10月17日


FUJITO   FLEECE BLOUSON

color     BLACK

price     32000+TAX

SIZE     2   /    3  SOLD


基本的に寒さには滅法弱く、ここ数日の朝と日中との寒暖差に自律神経が乱れて諸々が崩壊寸前でしたが
何とか持ちこたえて、慌てて引っ張り出したアウトドアものの中綿ベストを着てお店に立っています。
軽くて暖かな洋服や服装が年齢を重ねる毎に好きになってきていて、かと言ってあまりにラフになり過ぎるのも
どうかなと思ったりして、その丁度良い匙加減を探して悶々と試行錯誤を続ける日々。

お店ではアウトドアブランドの展開は無いのですが、お取り扱いのあるブランドでスポーティーだったり
アウトドアにも使えそうな洋服は、気に入ったアイテムがあれば数は多くないですがセレクトします。
その中でFUJITOが提案するアクティブな服装は、動き易さや軽さといったギアとしての要素に加えて日常着として
違和感なく落とし込めるデザインが好みで、個人的には出張や旅に行く際にとても重宝をしています。
今シーズンはフリースが気になり、モコモコとした毛足の長いタイプと短いタイプの2種類をご用意しました。


先ずは毛足の長いブルゾンアウタータイプですが、あえて語る必要はないのではないか・・・という位に完成された
デザインでもあり、ミドルレイヤーとしても、今時期のアウターとしても着れる守備範囲の広さも支持をされ続ける理由。
インナーはシャツでもありですが、個人的にはクルーネックのスウェットもしくはロンTを合わせて着丈の納まりを
意識する方が見た目のバランスが取り易いと思っています。
首元はハイジップでタートルネックを着ている様な保温効果があり、この上からゆったりとしたステンカラーコートを
合わせたり、または冷たい風をシャットアウトするマウンテンパーカーを組み合わせると、王道ではありますが
保温性と快適さを併せ持った、凍てつく真冬でも乗り越えられる北東北仕様としても完璧。


FUJITOが作るフリースブルゾンの特徴として、滑りの良い裏地を重ねて2枚仕立てにしている点。
仕立てを2枚にする事で風を通しにくい作りになるのは勿論ですし、袖抜けが圧倒的に良くなります。
例えばですが、セーターなどを組み合わせて着る際にも袖が引っ掛からずにスムーズに脱ぎ着が出来るので
機能と美を併せ持った洋服を作り続けるブランドならではだと感じています。
アームもそこまで太く設定をしていませんので、この手のフリースの割にすっきりとしたシルエットで
コート類を重ね着をした際にもモコモコと着膨れし過ぎずに重ね着が出来るのも特徴として挙げられます。
裏地も毎シーズン改良を重ねていて、伸縮性のある生地を組み合わせていますので動き易さや脱ぎ着のし易さを
実感して頂けるはずです。この手のブルゾンはあれこれ考え過ぎずにぱっと着て出掛けたいので
困った時の・・・ではないですが出番の多くなる1枚になってくれると思っています。


カラーはブラックのみでサイズは2と3の2サイズをご用意しました。
身長178CM体重64キロでサイズ3で、中に中肉のスウェットを着て丁度良いサイズ感に感じます。
サイズ2=Mサイズもしくは細身の方、サイズ3=Lサイズと思って頂いて良いと思います。
フリース素材のジップブルゾンに関しては着合わせやスタイルを意識するよりも、ある程度の防寒性であったり
着易さという面を重視したアイテムとして選ばれることが多いかと思います。
その中でもこういったアイテムがワードローブにあると、所謂なアイテムともちょっとした違いがありますし
休日のリラックスしたい日や、近所に散歩に行きたい時などに間違いなく重宝するのではないでしょうか。

