感してくださる方はきっと多いはず。
寒さが厳しい土地だからこそ、暖かなウールは心にも身体にもどちらにもしみじみと効いてくると思います。
登場回数もデニムやチノなどと違って、ローテーションの回数(冬限定)が限られるので生地も長持ちしますし
頼りになるウールパンツを1本でも持っておけば、冬を楽しめる要素にもなるのではないでしょうか。

まだ気分ではないかなと思っていたウールパンツですが、そんな気持ちを通り越して必須なアイテムに。
寒さは本当に苦手で嫌な気持ちにはなるものの、ウールパンツが好きだから困ったものです(笑)
何事も表裏一体の関係性であるという事の裏返しかもしれませんね。
温かな服装に身を纏い、年末年始の神社へのお参りや日帰り温泉、旅行などにも重宝すると思います。
長時間移動の際にウエストがイージー仕様のパンツは、身体へのストレスを軽減してくれて頼もしい存在。
色々なシチュエーションに合わせて、holkの作るウールパンツをお連れして頂ければ嬉しいです。

12月4日

FUJITO    MOUNTAIN PARKA

color     CHARCOAL

price     57200-(TAX IN)

SIZE      2    /   3 SOLD

いつもより1時間早く閉めると、家に帰ってからあれこれ整えたり修繕したりして、最近は気になっていた
水の流れが良くなって少しずつですが調子が上向きでとても嬉しい。寝る時間も早くして、とにかくこのまま
健康に家もお店も、自分自身にも何事もなく年末まで乗り切っていければ良いなと思っています。

FUJITOの作るマウンテンパーカーは、シーズン毎に細かな点をアップデートをしながらリリースされている
定番アイテムの1つ。今秋冬はメインにオリジナルファブリック(コットン)とナイロンの切り替えしを入れて
着丈を長く設定する事によって、よりクラシックな空気を纏う仕上がりに。
スタイリッシュな趣ではなく、どちらかと言えば野暮ったさがあり、スポーティーやアクティブ系の洋服特有の
飽きやすさを和らげてくれる作りになっていると思います。
ゆったりと設定したシルエットは、インナーに薄手のダウンやフリースなどを挟み込んで頂ければ
真冬でもしっかりと対応出来るだけのスペックが備わっていて、山に振り過ぎず・都会感にのまれない心地好い
塩梅ではないかと。気軽に着用出来るZIP付きのアウター類はワードローブに1枚は持っておきたい必需品です。

フロントのデザインはダブルジップ+スナップ釦。
個人的にはスナップ釦が付く事で、着方にさり気ないアクセントを出せるのがとても重要だと考えています。
ZIPだけだとどうしても単調な着こなし一辺倒になるので、スナップ釦の上部だけを留めてAラインのシルエットを
出して着ると、インナーの組み合わせ次第で着こなしに奥行きが出てきます。
あまりピンと来ないかもしれませんが、僕はこのバランスがとても好きです。
あとは旅などにも出番が多いのですが、いちいちZIPを開け閉めする必要がないのも機能的に感じて頂けるはずです。

フードは収納が可能。
袖口はスナップ釦で2段階調整、肩回りもゆったりしているのでストレスなく袖抜けも抜群です。
ボディのメインに使用されている素材は、FUJITO独自に作製しているオリジナルファブリック。
迫力あるオックスフォードは凹凸があるのが特徴的。冬用の生地として頼りがいがありますし
色目も落ち着いたトーンで、冬のアウターと想定した場合に日々の服装に万能に応えてくれると思います。

ハンドウォーマーポケットの内側には暖かな生地が張られていて、雑誌を入れる為に設けられたポケットは
移動が多いデザイナーならではのディテール。雑誌や単行本などを収納する為に付けられていたのですが
現在のライフスタイルを考えるとタブレットなどを持ち運ぶのにも実用的ではないでしょうか。
FUJITOの貫く機能美は、派手さはないものの着用すると気の利いたデザインとバランスに時間の経過と共に
少しずつ納得してしまう、瞬発的ではないですがじわじわと心地良さを理解出来る洋服だと思っています。

すっぽりとお尻が隠れる着丈の長さ。
シャツを着た際にテールが出ないのが理想だと思っているのですが、サイズ3で着丈84CM。
この丈感であれば、余程の事がない限り大丈夫なはず。
総裏仕立てなので、これ1枚でもそれなりに保温性というのか寒さから身を守れますが真冬はそれ自体に温かみのある
インナーを組み合わせて頂けると、クラシックなコーディネートを楽しんで頂けると思います。
盛岡もまだ雪が積もらないので、普段の移動が自転車中心の方にもお勧めしたいですね。

FUJITO    B.B CAP

color     OLIVE GREEN

price     12650-(TAX IN)

SIZE      FREE

color     CHARCOAL SOLD

ほぼ毎日と言うと大袈裟かもしれませんが、それ位に欠かさずに被り続けているFUJITOの8枚剥ぎのCAP。
被り易いというのが愛用をしている一番の理由ですが、服装に合わせると程よくリラックスしたムードを
演出してくれるのも、自分にとっては心地良い。今シーズンは4色2素材での展開。
“OLIVE GREEN”と”CHARCOAL”はマウンテンパーカーと同じくオリジナルのファブリックを使用。
どちらの色も被り易い色目だと思いますし、FUJITOのCAPを被ってみたいという方には特に良い素材感なはずです。

