定休日のお知らせ


明日21日(水曜日)は定休日となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

4月19日

MAKU TEXTILES   SEFID

color       生成

price       41800(TAX IN)

SIZE       F SOLD

満開まであと少しと思っていた庭の桜も、ワァッと咲いたかと思ったらもう桜吹雪が舞っている・・・
いつにも増して刹那的であったなと、葉桜とびっしり桜模様になった車を眺めながら家を出ました。
訳もなく今年の桜にはあまり心が弾まず(寒かったから?)に過ごしていたので、少しほっとしています。
ここからはみどりの季節へと進みますね。畑の方もそろそろ始動せねばです。

曇り空続きでイマイチ気分も上がらない週末でしたが、今週は並んだ晴れマークを信じて
“MAKU TEXTILES”より真っ新で清々しいドレスをご紹介致します。
以前BLOGで二日続けてご紹介したワンピース2型は、生地感であったり纏ったときの空気の中に柔らかさとともに
ぴりっと厳かでシャープな印象も含まれるような、どちらかと言えば特別な日に着たくなるようなイメージ。
実際にそういった場面で着ます。と選んで下さった方もいて、自分達の思い描く所謂フォーマルな装いとは
また違った選択肢として、ご自身が楽しく心地好く居られる服をご提案できたことがとても嬉しく思います。
そんなスペシャルなアイテムもあれば、夏にさらっと涼しく着たいワンピースまで心を躍る服が充実しています。
今回は真っ白なワンピースにも目が留まり、幾つかオーダーした中のひとつ。

Setaareh/セターレ(ペルシア語の「星」)というシリーズより、”SEFID”(ペルシア語の「純白」)という名前が
まさに!といった感じのロングドレスは、手織りのコットンリネン生地の肌触りがとにかく魅力的。
アンバーチャルカと呼ばれる機械で紡がれた糸、そして手織りで織られた布には独特なヨレやネップ感があり、
素朴ながらも素晴らしい風合いは表情となって、より一層服の魅力を引き立てます。
ゆったりとしたシルエットと、切り替え位置の高さによりクラシックな印象にも映るボリューミーなドレス。
贅沢に使用した生地分量の割に着心地はとても軽やかで、着るだけで晴れ晴れとした気持ちにもなります。
真っ白を怖がらずに、ぜひ近所のお散歩などにもどしどし着て頂きたいなと思います。

ほんの少し薄っすらと透ける様な生地感ですが、部分的に二重にすることで見た目がフラットにならずに
アクセントとしても効果的な役割を果たしています。
特に首元の包み釦と胸ヨークの部分は、シンプルなデザインではありますが目を惹くポイントになっています。
袖や身幅も一切窮屈さの無いゆったりとした着心地。ハリがあって且つ空気を含んだ柔らかい布を全身に纏う
という感覚を贅沢に味わえるワンピースは、中に着込む余裕はたっぷりとありますが、中はノースリーブや
インナーパンツを合わせて、さらっと素肌に着ていただくと気持ち良さは倍増するかと思います。
ふわっとしたシルエットが好きな方は、着用写真のようにワンピースの下にワイドパンツやスカートなどを
重ねて穿いたり、インナーに色や柄を組み合わせて微かな透け具合を活かすような着こなしも楽しいです。
腰よりもやや高い位置の切り替えなので、どうしても胸下あたりでふわりとしますがそこまで中に重ねなければ
シルエットはもう少しスッキリすると思います。

両サイドにはポケットが配され、袖口や裾先にはラインが入るのですが右は1本線・左は2本線に。
風が身体を心地良く抜ける生地ですので、夏の暑い日などにもお勧めですし日焼けが苦手な方にも
この袖丈であれば安心して頂けるのではないでしょうか。

MAKUらしい複雑なカッティングを丁寧な縫製技術で実現可能にするインドでの物作り。
この土地の文化や歴史から生まれた、今となっては希少性が高まりつつある特別な生地を贅沢に使ったワンピース。
日本の湿度の高い夏の気候にも対応出来る機能的な側面も感じて頂ければと思います。
他にもインディゴの生地を用いた製品なども入荷済みですので、これから夏に向けて少しずつ服装のイメージを
膨らませてみるのも良いのではないでしょうか。きっと気持ちが高ぶるアイテムになるのは間違いありません。

4月18日

SOWBOW    蒼氓イージーパンツ(太)

color       INK BLACK MUJI

price       33000(TAX IN)