FUJITO   ZIP BLOUSON

color     BLACK

price     32000+TAX

SIZE     1    /    2    /    3 


もう一型は毛足の短い2枚仕立てのシャツジャケットの様な雰囲気のブルゾン。
前立てはZIPですが裾のラウンドした形状や襟が付くデザインで、展示会で見た際にもFUJITOらしさがあって
面白い洋服だと感じた1枚。インナーにシャツを合わせた際にテールを気にせずに重ね着出来るのがポイントで
新鮮な着こなしが楽しめて、且つフリースならではの機能的な部分もしっかりと体感して頂けると思います。
個人的には普段店にいる事が多いので、意外と今時期室内の方が寒かったりする為、こういった軽めの羽織は
本当に何枚持っていても重宝しますし、ミドルレイヤーとしても役割もしっかりと果たしてくれるので、
寒暖差の激しい北東北の地ではうってつけの素材感かなと思います。
ピンポイントな提案になってしまいますが、私達と同様に個人でお店をやられている方で室内にいる際に
ちょっと肌寒い時にカーディガン感覚で着れる万能な羽織として便利ですので如何でしょうか・・・(笑)
勿論、外出用に着たいという方にもとてもお勧めです。


前の着丈に対してテールの長さに大きな差を付ける事で、デザイン的にもアクセントになります。
襟はそのままでも良いですしスタンドにして着るのも◎
ポケットも付いていますので、機能的な部分においても申し分のない作りだと思います。
丁度良い羽織を探されている・・・と言われる事が多々あるのですが、気温に対応する為にはある程度の枚数と
素材違いで最低でも3枚位を着回すのがベストだと思いますし、今時期のように日中と夜との温度差が
大きい季節であれば尚更の事。1つの選択肢としてフリース素材は軽くて保温性が高いという点においては
優れている機能素材なので、手元にあると気兼ねなく使える一着だと思います。


フロントはダブルジップの仕様で、着こなしに変化を付ける事が出来ます。
袖口は釦が付きで、スポーティーな側面を感じるかと思えばジャケットライクな一面が顔を出したりして
どう組み合わせて着こなすのが楽しみになるのではないでしょうか。


どちらも色は黒で統一しました。
すっきりとした表情で都会的な空気も纏ったフリースジャケット。
異素材を組み合わせてコーディネートするのが好みなので、化学繊維が入る事によっていつもとはまた違う
一癖ある着こなしが出来るのではないかと想像を膨らませていますし、個人的にぜひお勧めしたいのは
ZIP BLOUSONは先日ご紹介しました”B.B.CAP”も同素材でご用意をしていますので、CAPとブルゾンと
セットで着合わせるのが怪しげで良いなと思っています。(CAPのBLOGでも同じ事を書いた気がします。)
それぐらいお勧めですので、気になる方はぜひ見にいらしてください。

定休日のお知らせ


明日14日(水曜日)は定休日となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

10月13日


SUSURI   グリナ―ドレス

color     navy

price     42000+TAX

SIZE     1 SOLD


昨日・今日は朝の出勤時間の気候はまるで春の様にふんわりと穏やかで、心なしか木々の緑も道沿いの植物も
活き活きして見えました。
秋桜と朝顔はわんさか咲いていましたし、並んで柿の実も色づきはじめていましたよ。
歩いて来る途中は首の裏が焼けそうなくらい暑かったのですが、やっぱり陽が出ていると川面がキラキラしたり
花や葉の色が鮮やかに映るので気持ちも華やぎます。もうしばらくこんな日が続いてくれたら嬉しいですね。

日中のお出掛けでしたら、羽織も持たずに過ごせそうな陽気でしたので今日は一枚でサマになるワンピースを。
SUSURIの服は日常と非日常の間をゆらゆらと漂うようなイメージで、お選びくださる方も普通にいつでも着ます!
という方と、実はこういう場があって・・とほんの少しフォーマル寄りな服が必要な方と、まさに半々な感じ。
着る人の気持ちひとつで、どちらにもほどほどの距離で着る事のできる、SUSURI特有の雰囲気やデザインは
なんとも言い難い魅力を放ちます。
その中でも個人的に普段からガシガシ着たいなと思って選んだのが、こちらのドレスでした。
古い農民の絵に描かれているようなドレスの、質素で無駄の無い印象。カーブや膨らみなど独特な立体感を
実際にパターンで構成し表現しています。
ぽわんとした丸みのユニークさと、同時に微かにきゅっと引き締めることで際立つ美しさ。
その両面と、生地の陰影などなど、シンプルで物静かな佇まいでずがじわじわと気になるドレスだと思います。


