3月17日


nisica   スタンドカラーシャツ

color    オリーブ

price    17000+TAX

SIZE    2    /    3    /     4

昨日は遠方からのお客様が多くいらしたので、盛岡までの遠い道のりの雪が解け、
道路状況も幾分良くなったのかなと、しみじみ足をお運びいただける喜びを感じられる1日になりました。
冬の寒さ厳しさがある分、春の訪れの喜びは格別です。
nisicaから襟元のデザインがユニークなシャツが届ています。
首元をすっぽりと覆うようなスタンドカラーは、見え方によってはタートルネックにも似たような大胆且つ独特の
ディテールで、左胸のやや下に付いた片方のみのポケットもアンバランスな位置でユーモアを感じます。
一見、不思議に感じるのが”nisica”らしさでもあり、実際に袖を通してみるとクセが強く出過ぎずに
案外スッキリと納まりが良く、着る人の個性を引き立ててくれるのが良さだと思っています。


素材は中肉のリップストップ(コットン100%)を使用。
通常のシャツ地よりも厚みがあり、シャツとジャケットのちょうど中間くらいのイメージ。
何を着ようか迷う時期にインナーとしても1枚着としても活躍する1枚になると思います。
リップストップ自体は、元々はアメリカ軍が開発した生地で軍物ならではのタフで硬そうな印象が先行しがちですが
nisicaが作る事によって強さを残しつつも、何処か柔軟さがプラスされてより気兼ねなく日常着として着る事が出来ます。


釦は包み釦を採用し、ボディと一体化するようなイメージ。
ポケットはこのシャツの一番のアクセントになるディティールで、カバーオールのようなポケットの大きさは
実際にスマートフォンなどを収納するのに使えそうです。
シンプルなデザインの中に奇をてらい過ぎず、けれどもきちんと主張があるというのが好みで両者のバランスを
絶妙な位置で保ちつつ作製される洋服は、どこか表情が豊かに感じます。
僕の勝手な解釈でnisicaは簡単そうに見えて難しく、難しそうで楽に着られるという相反する2つの感覚があって
いい意味で分かり難くも、こっそりと着る人の個性を引き立ててくれているという点が、長年に渡って幅広い世代に
支持され続けている理由だと感じています。


白やブルーといった色目と違って、オリーブのシャツは1枚で着た際の存在感とインパクトがありますので
足元を軽く見せると全体に軽さが出せると思います。
キャンバス素材のスニーカーやビルケンなどのサンダルを合わせるとまとまりが出て雰囲気良く見えるはずです。


nisicaの洋服を見ていると、何てことない日々の中にちょっとした彩やアクセントがあることの楽しさを知る
きっかけのようなものがあると感じます。
毎日同じ景色の様だけど、まったく同じ日はなく、道端に芽が顔を出していることに気付いたりするように。
休日何処かへ出掛ける際に、いつもと同じシャツの様に見えて、羽織るといつものそれとはちょっと違って見える。
どこが違うか分からないくらい曖昧だけど、でも何だかいい感じに見えたりもする。
のんびり緩やかで、ファッションや流行とはまた違った価値観や心地良さを実感して頂けたら嬉しいです。

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