SIZE       F SOLD

SOWBOWから久しぶりの入荷となるズドンとした迫力のあるシルエットが目に焼き付いて離れないイージーパンツ。
ウエストは総ゴム+アジャスターの紐が付く仕様で、幅広く体型をカバーしてくれる1本。
素材は古い織機で織られた久留米絣を用いて、じっくりと時間を掛けて織られた生地は空気を多く含んでいる為か
何処か柔らかさを感じられます。特徴的なのが色。黒の中でも正真正銘の”黒”と言っても過言ではない位に
どっしりとした風格と奥行の感じられる色目。布帛素材でここまで黒い生地はそう多くはお目に掛かれません。
ブランドが立ち上げられてからアイコンにもなっているコットン×シルクの素材と共に使い続けられている生地で、
適度な厚みと張りがあるのでパンツに落とし込んだ時に、強さや耐久性の部分で力を発揮してくれるのではないかと。
ワイドシルエットも以前に比べると抵抗なく取り入れて下さる方が店頭でも増えてきているので、
イージー仕様ならではのリラックスした着心地で休日を過ごしたい方に特にお勧めのパンツです。

お尻回りからワタリにかけてボリュームを持たせたバランスで、裾にかけて緩やかにテーパードしたライン。
シルエットに癖がある訳ではなく、納まりの良い綺麗に作られたワイドシルエットというイメージでしょうか。
生地に迫力がありますのでパンツを主体としたコーディネートにも適していて、気温が高くなればトップスが
必然的に軽くなるからこそ、下半身と足元に力を入れてみるのも面白いと思います。
普通にシンプルなカットソーにさらりと組み合わせて頂ければ、それで十分に格好良い雰囲気に変わるはずです。

履き心地は説明の通りで全くストレスが無いのですが、見え方としてはイージーパンツ穿いていますという
雰囲気ではなく、綺麗さを纏っているのはシルエットの作り込みが徹底されているからこそ。
夏素材でリラックスしたムードで、であればそういった類のラフなパンツもたまに選びますが
普段デイリーに穿くとなると、ある程度しっかりとしたパンツのムードというのは欲しい部分でもあります。
沢山の洋服に触れている二人だからこそ、絶妙なバランスに落しこまれている部分は流石だと思っています。

ウエスト周りは総ゴムにコットンのアジャスターが付くのですが、先端の処理がテープではないのも驚きます。
こういった細かな部分の拘りは僕も含めて、お!っと響く方もいるのではないでしょうか。
フロントの処理はジップフライで、至れり尽くせりの完璧なディテール。
旅や休みの日にどこかへ行くときなどにイージーパンツは便利で、特に車や乗り物で長時間の移動をする際に
パンツの締め付けは身体に負担が掛かるので、絶対に穿き心地を優先した服装選びをしてしまいます。
そんな時にも大いに活躍してくれそうなパンツですね。

同素材を用いてデザインの異なるタイプも店頭には並んでおりますので、そちらも是非穿き比べて頂きたいです。
SOWBOWはシャツのイメージが強く出ているのは間違いない部分、プラスしてパンツ類に関してもマニアックな側面を
持ち合わせているのですが、穿きにくい訳ではありませんし、むしろ穿き心地の良さは格別なのでシャツと同様に
お試し頂ければ嬉しいです。

4月17日

STYLE CRAFT   DR-01

color       GOAT NUBACK COCOA

price       63800(TAX IN)

SIZE       28×39×16

時折強く降る雨の音や、向かいのマンションの解体工事の激しい音が、入り混じって聞こえてくる土曜日。
店内に流す音楽も良い具合にミックスさせながら、頭の中を整理したりゆっくりと過ごそうと思います。
ずっと良い気候で良い調子というのも憧れますが、そんな事は中々ある訳じゃ無く、こうしたどんより曇り空や
雨降りの日があるからこそ、心地良い日がより一層気持ち良く感じられるのだと思うと、どんな日も自分なりに
なんとなく楽しく過ごせたら最高ですね。静かですが、今日も穏やかな好い一日です。