生地はコットンウールと太いリネンの糸を高密度に、にわかに陰影が浮き出るように織り上げています。
しっかりと目の詰まった強さも感じつつ、ふっくらソフトな感触もある二重織の生地は程よく厚みもあるので
秋の涼しい風が吹きはじめた頃から、インナーを暖かくして羽織も重ねて冬、そして春までとシーズンも長く
着続けられそうです。
同じ生地で二つのかたちで展開されていたドレスですが、今回は重ね着のし易さを考えて袖の無いタイプを
選びました。すっきりと大きく開き過ぎないVネックに肩はややドロップしたデザイン。
なのでインナーに組み合わせるものは、シャツでもカットソーでもどちらでも合いますし、多少厚みのある
例えばハイゲージのタートルなども相性良いですし、さらにもうちょっと暖かくしたい時は上にさらりと一枚
羽織ものを重ねれば、恐らく真冬でもよっぽどの環境下でなければ過ごせると思います。
ノースリーブやベストなどのアイテムは、袖がない事でどうしてもイメージ的に寒そうと思う方もいますが
着ていると実はとても機能性に優れていて、アウターを重ねた時に袖のもたつきを気にしなくて逆に良かったり。
保温性を上げたい時も、ジャケットやカーディガンまたはストールなどミドルレイヤーを活用することで
空気の層が生まれて、細かな温度調節が出来ます。これが高機能な素材だと急激に暑くなり過ぎたり、
そして脱げば寒かったりして案外難しいのです。
ドレスなので脱ぎ着することは出来ませんが、他のプラス一枚や小物との組み合わせで暖かく過ごせて、
尚且つ装いも楽しめるということで、スリーブレスアイテムの良さを少しでも感じていただけたら嬉しいです。


後ろに釦が並んだオーバードレス。デザインのイメージはポワンと膨らんだエプロンからきています。
そこに上がくっ付いた様なというと、何だか着ると確かにと頷いてしまいます。
スカート部分にあたるカーブと広がり方はとても特徴的。
腰から上は狭かったりキツい訳ではないのですが、ちょっと窄まっていて微かに身体に沿うようなフィット感。
一枚の服の中に、一見正反対かとも思える印象の違いや、異なる線で描いたシルエットを共存させたり。
それが良い意味での意外性として表現するには、見えないところまで細やかな匙加減が必要だと思います。
SUSURIらしいギミックとオリジナルファブリックが融合したカジュアルドレス。
この位の匙加減の洋服は案外選択肢が多くないので1枚ワードローブに入れておくと、いざという時に焦らずに
自分らしく服装で出掛ける事が出来ると思います。

10月12日


SUNSHINE+CLOUD  OPEN STANDA

color     DUST(VINTAGE NEL)

price     22000+TAX

SIZE     0    /    1    /    2    /    3    /    4 

color     BRICK(VINTAGE NEL)

price     22000+TAX

SIZE     0    /    1    /    2    /    3    /    4 

昨年の秋冬から自分でも理由はよく分からないのですがフランネルのシャツがとても気になってしまって。
恐らく今までそこまで着てこなかったから、今になって急上昇しているのではないかと思うのですが
一度着てみるとお洗濯方法は簡単ですし、保温性も想像するよりもずっと暖かくて、生地も通年で着るような
素材ではないのでゆっくりと経年変化を楽しめるのも、この年齢になるとかえって嬉しい。
一度ハマると凝り性なので、セレクトする際にも自然と目で追ってしまっていて、色々なブランドから入荷があり
陳列していると何だか売場がやけにフランネルフランネルしてしまうのは個人商店ならではのご愛嬌・・・と
思って見て頂ければ幸いです(笑)