内側はスレーキのライニングが付く2枚仕立て。
この仕様が案外他にない点だったりします。レザーのベルトでサイズを調整、約58CM~60CM位まで対応。
ツバはやや長めで、浅すぎず深過ぎずで野球部所属しています感も全くなく被る方に寄り添ってくれるような
優しさに包まれているような感覚のキャップです。

color     ROYAL NAVY

price     11550-(TAX IN)

SIZE      FREE SOLD

color     BROWN GOLD

もう1つの素材は冬の代名詞とも言える存在のコーディロイ。
中畝位の生地と言えば分かり易いでしょうか。素材で季節感がぐっと深まるのでプラスのアクセントとしてもお勧め。
“ROYAL NAVY”と”BROWN GOLD”の2色で、どちらも甲乙つけ難い色気のある素材と色目。
小物を取り入れるだけで、服装の空気が変わる事があるので是非挑戦をして頂きたいなと思っています。

12月2日

CALICO    カシミヤモフモフストール CHANGRA

color      ダークグレー     /     ダークネイビー

price      59400-(TAX IN)

SIZE        50×180

夜中まで続いた雨は寝ている間に雪に変わって、起きた時には薄っすらと積もっていました。
見るからに寒そうだなと思って完全防備で家を出ましたが、顔が冷たいぃぃ!
大判のストールで顔を半分覆っても涙が出る風の冷たさ。チラチラッと小雪が舞う時間帯もあり。
こんにちは12月、冬も本気モードですね。

CALICOから届いた身も心もぬくもりでいっぱいになる冬の布をご紹介。
さっとひと巻きした瞬間にその滑らかな肌触りにうっとりしてしまう魅惑のカシミヤストール。
今季はカシミヤが・・・とどれだけ書いたか分かりませんが、面白いものでいざ気になりだすと
カシミヤが向こうから自然と集まってくるから不思議です。
CALICO代表の小林さんと、秋冬のオーダーのご相談をZOOMでさせていただいていた際に
画面の向こうにいる小林さんがさらりと巻いていらした巻物のユニークな可愛さが気になり
聞いてみたところ、CALICOとインド北部のカシミール地方でカシミヤショールの生産を行う
カシミールルームと共同で作られたものとのこと。
シンプルなストールとはまた一味違った、まさにモフモフとしたファーが首の周りを華やかに彩り
冬の装いに光を灯すような印象のストールに、一瞬で心を掴まれたのでした。

長さの異なる二種類を、其々二色づつオーダーしています。
短い方は幅50cm長さ180cmと、それでも垂らせば腰ぐらいまでくるので十分に長いですが
自分達が使っている様々なサイズの巻物の中でも、一番使い心地の良さを感じるサイズ。
くるっと一周巻いた時や二つ折りにしてループに通す巻き方の時でも垂れる部分が長過ぎず短すぎずで、
見た目も丁度いい塩梅に収まります。
モフモフとボリューム感たっぷりそうな見た目ですが、実際に身に付けている感覚としては
普通のストールとそこまで変わらない感じで、やはりカシミヤ特有の軽さが見た目とは裏腹に
嬉しい違和感とギャップをもたらしてくれるストールだと思います。

ダークネイビーとダークグレー。
どちらも甲乙つけ難い抜け目のない色。ダークネイビーはどちらかと言えば上品さが際立つお色で
ダークグレーはシックな色目ですが、奥ゆかしい柔らかさで大人な雰囲気を漂わせるお色。
ファーのようにモフモフの面と反対のすっきりとした面、好みな方を見せるように巻いても良いですし
混ぜ合わせたようにランダム巻くとそこまで大袈裟な見た目にもならず、所々もしゃっとしてキュートです。

CALICO    カシミヤモフモフストール CHANGRA

color      ナチュラル     /     ライトブルー

price      74800-(TAX IN)

SIZE      50×200

こちらの長い方は幅50cm長さ200cmで大判ショールタイプになります。
さらっと首から垂らすと太腿あたりまで隠れます。幅を最大限広げて肩に掛けて羽織ると
コート代わりぐらいの迫力もありますし、もちろん保温性もしっかり確保されます。
こちらも先ほどと同様に、其々の面の違いを活かしてファーをアクセントにして巻いたり羽織ったり。
大判と書きましたが幅は変わらないので、首元のボリューム感も巻き方次第といったところで
細めにして巻けば見た目は案外すっきりまとまるので、ぜひ色々なアレンジをお楽しみください。

チャングラという毛の長い山羊の毛を用いたカシミヤストール。インドならではの大胆且つ繊細な手仕事を施し、
純粋に毛足の長さがとても愛らしくもあり、コーディネートの意外な一面を引き出す効果もあると思います。
普段使いからONスタイルまでと言うと大袈裟かもしれませんが、ホテルでの会議や食事会など、洋装だけではなく
和装にも華やかさをプラス出来る使い勝手の範囲が見た目以上に広いアイテム。
この独特な雰囲気を奇をてらわずに出すのは案外難しくもあって、インドの手仕事布の世界の奥行をあらためて
感じずにはいられない出逢いともなりました。そしてまたカシミヤの虜となっていくのです。
唯一無二の存在をどうぞお手に取って感じてみてください。



12月から2月までは冬時間といたしまして、17:00 CLOSEとさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

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