STYLE CRAFTから新作となるリュックタイプのバッグが届きました。
このバッグはサンプルを見た時に一目惚れしたアイテムで、何種類からも選べる革の素材や色を悩みましたが
GOAT(山羊)の表革を薄く削った”NUBACK”を、使い勝手の良さを優先し経年変化が色濃く出る”COCOA”と
色の深みが増していく”BLACK”の二色で選びました。
デザインはブランドが得意とする巾着をより立体的な構造に落とし込んだ様な雰囲気で、麻紐を一度背中でクロスさせて
背負うとより安定感が増すような仕組み。容量はデイパックを少し小さくした位と言えば伝わり易いでしょうか。
沢山の荷物を入れて使うというよりも、必要最低限の荷物を入れてぎゅっと蓋を縛ってというような仕草であったり
スタイルを重視する方にお勧めのバッグ。レザーのリュックという点で必然的にハードルは高くなるのは確かで、
背負った時のイメージが浮かぶか、ライフスタイルに合うかどうかが、はっきりと分かれると思っています。
それでも選ばずにはいられないのは、何とも言えない革の質感や身体に沿う感覚。持った時の高揚感は何にも
代え難いものがあるのではないでしょうか。

新型”DR-01″は背負う際の紐の種類を麻ロープとオールレザーとで選べたのですが麻ロープにする事で
レザーの重厚感に程よく軽さが出せると思い、春夏の着こなしにも違和感なく溶け込んでくれるはずです。
これから気温がどんどん上がってシャツ1枚やカットソーの着こなしが中心になりますので、軽い服装に
ブランドオリジナルの麻ロープが心地良くマッチしてくれると思います。
着用写真でイメージしていた薄手の白いシャツと組み合わせみましたが、自分が想像していたよりも良い感じに
馴染んでいる気がして、使って革の質感がくたっとなればより格好良さが増すのは間違いありません。
大きさに関しても男性が背負っても小さいという事は全くなく素敵ですし、女性であれば丁度良く感じて頂けるのでは
ないでしょうか。ご夫婦で兼用して持つというのもSTYLE CRAFTのバッグであれば大いにお勧めです。

メインポケットへのアクセスは巾着上になった部分を緩めて荷物を出し入れするのですが、A4サイズのノートを
入れてみましたが全くストレスなく、勿論折れたりすることなく収納が出来ました。
革が馴染むまでは巾着部分に少しだけ隙間が出来ていますが、使っていくうちにしっかりと蓋の部分がより密着して
閉じてくると思います。雨の日予報の時は流石に控えた方が良いと思いますが、あまりに汚れやシミなどが気になって
出番が少なくなるよりも、気負わずに使って頂く方が革の風合いもどんどん増して格好良くなってくると思います。
先日もお客様からメンテナンスでお預かりしたバッグがあったのですが、クタクタになって新品と比較した際の
纏っているオーラと言うのか、シワの入り方や革自体の深みが全く違っていて、それはそれで素敵だと感じました。

素材をNUBACKにする事で、見た目がよりカジュアルダウンして普段着るような服装とバランスが取り易く感じて
頂けるのではないかと。僕自身にも言える事ですが男性が違和感なく革素材のリュックを持てるというのは
選択肢がそう多くはなく、特にデザインという側面でありきたりなリュックのカタチではなく・・・
コロンとした独自のフォルムを保ちながら、きりっとした表情で個性を引き立ててくれるようなバランスは
滅多に出逢わないと思っています。

背負う位置は、下部でロープを結んで調整する事で高さを変える事は可能。
写真は何もしていない状態で、背負った感じとしてはやや下目でバランス的には悪くないかと。
この辺りは身長であったり体型などによって、自分の思い描いている位置に微調整をして頂ければと思います。

color       GOAT NUBACK BLACK

price       63800(TAX IN)

SIZE       28×39×16

色違いの”BLACK”は、こちらも同様にNUBACK素材を使用しているので表面に光沢がないのが特徴。
ですがSTYLE CRAFTの革はオイルをたっぷりと含ませていますので、使っているうちに自然と綺麗な艶が出てきて
表情が大きく変化をしてきます。どちらの色目も其々に甲乙つけがたい良さがあります。

前述でもお話した通りでロープを麻紐にしていますので、どちらかと言えば重たい素材のコートや羽織物よりも
軽い素材感に合わせて頂く方がバランスが取り易く、背中でクロスする際の背負い易さもあると思います。
機能性や使い勝手の良さを追求したものは数多くありますが、1つ1つの仕草やいちいちの部分を大切にしながら
デザインとの絶妙な落し所を考えているものは、時間の経過と共に慣れた手つきや革の表情、使う方の生活に自然と
混じんだ姿はきっと素敵に映るのではないかと想像しています。
贅沢なアイテムではありますが、心にぐっと突き刺さるのは間違いないと思いますので、STYLE CRAFTの一貫している
妥協のない物作りに触れて頂ければ嬉しいです。