昨シーズンも提案しましたSUNSHINE+CLOUDのスタンドカラーで前開きタイプのシャツ”OPEN STANDA”
人気の高かった”DUST”は継続で展開し、新色でブランドの強みでもある明るい色目”BRICK”をセレクトしました。
どんどん気温が低くなって、どうしたってダークトーンな色目を着がちですが、ぱりっとした色を着るだけで
なんだか気持ちが前向きになりますし、元気を貰える色はワードローブに1枚は欲しい所。
“色”をここまで自然体で展開しているブランドや作り手はそう多くはないですし、展示会に参加する度に
自分達自身も刺激を受けて洋服を選ぶ基準や感覚が変わったのは間違いありません。
今日はどんより曇り空から雨がポツポツと降ってきましたが、こんな日こそ明るいシャツを着て出掛けたいですね。


左胸に着いた釦付きのパッチポケットはブランドのアイコンとも言えるデザインで、僕の中でSUNSHINE+CLOUDの
シャツは、シャツらしいシャツではなく、シャツらしくならないシャツだと勝手に解釈をして展開しています。
感覚としてはスウェットやカットソーを着る延長線上にあるシャツで、ストレスを感じさせないフィッティングや
身体に寄り添い過ぎずに適度に人とシャツとの間にある空白が心地良く感じてしまいます。
着飾ったり特別な装いをするのとは少しニュアンスの違う、その土地の空気を纏うようなシャツだと思います。


素材はコットン100%の起毛素材。製品染めで色を入れていますので生地の雰囲気が増した仕上がりに。
昨シーズン人気の高かった”DUST”は程よく色が抜けたような黒を表現していますので、洗練されたムードにはならずに
気軽に日常着として取り入れやすい色目に感じて頂けるのではないでしょうか。
色の落ちたデニムは言わずもがな好相性で、もし何か味付けをつるようであればパンツのサイズ感や丈の長さ
ソックスの合わせ位でしょうか。無理に重ね着をする必要はありませんし、シンプルにさらりと着て貰えれば
そのままでシャツの良さは最大限に伝わるような気がしています。


サイズ展開は0から4までの5サイズをご用意しました。
特にサイズ4(XLサイズ)はオーダーしていても、全体のオーダー数が少ないと入荷が届かなかったりする
ケースがあり、リラックスしたイメージでゆったりと着たい方には、一度試して頂きたいサイズ感です。
レディスの方にも”サイズ0”、”サイズ1”あたりは手に取って頂く事が増えていて、今回選んだ生地はカジュアルな
印象が強いですが、窮屈な印象を持たずにシャツを着たいと方にお勧めです。

GROW IN THE SUN  ON AND ON M

color     NAVY

price     22000+TAX

SIZE     47×33×13


こちらのバックパックも以前からずっと気になっていて、セレクトするタイミングを見計らっていたアイテム。
ウールなどの暖かみのあるコートなどに、あえて異素材のバッグを合わせるのは昔から好きなスタイルの1つ。
秋冬になると、春夏よりもよりナイロン系のバッグを持って出掛けたくなってしまいます・・・
色によって底面に入る言葉を変えている辺りが、このブランドならではのユーモアとセンスがキラリと光っていて
容量もデイパックを一回りほど大きくした位と言えばイメージがし易いでしょうか。
見た目・容量共に使い勝手の良いサイズ感だと思います。
デザインに関しても必要最低限のミニマムな作りで、メインポケットの他にドリンクなどを入れるサブポケットが
左右に付いて、背面には内側の吊りポケットに直接アクセス出来る仕掛けがあって、これが案外機能的で
アウトドア系ブランドなどとは違ってオーバースペックになり過ぎずに、日常使いとしては十分過ぎる位に
満足して頂けるのではないでしょうか。

color     OLIVE SOLD


※オリーブは有難い事に先ほど完売致しました。

color     WHITE SOLD


素材は僕自身も初めて触れる生地感で”KONBU NYRON”という、ナチュラルな質感と機能性を持たせた高機能素材。
生地の名前にある通りで昆布のような質感で、ばりっとした感触ですが湿度や温度によって身体に馴染むように
作られていて、ある程度の撥水性も持ち合わせていますので雨や雪の日にも躊躇なく持てるバッグになると思います。
とにかくばりっとした質感が心地良く、化学繊維で有名な”CORDURA”や”GORE-TEX”などとは、また別の質感で
天然繊維に近いというか強撚糸を度詰めして出来た生地の様なイメージを持っています。


背面は共通の文字「notebook」が。
このZIPから内側のインナーポケットへアクセスが可能。
電車内などで中の細々した荷物を取り出す際に、メインポケットをわざわざ開けずに取り出すことが出来るので
このディティールはとても便利だと、個人的には思っています。


白にしか出せない潔い色目は格別です。
当たり前ですが汚れは目立つと思いますが、少しずつくすんだ感じも逆に格好良いと思っています。
このバッグを持って出掛けるだけでテンションが上がってきそうですし、服装の差しにもなる存在で
最近はこういった軽さとユーモアを感じるアイテムに惹かれてしまいます・・・
1つの世界観で統一するのも素敵ですし、あえて世界観をずらして組み合わせるのも洋服の面白さであり
その人のセンスが垣間見れる部分でもあるのではないかと。
例えばですが、ぱりっとした服装にこういったバッグパックを合わせたりするのも着合わせのバランスによっては
ありではないかと思っています。


当たり前に流れる時間の中で、ちょっとしたタイミングで気分が変わったり、装いを変えてみたいなと感じたり
自分自身から湧き出た感覚には出来るだけ素直であり続けたいなと思っています。
SUNSHINE+CLOUDの作るアイテムは、どれも日々を楽しく過ごす為の工夫が施されていて身に着けている日は
自分でも不思議なくらい何だか飾らず呑気で前向きでいられる様な気がしています。
どちらのアイテムも其々にブランドの色があって、気分をハッピーにしてくれる存在になると思いますので
新しい洋服に袖を通して過ごしてみては如何でしょうか。個人的にも白のバックパックが欲しい!!

10月11日


ASEEDONCLOUD  ELVES DRESS

color     DARK GREY

price     45000+TAX

SIZE     M


今季のASEEDONCLÖUDのコレクションの中で、なんて素敵でユニークなワンピースなんだろうと思い
また生地感も個人的に好きなウールの質感だったので、同じ素材でスモックも揃えてオーダーしました。
其々でも、また組み合わせて着てもなかなか良いのではないかと思います。
今回のこの生地には”WEDDING LODEN”という名前が付けられているのですが、ローデンクロス自体は
オーストリアのチロル地方の伝統的な紡毛織物で、縮絨されることでしっかりと目の詰まった防風・防水性に
優れたナチュラルな機能素材。その土地では嫁入り道具の一つとされていたことから”WEDDING LODEN “と
呼ばれ、世代を超えて受け継がれるような背景からも生地の強さを知ることが出来ます。
ローデンクロスを参考にしながら日本で仕立てた生地は、中肉ながらもしっかりとした温かみと強さを感じる素材感で
ベスト+スカート一体型のドレスに仕立てる事で、程良いカジュアル感と緊張感どちらの着こなしにも振る事が出来ます。
ちょっとした会食からホテルなどの会議などにも対応出来る、秋冬のフォーマルシーンに着れる1枚として如何でしょうか。


トップスは所謂”WAISTCOAT”と呼ばれる胴着の様なクラシカルなベストのデザインで、背中の部分でスカートと繋がる
ASEEDONCLÖUDの真骨頂とも言えるデザインを採用。展示会で見た時には、まさかベストとスカートが繋がっているとは
全く思わなかったので、頭の中をハンマーで叩かれた様な衝撃を受けました。僕らの洋服を選ぶ基準として実用性という
のは上位に占める割合が多いのですが、こういったデザイナーの心意気(縫製泣かせ!?)みたいなアイテムに
出会ってしまうと、それは無条件でセレクトするように心掛けています。
クリエーションする事の大切さや面白さをこうして体感をさせて頂ける環境にいる身として、それは洋服に限らずですが
セレクトをしたり購入する事は、その分野で活躍を続けて欲しいと思う、投票行動の様な役割もあるのではないかと。