4月15日

nisica    ダブルボタンカットソー

color     グレー

price     16500-(TAX IN)

SIZE     1    /    2    /    3    /    4

今日から朝の部活動がスタートしました。
3時台に起きて準備を済ませて外へ出るとキーンと張りつめた岩手らしい空気。それもそのはず気温は-1℃。
それでも少しずつ身体を動かし始めると汗がじわっと出る位まで温まり、心身ともにリフレッシュしました。
岩手県の県鳥でもあるキジの”ケーンケーン”という独特の鳴き声が四方八方から届くのも良いんです。
キジも、まさかこんなに朝早く人が来るとは思わずに、油断していたのではないでしょうか(笑)

今日はどんな服装で外へ出掛けようか・・・と最低気温と最高気温を見て10度以上ある気温差に頭を抱えつつ
とりあえず温度を調節出来る羽織物もしくはベストを一枚間に挟んで過ごしています。
nisicaではお馴染みのデザインのダブルブレスト風(実際はシングル仕立て)のカーディガン。
春夏は主にカットソー素材・秋冬はウールなどの暖かみのある素材を用いながら作られ続けているアイテム。
不思議なバランス感覚と愛嬌のある表情から、ブランドのアイコンとも言える存在ではないでしょうか。
今まではネイビーやブラックといったダークトーンの色目でセレクトしていましたが、グレーのパーカーを着る感覚で
羽織れるのではないかと思い、いつもとは違う色での展開をしました。
汎用性という部分においては、ダークトーンの色目とそこまで大差はないのではないかと思っています。

ダブルボタンカットソーの最も特徴的なディテールとして、アシンメトリーな位置に付いた5つの釦。
その横に2つ(フェイク)の釦が付きます。小さく設定された襟と左右に叩きつけられた大きなツールポケット。
1つ1つを切り取ってみると何となく纏まりが無さそうに感じるのですが、集約されると違和感から生まれる
心地好さがあって、それが着る人の個性を引き立ててくれるから不思議なものです。
良く店頭で聞かれるのはこれはカーディガンですか??とかカットソーとして着るのですか??と質問をされる事が
多いのですが、正直どちらにもなり得るので、言葉を濁しています。。
何シーズンか前に購入して頂いた方の傾向とパターンで言いますと、ウールは完全にカーディガンで羽織りとして
(素材の特性上として必然かもしれません)コットンタイプは何となく分かれる気がしています。
シャツの上からカーディガン感覚でばさっと羽織っている方も、Tシャツに長袖カットソーを重ねて着る様なイメージで
変幻自在なところも人気の理由ではないでしょうか。

肩はセットインスリーブ、袖口は筒袖で付属品は付かずのスッキリとしたバランスに。
生地は中肉の目の詰まった天竺素材。お洗濯の事や細かな部分をあれこれ気にせずにデイリーに着られるのが
nisicaらしい生地選びだと思いますし、癖のあるデザインが徐々に慣れてくる感覚が良かったりするのではないかと。
インナーにSAINT JAMESのOUESSANTを合わせてみましたが、窮屈な印象はなかったので中肉のカットソー位であれば
ストレスなく袖を通して頂けるはずです。首元の出方が写真だとイマイチに感じますのでボートネックと合わせる際には
釦を1つ外す方が余裕があって素敵かもしれません。
※身長178CM 体重62キロ 着用サイズ4

サイズ展開はいつも通りフルサイズで1・2・3・4の4サイズ。
レディースM メンズS~M M~L L~XL が大よその目安。
20代の頃にnisicaの洋服に出逢って袖を通し、30代前半で一度離れて30代中盤からお取引をさせて頂き
自分自身が40代を迎えて、今までとはまた違った角度で新しい着こなしが出来るようになっているのではないかと
勝手に手応えを感じ始めています。
洋服の面白い所は、体験した事や気分によって全然違う意識や感覚が出てくる所。そういう意味ではnisicaの洋服は
お店に現在並べているブランドの中では、昔から着用をしてきていて年齢を重ねても尚、魅了され続けています。
ふっと気を抜いた服装をしたい時に何かを埋めてくれるような存在、きちんと個性を引き立ててくれる所が
僕自身の歪に偏ったワードローブの隙間をカバーしてくれているのだと思います。
という事で季節があっちにいったりこっちにきたりな日々ですが、丁度良い羽織物をお探しの方に候補の1つとして
見て頂けると嬉しいですし、普通そうで普通ではない所に魅力を感じて頂きたいです。

PageTOP