ベストは当たり前ですが前開きで、想像よりも脱ぎ着はし易いので是非店頭でお試し頂きたいです。
カジュアルからフォーマルまで精通していたデザイナーだからこその洋服で、どちらかと言えばコートやジャケットに
用いられる様な素材感をレディースの2ピースで落とし込むユーモアも他にはない部分ではないでしょうか。


スカートの長さはロングスカート丈(87cm)で、身長のある方にとっては申し分ない丈感。
着用しているモデルが身長166cmを考えると、150cm代後半位の方からが長さ的にはベストに思います。
ウールのタイツなどもイメージし易いでしょうし、ハイソックスの合わせも間違いありません。
誰にでも当てはまるような洋服ではないですし、着る頻度もそう多くはないと思いますが
適度に緊張感のある洋服は春夏・秋冬と季節毎に其々ワードローブに忍ばせておくと、急を要した場合に焦らずに
自分のお気に入りの服装でその場の雰囲気や時間を楽しく過ごす事が出来るので、選択肢の1つとしてお勧めです。


背中は質感の良いキュプラ100%の生地が貼られていて、ウエストを留める役割を果たす大き目の生地のベルトで
マークする様なデザインです。バックスタイルも秀逸で気持ちが高まる2ピースドレスになるのは間違いありません。
インナーは白のブロードのシャツなどを合わせて靴は黒のシャープな革靴を合わせてフォーマルな仕様にしても
良いでしょうし、黒のタートルネックなどを組み合わせてカジュアルな見せ方で着るのも◎
行く場所と合う人によってインナーの合わせと小物を使い分けながら着て頂きたいです。

ASEEDONCLOUD  TEAM SMOCK

color     DARK GREY

price     38000+TAX

SIZE     S    /    M


同素材を使用したざっくりとしたフードパーカーもとてもお勧め。
デザイナー曰く、高機能素材が存在していなかった時代はレインコートを目の詰まったウール素材を用いる事で
寒さと多少の雨は防いでいたという事から、大き目のフードを配したスモッグを作製。
フロントの切り込みが深く入る事で着脱がスムーズで、風の冷たい北東北であれば保温効果の高いレインコート
代わりとしても良さそうだと思ってセレクトをしました。
サイズはSとMの2サイズ展開でMサイズは男性が着てもゆったりと着れるので、変化球なアイテムではありますが
適度な機能性とスタイルを重視する方には面白い洋服に映るのではないでしょうか。


昔からプルオーバータイプは不便な部分も勿論あるのですが、被りにしか出せない表情が何とも言えず好み。
ASEEDONCLÖUDらしい細かなタック使いや、ポケットを完備している点、風よけの袖リブなど作り込みは
申し分ないですし、生地もガチガチのウールではないので手に取り易いというのも大切な要素。
ヘヴィーデューティーなウールも昔は好んで着ていましたが、今は軽くて動きやすい素材に心惹かれます。
アウターとして考えると真冬は流石に厳しいですが、真冬のコートの繋ぎの役割を果たしてくれる存在になりそうです。
冬用のコートはお持ちの方が大半だと思いますので、気温の変化が大きい季節に服装のバリエーションを増やす
役割として男性・女性問わずに提案したいウール素材のスモッグです。


ドレス・フード共にコレクションブランドならではのアイテムですが、日常と非日常とのバランスを保ちながら
提案しているブランドらしい洋服だと思っています。毎日袖を通したくなる洋服も大切ですが、気持ちが高揚したり
着合わせを妄想するような感性を揺さぶられる服装も取り入れると、また違う日常の景色が見えてくると思います。
色々な服装を楽しめる季節だからこそ、新しい感覚を手に入れられる洋服は如何でしょうか。

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